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「うめきた2期」概要を発表-梅田貨物駅跡に「巨大な公園」、「北梅田駅」も

都市再生機構(UR都市機構)は、梅田貨物駅跡地(大阪市北区)で進められている「うめきた2期地区開発事業」の開発事業者を、「三菱地所」を中心に9社で構成されるグループに決定したことを7月12日に発表するとともに、再開発の詳しい概要も明らかになった。

うめきた2期地区の全景イメージ。

約90年の歴史を終えた梅田貨物駅

開発予定地にあった梅田駅(梅田貨物駅)は1928年に開業。
2000年より順次機能が縮小、近隣の吹田貨物ターミナル駅・百済貨物ターミナル駅に機能が移転されており、2013年に全面廃止された。
貨物駅の縮小後、地権者の都市再生機構(UR)が総合プロデュースをおこない、事業者を公募したうえで2期に分けて再開発されることとなった。
先行地区「うめきた1期」として開発された官民連携プロジェクト「グランフロント大阪」は「知的創造拠点」「新産業創出拠点」を掲げており、2013年4月に街開きが行われた。

グランフロント大阪とうめきた2期地区。左奥は新梅田シティ。

グランフロントと同じ三菱・オリックス連合が開発

うめきた2期地区開発事業は「三菱地所」「オリックス不動産」「阪急電鉄」など、9社で構成されるグループにより開発が進められる。同グループは「グランフロント大阪」の運営・開発実績を持つ。
開発コンセプトは「希望の杜-Osaka“MIDORI”LIFE 2070 の創造-」。「知的創造拠点」「新産業創出拠点」に加え「国際交流拠点」「憩いの空間」となることを掲げ、「『みどり』と融合した生命力と活力あふれる都市空間、 ひらめきや創造につながる多様で寛容な場づくり、 新たな価値がうめきたから関西へ、国内外へと拡がるマネジメントの構築」を目指すとしている。

現在は暫定的にイベント施設として活用されている。

「複合施設」と「都市公園」を融合-最高層は51階建

うめきた2期地区のうち、北街区は地上28階地下2階建(高さ150m)、地上47階地下2階建(高さ176m)の2施設で構成される。敷地面積は15,726㎡、延床面積は146,900㎡。
また、南街区は地上39階建地下3階建(高さ182m)、地上51階建地下2階建(高さ185m)の2施設で構成される。敷地面積は30,429㎡、延床面積は374,660㎡。
両街区とも、グランフロント大阪と同様に商業施設やホテル、知的創造拠点(ナレッジキャピタル)、分譲住宅、オフィスなどが整備されるほか、MICE施設(会議・コンベンション機能)、都市型スパも導入される。

北街区のオフィス・ホテル・イノベーション施設

これらの施設は、ペデストリアンデッキや公園内立体通路、地下通路を通じて大阪駅ノースゲートビルディング「ルクアイーレ」や先行開発区域「グランフロント大阪」などの周辺施設とも接続される。

うめきた2期の土地利用計画図、周辺施設との接続も重視された。

目玉施設は中央部分の、敷地面積45,000㎡にも及ぶ「都市公園」だ。
公園内には10,000人規模のイベントに対応する「リフレクション広場」や憩いの空間「うめきたの森」、道路と公園が一体となった「ステッププラザ」、ミュージアム、体験型学習施設、飲食店などが設けられる。
これらの公園・緑地は、オフィス部分に進出する企業の研究開発にも活用したい考えだという。

公園と歩行者デッキ「ひらめきの道」。

開業は2024年以降-地下には「北梅田駅」

うめきた2期地区は2024年夏以降の段階的な開業・まちびらきを目指して工事が進められる。
また、うめきた2期の地下には、JR西日本により「北梅田駅」(仮称)が建設される。こちらは2023年春の開業を目指す。
さらに、2031年にはJR西日本と南海電鉄により、新大阪駅と難波方面を結ぶ新路線「なにわ筋線」が開業し、北梅田駅への乗り入れが開始される予定だ。

