カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

マチノマ大森、2018年11月1日開業-三菱商事の新商業施設ブランド1号店

東京都大田区大森西に、三菱商事都市開発のショッピングセンター「マチノマ大森」が2018年11月に開業する。
追記:11月1日にグランドオープンすることが発表された。
マチノマ大森。

三菱商事都市開発の新商業施設ブランド、40店舗が出店

三菱商事都市開発は、三菱商事系不動産ディベロッパー「ダイヤモンドシティ」(現・イオンモール)の売却に伴い2007年5月に設立。現在は都市型ショッピングセンター「コピス吉祥寺」や物流施設の運営を主な事業としている。

「マチノマ」ブランドロゴマーク。

マチノマ大森が出店するのは、ディベンロイリネンサプライ本社工場跡地。地上5階建、店舗面積は約9,000㎡、延床面積は約23,000㎡。
三菱商事都市開発が新たに手掛ける商業施設ブランドの1号店で、コンセプトに「自分らしい時間を過ごす。仲間と楽しむ。現代の「ヨロズヤ+チャノマ」」を掲げ、館内にイベントスペース、コミュニケーションスペース「マチノマノマ」を設けるなど、地域コミュニティーの創出の場づくりを目指す。

マチノマ大森1階に設けられる「イベントスペース」。

なお、競合店として向かいには住友商事系のスーパー「サミット」が出店している。

向かいにはサミットストア大森西店が出店。

核テナントは「ライフ」-40店舗が出店

核テナントとしては、1階に三菱商事が19%を出資するスーパー「ライフ」が出店する。

核テナントはライフ。

そのほか、輸入食品店「Food warehouse」、レディスファッション「SM2 keittio」(サマンサモスモス ケイッティオ)、生活雑貨店「ハピンズ」「Buona vita」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、100円ショップ「ダイソー」、JR東日本グループの「ジェクサー・フィットネスガーデン sopra(ソプラ) 」など40店舗が出店する。

マチノマ大森2階フードコート「マチノマキッチン」。

施設を象徴するコミュニケーションスペース「マチノマノマ」は、京王電鉄グループのリビタが運営。講師を招いた料理教室や大田の「ものづくり」に触れるワークショップといったイベントを開催、レンタルスペースとしての貸出も行う。

マチノマ大森3階に設けられる「マチノマノマ」。

出店テナント一覧(40店舗)
1階
  • ライフ(スーパーマーケット)
  • ブーランジェリー・ボヌール( ベーカリーカフェ)
  • サイクルスポット(自転車)
  • Food warehouse(フード ウェアハウス) (輸入食品・グロサリー・酒類)
  • タカマル鮮魚店(鮮魚・惣菜)
  • 国際クリーニング(クリーニング)
2階
  • Buona vita(ブォーナ・ビィータ)(インテリア雑貨・生活雑貨)
  • SAI(サイ)(文具)
  • HAPiNS(ハピンズ)(インテリア雑貨・生活雑貨)
  • ノジマモバイル(スマートフォン・タブレット)
  • ザ・ダイソー(グッズ・均一ショップ)
  • 眼鏡市場 (メガネ・コンタクトレンズ・補聴器)
  • SM2 keittio(サマンサモスモス ケイッティオ)(レディスファッション)
  • Green Parks topic(グリーンパークス トピック)(レディス・キッズファッション)
  • ASBee fam(アスビーファム)(総合シューズ)
  • Palms(パームス)(アクセサリー・バッグ)
  • ペットの専門店コジマ(ペットショップ)
  • そうごう薬局(調剤薬局)
  • マツモトキヨシ(ドラッグ)
  • タカマル鮮魚店(どんぶり・寿司)
  • はなまるうどん(うどん)
  • さつまっこラーメン(ラーメン)
  • ファーストキッチン(ハンバーガー・パスタ)
  • いきなり!ステーキ(ステーキ)
  • KollaBo(コラボ)(ビビンバ・冷麺・焼肉)
  • サーティワンアイスクリーム(アイスクリーム)
3階
  • ジェクサー・フィットネスガーデン sopra(ソプラ)(フィットネススタジオ)
  • スタジオキャラット(写真スタジオ)
  • ペタペタ(ヘアカラー)
  • マチノマクリニックモール(クリニック)
    ※年内随時開業予定(内科・耳鼻科・小児科)
  • 保険見直し本舗(総合保険代理店)
  • ICH・GO(イチ・ゴ)(美容室)
  • おはよう保育園( 認可保育所)※2019年4月開設予定
  • 大森マチノマ歯科(デンタルクリニック)
  • ベネッセの英語教室 BE studio(ビー スタジオ)(子ども英会話教室)
  • Clubネイス(クラブネイス)(子ども体操教室)
  • わかるとできる(パソコン教室)
  • 医療介護相談窓口・居宅介護支援事業所 太陽(医療関連相談窓口・居宅介護支援)

