虎ノ門駅前地区市街地再開発組合は、1月19日に東京メトロ虎ノ門駅前で「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」の起工式を実施した。
再開発が行われる地区(2017年撮影)。
文部科学省南向かいの大型再開発
虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業は東京圏国家戦略特区法に基づく事業で、文部科学省南向かいの東京メトロ銀座線虎ノ門駅周辺を再開発するもの。
当該地には森村ビル、勧銀不二屋ビル、大手町建物虎ノ門ビル、彩翠ビルなど複数の大型オフィスビルがあったが、2017年までに解体されていた。
再開発面積は約2,782㎡で、地権者は森村不動産(株)、(株)不二屋ビルディング、日本土地建物(株)、虎ノ門リアルエステート(株)、住友不動産(株)の5社。それに加えて野村不動産(株)および東京地下鉄(株)が組合員として参画する。
日比谷線新駅開業をひかえビル内に「駅前広場」
再開発により新たに建設されるビルは地上24階地下4階建て。
高さは約120mで、地下には駐車場を設置、地下1階~2階は店舗、4階はカンファレンス、5階~23階はオフィスなどとなる。
完成予想パース(ニュースリリースより)。
また、館内の地下1階には約600㎡の、地上1~2階にかけては吹き抜け構造の約800㎡の虎ノ門駅前広場が開設される。
エントランス部の完成イメージ(ニュースリリースより)。
建物の完成は2020年6月を予定。同年には日比谷線の虎ノ門新駅も開業する予定であり、利用客の増加が予想される虎ノ門駅の機能拡充とバリアフリー化にも貢献することとなる。
「駅前広場」整備イメージ図(ニュースリリースより)。
外部リンク:「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」 着工のお知らせ ~虎ノ門駅の機能拡充・国際的ビジネス交流拠点の強化~
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