カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

イオン新金岡店・エブリー専門店街、2019年5月19日閉館-旧・新金岡サティ

大阪府堺市北区の大阪メトロ御堂筋線新金岡駅前・北区役所前にあるショッピングセンター「イオン新金岡店」「エブリー専門店街」が2019年5月19日に閉館する。

ショッピングセンターエブリー、36年の歴史に幕

イオン新金岡店はショッピングセンターエブリーとして1983年4月に開業。当初の館内はニチイ新金岡店・エブリー専門店街(新金岡商業協同組合)で構成されていた。核店舗は新金岡サティを経て2011年にイオン新金岡店となった。
売場は1階から3階まで、売場面積は15,150㎡で、建物は新金岡商業協同組合が所有する。

イオン新金岡店。

隣接地には関西スーパーを核店舗とする「フレスポしんかな」(旧しんかなCITY)、「ドン・キホーテ新金岡店」が立地する。
近隣では2月3日にケーズデンキが閉店したばかりで、相次ぐ大型店閉店となった。

跡地にマンション建設か?

イオンは駅前立地であり、近隣ではマンション建設や団地の建て替えも行われているため地域の核となる新施設の出店が期待されるが、4月現在では跡地の活用方法などは発表されていない。
なお、店舗前(駅前)には11階建てマンションを4棟建設する告知が掲出されており、一部・もしくは大部分の敷地がマンションとなる可能性も高い。

店舗前に掲出された告知看板。
(写真:浅葱さんLandscape 101さん

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イトーヨーカドー ザ・プライス西川口店、2019年5月20日閉店-「中華街」のスーパー、44年の歴史に幕

埼玉県川口市の西川口駅近くに位置する総合ディスカウントストア「イトーヨーカドー ザ・プライス西川口店」が、2019年5月20日をもって閉店する。
イトーヨーカドー ザ・プライス西川口店。

西川口駅エリアを代表する大型店、44年の歴史に幕

ザ・プライス西川口店は1974年5月、総合スーパー「イトーヨーカドー西川口店」として開店。長らく西川口駅西口エリアを代表する大型店として営業を続けていたが、消費者の低価格志向への対応として2009年3月、ザ・プライス3号店「ザ・プライス西川口店」に業態転換していた。建物は地上4階建、売場面積は6,003㎡。建物は元々この場所で鉄工所を経営していた両国の不動産会社が所有する。
イトーヨーカドー直営の食品・衣料・生活雑貨売場(3,177㎡)に加え、子供服・ベビー服・ベビー用品専門店「西松屋」、100円ショップ「キャンドゥ」、文化教室「ヨークカルチャーセンター」など9店舗が出店する。

西川口駅周辺。

店舗近隣では近年、国内有数の中国人街「西川口チャイナタウン」が形成されていることから、同店フードコート「ポッポ」跡にも本場中国料理を提供する「香港飲茶 吉時餃子」が出店、注目を集めていた。

跡地の活用方法は未定、閉店セールは4月13日より開催

店舗跡地の活用方法について、現時点では未定であるが、建物は築40年以上経過するなど老朽化が進んでおり、閉店後は解体されるものとみられる。
店舗近隣にはディスカウントストア「ドン・キホーテ西川口駅前店」、中国食品専門スーパーなどが営業しているが、一般的なスーパーは駅東口の「東武ストア西川口店」のみとなるため、早急な跡地活用と新たなスーパーの進出が期待される。
イトーヨーカドーは同店の閉店に合わせて、川口駅付近の「ザ・プライス川口店」の閉店も発表しており、4月13日から閉店までの約1ヶ月間、両店合同での閉店セールが開催される。

同店と合わせて閉店を発表したザ・プライス川口店。

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イトーヨーカドー ザ・プライス川口店、2019年5月19日閉店-川口銀座、再開発へ

埼玉県川口市の川口駅前にある川口銀座商店街に立地する総合ディスカウントストア「イトーヨーカドー ザ・プライス川口店」が、2019年5月19日をもって閉店する。川口銀座商店街では再開発が計画されており、近隣の店舗も順次閉店・解体されることとなる。
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イトーヨーカドー ザ・プライス川口店。

川口銀座商店街を代表する大型店、48年の歴史に幕

ザ・プライス川口店は1970年12月に総合スーパー「イトーヨーカドー川口店」として開店。川口市の中心商店街である「川口銀座商店街」(銀座通り樹モール)を代表する大型店として長年営業を続けていたが、セブン&アイHDの大型ショッピングセンター「アリオ川口」が2005年11月に開店するなど、商環境が変化したため、2008年11月にザ・プライス2号店「ザ・プライス川口店」に業態転換していた。
5階建てで、売場面積は7,105㎡。建物は建物内に本社を置くビルメンテナンス会社が所有する。
イトーヨーカドーの直営食品・日用品売場「ザ・プライス」、直営衣料・生活雑貨売場「イトーヨーカドーアウトレット」に加え、専門店7店舗が出店する。

