カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

漢神百貨高雄巨蛋店、2024年10月リニューアル開業-食生活♥♥ロピア、台湾南部初出店

台湾・高雄市左營区の百貨店「漢神百貨巨蛋購物中心」(ハンシン百貨店高雄アリーナドームショッピングセンター)が、2024年10月にリニューアルオープンした。

高雄市の郊外型百貨店、大型がリニューアル

漢神百貨巨蛋購物中心」は2008年7月に開業。高雄アリーナドームに隣接しており、店舗面積は約72,925㎡。

漢神百貨巨蛋購物中心。

阪神百貨店と提携関係にある「漢神百貨」(HANSHIN)が運営、同社の漢神百貨高雄巨蛋店が核店舗として入居するほか、百貨店の売場以外にはユニクロGU紀伊國屋書店ニトリダイソー無印良品などが出店している。

食関係を中心に29店舗が新規出店

今回のリニューアルではおもに地階。かつてスーパーマーケット「JASONS」などが出店していた部分を改装した。
目玉となったのは、台湾南部初出店となるディスカウントスーパー「食生活♥♥ロピア高雄漢神巨蛋店」。
ロピアは10月4日に営業を開始。日本の精肉店発祥であることをアピール、日本産肉をはじめとして、日本から直送した鮮魚などを販売することで集客を図っている。
なお、日本のロピアは多くの店舗で現金決済を採用しているが、同店ではクレジットカードも利用できるほか、ショッピングカートは10台湾ドルでレンタルすることができる。(日本では100円)

高雄でも「ロピアらしい内装」は健在だ。

そのほか、ベーカリー「ドンク」、輸入食品「カルディコーヒーファーム」などを含め、10月中に29のブランドが新規出店。29店舗のうち8店舗は台湾南部初出店となった。

漢神百貨巨蛋購物中心。地階を中心に29店舗が新規出店した。

漢神百貨は高雄市前金区に本店を置くが、現在高雄市鼓山区と台中市西区に新店舗を建設中。
両店舗とも百貨店を核としたショッピングセンター業態になるとみられており、今後のテナント構成が注目される。

漢神百貨巨蛋購物中心

高雄市左營區博愛二路777
営業時間:11時~21時(店舗によって異なる)

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函館ロフト、2025年4月22日開店-同社函館初、シエスタハコダテの無印良品「食の専門売場」跡に

北海道函館市の函館市電五稜郭公園前電停近くにある複合商業施設「シエスタハコダテ」地階に、セブン&アイHD系大型インテリア雑貨店「函館ロフト」が2025年4月22日に開店する。

ダイエー跡地の複合施設に

シエスタハコダテは、2017年4月にダイエー系総合スーパー「グルメシティ五稜郭店(旧ホリタ五稜郭本店)」跡地再開発の一環として開業。建物は地上19階地下1階建で、商業フロアは地上3階~地下1階、売場面積は約3,336㎡(公共フロア含め約4,519㎡)。運営管理をSPC函館本町開発が担う。

開業初期のシエスタハコダテ。

開業当初の商業フロアは、地上階を良品計画のライフスタイルストア「無印良品シエスタハコダテ」、地階をDEAN & DELUCAプロデュースの函館フードマーケットホール「シエスタキッチン」という構成であったが、2020年9月にシエスタキッチンが閉館し、2021年4月に無印良品道内初となる「食の専門売場」となった。

函館初のロフト、函館ならではの取組みも?

函館ロフトの売場面積は約179坪(約593㎡)。
同社は1997年3月の札幌ロフト(札幌西武別館/当時)以来、2000年8月の旭川ロフト(旭川西武B館7階/当時)など旧西武系を中心に道内店舗を拡大してきたが、2023年8月の札幌ロフト(札幌エスタ6階)閉店にあわせ、札幌市(アリオ・モユク・BiVi新さっぽろ)や旭川市(イオンモール)で多店舗化を始めていた。
新店舗は「ややコンパクトながら、ロフトで最も多く展開しているスタンダードな店舗形態」として、文具雑貨、健康雑貨、バラエティ雑貨、生活雑貨の4領域を展開。開店時には「函館ロフトならではの開店企画」も予定しているという。

