カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ウエルシアプラス福岡三苫店、2025年1月30日開店-スーパー大栄フレッシュ8跡の西鉄ストアレガネット、イオンの生鮮ドラッグに

福岡県福岡市東区の西鉄貝塚線三苫駅近く、福岡県道538号湊塩浜線沿いにある西鉄グループ系食品スーパー「西鉄ストアレガネットマルシェ三苫」跡に、イオン系ドラッグストア「ウエルシアプラス福岡三苫店」が2025年1月30日に開店した。

スーパー大栄系引き継いだ西鉄ストアの短命店舗

西鉄ストアレガネットマルシェ三苫は、2016年3月に閉店したスーパー大栄の生鮮食品ディスカウント「フレッシュ8三苫店」を引継ぐかたちで同年6月に開店。開店当初の建物は平屋建で敷地面積は約5,033㎡、売場面積は約629㎡。
レガネットマルシェ三苫は、九州地場大手生鮮ディスカウント「鮮ど市場」FC店舗(鮮どコンサルジャパン加盟店)の流れを汲む業態「フレッシュ8」を居抜きした店舗であり、西鉄ストア標準店舗と異なる店舗構造となっていたため、同様の出店経緯をもつレガネットマルシェ岡垣(フレッシュ8跡/2016年8月開店/2020年3月閉店)に次ぎ、2024年9月30日をもって閉店することとなった

イオン九州とウエルシアの生鮮ドラッグに

ウエルシアプラス福岡三苫店の建物は平屋建で売場面積は約910㎡。イオンウエルシア九州としては2025年1月16日開店の新宮杜の宮店に次ぎ10店舗目、福岡県内6店舗目となる。

ウエルシアプラス福岡三苫店。

福岡三苫店は「地域の健康ステーションを目指す新しいスタイルの店舗」と位置付けるフード&ドラッグ業態「ウエルシアプラス」として、医薬品・化粧品・日用雑貨やグロサリー(一般食品・冷凍食品・酒類)に加え、生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)や惣菜、地元福岡県産商品を拡充するなど、旧来のイオン系食品スーパーの強みとウエルシアの強みを兼ね備えた売場を展開。「お客さまの“ココロ”と“カラダ”の健康に寄り添い、九州の「豊かな暮らし」に貢献します」としている。

ウエルシアプラス福岡三苫店

住所:福岡県福岡市東区三苫4丁目7-26
営業時間:9時~22時

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東急ストア都立大学店、2025年1月31日閉店-大規模な設備投資で長期休業、今夏を目途に新装開店予定

東京都目黒区の東急東横線都立大学駅高架下にある同社系食品スーパー「東急ストア都立大学店」が2025年1月31日をもって一時閉店した。

東急ストアの古参店

東急ストア都立大学店は、1961年11月の都立大学駅高架化にあわせて「東光ストア都立大学店」として開店。1975年3月の社名変更にあわせて現名称「都立大学東急ストア」となった。2006年2月には耐震補強工事にあわせて仮設店舗に移転、2007年4月に現店舗となった。建物は地上2階建で営業面積は1,563㎡。
現店舗は首都圏私鉄駅高架下という立地特性を活かし、1階で惣菜・寿司・インストアベーカリーや飲料・簡便食品、2階で生鮮食品を取扱うなど、通勤通学需要を見据えた売場構成を採用していた。

東急ストア都立大学店(同社公式より)。

2025年夏まで長期休業、学芸大学店も約2週間休業

東急ストア都立大学店の一時閉店は「大規模な設備投資」によるもので、2007年4月の現店舗開店以来最大規模の休業期間をともなうリニューアルとなる。同店は「2025年夏頃、装いを新たにし、オープンする予定」との方針を明らかにしているが、2025年2月現時点において業態や店舗コンセプトなどは未発表となっている。
なお、同店近隣の「東急ストア学芸大学店」でも2025年2月6日18時をもって一時閉店、2月7日から20日まで改装工事を実施するとしており、東急東横線沿線を代表する「大学駅」の東急ストア両店舗が長期間店を閉めることとなった。

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ダイエーおおとり店、2025年1月31日閉店-大阪堺おおとりウイングスの核店舗、イオンスタイルへの転換で

大阪府堺市西区のJR阪和線鳳駅近くにあるコーナン系複合商業施設「おおとりウイングス」の核を担うイオン系総合スーパー「ダイエーおおとり店」が、2025年1月31日午後6時をもって閉店する。