銀座商店街、再開発へ-タワーマンションなど建設

今回の閉店は、清水建設・野村不動産JVが参画する「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」によるもので、2019年度中の着工、2022年の完成が予定されている。

川口栄町3丁目銀座地区再開発イメージ。

店舗跡地を含む約1.1haには、地上28階地下2階建、高さ約100m、約481戸規模のタワーマンションが建設される。新施設には商業施設も併設される計画であるが、現在出店している店舗が再出店するかどうかは、イトーヨーカドーを含め未定となっている。
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川口銀座商店街。右側が再開発地区。

4月13日から閉店セール

イトーヨーカドーは同店の閉店に合わせて、西川口駅付近の「ザ・プライス西川口店」の閉店も発表しており、4月13日から閉店までの約1ヶ月間、両店合同での閉店セールが開催される。

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MEGAドン・キホーテ甲賀水口店、2019年4月25日開店-ピアゴ水口店跡に

滋賀県甲賀市水口町のピアゴ水口店跡に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ甲賀水口店」が2019年4月25日に開店する。

MEGAドン・キホーテ甲賀水口店。

地元の青果・鮮魚店や老舗精肉店が並ぶ「生鮮館」導入

MEGAドン・キホーテ甲賀水口店の事実上の前身となる「ユーストア水口店」は2000年3月に開店。運営会社の経営統合及び店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ水口店」に改称していたが、2018年11月18日をもって閉店していた。
MEGAドン・キホーテ甲賀水口店の建物は地上3階建、営業フロアは1~2階、売場面積は4,636㎡。
ドンキとしては東近江店(4月23日開店)に次いで滋賀県7店舗目、甲賀地域では初出店となる。運営会社はユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」ではなく、ドン・キホーテの直営となる。

改装中のピアゴ水口店。

生鮮4品を揃えたワンストップ型店舗」として、青果・鮮魚・精肉・惣菜をフルラインで展開する生鮮食品売場「生鮮館」では、近江牛を取扱う1902年(明治35年)創業の老舗精肉店や地元の鮮魚店、青果店といった品質にこだわったテナントを導入、精肉・総菜コーナーではドンキ名物の大容量パック「メガ盛り」商品の精肉・惣菜を販売し、ファミリー層に向けたケース販売や大容量販売の商品も強化するなど、価格訴求性の高い商品も取扱う。
その他、家電やアパレル、キッズ衣料を拡充、屋外エントランスに遊具を設置したスペースを設けるなど、「近隣のお客さまの生活の一部としてご利用いただける店舗」を目指すという。
(撮影:ヨークセブンさん 

4月22日追記:テナントとして、ユニー・ファミリーマートHD及びPPIHが出資するカネ美食品が「MEGAドン・キホーテ」内としては初となる総合惣菜店舗「kanemi」を出店する。

MEGAドン・キホーテ甲賀水口店

住所:滋賀県甲賀市水口町北泉1丁目30番
営業時間:午前9時~翌午前2時

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ダイソー梅田OPA店、2019年4月12日開店-ダイソー「新ロゴ」採用1号店、関西最大級

大阪府大阪市北区のファッションビル「梅田OPA」(梅田オーパ)に核テナントとして「ダイソー梅田OPA店」が2019年4月12日に開店した。

ダイソー梅田OPA店。

梅田OPAの大部分、関西最大級の巨大ダイソーに

ダイソー梅田OPA店は2015年3月27日に開店、店舗面積は約331㎡。長らくOPAのテナントの1つとして営業を続けていたが、施設の改装に伴い2019年3月以降一時閉店していた。
新店舗は梅田OPAの地下1~2階に出店、店舗面積は1,704㎡。
コーポレートスローガンに「だんぜん!ダイソー」を掲げ「新CI・新ロゴ採用1号店」として、売場を旧店舗の約5倍に増床。地下1階を雑貨フロア、地下2階を食品フロアに刷新し、ダイソーグループの300円均一ショップ「THREEPY」を導入するなど、上質感が感じられる売場となった。