無印良品はフロアを1~3階に再集約

無印良品シエスタハコダテでは2021年4月以来となる大規模リニューアルにあわせ、2025年1月19日をもって地階食品フロアを閉鎖し、地上3フロアを随時刷新していくとしている。

2021年4月のリニューアル後のシエスタハコダテ。
スターバックスやJINSも入居した。

函館ロフト

住所:北海道函館市本町24番1号

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ダイエー新在家店、2025年2月15日閉店-旧山陽マルナカ承継店、築20年で建替え

兵庫県神戸市灘区の阪神本線新在家駅前にあるイオングループ/ダイエーグループ系総合スーパー「ダイエー新在家店」が2024年2月15日午後6時をもって閉店する。

マルナカ新在家店として開店

ダイエー新在家店は、2004年8月に中四国地場流通大手系総合スーパー「山陽マルナカ新在家店」として開店。店舗面積は2,925㎡。
山陽マルナカは1998年12月の兵庫県内1号店(広畑店)以来、2000年9月に大阪府内1号店(泉大津店)、2003年3月に神戸市内1号店(玉津店)を開店するなど、関西圏でのドミナント強化を推進。新在家店開店と同時期、2005年11月には川崎汽船から六甲アイランドの社有地(29,194㎡)を取得するなど、当地周辺の拠点化(本社移転候補地/物流拠点整備)を図っていた。

マルナカ新在家店。

山陽マルナカ新在家店は、2011年9月にマルナカグループがイオンと資本業務提携を締結、同年11月にイオンの子会社に移行したため、トップバリュやWAON導入を始めとするイオン流リニューアルを実施。2019年3月にマックスバリュ西日本と経営統合する際、近畿エリアにおけるスーパーマーケット事業(新在家店を含む14店舗)がダイエーへの承継対象となったため、その後の経営合理化の一環として、2021年9月に現在の店舗名称に改称した。

ダイエー新在家店。

同業多い新在家、築20年での建替えで競争力強化

ダイエー新在家店周辺は、自社プロパーの総合スーパー「ダイエー六甲道店」を含め、同業店舗が数多い立地であるが、阪神本線新在家駅隣接という良好な立地条件下にある。
ダイエー新在家店は築20年程度であり、総合スーパーとしては比較的築浅であるが、建替えにより商圏での競争力を高める狙いがあるとみられる。

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ザ・ビッグ福住店、2024年11月30日開店-西友道内食品スーパー1号店、イオン系ディスカウント業態に刷新

北海道札幌市豊平区の札幌市営地下鉄東豊線福住駅近くにある西友福住店跡に、イオン北海道のディスカウント食品スーパー「ザ・ビッグ福住店」が2024年11月30日8時に開店した。

西友北海道内初となる食品スーパーだった

西友福住店は2000年11月に開店。建物は平屋建で敷地面積は6,270㎡、売場面積は2,228㎡、延床面積は2,970㎡。日本甜菜製糖が所有する。
西友福住店は「西友北海道スーパーマーケット1号店」として、道内大手ドラッグストア「アインズ福住西友店」(2024年現在はセブン&アイHD系)との複合店舗を形成。近隣商圏型ショッピングセンター「西友楽市」と共通のファザードを採用するなど、道内では珍しい店舗構成を敷いていたが、西友の北海道全面撤退にともない、2024年9月8日にアインズが閉店、2024年9月30日をもって完全閉店した。
あわせて、同年10月1日にイオン北海道が西友の北海道事業を承継し、新装開店に向けた準備を進めていた。

イオン北海道、西友福住を「ビッグ」に転換

ザ・ビッグ福住店の建物は平屋建で店舗面積は2,439㎡。
イオン北海道は2024年10月26日の「マックスバリュ宮の沢店」開店を皮切りに、西友道内9店舗のイオングループ系業態への転換を順次進めているが、ディスカウント業態「ザ・ビッグ」への転換は初となる。
福住店では同業態の基本コンセプト「買えば買うほど安さがわかる買えば買うほど安さがわかります!!」をモットーに掲げた「EDLP(毎日がお買得)」型の売場づくりを行う。

