大阪府大阪市北区の旧・梅田貨物駅下をくぐる地下道「梅北地下道」の大部分が12月19日に閉鎖された。
最終日の梅北地下道。
貨物駅をくぐる「名物地下道」-2006年に大幅短縮
梅北地下道は、旧・梅田貨物駅の東西を結ぶために1928年に開通。
以降、約90年に亘って多くの人に利用されてきた。
かつては阪急梅田駅近くから新梅田シティまでの約500mを結んでいたが、旧・梅田貨物駅の再開発が進み、2006年には大部分が地上の道路に統合され、約200mにまで短縮されていた。いち早く地上化された部分には、2013年に再開発ビル「グランフロント大阪」も誕生している。
12月19日10時に歩道の切替が行われた。
新たに新設された地上の仮設歩道周辺は、まだ再開発工事の真っただなか。今後、地下道は暫定的に梅田貨物線をくぐる部分のみ(約50mほど)が存続するが、その部分も同線の地下化により2024年ごろに撤去され、仮設歩道とともに地上の道路と統合される予定となっている。
12月19日10時から使用開始となった仮設歩道。
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