東急グループ、タイでタワーマンションなど大型の住宅分譲事業を発表

タイにおいて不動産開発を進める東急グループ(渋谷区)は、タワーマンション建設などを含むタイ・バンコク市での大型の住宅分譲プロジェクトを5月23日に発表した。

事業説明会で手を組む東急電鉄星野取締役専務とSansiri社ウタイCOO。

東急、タイ大手と合弁でタワマンなど大型開発

今回の大型開発は、タイ大手不動産デベロッパー「Sansiri Public Company Limited」(以下、サンシリ社)と共同で進めるもの。
東急グループは2017年8月にサンシリ社の合弁で「Siri TK One Company Limited」を設立しており、分譲住宅第1弾となった「taka HAUS」(269戸、マンションタイプ)は、2017年9月の販売開始直後から高い契約数を記録、既に大半の物件が売却済だという。

“優雅で活動的な 鷹”をコンセプトに掲げた「taka HAUS」。

今回の大型開発は、分譲住宅第2弾・第3弾となるもの。いずれも図書室やジムを備える予定で、高級マンションになるとみられる。

そのうち「(仮称)エカマイ11」は地上38階建、約550戸の高層コンドミニアム(いわゆる「タワーマンション」)。
東急グループはこれまで中国、インドネシア(東急不動産)、ベトナム(東急電鉄)などでタワーマンションの分譲をおこなっているが、タイ国内では初となる。
建設予定地近隣は、高架鉄道駅や大型ファッションビル、映画館、日系スーパー(マックスバリュ、UFMフジスーパー)も多数進出するバンコク有数の商業集積地であり、都心部での最先端のライフスタイルを望む「20~30代の若年層」の入居を想定する。完成予定は2021年。

(仮称)エカマイ11の建設計画地周辺の写真。

もう1つの「(仮称)スクムビット50」は地上8階建2棟、合計約400戸の低層コンドミニアム。
コンセプトに「都市における特別な安らぎの空間」を掲げ、都心に通勤するタイ人の入居や、外国人駐在員への賃貸を目的とするタイ人・外国人投資家の購入を想定する。完成予定は2019年。

(仮称)スクムビット50の建設計画地周辺の写真。

ヘテムル

バンコク市内では都市化による人口増加と自動車の普及により交通事情が悪化しつつあるが、両物件はともに「都心部へのアクセスが良好」であることを特長の1つとしている。
5月23日に行われた事業概要説明会において、東急電鉄星野取締役専務は新たなライフスタイルとして「職住近接」の提案を目指すことを掲げたうえで「(東急電鉄の経営理念である)美しい生活環境を実感していただけるよう引き続きサンシリ社と取り組む」と述べた。

1980年代からタイに投資してきた東急、近年は不動産も

東急グループは、タイ国内で1980年代初頭に「チョウカンチャン東急建設」「バンコク東急百貨店」を相次ぎ設立するなど、日本の鉄道会社としては非常に早い段階から様々な業種・分野での積極的な投資を続けている。
2014年には、タイ大手財閥「サハグループ」と合弁会社「サハ東急コーポレーション」を設立し、日本人駐在員家族を対象とした賃貸住宅をタイ・シラチャに開発するなど、新たに不動産事業にも乗り出していた。

日本人駐在員家族をターゲットとした「HarmoniQ Residence Sriracha」。

外部リンク:タイ・バンコクにおける「Sansiri Public Company Limited」との分譲住宅事業第2弾、第3弾プロジェクトが決定

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