ザ・ビッグ福住店(同社公式より)。

ザ・ビッグ福住店

住所:北海道札幌市豊平区福住1条3丁目10
営業時間:8時~21時
※西友福住店時代の24時間営業は廃止

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イオン札幌厚別ショッピングセンター、2024年11月30日開業-西友道内旗艦店、イオンとドンキの複合店に

北海道札幌市厚別区の西友厚別店跡に、イオン北海道の大型商業施設「イオン札幌厚別ショッピングセンター」が2024年11月30日に開業した。

西友道内旗艦店、開店当初は道内初のDAIKや無印も

イオン札幌厚別ショッピングセンターの前身となる西武セゾングループ系総合スーパー「西友厚別店」は2000年12月に開店。店舗面積は15,407㎡。西友が北海道で展開する「複合大型店」としては1996年4月開店の手稲店に次ぎ2店舗目(西野店含め3店舗目)であった。
西友厚別店は開店当初、従来型総合スーパー型衣食住フロアに加え、道内初となる都市型ホームセンター「DAIK」を直営展開。西友と資本業務提携関係にあった良品計画の大型複合店舗「無印良品」「cafe MUJI」(商品供給店舗/事実上のFC店舗)をはじめとする専門店約50店舗を導入するなど、手稲店とともに道内旗艦店としての役割を担った。
西友厚別店は2001年3月に「北海道西友」(同年1月設立/休眠子会社社名変更)運営に移行したが、2008年7月には西友のウォルマート傘下入りにともなう運営会社再編の一環として再度直営化。2019年2月には100円ショップ「Seria」を無印良品跡(2018年10月閉店)に導入、2023年4月にはPPIH系ディスカウントストア「ドン・キホーテ厚別店」を直営衣料フロアを転換するかたちで導入するリニューアルを実施したが、西友の北海道全面撤退にともない、2024年9月30日をもって閉店。同年10月1日にイオン北海道が西友の北海道事業を承継し、新装開店に向けた準備を進めていた(専門店街は営業継続)。

イオン直営食品フロアを核としたショッピングセンターに

イオン札幌厚別ショッピングセンターの店舗面積は15,407㎡。2024年11月22日開店のイオン札幌清田店に次ぎ、イオン北海道の西友承継4店舗目となる。
イオン北海道直営食品スーパー「イオン札幌厚別店」(食品+日用消耗品/ヘルス&ビューティケア)を核に、西友厚別店から引継ぐかたちでドン・キホーテやSeriaを始めとする専門店約30店舗を展開。
直営食品に関しては「品揃えを今まで以上に充実させ、生鮮は旬をいち早くお届け、デリカは品揃えを拡大し更に便利にお使いいただけるお店」としたうえで「地域の皆さまから今まで以上に愛されるお店、気持ち良くお買い物ができるお店づくり」をめざすとしている。

イオン札幌厚別ショッピングセンター(同社公式より)。

イオン札幌厚別ショッピングセンター

住所:北海道札幌市厚別区厚別西4条6丁目700-126
営業時間:8時~23時(直営食品フロア)

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HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店、2024年11月30日開店-「九州のうまかもん」アピール、本州初は大阪市浪速区のコーナンに

大阪府大阪市浪速区のJR今宮駅前に、コーナングループのホームセンター「ホームインプルーブメントひろせ」(本社:大分市/本部:福岡市)が展開する食品スーパー「HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店」が2024年11月30日に開店した。

HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店。

大分発のホームセンター、本州進出

ホームインプルーブメントひろせ(HIヒロセ)は、1978年8月に大分市の陶器店を母体として創業。1990年代より食品スーパーとの複合業態「スーパーコンボ」を展開。2008年7月に長崎地場ホームセンター「OKホーム&ガーデン」の優良店を承継し、2010年11月にディスカウント業態1号店「トレンズ」を開店するなど、中九州を中心に多店舗化を図った。その後、2018年4月にコーナンと資本業務提携を締結し、2023年6月にコーナンの完全子会社となった。

