東京都墨田区のJR錦糸町駅前にある複合商業ビル「東京楽天地」に、新たな核店舗としてファッションビルの「錦糸町パルコ」が2019年3月16日に開店する。

錦糸町パルコ。
旧リヴィン、錦糸町パルコに-105店舗が出店
パルコが出店する東京楽天地ビルはJR錦糸町駅南口に立地。
建物は地下2階、地上9階建てで、売場面積は24,725㎡。東京楽天地が所有する。
当地は昭和期に複数の映画館やキャバレー、温浴施設などを擁する一大娯楽施設「江東楽天地」として営業していたが、再開発により1986年11月に西友運営の百貨店「西友錦糸町西武店」を核とする商業施設に転換。のちに「西友リヴィン錦糸町店」に改名され、パルコ出店によるビル改装のため2017年10月に閉店していた。

「リヴィン錦糸町」時代。
館内には東京楽天地として映画館「楽天地シネマズ錦糸町」や温浴施設「天然温泉 楽天地スパ」などの娯楽施設が営業しており、かつて江東地区を代表する“遊び場”として栄えた歴史を伺わせる施設となっている。

東京楽天地エントランス。
パルコが出店するのは東京楽天地の1階から7階。
キャッチフレーズは「変わる、はじまり。」で、105テナントが出店。周辺3キロエリアを主な商圏とし、都心に通勤する女性のためにコスメ・美容関連ショップを全フロアに出店させることが特徴だ。
なお、パルコカード所持者は3月15日のプレオープンに入店することができる。
無印、タワーレコードは旗艦店級-地階は西友に
エントランスとなる1階には飲食街「すみだフードホール」を開設。墨田区初出店の飲食店も多く出店する。
4階にはリヴィン時代から出店していた「無印良品」が再出店する。
同店は4階のワンフロア全体に出店。売場面積約3,300㎡の旗艦店級となり、カフェ併設型店舗となる。
5階には2018年2月に閉店した「タワーレコード錦糸町店」(旧店は錦糸町オリナス)が復活する。
新店舗の名称は「タワーレコード錦糸町パルコ店」。オリナスに出店していた旧店は毎週数多くのイベントが開催されており「アイドルイベントの聖地」としても知られていたが、新店舗でも約60坪のイベント専用スペースを設置。再びアイドルイベントの聖地を目指すという。なお、オープニングポスター・キービジュアルには元アイドルネッサンス所属で人気急上昇中の女子高生シンガーソングライター原田珠々華さんを起用する。キャッチフレースは原田珠々華さんの人気曲に因んだ「錦糸町にハジマリのオトが鳴る!」。3月16日の開店当日には開店記念イベントとして原田さんのライブが開催される。

オープニングポスター(原田珠々華さんツイッターより)。
このほか「ロフト」、「チュチュアンナ」、郵便局やクリニックなども出店する。ロフトの売場面積は592㎡で小型店となる。
また、パルコの館外となる地階には2018年9月6日に「西友錦糸町店」が再出店している。西友の売場面積は2,544㎡で、24時間営業となっている。
錦糸町パルコは大丸松坂屋傘下となって2店目の都内大型店となる。同社にとっては珍しい「小商圏型の大型店」だけに、その経営手法が注目される。
錦糸町パルコ
住所:東京都墨田区江東橋四丁目27番14号 東京楽天地
営業時間:10時~21時(パルコ)
飲食街は11時~23時、西友は24時間営業

外部リンク:錦糸町PARCO
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ごちそう回転寿し栄助、2019年1月15日全店閉店-新潟の寿司チェーン、運営企業「創栄」破産で
新潟県を中心に回転寿司チェーン「ごちそう回転寿し栄助」を展開する飲食店地場大手「創栄」(新潟県新発田市)が1月15日に事業停止し、1月16日までに新潟地裁から破産開始決定を受けた。