紡績工場跡地を再開発し生まれた堺市内有数の大型店

おおとりウイングスは、1980年10月に「第一紡績堺工場」跡地再開発施設として開業。建物は地上3階建で店舗面積は18,693㎡。
同施設は開業当初、第一紡績(本社:熊本県荒尾市)傘下のイチボウ商事による運営であったが、バブル期の多角化失敗が災いとなり、1992年7月に運営会社が特別清算、同年10月に第一紡績本体が会社更生法を申請したため、コーナングループ傘下のわたらせ温泉(本社:和歌山県田辺市)完全子会社による運営となった。

ダイエー近畿最大規模の中食や文具売場が強みだった

ダイエーおおとり店は、1980年10月におおとりウイングスの核店舗として開店。建物は地上3階建で直営売場面積は10,021㎡。
同店は堺市内有数の規模を誇るフルライン型総合スーパーとして営業しつつ、1995年には系列パチンコ店「パンドラ」(旧忠実屋/旧萩原商事シヅオカヤ系)を導入するなど、流通業界内でも異例な取組みを打ち出した。
2014年4月には「近畿地区最大規模の中食強化型食品売場」を目玉とする約12年ぶりの大規模リニューアルを実施し、イオン系ディスカウント文具店「ぶんぐのまち」を導入するなど、同社の実験の場としての役割を引続き担い続けた。

ダイエーおおとり店。

イオンリテールへの運営移行で45年の歴史に一旦幕

一方、ダイエーおおとり店は同社内上位の売場面積を有しており、国内シェアNo.1の総合食品小売業をめざすべく、主力業態の食品スーパー化を図る同社の事業戦略との乖離が生じていた。
そのため、2024年11月にイオン系総合スーパー中核会社「イオンリテール」が同店を2025年3月1日付で承継する方針を発表し、2025年春を目途に「(仮称)イオンスタイルおおとり」として新装開店することとなった。これにより、ダイエーおおとり店は45年の歴史に幕をおろすこととなる。

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Aコープ伊勢原高森店、2025年1月31日閉店-ロピアユータカラヤ2号店跡、わずか5年で

神奈川県伊勢原市の国道246号線沿いにあるJA全農Aコープ系食品スーパー「Aコープ伊勢原高森店」が2025年1月31日をもって閉店する。

ロピア発展の礎を築いた伊勢原店

Aコープ伊勢原高森店の建物は、1996年に首都圏地場精肉系食品スーパー「ユータカラヤ(現ロピア)」の食品スーパー「ユータカラヤニュータウン伊勢原店」として開店。
ユータカラヤニュータウン伊勢原店は、1994年開店の「肉の宝屋港北ニュータウン中川店」に次ぐ同社食品スーパー2号店として精肉の製造販売拠点を併設、生鮮4品への取扱商材拡大と多店舗化の足掛かりとなった。
同店は1997年のディスカウント食品スーパー新業態「新鮮大売」展開にあわせてリニューアルを実施、2011年の社名変更後は「ロピア伊勢原店」として段階的に屋号や内外装のリニューアルを実施したもの、2018年12月をもって閉店した。

近年では珍しいJA全農Aコープ新店舗、わずか5年で

Aコープ伊勢原高森店は2020年4月に開店。開店当初はエーコープ関東運営であったが、JA全農グループによるAコープ運営会社再編の一環として、2021年4月にAコープ東日本運営、2024年4月にJA全農Aコープ運営となった。同店では農産物直売所としての機能やJA全農かながわ銘柄牛「やまゆり牛」「やまゆりポーク」を前面に打ち出し営業を行っていたが、わずか5年の歴史に幕をおろすこととなった。

Aコープ伊勢原高森店(同社公式より)。

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西友長崎駅店、2025年1月31日閉店-アミュプラザ長崎の食品核、サニー化で「西友」九州から消滅

長崎県長崎市のJR九州グループ系長崎駅直結複合商業施設「アミュプラザ長崎」にあるイズミ系大型食品スーパー「西友長崎駅店」が「サニー長崎駅店」への転換のため、2025年1月31日をもって閉店する。

アミュプラザ長崎の食品核

西友長崎駅店は2000年9月21日にアミュプラザ長崎の食品核として開店。建物は地上5階建で営業フロアは1階、店舗面積は約2,000㎡。
西友長崎駅店は1975年11月の道の尾店(現サニー道の尾店)、1982年11月の諫早店(2015年4月閉店)に次ぐ西友長崎県内3号店、2000年9月1日発足の同社九州地域子会社「九州西友」1号店として、開店当初より食品スーパー業態を採用した。