関西経済の起爆剤として期待

梅田駅周辺では、2000年代からJR西日本や阪急阪神HD、大丸、ヨドバシカメラなどによる駅ビルや商業施設の建て替え、再整備が行われてきた。

ヨドバシカメラマルチメディア梅田。

うめきた再開発はこれら民間主導の施設と異なり、「グランフロント大阪」は「官民連携プロジェクト」として「知的創造拠点」「新産業創出拠点」の役割も担うことになった。1期よりも広い面積を持つ2期地区は都市公園やイベント施設、コンベンション施設も併設されており「憩いの空間」「国際交流拠点」としての機能も兼ね備えることとなる。
西日本最大規模の再開発プロジェクト(延床面積521,560㎡)として注目を浴びるうめきた2期。大阪駅に隣接する一等地の再開発だけに、関西経済発展の起爆剤として期待される。

(イメージイラストは都市再生機構開示資料より)
外部リンク: うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について
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ウォルマート、西友を売却へ

小売世界大手「ウォルマート」(米国)は、傘下の大手スーパー「西友」(東京都北区)を売却する方針を固めたことが分かった。

西友本社(東京都北区)。

西武セゾングループから米国資本へ

西友は1956年に西武鉄道傘下の西武ストアーとして営業を開始。
現在の西友は1963年に西友ストアーとして設立されたものである。その後、西武セゾングループの成長と共に店舗網を全国へと拡大した。
また、1973年にはファミリーマート、1980年には無印良品を開発。両社はセゾングループの成長とともに独立している。

初期は西武沿線への出店が主であった(西友久米川店)。

西武セゾングループの崩壊後、2000年にはサミットを運営する住友商事と業務資本提携を締結。
食品スーパーの出店を拡大するとともに、2001年には百貨店「岩田屋」(福岡市)傘下のスーパー「サニー」を買収、九州の店舗を大幅に増やした。それらは現在も多くがサニーの屋号で運営されている。

サニーの店舗(サニーみいまち店)

西友は2002年に住友商事の仲介により「ウォルマート」の傘下となった。
その後はウォルマート流の経営改革により、プライベートブランド「グレートバリュー」の導入、スーパーセンターの出店、テナントの直営化、折り込み広告の廃止とEDLPへの取り組み、沖縄からの撤退(リウボウとの資本提携解消)など大幅なリストラを行ったものの経営が悪化。
2008年の完全子会社化を経て、現在は西友主導のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」を導入、テナントの導入、広告を復活させるなど、再び「日本流」の経営となりつつある。
2018年には、旗艦店であったザ・モール周南(山口)、ザ・モール姫路(兵庫)を閉店し、イズミ(広島)に経営譲渡している。
2018年7月現在の店舗数は、北は北海道から南は熊本まで全国335店舗。

ショッピングセンター業態の「ザ・モール」(西友長町店)。

ウォルマートは1962年に米国アーカンソー州ロヂャーズで創業したディスカウントスーパーマーケット。
アジアでは中国、インドなどで店舗展開しているが、韓国からは2006年に撤退している。

売却先はどこに?

現在、日本においてほぼ全県に出店しているスーパーマーケットはイオングループ、ドン・キホーテなど数社しか存在しない。
売却先によっては、大手商社や投資ファンドの仲介や、地域ごとによる更なる分割譲渡も予想される。
日本における外資系スーパーは、2000年にカルフール(仏)が、
カルフールジャパンを設立して進出、また2003年にテスコ(英)がつるかめランド(社名:シートゥーネットワーク)を買収して進出したものの、前者は2005年にイオン傘下、2010年にイオンリテールに統合(なお、同時にマレーシアの店舗もイオンとなった)、後者は2013年にイオン傘下、2014年にマックスバリュに統合されており、いずれもイオングループの店舗となっている。

関連記事:西友「みなさまのお墨付き」海外進出ーまずは中国で
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天神ビブレホール、福岡よしもと専用劇場に-2018年9月開館

福岡市中央区の天神ビブレ8階にある老舗音楽ホール「ビブレホール」(天神ビブレホール)が、2018年9月から福岡吉本専用劇場「よしもと天神ビブレホール」として生まれ変わる。

天神ビブレ。

地元と共に育った人気ライブホールだった

天神ビブレは西鉄街・因幡町商店街などを再開発して生まれた「ニチイ天神ショッピングデパート」として1976年11月に開業。
1982年3月に「天神ビブレ21」(のちの天神ビブレ)に業態転換した。現在はイオン傘下のダイエー系ファッションビル「オーパ」が運営する。
ビブレホールは1982年3月の天神ビブレ21開業時に開館。収容人員は250名(オールスタンディングの場合)。
地元・九州出身の福山雅治、椎名林檎(正確には埼玉県生まれ福岡育ち)など有名アーティストの公演が数多く行われてきたほか、近年はその立地の良さから九州を拠点とするアイドルグループの公演・対バンも頻繁に開催されており、地域と共に育ってきた人気ライブハウスであった。

