イズミ傘下の「スーパー大栄」(北九州市)は、6月1日から屋号を「ゆめマート」に変更する。
スーパー大栄。
「大栄」のイメージ一新でゆめブランドの浸透図るイズミ
6月1日から屋号を変更するのは「スーパー大栄」「D&D」「サンディ」全15店舗。
既に4月からD&D行橋店、D&D田川大任店を「ゆめマート」として営業しており、残る13店舗も6月1日までに転換されることになる。なお、D&Dなど大型店のテナントとして入居している衣料品スーパーは基本的に直営衣料品売場に転換される(現在殆どが直営転換済み)。
また、9月1日を目途に「フレッシュ8」(旧・鮮ど市場)8店舗もゆめマートに転換される。
店内に掲示された転換告知。
スーパー大栄は地域の老舗で、近年は老朽化している店舗も多かったためイズミは店舗の改装も進めている。
屋号も変更することで「古い店」というイメージを一新したいという考えもあると思われる。
ゆめマートに転換した田川大任店。
消える「スーパー大栄」
スーパー大栄は1962年創業。
「スーパー大栄」、ショッピングセンター「D&D」、生鮮ディスカウント「フレッシュ8」、ディスカウントストア「サンディ」などを運営しており、最盛期には60店舗近い店舗を展開、福岡証券取引所にも上場していた。
しかし、近年は同業競合他社の進出で苦戦を強いられており、2014年1月にイズミが19.9%を出資する業務提携を締結。2016年2月からはイズミの完全子会社となり、上場も廃止されていた。
屋号は消えることになる。
外部リンク:スーパー大栄