ヤオコー横浜磯子店、2022年7月12日開店-トイザらス跡、都市型ショッピングセンターに

神奈川県横浜市磯子区のJR京浜東北線・根岸線磯子駅近くにある磯子再開発ビル「浜田ビル」に、ヤオコーのショッピングセンター「ヤオコー横浜磯子店」が2022年7月12日午前9時に開店する。

トイザらスを核とする複合施設だった

浜田ビルは1997年4月に開業。建物は地上5階建で営業フロアは1~3階、店舗面積は3,805㎡。浜田不動産が所有する。
浜田ビルの開業当初は外資系玩具量販店「トイザらス磯子店」を核に、親密関係にあったファストフード店「マクドナルド」や地権者のビルメンテナンス会社、電気通信工事会社など入居していた。
核店舗のトイザらス磯子店は開店以来長らく、同社初となる“都市型ツーフロア店舗”として営業していたが、2010年10月に子供服子供用品店「ベビーザらス」併設店舗に移行。同店の業態転換後は、浜田ビル2~3階オフィスフロアに横浜市の公共施設「磯子区青少年の地域活動拠点イソカツ」や認可保育園「おひさま保育園(旧おひさま学童スクール)」が相次ぎ入居するなど、一時は磯子随一となる子供・子育て複合施設となった。
しかし、2022年1月16日に核店舗のトイザらスが閉店したため、地元を中心に店舗跡の活用方法に注目が集まっていた。

ヤオコー核のショッピングセンターに

ヤオコー横浜磯子店の店舗面積は約1,684㎡、延床面積は約2,615㎡。同店開店により同社の店舗数は179店舗となる。
横浜磯子店ではストアコンセプトに「「美味しさ」「選ぶ楽しさ」「提案」で豊かな食生活を提案するお店~ヤオコーの良さを地域のすべての方々に伝えよう~」を掲げ、青果部門では平日・週末で量目に変化をつけ展開。鮮魚部門では近海魚・天然魚による圧倒的な旬・鮮度感の打ち出しに加え、豊洲市場直接仕入れを活かした週末恒例イベント「豊洲まつり」を実施。精肉部門では銘柄豚強化や季節にあわせた商品提案に加え、同社が差別化商品として取組む馬刺しを強化。惣菜部門では同社が名物商品とするおはぎやローストビーフ商品、旬の握り寿司を中心に強化。グロッサリー部門では都道府県別銘店ラーメンのコーナー化やスパイス売場の拡大、組み合わせを意識した酒売場を展開する。

ヤオコー横浜磯子店。

浜田ビル内ではヤオコー開店後も、7月19日にドラッグストア「クリエイトS・D」と100円ショップ「Seria」等が開店する予定。ビル内では従来どおり、子育て世代向け施設も営業を継続するが、近隣商圏型のショッピングセンターとして姿を変えることとなった。

ヤオコー横浜磯子店

住所:神奈川県横浜市磯子区磯子3丁目4番23号
営業時間:午前9時~午後9時45分

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