開店当初の意匠を留める西友長崎駅店。

同店はその後、2008年7月には西友の地域子会社再編にあわせて直営に移行、2013年4月にはウォルマート型店舗「SUPER SEIYU」仕様の売場に全面刷新、2020年11月には楽天との資本業務提携を活かした最新の売場に全面刷新した。

西友長崎駅店「SUPER SEIYU」リニューアル告知。

2024年8月にはイズミ系に、11月には九州唯一の西友に

西友長崎駅店は、イズミが2024年8月に熊本地域子会社「ゆめマート熊本」を介して西友九州事業(サニー67店舗/西友2店舗/若菜工場など含む)を承継、2024年11月に西友道の尾店を「サニー道の尾店」に転換したため、2025年1月時点では九州唯一の西友屋号の店舗となっていた。

ゆめマート熊本承継直前の西友長崎駅店。

西友長崎駅店が2025年2月1日より「サニー長崎駅店」として営業開始することで、九州から西友屋号の店舗は消滅することとなる。

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パワーセンターうおかつ倉賀野店、2025年1月31日閉店-ミスターマックス倉賀野ショッピングセンターの食品核、フレッセイ撤退から16年で

群馬県高崎市のミスターマックスHD系商業施設「MrMax倉賀野ショッピングセンター」にある群馬地場系大型食品スーパー「パワーセンターうおかつ倉賀野店」が2025年1月31日をもって閉店する。

関東初のミスターマックス、当初は「いなげや」核だった

ミスターマックス倉賀野ショッピングセンターは、1996年3月に同社関東1号店「ハイパーモールMERX倉賀野」として開業。建物は平屋建で店舗面積は13,248㎡。
開業当初は同社直営ディスカウントストア「ミスターマックス倉賀野店」と首都圏地場大手系食品スーパー「いなげや高崎倉賀野店」を核とする商業施設であったが、いなげやが1998年以降段階的に群馬県内全店舗を同業地場大手のフレッセイに譲渡(一部店舗は転換前に閉鎖)したため、食品核が「フレッセイ倉賀野店」となった。

群馬の地域密着ご当地スーパー、契約期間満了で閉店

パワーセンターうおかつ倉賀野店は、2008年5月にフレッセイ倉賀野店を居抜くかたちで開店。
1958年12月創業の鮮魚店「魚勝」を母体とした「地域密着ご当地スーパーマーケット」として、創業当初から強みとする生鮮食品に加え、外国人居住者が多い北関東工業地域という特性を活かしたアジア系輸入食品の拡充、コストコ商品の取扱いなど打ち出していたが、「ミスターマックスとの契約期間満了」のため、2025年1月31日をもって閉店することとなった。

うおかつ倉賀野店(同社公式より)。

ミスターマックスによる新たな食品スーパー誘致も?

ミスターマックス倉賀野ショッピングセンターは、1996年3月の開業から30年近く経過した2025年1月現時点においても、高崎市内の郊外型商業施設としては「イオンモール高崎」「スーパービバホーム高崎店」に次ぐ店舗面積と集客力を誇っており、食品核の入れ替わりがみられた同社系列施設(本城など)と同様、新たな大型食品スーパーの導入が図られるものとみられる。

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コープこうべコープ行基、2025年1月30日閉店-兵庫県道334号線沿いの生協系食品スーパー、賃貸借契約満了で

兵庫県伊丹市の阪急伊丹線伊丹駅近く、兵庫県道334号寺本伊丹線沿いにある生協系食品スーパー「コープこうべコープ行基」が2025年1月30日をもって閉店した。

駅近・県道沿いの立地活かした大型食品スーパー

コープ行基は1971年5月開店の前身店舗「コープこや」を移転するかたちで2005年10月に開店。鉄骨造平屋建で店舗面積は1.562㎡。
コープ行基は、前身店舗と比べ駅近至便な立地特性やワンフロア1,000㎡超の店舗特性を活かし、鮮魚の対面販売や惣菜バイキングを導入するなど「食の満足度で地域1番店」をめざすとしていた。

コープ行基。

昆陽時代から半世紀超の歴史に幕

コープ行基は2024年8月の新伊丹駅前同生協系食品スーパー「コープ伊丹」(1962年11月開店/2021年1月休業開始)建替新装開店後も伊丹市内最大の店舗面積を誇る大型食品スーパーとして営業を続けていたが、2024年11月18日に「賃貸借契約の期間満了」を理由に営業終了する方針を発表。前身店舗から半世紀超の歴史に幕をおろすこととなった。