福岡吉本専用劇場としては3代目

福岡よしもと(よしもとクリエイティブ・エージェンシー福岡支社・吉本興業福岡事務所)は1989年に発足。
専用劇場としては1999年に「博多駅交通センタービル」に吉本111劇場(吉本ゴールデン劇場)を開設したものの2003年に閉館、続いて2012年に「あるあるシティ小倉」にあるあるYY劇場を開設したものの2015年に閉館している。今回の専用劇場は3代目となる。
福岡よしもとはよしもとビブレホールの開館に先駆けて、寿一実を座長として「九州新喜劇」を立ち上げている。
なお、吉本興業による外部へのホール貸し出しも可能であることから、これまでと同様に一部の音楽ライブ公演も実施される可能性が高いものの、これまでよりも大幅に縮小されることになるとみられる。

外部リンク:福岡よしもと
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マルト、ドムドムハンバーガー運営から2018年7月中に撤退-東北のドムドム、残り2店舗に

福島県いわき市に本社を置く食品スーパー「マルト」は、いわき市周辺で展開してきた「ドムドムハンバーガー」のFC運営から完全撤退する。

ドムドムハンバーガーの店舗。

福島県から完全撤退-東北は残り2店

マルトは1964年に設立、福島県いわき市と茨城県日立市、水戸市などに37店舗を構える食品スーパー。小名浜やいわきニュータウンなどいわき市周辺で複数のドムドムハンバーガーを展開していたが、2000年代以降は規模を縮小していた。
ドムドムが新会社へと継承された2017年には3店舗(高坂店、中岡店、城東店)が存続していたものの、2018年4月22日にドムドム高坂店が閉店すると、6月25日に中岡店も閉店。最後に残った城東店も7月18日での閉店が決定し、ドムドムはマルトのフードコートから撤退することとなった。

マルトの店舗。(いわき市)

城東店の閉店によりドムドムは福島県から完全撤退。東北地方に残るドムドムは江釣子店(岩手県北上市)、山交ビルFC店(山形県山形市、旧ダイエー)の2店舗となる。
残り少ない東北での「ドムドム巡り」はお早めに。

関連コラム:再出発のドムドムハンバーガー、旧店舗大量閉店でフードコートが「ドムドムロス」に!――閉鎖店への再出店は?(ハーバー・ビジネス・オンライン公式サイト)
関連記事:ドムドムハンバーガー、10月より「新ロゴ」に-大阪・京橋で記者会見、100店舗体制めざす
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西日本豪雨で営業休止中の主な大型店(10月更新)

7月5日頃から続く大雨、水害被害により、西日本の一部のショッピングセンター、食品スーパーでは営業休止状態が続いている。
複数日に亘って営業休止中の主な大型店は以下の通り(7月12日現在、順次更新)
※一部売場、駐車場などで営業再開している場合もあります。
※物流の寸断により西日本各地で食品の欠品が発生しています。買占めは避けましょう。

イオングループ(イオン・マックスバリュ・マルナカ)
  • イオン小郡ショッピングセンター(福岡県小郡市):当面休業→9月末に一部再開
  • マックスバリュ本郷店(広島県三原市本郷町):7日から休業
  • マルナカ真備店(岡山県倉敷市真備町):当面休業→2019年春ごろまで仮設店舗予定、建替えへ
  • マルナカ矢掛店(岡山県矢掛町):当面休業→再開
  • マルナカ大洲店(愛媛県大洲市):当面休業→再開
    :8日から休業中
    :10日~12日まで店頭で青空市開催(午前9時~午後4時)
    :飲料・缶詰 ・菓子パン ・紳士婦人衣料・肌着 ・生活雑貨等
  • ホームワイド小郡店(福岡県小郡店):当面休業
    (7月11日現在休業中)
イズミグループ(ゆめタウン・ゆめマート・ユアーズ)
  • ゆめタウン平島(岡山市東区):当面休業→再開
  • ゆめマート安浦(広島県呉市安浦町):当面休業→再開
  • ユアーズアクロスプラザ高陽(広島市安佐北区):7月7日から休業中・当面休業→再開
    (7月11日現在休業中)