太字は主な大型テナント。
※4階、5階は駐車場。
(写真以外は公式サイトより。写真撮影:@Shu_0204Aさん

マチノマ大森

住所:東京都大田区大森西3-1-38
営業時間:10時~20時など(フロア・専門店により異なる)

外部リンク:マチノマ大森
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ソフマップ広島店、2018年8月26日閉店-関西以西唯一の単独店舗、ビックに移転へ

広島市中区紙屋町の本通商店街にある家電量販店「ソフマップ広島店」が、2018年8月26日に閉店する。

ソフマップ広島店。

関西以西唯一のソフマップ大型フルライン店舗だった

ソフマップ広島店の前身は1997年に出店した大型店「ソフマップギガストア広島」(広島市中区大手町の現・アニメイトビル)。
広島に本社を置く大手家電量販店「デオデオ」(現・エディオン)、広島そごうパソコン館「T-ZONE」とともに家電量販店集積地域を形成していたが、同社の経営悪化に伴う店舗網再編により、2006年5月に閉店していた。
その後、ソフマップのビックカメラグループ傘下入りを受けて2008年3月に広島駅前の「ビックカメラベスト広島店」(のちのベスト電器B・B広島店ベスト電器広島店)2階に、中古商品の販売・買取に特化した「ソフマップベスト広島店」を再出店。ビックカメラとベスト電器の資本業務提携解消後も営業を継続していたが、紙屋町に再移転するため2013年6月30日に閉店していた。

ソフマップベスト広島店が出店していたベスト電器。

紙屋町の現店舗は2013年7月6日に開店。店舗面積は約720㎡。出店時は広島県内唯一のビックカメラグループ都市型店舗として、同社が得意な中古商品やアニメ関連商品、ゲーム、フィギュア売場、そして旧店舗が扱わなかった新品のデジタル家電、周辺機器も販売。常時250台以上のパソコンを展示するなど、ベスト広島店時代の約3倍となる売場を活かした店舗づくりが特徴であった。
しかし、2012年には郊外型家電量販店「コジマ」がビックカメラグループ傘下に入ったことを受けて「コジマ×ビックカメラ」への改装を開始したほか、2016年9月には広島駅前に「ビックカメラ広島駅前店」が開店したことで、グループにおけるソフマップ広島店の地位は低下していた。

ビックカメラ広島駅前店。

駅前のビックカメラに移転へ-規模・業態は未定

ソフマップ広島店では7月の閉店発表当初、広島からの完全撤退が告知されていたが、8月初頭に急遽告知内容が「ビックカメラ広島駅前店への移転」へと変更になった。
現時点では、新店舗の規模は明らかにされておらず、取扱商品も未定となっている。
閉店セールを実施するソフマップ広島店。

店舗整理進めるソフマップ、「リユース」特化に注力

ソフマップは、2006年のビックカメラ子会社化以降、秋葉原地区における旗艦店「ソフマップ秋葉原本館」をヤマギワ出店予定地に開設。ホビーに特化した新業態「アキバ☆ソフマップ」やビックカメラ内店舗の出店加速により、店舗網を経営悪化以前の水準まで回復させたが、近年は前述した秋葉原本館のビック化や地方店舗の閉鎖で再び縮小傾向にある。
同社は2012年からグループのコジマに「コジマ買取カウンター」(現在94店舗)を開設、さらに2018年3月に池袋に中古Apple製品特化型店舗「Re Collection」を開設、7月に宅配買取サービスをアプリ主体の「ラクウル」にリニューアル、8月に一部店舗(横浜ビブレ店・大宮店)で「衣類買取カウンター」を開設するなど、「総合リユース業態」への転換も進めており、従来のソフマップ業態店舗は今後更に縮小される可能性もある。

外部リンク:広島店|ソフマップ[sofmap]
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スーパーセンタートライアル篠路店、2018年8月26日閉店-旧・長崎屋ラパーク篠路、11月開店の屯田店に移転