積み重ねられたぬいぐるみコーナー。


THREEPPY梅田OPA店。

想像超えるダイソーの大規模改装、品揃えに驚きの声も

大阪・梅田エリアは以前より、西日本有数の商業集積地にもかかわらず、100円ショップが小型店4店舗(ダイソー3店舗、ワッツ1店舗)しか出店しておらず、梅田地下街の「ダイソーホワイティうめだ店」も泉の広場撤去工事に伴い2019年5月9日をもって閉店するため、多様化する顧客の要望に対応可能な幅広いジャンルの商品展開を行う大型100円ショップを望む声が聞かれていた。
関西最大級のダイソーとして生まれ変わった梅田OPA店では、旧店舗時代との売場の変化に驚きをみせる利用客も数多くみられており、SNSユーザーによる投稿も商品の豊富さに対する高い満足が伺えるコメントで占められる結果となった。
SNS映えするフラワーコーナー。

梅田OPA「ほぼダイソー化」でイオン商品券も扱い終了

今回のダイソー新CI・新ロゴ採用1号店開店に伴い、梅田OPAは館内の殆どがダイソーとなった。そのため、イオン商品券、WAONPOINTなどの取扱いを終了する。

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【熊本地震】JR豊肥本線、2020年度中に復旧へ-約5年ぶりに

2016年4月の熊本地震から一部区間が不通になっているJR豊肥本線が2020年度中に運転再開される方針であることが発表された。

豊肥本線(阿蘇市・宮地駅)。

豊肥本線、約5年ぶりに全線復旧へ

2020年度中までに復旧するのはJR豊肥本線肥後大津(大津町)-阿蘇間(阿蘇市)の27.3キロメートル。

赤い線が不通区間(地理院地図を用いて作成)。

復旧の時期は国土交通省、熊本県、JR九州でつくる「JR豊肥本線復旧連絡協議会」が2019年4月10日におこなった会議によって決まったもので、4月12日に国土交通省が発表した。
2019年春現在、被災した51箇所のうち約8割で復旧に着手しており、約4割の23箇所で復旧が完了しているという。
同区間には同じく復旧工事が進められている南阿蘇鉄道高森線(上記地図の黒破線が不通区間)との接続駅である立野駅も含まれるため、同線の復旧にも弾みがかかるであろう。
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南阿蘇鉄道。

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ドン・キホーテUNY富士中央店、2019年4月23日開店-ピアゴ跡、生鮮売場は廃止

静岡県富士市のピアゴ富士中央店跡に、ディスカウントストア「ドン・キホーテUNY富士中央店」が2019年4月23日午前9時に開店する。

ドン・キホーテUNY富士中央店。

静岡県2店舗目となるドンキ・ユニーのダブルネーム店舗

ドン・キホーテUNY富士中央店の前身となる「ユーストア富士中央店」は1995年4月に開店。運営会社の経営統合及び店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ富士中央店」に改称していた。その後、ドンキへの業態転換のため、2019年2月3日をもってユニー直営売場を閉店、現在は一部専門店のみが営業を継続している。
隣接地にはスーパーセンターエスポットが立地する。

生鮮は取り扱い中止

ドン・キホーテUNY富士中央店の建物は地上2階建、直営売場面積は5,159㎡。ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては静岡県14店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては2019年2月に開店した中里店に次ぎ2店舗目となる。
今回の業態転換に伴い同店では生鮮食品の取扱いを終了、テナントとして飲食店、宝くじ販売店の2店舗のみ営業を継続する。

ドン・キホーテUNY富士中央店

住所:静岡県富士市青葉町625
営業時間:午前9時~翌午前2時

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MEGAドン・キホーテUNY東近江店、2019年4月23日開店-ピアゴ今崎店跡に

滋賀県東近江市のピアゴ今崎店跡に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY東近江店」が2019年4月23日午前8時に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY東近江店。

東近江・今崎のピアゴ、ドンキに

MEGAドン・キホーテUNY東近江店の前身となる「ユーストア今崎店」は2000年8月に開店。運営会社の経営統合及び店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ今崎店」に改称していた。その後、ドンキへの業態転換のため、2019年2月3日をもってユニー直営売場を閉店、現在は一部専門店のみが営業を継続している。

ピアゴ今崎店。

MEGAドン・キホーテUNY東近江店の建物は地上2階建、直営売場面積は5,348㎡。ドンキとしては滋賀県6店舗目で、ユニーの100%子会社「UDリテール」が運営する。
ピアゴ時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、テナントとして100円ショップ「Seria」、不二家グループの洋菓子店「タカラブネ」、「ケンユードラッグ」、理美容院「カットコムズ」「マルソメコムズ」、「マエダクリーニング」の6店舗が営業を継続する。

滋賀のユニー、残り1店舗に

ピアゴ今崎店の業態転換により、滋賀県内のユニーブランドの店舗は「ピアゴ一里山店」(フォレオ大津一里山)1店舗のみとなる。
(撮影:ヨークセブンさん 

MEGAドン・キホーテUNY東近江店

住所:滋賀県東近江市今崎町163番地
営業時間:午前8時~翌午前0時

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大和高岡店、2019年8月25日閉店-御旅屋セリオの核店舗

