カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

イトーヨーカドー春日部店、2018年4月11日から3度目の「サトーココノカドー」に

東武鉄道・春日部駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー春日部店」が、2018年4月11日から5月8日までの期間限定で「サトーココノカドー」にみたび変身するゾ。

イトーヨーカドー春日部店。

野原家御用達のデパート「サトーココノカドー」

イトーヨーカドー春日部店は、春日部市を舞台とする人気アニメ「クレヨンしんちゃん」内で登場するデパート「サトーココノカドー」のモデルとなった店舗と言われており、作中では食品売場でしんのすけが母みさえにチョコビをねだるシーンなどが象徴的に描かれている。

作中に登場するサトーココノカドー。(春日部市公式サイトより)

サトーココノカドー1周年と新作映画上映を記念

イトーヨーカドー春日部店では、クレヨンしんちゃんと春日部市によるコラボ企画「オラのマチ・春日部にくれば〜」の一環として、2017年4月9日から4月16日までの期間限定で「サトーココノカドー」として営業。店舗塔屋のサトーココノカドー化や、クレヨンしんちゃんの世界観を再現した販促やセール「みさえ・ザ・バーゲン」を実施し、利用者から大きな反響を呼んだ。

2017年12月15日から2018年1月8日には春日部店2階での「25周年記念 クレヨンしんちゃん展 in 春日部」開催を記念して、タマタマまたまた「サトーココノカドー」として営業。
店舗塔屋のみならず、レシートもサトーココノカドー仕様に変更したほか、サトーココノカドー版チョコビ、特製クッキー、電子マネー「nanaco」(受注生産)などコラボ商品を大幅に拡充した。

大量に山積みされたサトーココノカドー仕様のチョコビ。

そして今回、「サトーココノカドー1周年」と新作映画「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」上映を記念して、3度目3ヶ月ぶりとなる「サトーココノカドー」復活が決定。4月8日には、店舗広告塔屋を「野原しんのすけが全面に押し出された新デザイン」に改装しており、店舗でも大々的な告知が始まった。
イベント開催期間中は、前回のコラボ企画で好評だった「サトーココノカドーのり弁当」「サトーココノカドーチョコビ」「サトーココノカドークッキー」(新パッケージ)「サトーココノカドーネクタイ」に加え、映画上映記念商品として横浜中華街の有名店「横浜萬珍樓」と「パレスホテル大宮」と共同開発した「点心セット」「なるときんちゃくケーキ」の販売も行なわれるなど、コラボ商品のさらなるラインナップ強化が行われるほか、サトーココノカドー“ならでは”の特別企画として全館で握手会・撮影会やウォークラリーも実施される。

外部リンク:イトーヨーカドー春日部店
外部リンク:25周年記念 クレヨンしんちゃん展特設サイト
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iDC大塚家具春日部ショールーム、2018年5月27日閉店-創業地・春日部の大型店、再開発検討地域に

東武鉄道春日部駅西口の大型家具店「iDC大塚家具 春日部ショールーム」(以下、春日部店)が、2018年5月27日に閉店する。
iDC大塚家具春日部ショールーム。

創業地春日部の大型店-“親子対決”の象徴だった

iDC大塚家具春日部店は1997年4月開店。建物は地上4階建てで、店舗面積は10,722㎡。
施設は1996年より隣接地に移転した「イトーヨーカドー春日部店(初代)」の建物を居抜きで活用しており、建物はイトーヨーカドーが所有する。
春日部市は大塚家具の創業地として知られる。春日部駅東口には2015年の「お家騒動」で旧会長・大塚勝久氏が退社後に設立した新会社の旗艦店「匠大塚 春日部本店」(旧西武百貨店春日部店)が立地し、娘・久美子氏が社長を務めるiDC大塚家具の春日部店とは「親子対決」の象徴として語られることも多かった。
匠大塚春日部本店。(旧西武百貨店春日部店)

再開発を前に閉店へ-27階建てタワマンに?

iDC大塚家具春日部店の建物は「春日部市中央一丁目地区市街地再開発」の対象地域に含まれている。
同地区では2014年5月に再開発準備組合が設立。再開発では27階建ての複合タワーマンションを建設する構想があり、再開発が認可されれば、周辺の景色は一変する可能性がある。

外部リンク:iDC大塚家具春日部ショールーム
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イトーヨーカドー食品館新浦安店、4月8日閉店-スターツが再活用へ

建物の一部のみで暫定営業してきた「イトーヨーカドー食品館新浦安店」が4月8日に閉店し、新たな商業施設として改装・リニューアルされることになった。
イトーヨーカドー新浦安店。