フジ
  • 全店営業中
  • フジ熊野店(広島県熊野町)は、7月9日まで記録的豪雨によるシステム障害のためカード利用不可、日替わり商品、ギフト受付を中止。
天満屋グループ(天満屋、天満屋ハピータウンなど)
  • 天満屋福山店(広島県福山市):7月7日のみ休業
  • 天満屋ハピーズ真備店(岡山県倉敷市真備町):当面休業→10月再開予定
  • 天満屋ハピーズ金川店(岡山市北区):7月11日再開
両備ストア
大黒天物産(ラ・ムー、ディオ)
  • ラ・ムー中野東店(広島県安芸区)
  • ラ・ムー大洲店(愛媛県大洲市)
  • ラ・ムー久留米西店(福岡県久留米市)
  • ディオ岡山北店(岡山市北区津高)
  • ディオ真備店(岡山県倉敷市真備町)
  • など6店舗が7月9日現在休業中
フレスタ
  • フレスタパルディ本郷店(広島県三原市):一時閉店中→再開
  • WEB商品予約サービス「ご予約フレスタ」も「うなぎ」の予約を除きサービス休止中
ハローズ
  • ハローズ山手店(広島県福山市):7月8日21時営業再開
  • ハローズ花尻店(岡山市北区):7月8日21時営業再開
    2店舗とも店内復旧作業を続けながら営業
エブリイ
  • 鮮Do!エブリイ黒瀬店(広島県東広島市黒瀬町)
    :7月10日時点休業中
  • 広島県内11店舗も営業時間短縮中(7月9日時点)
    広島県内8店舗も営業時間短縮中(7月10日時点)
西條商事(ショージ)
  • ショージ白木店(広島市安佐北区白木町):営業再開
  • ショージ本郷店(広島県三原市本郷町):休業中→再開
  • ショージ豊栄店(広島県東広島市豊栄町):営業再開
  • ショージ志和店(広島県東広島市志和町):営業再開
マルアイ
  • マルアイ南網干店(兵庫県姫路市網干区):7月7日のみ休業
丸久
  • 丸久川西店(山口県岩国市):7月9日時点休業中→再開
サンリブグループ(サンリブ・マルショク)
  • 全店営業中
ミスターマックス
  • MrMax新神辺店(広島県福山市神辺町):7月11日営業再開
サンドラッグ
  • サンドラッグ東合川店(福岡県久留米市):7月11日時点休業中→7月中に再開
ディスカウントドラッグコスモス
  • コスモス高梁店(岡山県高梁市落合町):7月11日時点休業中
  • コスモス矢掛店(岡山県矢掛町):7月11日営業再開
  • コスモス真備店(岡山県倉敷市真備町):7月11日時点休業中
  • コスモス三原本郷店(広島県三原市):7月11日16時営業再開
  • コスモス山手店(広島県福山市山手町):7月11日時点休業中
  • コスモス宇和島北店(愛媛県宇和島市伊吹町):7月11日営業再開
  • コスモス伊予大洲店(愛媛県大洲市):7月8日営業再開
    いずれの店舗も7月7日から休業
ザグザグ
  • ザグザグ津高店(岡山市北区)
  • ザグザグ真備店(岡山県倉敷市真備町)→8月18日再開
  • ザグザグ矢掛店(岡山県矢掛町)
    :いずれの店舗も7月11日時点休業中→8月中に全店再開
ホームプラザナフコ
  • 本郷店(広島県三原市本郷町):7月11日店頭営業中
  • 安浦店(広島県呉市安浦町):営業再開
  • 高梁店(岡山県高梁市):7月11日店頭営業中
  • 矢掛店(岡山県矢掛町):7月11日時点休業中
ジュンテンドー
  • 真備店(岡山県倉敷市真備町):被害甚大
  • 矢掛店(岡山県矢掛町)
  • 落合店(岡山県真庭市下方)
  • 御津店(岡山市北区御津宇垣)
コメリ
  • 武儀店(岐阜県関市):10日営業再開
  • H&G野田川店(京都府与謝野町):13日再開予定
  • HC真備店(岡山県倉敷市真備町):休業中・被害甚大
  • H&G矢掛店(岡山県矢掛町):11日時点休業中
  • H&G岡山芳井店(岡山県井原市):17日再開予定
  • 蒲刈店(広島県下蒲刈町):9日営業再開
  • 西大洲店(愛媛県大洲市):11日時点休業中
DCMダイキ
  • 焼山店(広島県呉市):11日時点休業中
  • 大洲店(愛媛県大洲市)
    :7月13日以降「旧ダイキ大洲店」に移転(仮営業)
    愛媛県大洲市東大洲1220-6→愛媛県大洲市東大洲174
  • 保内店(愛媛県八幡浜市保内町):営業再開
ケーズデンキ
  • 久留米店(福岡県久留米市):営業再開
  • 小郡店(福岡県小郡市):11日時点休業中
ファッションセンターしまむら
  • しまむら野田川店(京都府与謝野町):11日時点休業中
  • しまむら西舞鶴店(京都府舞鶴市):7月9日営業再開
  • アベイル舞鶴店(京都府舞鶴市):7月9日営業再開
  • しまむらアクロスプラザ高陽店(広島市安佐北区):7月11日営業再開
  • しまむらフレスポ神辺 FM 店(広島県福山市神辺町):7月11日営業再開
  • ディバロフレスポ神辺 FM 店(広島県福山市神辺町):7月11日営業再開
  • しまむら真備店(岡山県倉敷市):11日時点休業中
  • しまむら高梁店(岡山県高梁市):11日時点休業中
  • しまむらフレスポ大洲店(愛媛県大洲市):11日時点休業中
  • しまむら宿毛店(高知県宿毛市):7月9日営業再開
    (7月11日現在)
手芸センタードリーム
  • 手芸センタードリーム高陽店(広島市安佐北区):当面休業
  • 手芸センタードリームくれ広店(広島県呉市)
    :断水のため11日から休業
  • 手芸センタードリーム福山蔵王店(広島県福山市):営業再開
  • 手芸センタードリームリムふくやま店(広島県福山市):営業再開
  • 手芸センタードリーム東岡山店(岡山市中区):営業再開
  • 手芸センタードリーム笹沖店(岡山県倉敷市):営業再開
その他
  • ピオレ姫路(兵庫県姫路市):7月7日のみ休業
  • クレド岡山(岡山市北区):7月7日のみ休業
  • フレスポ神辺モール(広島県福山市神辺町):被害甚大
  • 啓文社コア神辺店(広島県福山市神辺町):7月10日営業再開
  • 啓文社コア春日店(広島県福山市春日町):7月8日再開
  • 啓文社BOOKS PLUS 緑町(広島県福山市緑町):7月8日再開
  • メロンブックス広島店(広島市):7月7日のみ休業
  • 明治屋ジャンボ市久留米店(福岡県久留米市):7月7日休業