富山県高岡市の御旅屋通り商店街にある百貨店「大和高岡店高岡大和)」が2019年8月25日に閉店する。

高岡大和。

1937年開業の老舗百貨店

高岡大和は1937年に丸越高岡店として開店。1943年から大和高岡店となった。
現在の建物は1994年に建設されたもの。建替えまでの同店は大和全店で最も床効率がいい優良店であったが老朽化が進んでいた。
1994年からは旧店近隣地に建設された第三セクター「オタヤ開発」運営の再開発ビル「御旅屋セリオ」(おたやせりお)への出店となった。御旅屋セリオには大和も出資している。御旅屋セリオはアトリウムやシースルーエレベーターも備え、近代的で明るい店舗となった。売場面積は19,877㎡で、そのうち大和が16,606㎡を占める。
この新店舗はアニメ「ゆるゆり」や映画「アオハライド」に登場したことでも知られる。

営業努力を進めていたが…現在は18時閉店に

大和は2010年に新潟店、長岡店、上越店、小松店を閉店、中型店の七尾店を大幅縮小したが、高岡店は2007年度に約81億円の売り上げがあり黒字店舗であったために高層階の一部売場を縮小し、営業時間を短縮したのみで存続された。

御旅屋通り商店街に出店する。

その後は御旅屋セリオとともにグロサリー「北野エース」の導入や駐車場の増設、屋上庭園の整備をおこなったものの、イオンモール高岡(2002年開業)などとの競争激化により売り上げは低下。閉店時間は18時(食品などは18時半)まで繰り上げられていた。なお、イオンモール高岡は2019年秋の増床を目指して工事が進められている。

イオンモール高岡。

地元紙・北日本新聞によると、1996年には約131億円の売上があったものの、2019年2月期は約39億円であったという。

どうなる御旅屋セリオ-大和、近隣に小型店出店

御旅屋セリオは第三セクターの建物であり築25年とまだ新しく、公共施設なども入居しているために再活用されるとみられるが、跡地の活用方法などについては4月現在発表されていない。
大和は近隣にサテライトショップを開設する計画だという。

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東急プラザ渋谷、2019年12月開業―10月竣工の「渋谷フクラス」に

東京都渋谷区の渋谷駅前に東急グループの複合施設「渋谷フクラス」が2019年10月に竣工を迎え、核店舗の「東急プラザ渋谷」が2019年12月に開業する。

渋谷フクラス・東急プラザ渋谷。

渋谷フクラスに「東急プラザ渋谷」再出店

再開発以前に立地していた旧「東急プラザ渋谷」は1965年開業。
渋谷駅前に立地しており、長年に亘って東急プラザの旗艦店として親しまれてきたが、老朽化により2015年3月に閉館。東急グループが「道玄坂一丁目駅前地区再開発事業」として再開発を進めていた。
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閉館直後の東急プラザ渋谷。

渋谷フクラスは地上18階、地下4階建、高さ約103メートルで、開発ビジョンは「Warm Japanを、道玄坂一丁目から。」、建築コンセプトは「小さな物語の集積」。ビルの外観は「膨らむ結晶体」をイメージしたものだという。
核テナントは再開発前にこの地に立地していた「東急プラザ渋谷」で、地上2階から8階までと17階、18階に出店する。
東急プラザ渋谷のテーマは「MELLOW LIFE」。商環境デザイナーにはグラマラス(GLAMOROUS)の森田恭通氏を起用し、フロアごとに「石」「金」「木」「光」など異なる自然のエレメントを用いたデザインがなされる。また、一部には旧店舗の素材も用いられる。
高層階にはシンガポールの「マリーナベイサンズ」屋上に出店することで知られるレストラン「セラヴィ」が日本初出店する。
このほか、9階から16階・17階一部のオフィス部分には「GMOインターネット」などが、地階には「三井住友銀行」が入居する。

マリーナベイサンズ。

また、1階にはバスターミナルが開設される。バスターミナルには空港リムジンバスも発着する計画となっており、渋谷の交通結節点としての役割も果たすこととなる。

フロア構成。

渋谷スクランブルスクエア、第一期開業は2019年11月

渋谷フクラスの向かい側には47階建ての新たな渋谷駅ビル「渋谷スクランブルスクエア」が建設中であるが、こちらの第一期開業が2019年11月になることも発表された。
この駅ビルと渋谷フクラスはデッキで直結され、バスと電車の乗り換えも便利なものとなる。

駅ビルとなる渋谷スクランブルスクエア。

渋谷フクラス

住所:東京都渋谷区道玄坂一丁目38番

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