イズミ傘下で中国・九州地方で「ユアーズ」、「アバンセ」、「丸和」などを展開する「ユアーズ」(広島県海田町)は、不採算店8店舗を5月中に閉店させると発表した。
丸和徳山店。
広島市、三原市、尾道市、周南市の8店舗を閉鎖
5月中に閉鎖するのはユアーズ高須店、牛田店、青崎店、三篠店、鈴ヶ峯店(以上、広島市)、三原店(三原市)、向東店(尾道市向島)、丸和徳山店(周南市)の8店舗。
とくに、銀南街防火建築帯ビル地階に出店する「丸和徳山店」は周南市徳山の中心商店街で最後に残ったスーパーマーケットであり、また「ユアーズ向東店」なども最寄スーパーまでは1km以上の距離があるため、地域への影響が大きいと予想される。
丸和徳山店が出店する銀南街ビル。
イズミ傘下のもとで店舗改装と効率化すすめるユアーズ
ユアーズは1979年に創業。丸和は1946年に創業。丸和の小倉本店(北九州市)は日本初の本格的な食品スーパーマーケットとして知られる。
丸和は経営の悪化により2011年よりユアーズの運営となっていたが、ユアーズも2015年9月にイズミの連結子会社となっていた。
イズミの子会社となった後は、昨年末にユアーズ因島店、丸和苅田店、丸和新田原店、丸和サンパル行橋店などを閉鎖、合わせて老朽店舗の改装を行うことで、経営効率化と収益力の強化を進めていた。
昨年閉鎖されたサンパル行橋店。
2016年6月からのユアーズの店舗数は、丸和なども含めて全42店舗となる。
外部リンク:ユアーズ