イトーヨーカドー新浦安店跡、暫定営業は1年弱に

イトーヨーカドー新浦安店は2000年10月に開業。建物は地上5階建てで、売場面積は23,360㎡。競争の激化などによる経営不振から2017年5月28日で一旦閉店したものの、買い物難民の発生を危惧する地元からの要請もあり、2017年6月28日より食品を中心に取り扱う「食品館イトーヨーカドー新浦安店」として1階のみで暫定的に営業を再開。その後、土地と建物を所有する「森トラスト総合リート投資法人」が2017年7月31日付けで土地と建物を「スターツデベロップメント」(中央区)に売却していた。
同社はスターツコーポレーション傘下の不動産ディベロッパーで、同社は新浦安駅近くでも「タイムレスタウン新浦安」「クオン新浦安」などの大型開発をおこなっている。

「買い物難民問題」を危惧、建て替えから再活用へ

2017年8月時点では、スターツは商業施設を含む住宅主体の複合開発を計画していると報じられていた。しかし、地域には競合するスーパーマーケットが少ないことから、空白期間を最小限にするためにイトーヨーカドーの建物を改装するかたちで新たなショッピングセンター「(仮)スターツショッピングセンター」として再活用する方針へと転換したという。

新たな施設イメージ。

テナント数は約80店舗になり、物販、飲食、クリニック等の店舗構成が計画されているというが、核店舗などについては4月時点で発表されていない。
2018年秋ごろのリニューアルオープンを目指すという。
(イメージ画像はスターツデベロップメント公式サイトより)

外部リンク:<スターツデベロップメント株式会社>千葉県浦安市にて、商業施設「(仮)スターツショッピングセンター」を今秋リニューアルオープン
外部リンク:譲渡契約内容の一部変更及び資産の譲渡完了に関するお知らせ(イトーヨーカドー新浦安店)
関連記事:イトーヨーカドー新浦安店、住宅を核とした複合施設に-近く再閉店へ(2017年8月時点の記事)
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関連記事:イトーヨーカドー新浦安店、食品館として営業継続へ-6月28日から一定期間
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MEGAドン・キホーテ横手店、2018年4月20日開店-大曲からの「実質移転」に

秋田県横手市条理に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ横手店」が2018年4月20日に開店する。

MEGAドン・キホーテ横手店。

横手焼きそばなど地元名物も販売

ドンキが出店するのは横手市郊外・条理地区にある「ハッピータウンショッピングセンター」内の「ホームセンターハッピー横手店」跡。建物は平屋建てで、売場面積は約3,620㎡。
店舗は食品の取り扱いにも力を入れた「MEGA」業態で、横手のB級グルメ「横手焼きそば」や「豆腐かすてら」といった地元の特産品、地場生産のお酒や漬物など、地域ならではの商品も数多く取り揃える。

閉店した大曲店からの「実質移転」に

横手市の北隣にある大曲市では、2016年4月に「ドン・キホーテ大曲店」が出店したが、翌17年6月30日をもって閉店。出店から1年2ヶ月ほどの“スピード撤退”だった。

2017年6月に閉店したドン・キホーテ大曲店。
こちらより取扱商品が拡大されるとみられる。

MEGA横手店は閉店した大曲店と20㎞程度しか離れておらず、実質的な「移転」とみられる。

MEGAドン・キホーテ横手店

住所:秋田県横手市条里 3-2-4

営業時間:午前9時〜翌午前2時

関連記事:ドン・キホーテ大曲店、2017年6月30日閉店-僅か1年2ヶ月で撤退へ

イズミ、セブンアイと業務提携でイトーヨーカドー福山店を「ゆめタウン」に-ヨーカドー、加古川以西から姿消す

「ゆめタウン」などを展開する流通大手のイズミ(広島市)がセブン&アイHD(千代田区)と業務提携し、広島県福山市のショッピングセンター「ポートプラザ日化」の核店舗である「イトーヨーカドー福山店」の経営を引き継ぐこととなった。
追記:イトーヨーカドーの閉店日は2019年2月11日となった。
追記:ゆめタウン福山の1期開業日は2019年6月29日となった。2019年秋に中国地方最大の無印良品が出店する。

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イトーヨーカドー福山店。

経営エリアが重ならない流通大手2社、提携へ

2018年現在、イトーヨーカドーとイズミは経営エリアが重なっていない。
今回の提携により、イトーヨーカドーとイズミで仕入れの統合や商品調達、商品供給の共同化を図り、効率化を図るという。
また、電子マネー、プライベートブランド面なども含め、両社グループの企業価値向上に資することについて協議、協力を検討するほか、店舗の共同運営、共同出店なども検討するとしている。

「ヨーカドー福山店」近く閉店へー天満屋と2核1モール

今回の提携により、イトーヨーカドーは総合スーパー「イトーヨーカドー福山店」を2019年春を目途にイズミに譲渡することも発表している。
イトーヨーカドー福山店は福山市中心部に近いショッピングセンター「ポートプラザ日化」の核店舗として1999年4月に開店。
日本化薬の工場跡を再開発したもので、売場面積は44,390㎡。2棟に分かれており、西側の棟には天満屋百貨店と天満屋ハピータウンが、東側の棟にはイトーヨーカドーが出店している。イトーヨーカドーの売場面積は12,700㎡。なお、現在は天満屋もセブンアイと業務提携関係にある。