「九州のうまかもん」前面に打ち出した店舗に

HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店は、ホームセンター「コーナンJR今宮駅前店」2階に入居するもので、同社本州初/関西初の直営店となる。
HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店では「大阪に初上陸のスーパーマーケット」を掲げ、九州の直営店と同等の生鮮食品(青果・精肉・鮮魚・惣菜)やグロサリー、酒類をフルラインで展開。HIヒロセが加盟する仕入機構「CGC」PB商品も取り揃える。(Hiフレポは利用不可
鮮魚では開店記念企画としてHIヒロセ創業地である大分県産ちりめんの升売りを実施、精肉惣菜(OM2ミート)においても一頭買い九州産和牛、グロサリーにおいても「九州のうまかもん」と称した九州定番商品を取りそろえるうなど、九州生まれのスーパーを前面に打ち出した営業を行う。

HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店。

コーナンと衣食住揃う「スーパーコンボ」業態展開

今宮駅周辺には従来、同業食品スーパーが存在せず、大国町駅周辺の「肉のハナマサPLUS大国町店(旧スーパー玉出大国町店)」「ライフ大国町店」や芦原橋駅前の「マックスバリュ塩草店」、西成区の「スーパー玉出新今宮店」といった店舗が最寄であった。HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店は、コーナンとダイソーの複合店舗として、九州同様のスーパーコンボ型衣食住ワンストップショッピングを訴求していくこととなる。

HIヒロセ食の蔵JR今宮駅前店

住所:大阪府大阪市浪速区浪速東三丁目1-20
営業時間:午前9時~午後9時

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ドン・キホーテピカソ三軒茶屋店、2024年11月30日29時閉店-ドンキの都市型狭小ディスカウント古参店、21年で

東京都世田谷区の東急田園都市線/東急世田谷線三軒茶屋駅近くにあるパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)系ディスカウントストア「ドン・キホーテピカソ三軒茶屋店」が2024年11月30日29時(12月1日5時)をもって閉店する。

三軒茶屋駅前のドンキ系都市型狭小業態

ドン・キホーテピカソ三軒茶屋店は2003年5月に開店。営業フロアは2フロアで売場面積は499㎡。ピカソとしては2001年11月開店の新小岩店、同年12月開店の国分寺店(旧第一家電)に次ぐ古参店となっている。
ピカソ三軒茶屋店は「ドン・キホーテのノウハウを凝縮しつつ、より立地に合わせ、より便利な店づくり」をめざした都市型ディスカウント業態の店舗として、衣食住や家電、時計・宝飾・ブランド品、バラエティ用品、各種レジャー用品(スポーツ・DIY・カー用品など)を圧縮陳列で幅広く展開。都心勤務者のデイリーユース需要獲得を図った。

ピカソ三軒茶屋店(同社公式より)。

ピカソは12店舗のみに

ドン・キホーテは2005年8月のピカソ西早稲田店開店後にピカソ屋号店舗の展開を一時凍結、次世代型コンビニ(情熱空間)やドンキ屋号の狭小店舗に舵を切ったが、2011年2月に「ピカソ池袋東口店 painted by みちくさ屋」(既存ピカソ改装店舗)を開店、2012年3月にドンキ流セレクトショップを掲げた「ピカソ赤坂店」を開店したことを機にピカソ屋号の展開を本格的に再開。2018年8月には生鮮(青果・精肉・惣菜)併設のピカソ目黒駅前店を開店するなど、ドンキ同様に立地特性を活かした地域密着型の店舗づくりを打ち出している。
三軒茶屋店の閉店により、ピカソ屋号の店舗は12店舗のみとなる。

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ボンラパス タンブル、2024年11月29日開店-ハローデイ系高級スーパー「BON REPAS」新業態、博多マルイに

福岡県福岡市博多区の博多駅に直結する日本郵政グループ系複合商業施設「KITTE博多」の商業フロア「博多マルイ」に、ハローデイ系高級食品スーパー新業態「BON REPAS Timbre(ボンラパス タンブル)」が2024年11月29日午前10時に開店した。

博多駅直結の複合商業施設にボンラパスの新業態

ボンラパスタンブルは、ハローデイが展開する「プレミアムスーパーマーケット」新業態として、屋号に入居施設(日本郵政系/KITTE博多)にちなんだ「Timbre(タンブル/フランス語で切手)」を採用。
コンセプトに「好奇心を嬉しいに。おいしいを幸せに。満足を喜びに。」を掲げ、オリジナル商品「BON REPAS premium(ボンラパスプレミアム)」を始めとするバイヤー厳選商品や九州のおいしい食材を活かした生鮮監修弁当・惣菜「旬彩庵」を展開する。

BON REPAS Timbre.

