港南台バーズ、高島屋跡に増床して2021年4月22日リニューアル開業-無印良品を核にノジマなど出店

神奈川県横浜市港南区のJR根岸線港南台駅前にあった「高島屋港南台店」の跡に、専門店街「港南台バーズ」が増床し、2021年4月22日にリニューアルオープンする。

港南台バーズ。

港南台高島屋、バーズ専門店街に

高島屋港南台店は、相鉄グループの日本市街地開発(当時)が開発を主導する商業施設「港南台バーズ」の百貨店核「横浜高島屋港南台店」として1983年10月1日に開業。高島屋グループの運営会社再編に伴い、1995年9月に高島屋の直営店舗となった。

高島屋港南台店。

営業フロアは地上5階地下1階、売場面積は8,214㎡、売上高は79億7900万円(2019年2月期)。ペデストリアンデッキや連絡通路を通じて総合スーパー「ダイエー港南台店(イオンフードスタイル港南台)」、既存の「港南台バーズ専門店街」に直結していたが、高島屋は経営不振により2020年8月16日に閉店していた。
その後、高島屋跡は専門店街とすべく改装がすすめられていた。

高島屋跡、大型専門店で構成-食品はMUJI×伊勢丹

今回の増床リニューアルは、相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが高島屋が出店していたエリアを全面改装しておこなうもの。
キャッチフレーズは「+New わくわくプラス、ときめきプラス」で、高島屋跡は殆どに大型専門店が出店する形式となる。

高島屋跡・専門店の構成。

そのうち、地階と1階には核テナントとして「無印良品」が5月14日に移転・増床して出店。店舗面積は約4973㎡と、無印良品として関東最大級で、食品売場は「クイーンズ伊勢丹」を展開する三越伊勢丹グループの「エムアイフードスタイル」と共同で運営し、「食と農」をテーマに地元の旬野菜のほか、生鮮食品やグロサリー、総菜などを取り扱うとしている。また、他の無印良品大型店と同様に「おかしの量り売りコーナー」「給水コーナー」等も設置される。
2階には「アカチャンホンポ」「スタジオマリオ」が出店するほか、キッズスペースなどを新設。
3階には「ユニクロ」(増床移転)と「ジーユー」、4階には「コーナン」、5階には家電量販店「ノジマ」が県内最大級の売場面積で、それぞれ核テナントとして出店する。コーナンには工作コーナー「DIY LABO」を併設する。
さらに、屋上には遊具エリア「バーズテラス」を新設。テラスには「バーベキューエリア」が設けられるといい、地域の憩いの場となりそうだ。

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