BiVi二条、2024年7月閉館-TOHOシネマズは営業継続、京都市との契約更新で2025年春新装開業めざす

京都府京都市中京区の二条駅前にある大和ハウス系複合商業施設「BiVi二条」が2024年7月をもって閉館する。

二条駅貨物ヤード跡地に誕生した「文化施設」

BiVi二条は、2005年6月25日に開業。建物は地上5階建で店舗面積は㎡。
同施設は京都市が1990年度より「二条駅貨物ヤード跡地」周辺一帯で整備を進めた「二条駅地区土地区画整理事業」の目玉として、西陣の映画館集中地域を受け継ぐ「二条駅地区文化施設」として、京都市有地を不動産大手「大和工商リース(現大和リース)」が再開発した施設だった。

契約満了で2024年7月閉館、シネコンは営業継続

BiVi二条は開業以来、東宝グループの複合映画館「TOHOシネマズ二条」を核に、京都地場大手書店「大垣書店」やアミューズメント施設「THE 3RD PLANET(現サープラ京都あそびタウン)」といった大型専門店、飲食・サービス系店舗が営業を続けていたが、京都市と大和リースによる「20年間の事業用借地権設定契約」満了にともない、2024年7月をもって施設の大部分(シネコンを除く部分)を閉館する

BiVi二条。

再契約で2025年春新装開業・営業再開めざす

京都市は現契約満了後も、大和リースのこれまでの実績や次期運営計画、外部有識者からの意見を踏まえ、引続き契約を締結する方針を示している。
方針に基づき、両者間で2024年7月に「文化施設整備・運営事業に関する協定書」を締結、同年9月以降に「事業用定期借地権設定契約」を締結する見込み。(2023年12月発表時点)
2025年春開業予定の新施設では、BiVi二条が従来担ってきた役割に加えて「京都文化の発信・創造拠点としての機能」を導入。庇の意匠をフロア全体に、みやこ杣木を館内案内サインに採用するなど、館内回遊を促す統一感あるデザインのもと、新たな賑わい・交流拠点の構築をめざすとしている。

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