ごちそう回転寿し栄助の店舗(GoogleMapより)。
日本海の海産物が自慢の寿司チェーンだった
創栄は1980年に設立され、新潟県を中心に山形県、秋田県などで飲食店を展開。中核業態であった「ごちそう回転寿し栄助」は地元の海産物を中心としたこだわりのネタが多いことが特徴で、いわゆる「100円寿司」をウリにする全国チェーンとは一線を画した経営をおこなってきた。
しかし、近年は日本海側にも全国チェーンの回転寿司店が数多く進出し、劣勢に追い込まれていた。
2019年1月現在の店舗数は14店舗であった。複数の地元メディアの報道によると、ピーク時の2002年には約40店舗を経営し、年商は約44億円に上ったといい、店舗数は半分以下となっていたことになる。
「ごちそう回転寿し栄助」の各店舗は運営企業の破産開始決定を受け、1月15日から閉鎖状態となっている。
各店舗の後継事業者などについては1月時点で発表されていない。
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浦安魚市場、2019年3月31日閉鎖-「漁師町」の面影消える
千葉県浦安市の東京メトロ浦安駅近くにある「浦安魚市場」が2019年3月31日に閉場する。
魚市場は浦安市においてかつて漁師町であった時代の面影を残す数少ない施設であった。 
浦安魚市場。
かつての面影残す魚市場、66年の歴史に幕-売却へ
浦安魚市場は1953年に開設。当時の浦安は漁師町であり、館内には昔の写真も飾られている。
現在の建物は1971年に建設されたもので、浦安魚市場協同組合が管理する。大店法上の売場面積は2,283㎡。上層階は賃貸住宅となっていた。東京メトロ浦安駅近くにあることから、同社のテレビCMやリーフレットにも登場したことがある。

館内に掲げられる昔の浦安のようす。
閉鎖は2018年10月に決められたもの。すでに退去が進んでおり、現在の建物は売却される方針だという。
浦安駅が近いため、近い将来の再開発が予想される。
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シベール、2019年1月17日に民事再生法を申請-東北発「人気ラスク店」が倒産
ラスク販売大手の「シベール」(CYBELE、山形県山形市)が、2019年1月17日に山形地裁へ民事再生法の適用を申請、事実上倒産した。

シベールの「ラスクフランス」。
「ラスク」を銘菓へと育て上げたシベール
シベールは1966年に山形市で創業した老舗洋菓子店で、山形県や宮城県各地で洋菓子店やパン屋などを展開。1994年にそれまで売れ残ったフランスパンを加工して作っていた「ラスク」の通信販売を開始すると、贈答品やお取り寄せ商品として人気を呼び、売り上げを大きく伸ばすこととなった。
2004年10月には港区・南青山に直営のラスク販売店「麦工房」を開設して首都圏に進出、2005年7月にはジャスダックに上場。その後は日本橋三越本店や玉川高島屋といった有名百貨店にも出店し、店舗網をさらに拡大していくかに思えた。

シベール麦工房東京南青山店(閉店済み)。
ライバル店相次ぎ首都圏撤退-営業は継続へ
成長を続けていたシベールであったが、ラスク以外のヒット商品を生み出すことができない一方で、近年はシベールの後を追うかたちでラスク販売をおこなうライバル店も相次いで登場。
全体の売り上げは2008年8月期を、店舗売り上げは2013年8月期をピークに減少。2016年8月期から3期連続での赤字となっており、2018年3月には首都圏の店舗販売から完全撤退。首都圏で常設購入できる店は山形県アンテナショップのみとなった。その一方で、近年は地元・東北でのベーカリー併設店の展開に力を入れていた。

2016年9月に開業したベーカリー併設店「シベールの杜荒井店」(仙台市若林区)。
2018年8月期末時点の負債額は約19億6200万円。
同社が1月17日に行った記者会見によると、支援企業となる食品会社1社と協議中であり、従業員などは継続して雇用され、営業も継続する見込みであるという。
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ジーユー渋谷店、2019年3月15日開店-GU、渋谷に2年半ぶり復活
東京都渋谷区の渋谷センター街にファストファッション「GU」の旗艦店「ジーユー(GU)渋谷店」が2019年3月15日に開店する。

GU渋谷店。
ジーユー、センター街のブックオフ跡に出店
ジーユー渋谷店が出店するのは、2018年7月までブックオフ旗艦店「ブックオフ渋谷センター街店・ヤフオフ!」と同社が運営する古着店「BINGO」が出店していた建物。
同ビルにはパルコ傘下のライブハウス「渋谷クラブクアトロ」も入居するが、こちらは営業を継続している。