イオンスーパーセンター佐賀店、2018年7月10日閉店ー全面改装し「イオン佐賀店」に7月18日業態転換

イオン九州は、佐賀県佐賀市東与賀町の「イオンスーパーセンター佐賀店」を7月10日に一旦閉店し、総合スーパー「イオン佐賀店」として7月18日に業態転換・新装開店させる。(追記あり)

イオンスーパーセンター佐賀店(佐賀市ウェブサイトより)。

イオン九州のスーパーセンター1号店、業態転換に

イオンスーパーセンター佐賀店は2005年4月開店。平屋建で商業施設面積は19,080㎡。
総合スーパー「ジャスコ佐賀南店」(2005年2月閉店、現・ヤマダ電機)の事実上の移転・後継店として、敷地内の専門店とともに「イオン佐賀ショッピングセンター」を形成していたが、クリークと田畑に囲まれた立地で周辺には住宅が少なく、競合する大型商業施設と比較しても競争力が低いため、2009年にはディスカウント志向の売場へと改装された。しかし、その後も飲食店が全面撤退、営業時間を短縮、別棟の一部施設が解体撤去されるなど苦戦を強いられていた。現在は本館に100円ショップ「ダイソー」、ゲームセンター「モーリーファンタジー」が出店。敷地内に紳士服「洋服の青山」、リサイクルショップ「ハードオフ」「オフハウス」が出店する。
また、近隣には競合店として「スーパーモリナガ」や「ドラッグストアモリ」が営業している。

