イオンモール仙台雨宮、2025年秋開業-仙台市中心部近く、東北大キャンパス跡に「街なかイオンモール」

宮城県仙台市青葉区の北四番丁駅近くにあった東北大学雨宮キャンパス跡地に「(仮称)イオンモール仙台雨宮」が2025年秋に開業する。

(仮称)イオンモール仙台雨宮。
(イオンモールのニュースリリースより)

東北大農学部跡「街なかイオンモール」に

イオンモールが建設されるのは、仙台市地下鉄南北線・JR仙山線北仙台駅から南に約500m、北四番丁駅から北東に約500m離れた「東北大学雨宮キャンパス」跡地の一部(約3.5ha)。仙台市中心部に近く、市役所から徒歩10数分の距離の文教地区となっている。
雨宮キャンパスに入居していた農学部は2016年に青葉山へ移転し、建物は既に解体されている。
旧キャンパス(約9.3ha)の土地は2013年にイオンモールが約220億円で落札。また、敷地の一部には「仙台厚生病院」やマンションが建てられる。

かつての東北大雨宮キャンパス。

「街なか」でありながら1300台の駐車場を完備

「(仮称)イオンモール仙台雨宮」の規模は、店舗棟が地上4階建て、立体駐車場棟が地上6階建て。
敷地面積は約33,000㎡、延床面積は約75,000㎡で、市街地でありながら約1,300台の駐車場を備える。
旧キャンパスの樹木を使った緑化空間も設けられる。(仙台市イメージより)

また、イオングループと東北大学災害科学国際研究所で締結した「産学連携協力」に関する協定に基づき、地域の防災拠点として安心して利用できる施設づくりを計画。
さらに、仙台都心部緑化重点地区にふさわしい環境の実現に努め、周辺環境との調和を図るとしており、仙台市によるとモール内には旧キャンパスにあった樹木も一部残される予定となっている。
仙台市では近年街なかへのイオン小型店の出店が進んでいる一方、イオン仙台店(旧ダイエー)、仙台フォーラス(旧ジャスコ、リニューアルのため休業予定)は築約半世紀を経て老朽化が進んでおり、イオンモールの出店によりこうした店舗の動向も注目される。

イオンモール仙台雨宮

住所:宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町10番3

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