北海道札幌市北区のディスカウントスーパー「スーパーセンタートライアル篠路店」が8月26日に閉店する。

トライアル篠路店。

旧・ラパーク篠路、一部テナントは営業継続

トライアル篠路店は、長崎屋の大型総合スーパー「長崎屋ラパーク篠路」として、1991年3月に開店。長崎屋の経営再建に伴い2001年1月に閉店した。
カウボーイ篠路店は2001年11月に開店。トライアルへの合併にともない、2008年10月にトライアルへと改装・改称された。
2018年現在、テナントとして、自動車販売店「美使用軽専門店」、ディスカウント眼鏡店「ドクターアイズ」、100円ショップ「ダイソー」、時間制屋内型遊園地「Kid’s US.LAND」、スポーツクラブ「JOYFIT」などが出店する。売場面積は8,977㎡。

JOY FITなどは営業を継続するという。

テナントのうち「JOY FIT」、「ダイソー」など一部はトライアル閉店後も営業を継続するといい、当面は新たなテナントを探すことになると思われる。

11月開業の「トライアル屯田店」に事実上の移転

トライアルは近隣に「スーパーセンタートライアル屯田店」を建設中。同店は11月下旬の開業を目指して工事が進められており、事実上の移転になるとみられる。
(撮影:@west221223225さん

外部リンク:スーパーセンター 篠路店 | お店を探す・チラシをみる
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東急ハンズ高崎店、2018年11月23日開店-高崎オーパに、北関東初出店

JR高崎駅前のイオン系(旧ダイエー系)ファッションビル「高崎オーパ」に大手雑貨店「東急ハンズ高崎店」(仮称)が2018年冬に開店する。
追記:11月23日に開店する。

高崎オーパ。

北関東初のハンズ、高崎に

高崎オーパは2017年10月開業。東急ハンズは高崎オーパ6階に出店。店舗面積は約1060㎡、2018年冬のオープンを目指す。
なお、これまで6階にあったイオン系靴店「ASBEE」の大型店は規模を縮小して5階に移転している。
東急ハンズは北関東初出店だが、9月30日まで隣接する駅ビル「モントレー」に「トラックマーケット」として期間限定出店しているほか、2014年にはスズラン百貨店にも期間限定出店していたことがある。
なお、ライバルである「ロフト」は群馬県内には出店していない。

スズラン百貨店。

東急ハンズ高崎店(仮称)

住所:群馬県高崎市八島町46-1 高崎オーパ6階
営業時間:10:00~21:00

外部リンク:2018年冬 東急ハンズ高崎店(仮称)6F NEW OPEN -ニュース:高崎オーパ-
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イオン茂原店、12月2日閉店-40年の歴史に幕、跡地に建て替え・再出店めざす

千葉県茂原市のJR茂原駅前の総合スーパー「イオン茂原店」が12月上旬で閉店する。

イオン茂原店。

追記:閉店日は12月2日となる。

旧・扇屋ジャスコ、40年の歴史に幕

イオン茂原店は1978年4月に扇屋ジャスコ茂原店として開業。
ジャスコ茂原店を経て2011年3月にイオン茂原店に改称された。
売場面積は8,895㎡、建物は3階建てだが、老朽化などにより近年は1階のみで一部売場しか使われておらず、屋上の広告塔屋も解体されている。また、隣接地には立体駐車場を備える。
隣接するJR茂原駅は1987年に高架化され、1992年には茂原そごうが開業したが、2000年に閉店している。

茂原駅とそごう跡。

跡地に新店舗を建設へ-移動販売車は継続運行

イオンリテールは2020年の完成を目指して跡地に新店舗を建設する予定だが、規模などは未定となっている。
なお、地元紙・千葉日報によると、イオンが茂原市郊外を中心に運行する移動販売車は今後も継続運行されるということで、新店舗完成まではこの移動販売車が新たに駅前地区を訪問する可能性もあろう。

外部リンク:イオン茂原店 | お買物情報やお得なチラシなど
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ラオックス銀座本店、2018年8月31日閉店ー「爆買い」の象徴、5年で終幕

中国・蘇寧易購(旧・蘇寧雲商、蘇寧電器)傘下で免税店大手の「ラオックス」(東京都港区)は、東京都中央区銀座で営業する大型免税店「ラオックス銀座本店」を8月31日に閉店する。