GU旗艦店が出店する建物。
なお、ブックオフは閉店したものの「BINGO」は同年9月に丸井系のファッションビル「渋谷モディ」へと移転・再出店となった。
ジーユー4店舗目の「旗艦店」-渋谷では2年半ぶり
ジーユー渋谷店の売場面積は約520坪(1719㎡)。ジーユー旗艦店としてはは心斎橋店、銀座店、池袋東口店に続いて4店舗目となる。
ジーユーは2016年8月まで渋谷パルコに出店していたが、パルコの閉店(建て替え)に伴い閉店しており、約2年半ぶりの渋谷再出店となった。

かつて出店していた渋谷パルコ。
外部リンク:ジーユー4店舗目となる旗艦店「ジーユー 渋谷店」2019年3月15日(金) 東京・渋谷にオープン
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タワーレコード渋谷店、2019年1月19日全面リニューアル-14日から一部のみ営業に
東京都渋谷区神南にある世界最大規模の大型CDショップ「タワーレコード渋谷店」が改装のため1月14日から18日まで大部分を休館し、1月19日に全館リニューアルオープンする。

タワーレコード渋谷店。
タワレコ渋谷、1月14日から18日まで一部のみ営業に
タワーレコード渋谷店は1995年3月に開業。1981年に開店した旧渋谷店(宇田川町)からの移転だった。
建物は地下1階・地上8階+屋上で、2019年現在は世界最大のCDショップとして知られる。なお、現在、日本法人は現在はセブン&アイHDの傘下となっている。
今回改装を行うのは、主に3階から7階までの5フロア。この5フロアは1月14日から18日までのあいだ休業する。
「イベント」強化で「音楽ファンとのハブ」めざす
今回のリニューアルのテーマは「“応援する人”を“応援する”店舗」。「アーティストと音楽ファンの“ハブ”になること」をより強化すべく、イベント・催事スペースの強化が図られた。

改装後のフロア概要。
改装の目玉は、4階のイベントスペースを5階に移動したこと。イベントスペースはこれまでの2倍の規模となる。これ以外にも、各フロアの催事コーナーが強化され、リアル店舗ならではの“体験”の場を提供する。

イベントコーナーが強化される(イメージ)。
残る5階は全床が韓国音楽関連(K-POP)の売場となる。「世界NO.1のK-POPストア」を目指し、売場はこれまでの約2倍に増床された。19日からは同社が所有する韓国人アーティストのサイン色紙などの特別展示も開催される。
また、3階、4階は全床が邦楽(J-POP)となり、こちらも増床となる。これに伴い、アイドルジャンル(男女)を3階から4階に移動・独立させる。増床後は、インディーズアーティストなど従来のCDショップでは取り扱わない商品をタワーレコードの視点でいち早く紹介し、新しい音楽との出会いの場を提供していくという。

邦楽インディーズコーナーを強化(イメージ)。
洋楽は6階、7階の2フロア。減床となるが、全体の商品数は減らさないという。
邦楽、洋楽を合わせた全フロアの在庫数は80万枚となっている。
近年、CD販売店はネット通販との競合により縮小が続いているが、同店はイベントや催事、インディーズアーティストの紹介など「コト消費」や「タワレコならではの取り組み」を強化。
「360°エンターテイメント・ストア」を標榜することで集客を図りたい考えだ。
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一畑百貨店出雲店、2019年2月28日閉店
島根県出雲市の出雲市駅前にある百貨店「一畑百貨店出雲店」が2019年2月28日に閉店する。

