アベニュークシロ、2016年8月末閉館-旧長崎屋釧路店

北海道釧路市のJR釧路駅前にある大型ショッピングセンター「アベニュークシロ」(アベニュー946、武田ビル)が2016年8月末ごろに閉館する。
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アベニュー946(公式サイトより)。

釧路駅前の核店舗、40年の歴史に幕

アベニュークシロは1976年4月に「サンバード長崎屋釧路店」として開店。その後、 サンバード長崎屋の閉店により、2003年より「アベニュークシロ」となっていた。
(長崎屋は規模を縮小した上で核テナントとして2008年まで出店)
建物は5階建てで、売場面積は約9,500㎡。
しかし、2011年にアークスグループの食品スーパー「フクハラ」が撤退してからは空き床が著しく増加。2016年1月には、3~5階を閉鎖し、1~2階のみでの営業となっていた。この際、大型テナントだった100円ショップ「ダイソー」が閉店、人気テナントの撤退により客足の減少にも拍車がかかったと思われる。
2016年4月現在は1階の核テナントとして「ツルハドラッグ」が、2階の核テナントとして「Kid’s US.LAND」が出店している。営業中の全テナントは約20数店舗。
近年は施設の老朽化も激しく、外壁タイルの剥落も目立つようになっていた。

釧路市旧市街地最後の大型店

釧路市は人口18万人を数える道東の中心都市であるが、中心部では1990年代から2000年代にかけて丸井今井(旧丸三鶴屋)、KOM(くしろデパート)、オリエンタルデパート、丸ト北村、パルコ(地場資本、店名はイムズ)、釧路ステーションデパートなどの大型店が相次いで撤退しており、駅前の北大通り~幣舞橋周辺では空き店舗が目立つ状態となっている。

アベニュークシロの閉店により、釧路市の旧市街地では全ての大型店が姿を消すことになる。
閉館後の活用方法などは2016年4月の時点ではまだ発表されていない。

外部リンク:アベニュークシロ

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