コープ行基営業終了について。

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スーパーセンタートライアル益城台店、2025年1月29日開店-益城台地土地区画整理事業の商業核に

熊本県上益城郡益城町の九州自動車道益城熊本空港インターチェンジ近くに「スーパーセンタートライアル益城台店」が2025年1月29日に開店する。

熊本都市圏「東の玄関口」の商業核に

スーパーセンタートライアル益城台店の建物は平屋建で店舗面積は4,227㎡。同社店舗は熊本県内13店舗体制となる。
トライアル益城台店周辺一帯は、2024年6月現時点においては大部分が農地となっているが、益城町は熊本市東区に面する同地を「益城台地西土地区画整理事業」により「熊本の東の玄関口」とする方針を示しており、TSMCを始めとする半導体企業の進出が相次ぐ熊本郊外の同社大型店として、既存店(尾の上店)がカバーできなかった上益城郡内(益城町・嘉島町)の集客を実現するものとみられる。

スーパーセンタートライアル益城台店

住所:熊本県上益城郡益城町大字広崎益城台西土地区画整地事業地15街区
営業時間:24時間営業
※ドラッグは9時~21時

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エブリイ業務スーパー邑久店、2025年1月16日開店-瀬戸内市内初、三愛旬鮮市場BASIC邑久駅前店跡に

岡山県瀬戸内市のJR赤穂線邑久駅前にある地場精肉系食品スーパー「旬鮮市場BASIC邑久駅前店」跡に、エブリイホーミイHDの神戸物産系業務用食品スーパー「業務スーパー邑久店」が2025年1月16日午前9時に開店した。

瀬戸内市地盤の精肉系食品スーパー1号店跡に

旬鮮市場BASIC邑久駅前店は、2004年に瀬戸内市の地場老舗精肉店「三愛」の食品スーパー1号店として開店。
旬鮮市場BASICでは、三愛がマイカル系生活百貨店「サティ」の精肉部門を担当していた実績を活かし、精肉・惣菜を中心とした生鮮食品を前面に店舗づくりを打ち出していたが、2024年3月10日をもって閉店。同店の惣菜部門に関しては、三愛本社に「BASIC惣菜」として縮小移転したもの、食品スーパー店舗跡は未活用の状態が続いていた。

瀬戸内市初となる業務スーパー

エブリイ業務スーパー邑久店は、2024年9月に同社が吉備津店(旧天満屋ハピーズ跡)を開店した際に発表したもので、エブリイの強みを活かした生鮮品(青果・精肉)と神戸物産の強みを活かした業務用大容量商品・輸入商品を両立した売場を構築する。

エブリイ業務スーパー邑久店。

エブリイ業務スーパー吉備津店

住所:岡山県瀬戸内市邑久町山田庄196-1
営業時間:9時~19時
写真:同社公式より

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福岡市民ホール、2025年3月28日開館-福岡・天神に新たな音楽ホール、福岡市民会館は閉館へ

福岡県福岡市中央区天神に、福岡市立の新たな複合音楽ホール「福岡市民ホール」が2025年3月28日に開館。また、これに伴い永年親しまれた「福岡市民会館」は閉館する。

福岡市民ホール。

須崎公園に市立の新音楽ホール、福岡市民会館は閉館に

福岡市民ホールが建設されているのは福岡市天神にある「須崎公園」の園内。なお、建設のため須崎公園内にあった噴水は姿を消した。
近くには「イオンショッパーズ福岡店」(旧ダイエー)が立地している。

徒歩圏にはイオンが立地する。

隣接地には1963年に開館した同じく福岡市立の音楽ホール「福岡市民会館」があり、全国区の様々なアーティストが公演をおこなってきたが、こちらは市民ホールの開館に伴い62年の歴史に幕を下ろす。

福岡市民会館。

市民会館よりも「駅チカ」に-3つのホール設置

福岡市民ホールは現在の市民会館よりも天神寄りに建設。約2分ほどではあるが、以前よりも「駅チカ」となる。
地上5階、地下1階建てで、館内には「大ホール」「中ホール」「小ホール」3つのホールと、リハーサル室、練習室、エントランスホールが設けられている。
そのうちメインとなる「大ホール」は3層構造で約2000席、オーケストラピットや花道の設営にも対応する。
「中ホール」は2層構造で約800席。「小ホール」は約150席でオールスタンディングや会議等にも対応する。
大ホールのこけら落とし公演は、福岡出身の歌手・MISIAさんが務める予定となっている。

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