ラオックス銀座本店。(写真は公式サイトより)

「爆買い」を象徴したラオックス、5年の歴史に幕

ラオックスは2009年、中国の家電量販店最大手「蘇寧電器」(Suning)の傘下となっており、現在は「日本国内最大規模の免税店」として国内43店舗(仮設店舗2店舗含む)を展開している。
ラオックス銀座本店は、2010年11月に銀座エリア初となる百貨店内家電量販店としてオープンした「ラオックス銀座松坂屋店」の後継店としてブランド店「LANVIN」跡に2013年11月に開店した。

ラオックス銀座松坂屋店。

ラオックス銀座本店の建物は地上8階地下1階建(ラオックスの営業フロアは1~3階)で、売場面積は880㎡。
銀座初の本格的免税ストアを謳い、多言語対応販売員の常駐や高価格帯商品の充実を図るなど、外国人観光客の爆買い需要に特化した売場づくりを行っていた。
その後、2015年9月には近隣の名鉄系ファッションビル「イグジットメルサ」(旧・銀座ニューメルサ)5~6階に新たな旗艦店「ラオックス銀座EXITMELSA店」(売場面積約1,517㎡)が開店したが、銀座店は営業を続けていた。

EXITMELSA。

今回の営業終了は、5年間の定期建物賃貸借契約満了に伴うもの。
ラオックスは銀座本店の閉店に伴い、銀座EXITMELSA店のリニューアルを予定しているという。

近年、ラオックスは免税店事業の不振もあり、2017年3月に飲食業を手掛ける「フードクリエイションワークス」を設立、同年7月には「千葉ポートタウン ポートスクエア」を体験型複合レジャー施設として運営開始するなど、事業領域の拡大を図っている。

外部リンク:日本国内最大規模の免税店 ラオックス株式会社
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ドンキホーテ・ピカソ川崎銀柳街店、2018年8月31日開店-駅前アーケード内に

神奈川県川崎市のJR川崎駅東口の銀柳街商店街アーケード内に、ドン・キホーテグループのディスカウントストア「ピカソ川崎銀柳街店」が2018年8月31日に開店する。

ピカソ川崎銀柳街店。

駅前のアーケード内に出店-「ピカソ」の旗艦店に

ピカソ川崎銀柳街店の建物は地上5階地下1階建で、ゲームセンター「サムズタウン川崎店」(2018年1月閉店)跡に出店する。売場は地上1~3階の3フロアで、売場面積は606㎡。
過去1年以内に開店したピカソとしては最大の売場面積を持つ。
大型店の撤退が続く川崎駅東口であるが、川崎ゼロゲート出店に続く明るいニュースとなりそうだ。

出店地(左側)。店舗上アーケードにステンドグラスがある。

多様なニーズに24時間お応えする“驚安店舗”」として、商品数は約2万点のアイテム数を展開、繁華街の立地特性に合わせてブ
ランド品やパーティグッズ、訪日観光客向け商品、飲食店の仕入れ需要に対応した大容量タイプの酒、菓子、珍味を揃える。
また、川崎銀柳街の景観にあわせ、ステンドグラスをモチーフにエンターテイメント性溢れる装飾を施すという。

店内イメージ。

ピカソ川崎銀柳街店

住所:神奈川県川崎市川崎区駅前本町4-12
営業時間:24時間営業

ニュースリリース:2018年8月31日(金)『ピカソ川崎銀柳街店』オープン!~多様なニーズに24時間お応えする“驚安店舗”誕生~
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ドンキホーテ・ピカソ目黒駅前店、2018年8月24日開店-珍しい「ミニスーパー」業態、今後増える?

東京都目黒区のJR目黒駅前に、ドン・キホーテグループのディスカウントストア(ミニスーパー業態)「ピカソ目黒駅前店」が8月24日に開店する。

ピカソ目黒駅前店。

狭小店ながら生鮮扱う「ミニスーパー」業態

ピカソ目黒駅前店の建物は地上5階地下1階建で、大手パチンコ店「ガイア目黒店」(2018年3月閉店)跡に出店する。売場は地上3階〜地下1階の4フロアで、売場面積は483㎡。近隣にはJR目黒駅ビル「アトレ目黒」(ザ・ガーデン自由が丘・東急プレッセ・成城石井が入居)や東急ストア等も出店する。
地域のニーズに24時間お応えする駅前立地型店舗」として、ドン・キホーテの小型業態「ピカソ」では珍しい生鮮食品(青果・精肉)や惣菜売場を設け、地域住民の普段使いやランチ需要に対応する。また、オフィスが多い立地特性から領収書、メモなど事務用品の品揃えを強化し、買い忘れ需要にも対応するとしている。

ライバルは「まいばすけっと」?

