イトーヨーカドー千住店、2016年4月10日閉店-ヨーカドー1号店

北千住を長年見つめて来た店舗の終焉が早くもやってきた。
東京都足立区にあるイトーヨーカドー1号店「イトーヨーカドー・ザ・プライス千住店」が2016年4月10日に閉店する。
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イトーヨーカドー・ザ・プライス千住店。

イトーヨーカドー1号店、70年の歴史に幕

イトーヨーカドー千住店の前身「羊華堂」が北千住に2坪の店舗を出店したのは1946年のこと。以来、イトーヨーカドーはこの「千住店」を創業店と位置付けており、70年間に亘って営業を続けてきた。
現在の建物は1967年に建てられたもので老朽化しており、店舗形態が時代に合わなくなっていることも大きいと思われる。

ヨーカドーは再出店を表明

イトーヨーカドー千住店の跡地は、店舗を解体したのちに再開発することが検討されている。
イトーヨーカドーも千住店を新業態で再開させる予定であることを発表しており、概要はまだ発表されていないものの、高層マンションを建設した上で、下層階にイトーヨーカドー食品館を出店させる可能性が高いと見られている。
これまでもたびたび「千住の地を大切にする」と表明してきたイトーヨーカドー。公式サイトにおいても「また新たな一歩をふみ出すための閉店」であるとしているが、創業の地で新たな時代を築くことができるのかが注目される。yorkkitasennjyu2
創業の地を示す案内。店舗1階に掲示されている。

2016年4月追記:解体後の跡地には13階建のマンションが建設されるという。下層階は商業施設となる予定。

トポスも閉店、不便になる北千住

北千住では、ヨーカドーの近くにある「ダイエートポス北千住店」も再開発のために閉店することが決まっており、2つのスーパーがほぼ同時に消えることになる。
ヨーカドー、トポスともに再開発後のビルの下層階には商業施設の出店が検討されているものの、再開発の完了までには時間がかかり、周辺の住民は不便を強いられることになる。
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閉店するトポス北千住店。全国最後のトポスだった。
千住本町商店街(旧日光街道)に立地する。

外部リンク:イトーヨーカドー・ザ・プライス千住店
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