博多マルイ1階の大部分が高級スーパーに

博多マルイはストアコンセプトに「博多から九州を元気に」を掲げ、方向性として「地元企業の発信基地」「地元にしかない体験提供」を意識したコト消費重視の施設づくりを進めている。
同施設では施設の玄関口である1階においても、2024年春より新たなフロアコンセプト「毎日を楽しく彩るLocalFood」を掲げ全面リニューアルを開始しており、ボンラパス新業態はフロアの核としての役割を担うこととなる。

BON REPAS Timbre(ボンラパス タンブル)

住所:福岡市博多区博多駅中央街9-1 博多マルイ1F
営業時間:午前10時~午後9時

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JR東海のキヨスク新ブランド「プラスタ」、2024年11月29日に1号店-キヨスクを「プラスタ」「ベルマート」2ブランドに

JR東海の完全子会社「JR東海リテイリング・プラス」(愛知県名古屋市)は、2024年11月よりJR東海エリア内のキヨスクを「プラスタ(PLUSTA)」、「ベルマート(Bellmart)」の2ブランドに順次統合する。

「プラスタ」イメージ。(ニュースリリースより)

JR東海、キヨスクを「プラスタ」「ベルマート」に

JR東海グループのキヨスクブランドの統合は東海キヨスク株式会社株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズをきっかけとしたもの。
2023年10月の両社統合後も複数のブランドが混在していたため、2ブランドに統合することになったという。

グランドキヨスク。プラスタに転換する。(藤枝駅)

そのうち「プラスタ(PLUSTA)」は駅を利用される様々な人の旅に「彩り」を添えるブランドとして欲しいものが見つかる品揃えとココでしか買えない商品が揃った「つい立ち寄りたくなる心躍る店舗」を展開するとしており、おもに新幹線駅にある「グランドキヨスク(GRAND KIOSK)」やホーム上の「キヨスク(KIOSK)」を、「プラスタ(PLUSTA)」をはじめとして「プラスタギフトPLUSTA gift)」「プラスタベントーPLUSTA bento)」へと転換する。

ベルマートキヨスク。ベルマートに転換する。(沼津駅)

また、在来線を中心に展開する生活密着型の「ベルマートキオスク(Bellmart Kiosk)」については、「ベルマート(Bellmart)」へブランド転換する計画だ。
新ブランド店舗の1号店となる「プラスタ三島」は2024年11月29日に開業。JR東海は今後約3年かけてブランドを統一していくとしている。

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フォレストモール川崎黒川、2024年11月29日より順次開業-小田急黒川駅前、ロピアを核に

神奈川県川崎市麻生区の小田急多摩線黒川駅南口に、近隣商圏型ショッピングセンター「フォレストモール川崎黒川」が2024年11月29日午前10時に開業した。

黒川駅南口にロピア核のショッピングモール

フォレストモール川崎黒川は「(仮称)フォレストモール黒川駅前」として計画されていた商業施設で、敷地面積は約6,096㎡、店舗面積は2,762㎡、延床面積は5,737㎡。
フォレストモールは首都圏・関西圏を中心に近隣商圏型商業施設(NSC)を展開しており、川崎黒川は18施設目となる。
フォレストモール川崎黒川では、系列他施設同様に「アメリカ西海岸の商業施設」をモデルにさだめ、首都圏地場大手食品スーパー「ロピア黒川店」を核に、ドラッグストア「サンドラッグ」や医療関連テナント(眼科・内科・歯科)を展開する。

フォレストモール川崎黒川のフロアマップ。

フォレストモール川崎黒川(ロピア黒川店)

住所:神奈川県川崎市麻生区南黒川1-7
営業時間:午前10時~午後8時

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