ドン・キホーテはこれまでも買収した長崎屋などのノウハウを生かして大型店「メガドンキ」を中心に生鮮品売場の導入を進めてきたが、こうした狭小店舗に生鮮品売場を導入することは珍しい。
都心にイオングループの「まいばすけっと」「マルエツプチ」などが増えるなか、こうした店舗が増加していくのかどうかも注目される。

都心ではミニスーパーが増えている。

なお、同店の徒歩圏にも「まいばすけっと」があるものの、ピカソのほうが駅に近い好立地であり、営業時間も長い。

ピカソ目黒駅前店

住所:東京都目黒区下目黒1-1-15
営業時間:24時間営業

外部リンク:2018年8月24日(金)『ピカソ目黒駅前店』オープン!~地域のニーズに24時間お応えする駅前立地型店舗~
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サンエー石川シティ、2020年夏開業-旧石川浄水場跡地に

沖縄県うるま市の旧石川市エリアに大型ショッピングセンター「(仮称)サンエー石川シティ」が、2020年夏に開業する。
(仮称)サンエー石川シティ。

石川浄水場跡、サンエーに

サンエー石川シティの店舗面積は約13,190㎡。
沖縄県企業局が所有していた旧石川浄水場跡地への出店で、旧石川市の中心市街地からも近く、周辺には小・中学校や図書館、消防署などの公共施設も数多く設置されている。
館内には同社直営の食品館、衣料館に加え、テナントとして同社がFC展開するドラッグストア「マツモトキヨシ」、家電量販店「エディオン」などが出店する。

うるま市7店舗目となるサンエー

サンエー石川シティはサンエーとしてはうるま市7店舗目となる。
うるま市では2018年にカインズを核店舗とする「ABLOうるま店」が開店したばかりであり、大型店競争が激化しそうだ。

サンエー石川シティ

住所:沖縄県うるま市石川角石原 2565 番地 他

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サンクス、発祥の地・宮城県から8月23日に撤退-2018年度中を目途に「消滅」へ

ユニー・ファミリーマートHDのコンビニ「サンクス」 が、8月23日をもって発祥の地・宮城県から完全撤退する。
サークスKサンクスは2018年度末までに「全店消滅」となる計画であるが、ユニーファミマの発表によると消滅は予定より早まる可能性もあるという。

発祥の地近くにあったサンクス。(仙台市青葉区八幡、1号店ではありません)

長崎屋系のコンビニ、1号店は仙台市だった

サンクスは総合スーパー「サンバード長崎屋」のコンビニ事業として1980年7月に宮城県仙台市で設立。本社は1983年1月に東京・日本橋へ移転するまで、2年半ほど仙台市にあった。
同年11月に1号店「八幡店」(仙台市青葉区八幡、現存せず)を出店し、翌1981年からは関東地方へ進出。以降は全国へ展開していった。

2004年にユニー系の「サークルK」と合併すると、2016年にはユニーとファミリーマートの経営統合により、サークルK・サンクス店舗のファミリーマート転換と不採算店の整理が進められることとなった。
ファミリーマートに転換した旧サンクス。(仙台市青葉区八幡、1枚目と同じ店舗)

残り500店切る-2018年度末までに消滅へ

サンクスは多賀城市の「多賀城鶴ヶ谷店」が8月23日に閉店するのをもって、発祥の地であった宮城県から完全撤退する。既に閉店した宮城県内のサンクス店舗の多くは、改装工事や建て替えなどでファミリーマートに転換した。
なお、2018年7月31日時点で営業中のサークルK・サンクスは全国490店舗となっており、今年に入ってからも既に福島、栃木、奈良、和歌山、香川、北海道の6道県でファミリーマートへの転換や店舗整理が完了している。
ユニーファミマは、サークルK・サンクスの屋号を2018年度末までに消滅させる計画だが、7月12日の発表では11月中に全店をファミマ転換、もしくは閉店させる計画を示しており、予定より早くの「見納め」となる可能性もある。

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