不振続くイオン九州のスーパーセンター、現在は出店せず

イオン九州は、2008年のイオンスーパーセンター大木店(福岡県三潴郡大木町)の出店以降、同業態での新規出店を凍結しており、平屋建てスーパーや、ドラッグストア「ワイドマート フード&ドラッグ」での出店をメインとしている。

イオン九州は今回の屋号変更(業態転換)により、「真の地域で No.1の信頼されるお店をめざす」「佐賀南部エリアでの一番店を目指し、より地域に密着した魅力のあるお店づくりに取り組む」としているが、業態転換による具体的な経営改善策などは明らかにされておらず、改装後の「変貌」が注目される。

追記:核店舗に九州初「スーパービバホーム」

イオン佐賀店の核テナントとしてLIXIL系大手ホームセンター「ビバホーム」(さいたま市)が出店することが分かった。
ビバホームは九州初出店。また、衣料品売場は「エブリール」(熊本市)に転換され、直営衣料売場は廃止される。
直営売場はほぼ食品売場のみで、面積はビバホームよりも狭くなる。
イオン九州はホームセンター「ホームワイド」を運営しているため、他社ホームセンターとの共同店舗の出店は異例のことである。

外部リンク:「イオンスーパーセンター佐賀店」屋号変更に関するお知らせ
関連記事:イオン上峰店、2019年2月28日閉店-旧・上峰サティ、かつての「地域一番店」
関連記事:イオン江北店、食品売場を「ザ・ビッグ」転換-近隣の「旬鮮市場」統合・閉店で

(仮称)梅田曽根崎計画、2022年完成-大阪北小跡、梅田最高層の複合ビルに

住友不動産(新宿区)は、大阪府大阪市北区曽根崎に地上56階建て大規模複合タワー「(仮称)梅田曽根崎計画」を2022年3月に開業させる。

(仮称)梅田曽根崎計画のイメージ。

大阪北小学校跡地、高さ191mの高層タワーに

(仮称)梅田曽根崎計画はの建物地上56階建てで、敷地面積は約6,837㎡、延床面積は約107,560㎡。高さは梅田地区最高層となる191m。
事業コンセプトに「曽根崎LinkCity」を掲げ、低層部分(1~3階)にはオープンモール型商業施設「リンクモール」や交流広場「リンクプラザ」、文化・交流施設、駐輪場、屋上庭園などを整備する。
低層部分の外観は「大阪北小学校(旧曽根崎小学校)外観の面影を感じるデザイン」が意識されており、大阪北小学校の記念碑(石碑・銅像など5種類)も1階外構部、2階屋上に再設置される。

(仮称)梅田曽根崎計画リンクプラザ。

再開発予定地は、大阪・梅田エリアを代表する歓楽街として数多くの飲食店が立ち並ぶ「お初天神通り商店街」に面しており、火災による延焼対策など防災機能強化が課題として挙げられていたことから、大阪市管理の防災拠点「収容避難所施設コミュニティセンター」も導入される。
なお、当初は一部小学校の建物を残して公共施設として活用する方針が示されていたが、利便性の高い土地であるため全てのエリアが開発されることとなった。

現在のお初天神通り商店街と(仮称)梅田曽根崎計画予定地。

高層部はホテルとマンションに

高層部分(4階~56階)には、共同住宅(836戸)やグループの「住友不動産ヴィラフォンテーヌ」が運営するホテル(202室)も設けられる。
住友不動産は、大阪の国際観光力強化、梅田地区の都市機能強化に繋がる施設を目指すとしており、将来的には大阪・梅田エリアを代表する歓楽街「曽根崎」の風景が一変することになるかも知れない。
(イメージ画像は住友不動産より)

ニュースリリース:大阪市中心部に誕生する地上 56 階建て大規模複合タワー「(仮称)梅田曽根崎計画」 着工
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ライトオン、つくば本社ビルを2018年6月29日に売却-都心回帰進める

カジュアルファッション大手「Right-on」(ライトオン)は、茨城県つくば市の本社ビルを6月29日に売却した。

ライトオン本社ビル。

つくばのランドマークの1つだった

ライトオンは1980年、東京都杉並区高円寺で設立。地方都市圏を中心に国内外513店舗を展開する。(2017年8月時点)
1988年につくば市に本部を移し、現在の本社ビルは2006年に完成した。本社ビルは7階建てで、1階が駐車場、2階と3階がライトオンの本店、4階から7階が本社として使われてきた。
隣接地には西武百貨店やイオン、つくば駅が立地。毎年、冬季にはイルミネーションが設置されるなど、つくば駅前のランドマークの1つであった。