一畑百貨店出雲店。
一畑出雲店、旧店舗から55年の歴史に幕
一畑百貨店出雲店は1964年に一畑百貨店松江本店の支店として開店。
老朽化のため2000年に当時の店舗は解体され、跡地に建設された一畑ツインリーブスホテルの建物に2001年に縮小再出店した。
現在の売場面積は1,639㎡。売場は1階のみだが、催事の際にはホテル吹き抜けやホテル2階のバンケットルームが使われることがある。売場面積が狭いため、現在は日本百貨店協会に加盟していない。生鮮品の取り扱いは一部のみで、主に化粧品、銘店、土産品、婦人服などのみを扱う。
出雲市にはかつて「広島そごう出雲ショップ」があったが2000年に閉店しており、出雲市内の百貨店系店舗は出雲空港内の一畑百貨店売店のみとなる。
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ダイエーグルメシティ八幡町店、2019年2月28日閉店-忠実屋1号店
東京都八王子市中心部の国道20号線沿い(八幡町商店街)にあるスーパー「ダイエーグルメシティ八幡町店」が2019年2月28日に閉店する。

ダイエーグルメシティ八幡町店(旧忠実屋八幡町店)。
忠実屋1号店、ついに閉店
ダイエーグルメシティ八幡町店は1946年に「忠実屋」の1号店として創業。1954年に現在地にスーパーマーケットとして開店した。現在の建物は1974年11月に開店。忠実屋は関東一円に店舗網を広げて大手スーパーの一角を担うこととなったが、1994年3月にダイエーに合併され、ダイエーグルメシティ八幡町店となった。
売場面積は2,395㎡で、建物はダイエーが所有する。近年は1階のみで営業しており、全売場がダイエーの直営であった。
建物は築45年が経過しており解体されるとみられるが、1月現在は跡地の活用方法などは決まっていない。
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アクロスプラザ吉野ヶ里、2019年1月31日開業-サンプラザ跡、「万惣」佐賀県初出店
佐賀県吉野ヶ里町の自衛隊目達原駐屯地そばにあったショッピングセンター「サンプラザ」の跡地に、大和情報サービスのショッピングセンター「アクロスプラザ吉野ヶ里」が2019年1月31日に開業する。

アクロスプラザ吉野ヶ里・万惣アルゾ。
「サンプラザ」跡地に新ショッピングセンター誕生
アクロスプラザ吉野ヶ里の前身となる「サンプラザ」は、トーア紡グループ(東亜紡績)の東肥前商業開発により1979年3月開業。本館の売場面積は2,190㎡、ホームセンター棟の売場面積は1,494㎡。

サンプラザ。
旧・三田川町を代表する商業施設として、長らく地場スーパー「ハロー」(現・マックスバリュ九州)、「ユニード」(現・ダイエー)を核に、祐徳自動車系の「ホームセンターユートク」(1985年10月開店)、トーア紡系の「三田川サンプラザボウル」(サンボウル)など複数の専門店が営業していたが、競争激化により本館のボウリング場、別館のホームセンターが相次ぎ撤退。末期は規模を縮小し、本館の食品スーパー「ユートク食品館」(2004年12月開店)、ベビー服・ベビー用品店「西松屋」、飲食店、携帯ショップなどが営業をおこなっていたが、2017年10月に大部分が閉店した。
その後、建物を解体し、大和情報サービスが新たなショッピングセンターとして再開発することとなった。

解体中のサンプラザ。
「万惣アルゾ」は佐賀県初出店
アクロスプラザ吉野ヶ里の売場面積は3,155㎡。
万惣の佐賀1号店「万惣アルゾ吉野ヶ里店」を核に、100円ショップ「セリア」、ヘアサロン「ARTS@HAIR」、コインランドリー「ロイヤルウォッシュ」、整骨院「クミネ」が入居する。auショップはサンプラザ時代から再出店となる。
なお、ホームセンター棟跡には2014年にビジネスホテルの「ホテルAZ」が進出している。

アクロスプラザ吉野ヶ里・万惣alzoとSeria。
アクロスプラザ吉野ヶ里から僅か1.5kmほど久留米よりには「イオン上峰店」があるが、こちらは2019年2月に閉店予定であり、アクロスプラザはイオンの代替機能の一角を担うことにもなろう。
(なお、イオン向かいにはトライアルも立地する)

イオン上峰店からは自転車でも7分ほどの距離。
アクロスプラザ吉野ヶ里
住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田字八本柳785番1
営業時間:9:00~21:00(万惣)
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MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店、2019年2月1日開店-ドンキ、生鮮導入で再び2館体制に
北海道札幌市中央区の狸小路商店街にあるアルシュビルに、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店」が2月1日に開店する。

MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店。
道内最大のパチンコビル、ドンキにリニューアル
MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店が出店する「アルシュビル」は、1970年に「エイトビル」として開業。1990年の大規模改装を機に現在の名称に改称した。
建物は地上8階地下2階建てで、2000年代初頭まで大型書店「旭屋書店」を核に、大手アニメショップ「アニメイト」、大手同人ショップ「メロンブックス」の1号店、ゲームセンター「タイトー」、ライブハウス「自遊空間」など個性の強いテナントが営業していたが、2003年に旭屋書店がJR札幌駅ビル「JRタワー」に移転するなど有力テナントが相次ぎ撤退。施設間との競争激化もあり急速に集客力が低下していた。
2004年8月には、パチンコ業界大手「ガイア」が運営する同社最大かつ道内最大の店舗「メガガイア狸小路店」(開店当初はガイア狸小路店)を核とする施設にリニューアルを行い、ビルの大半が同社の運営フロアとなった。
アルシュビル。
2018年5月のガイア撤退後は、ゲームセンター「アドアーズ」(5・6階)、カラオケ館グループのネットカフェ「マンガ・ネット館」(7階)など一部店舗のみ営業を継続している。
再び2館体制となったドンキ、生鮮食品も取扱い開始
MEGAドン・キホーテ狸小路本店は、アルシュビルの地上4階~地下2階に出店。売場面積は5,009㎡。
同店では、ドンキが得意とする化粧品、美容グッズ、訪日観光客向け商品に加え、生鮮食品(青果・精肉・惣菜)や日用消耗品、ペット用品、実用衣料、文具、自転車といった地域密着型商品の取扱いも強化する。
狸小路商店街を挟んで北側にある既存店「ドン・キホーテ狸小路店」も、新店の開店に合わせて「MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店北館」として大規模リニューアルを実施。道内最大級、従来比約2倍となるブランドコーナーの展開やトラベルグッズの取扱いを拡充する。

MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店北館。
また、同店では訪日観光客による混雑の緩和に向け、本館・北館双方に多言語対応の免税カウンターを設置するとしており、これらの施策が「お客さま満足の最大化」に繋がるとしている。
ドンキHDとしての狸小路での運営施設は3施設に
同店は当初、2018年11月に開店した「ドン・キホーテ港山下総本店(港山下ナナイロ)」(約6,088㎡)に次ぐ総本店「MEGAドン・キホーテ狸小路総本店(仮称)」として出店が計画されていたが、最終的には「本店」として開店することが決定した。
しかしながら、ドン・キホーテHDはドンキ2館に加えて隣接地に商業施設「札幌ナナイロ」(旧・コスモビル)を運営しており、3施設の売場面積の合計は10,000㎡を超え、売場面積では港山下総本店を上回る規模となる。
札幌ナナイロ。
ドン・キホーテは生鮮食品難民の受け皿にとなるか
札幌市中心部には以前、複数の大型総合スーパーが出店していたが、2014年6月に狸小路の「ラルズプラザ札幌店」が閉店して以降、総合スーパーが中心部から消滅していた。
生鮮食品を取扱う大型食品スーパーも、2019年現在ススキノラフィラ地下1階の「イトーヨーカドーすすきの店」1店舗のみとなっている。ススキノラフィラは建物の老朽化により建替えを検討しており、市中心部で生鮮食品を購入可能な主な店舗が百貨店内生鮮テナントもしくはまいばすけっとのみとなる恐れがあった。
札幌市中心部に在住する市民にとって、生鮮食品を取扱うMEGAドン・キホーテはまさに待望の店舗であり、「お客さま満足」を満たす店舗となるだろう。
狸小路を代表するラルズは2014年閉店、パチンコ店となった。
札幌で攻勢かけるドンキ、篠路のトライアル跡にも
ドン・キホーテは、「スーパーセンタートライアル篠路店」(旧長崎屋ラパーク篠路)跡にも「MEGAドン・キホーテ篠路店」の出店を計画中。
今後も道内でさらなる攻勢を強めていくと思われる。
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