ライトオンつくば本店。

ライトオンは2016年11月に原宿オフィスを設置、2017年3月に都心旗艦店「Right-on HARAJUKU TOKYO」を開店させたほか、2018年4月には原宿オフィスに本部機能(主に営業系部署)の大半を移転するなど、都心回帰を進めていた。その一方、本社ビルの売場は2階のみ、事務所は売場跡の3階のみとなり、大幅に機能縮小されていた。
隣接地にあった西武百貨店は2017年1月に、イオンは2018年1月に閉店している。
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西武百貨店筑波店。現在は空き店舗。

ライトオンつくば本店の営業は継続

つくば本社ビル(2006年開設)の売却額は35億円、売却相手は公開されていない。
売却後も、同社の旗艦店「ライトオンつくば本店」(2階)及び本社機能(3階:管理部、人事総務部、経営推進室)は当面は継続営業する方針だという。

外部リンク:固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ(ライトオン)
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イトーヨーカドー丸大柏崎店、2018年8月19日閉店-37年の歴史に幕

2018年内に閉店する方針を示していた柏崎駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー丸大柏崎店」が、8月19日に閉店することを発表した。

イトーヨーカドー丸大柏崎店

柏崎駅前を象徴する大型店、37年の歴史に幕

イトーヨーカドー丸大柏崎店は長岡市の丸大により百貨店「丸大柏崎店」として1981年4月開店。複数回に渡る増床(1986年全面完成)とイトーヨーカドーとの提携強化に伴い、1989年に現在の屋号に改称した。
建物は「オリオンビル」の名称で、地上6階地下1階建、売場面積は8,298㎡。数年前から高層階を閉鎖し、4フロア(4階は閉鎖の場合あり)での縮小営業となっていた。
テナントとして100円ショップ「キャンドゥ」など8店舗が営業する。

7月4日から閉店セール実施

イトーヨーカドー丸大柏崎店では7月4日から閉店セールが開催される。閉店後の跡地利用などについては、7月現在は発表されていない。
丸大の閉店に伴い、柏崎駅周辺のスーパーは「スポット良食生活館フォンジェ店」(風の街フォンジェ内)と「ウオロク柏崎店」(コモタウン柏崎)の2店舗のみになる。
なお、イトーヨーカドー丸大は新潟店も老朽化により耐震性不足であることが発表されており、今後が注目される。

外部リンク:イトーヨーカドー 丸大柏崎店
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テラスモール松戸、2019年秋開業-180店舗が集結、松戸北部市場跡に大型モール

松戸市郊外の「松戸市公設地方卸売市場北部市場」の跡地に、住友商事の大型商業施設「テラスモール松戸(仮称)」が、2019年秋に開業する。
テラスモール松戸。(イメージ)

住商の「テラスモール」第2弾、松戸市郊外に出店

テラスモール松戸は2017年3月に老朽化のため閉鎖した松戸北部市場跡(松戸市八ヶ崎2丁目)に出店。最寄駅は新松戸(徒歩20分ほど、近くまでバスあり)で、国道6号線沿いからアクセスしやすい場所だ。
住友商事が開発する大型商業施設「テラスモール」としては、2011年開業の「テラスモール湘南」(神奈川県藤沢市)に次ぐ2施設目。

テラスモール湘南。

建物は地上4階建て(一部5階建て)で、賃貸面積は約42,000㎡、駐車場は2,000台。松戸市エリアの商業施設としては最大級の規模となる。
工事は7月2日に着工し、2019年秋の開業を目指す。

サミット核に180店が集結-買物客の市外流出防げるか

テラスモール松戸は複数の大型店と専門店を集積した「多核型サーキットモール」で、核店舗には食品スーパー「サミットストア」、シネコン「ユナイテッド・シネマ」、フィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」が出店を予定。そのほかにもファッション大型店、大型店ライフスタイルショップ、家電量販店、大型書籍店など計180店の専門店が出店予定となっている。 核店舗となるサミットストア。

3月にJR松戸駅前の百貨店「伊勢丹松戸店」が閉店し、商業求心力が大きく落ちこんでいた松戸市。市民待望の松戸市最大となる大型商業施設の誕生で、市外への買い物客の流出阻止に期待がかかる。

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