ポートプラザ日化・天満屋エリア。

イトーヨーカドー福山店は近く閉店し、2019年より「ゆめタウン」として新たなスタートを切る可能性が高い。
イトーヨーカドーは福山店が国内最西端の店舗であったが、すでに近隣の姫路、岡山、倉敷店も閉店しているため、ヨーカドーは加古川以西から姿を消すことになる。

追記:2月11日閉店-3月中に一部再開

イトーヨーカドー福山店は2月11日に閉店する。
3月中に一部専門店が営業を再開する計画で、ゆめタウン福山として初夏の再開業をめざすとしている。

追記:ゆめタウン福山、1期開業は2019年6月29日

ゆめタウン福山の1期開業日は2019年6月29日となった。なお、6月27日にプレオープンを行う。
1階には新たに450席のフードコートが設置される。
今後、徐々に営業エリアを増やし、2019年秋には中国地方最大の無印良品が出店する。

外部リンク:株式会社セブン&アイ・ホールディングスとの 業務提携に関する合意のお知らせ(イズミ公式サイト)
関連記事:西友・ザ・モール周南、2018年5月から7月にかけて閉店-イズミが取得、「ゆめタウン下松」秋ごろ開店
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ドン・キホーテ札幌店、2018年4月16日閉店-3ヶ月間の「2店体制」に終止符

北海道札幌市中央区の狸小路商店街にあるディスカウントストア「ドン・キホーテ札幌店」が4月16日午前5時を以て閉店する。

ドン・キホーテ札幌店。奥にはドンキ狸小路店。

旧「サンデパート」「YESそうご電器」、再開発で解体へ

ドン・キホーテ札幌店は2002年に出店。施設は地上1階〜4階で、売場面積は3,140㎡。
地下2階、地上9階建てのビルは1962年から1984年まで寄合百貨店「サンデパート」として営業し、1984年から2002年までは当時大手家電量販店だった「YES そうご電器」がキーテナントに。2002年2月にそうご電器が経営破綻すると、同年10月からはドン・キホーテと、そうご電器の経営再建を担ったレンタル大手「ゲオ」の店舗が営業を続けてきた。
ビルのある南2条西3丁目地区は再開発対象地域となっており、ビルはドン・キホーテ閉店後に解体される。

ビルはドンキ閉店後に解体される。

狸小路店との2店体制、3ヶ月で終わる

狸小路商店街では1月19日に「ドン・キホーテ狸小路店」が、札幌店のすぐ近くに出店。
札幌中心部のドンキは暫定的に2店体制となっていたが、札幌店の閉店により2店体制は3ヶ月で打ち切られることとなった。

ドン・キホーテ狸小路店。

外部リンク:ドン・キホーテ札幌店
関連記事:ドン・キホーテ狸小路店、1月19日開店-札幌店は近く閉店へ
関連記事:丸井今井札幌本店南館、2018年秋以降の撤退を検討-旧・長崎屋、ジュンク堂など出店

西門紅楼、2018年3月1日リニューアルオープン-台北の市場建築、築110年で

台北市萬華区の西門町にある歴史的建造物を活用した複合商業施設「西門紅楼」(西門紅樓、西門町市場)が全面改装され、3月1日にリニューアルオープンを迎えた。

西門紅樓。

築110年の市場建築、2000年代から改装を進めていた

西門紅楼は1908年に竣工。設計は近藤十造。2階建て(一部3階建て)で、入口部分にあたる八角形の「八角堂」と奥側の「十字楼」の2つの建物が接続される形となっており、西門町市場(新起街市場)を核とした複合商業施設として活用されていた。
西門町は日本統治初期における台北市の中心街で、多くの日本人が居住しており、当初は敷地内に稲荷神社も設置されていたが、神社は1945年に米軍からの空襲を受けて焼失している。

西門町市場(西門紅楼の展示写真より)。

1945年に中国国民党から建物が接収されると八角堂は「紅楼劇場」となり、中国大陸の京劇(平劇)などを上演、さらに1963年には映画館「紅楼戯院」となっていた。1990年ごろからは廃墟化が進み、映画館は1997年に廃業。一方、同年には古跡として文化財指定されている。
西門紅楼の転機となったのは2000年に起きた大火で、火災により敷地内にあったバラックと紅楼(主に十字楼)の一部が焼失。その後は修復と再開発をおこない、劇場とショップが入居する空間として生まれ変わっていた。
2008年には台北市都市景観大賞の歴史空間活性化賞を受賞、2009年にはアートイベントが開催されるなど、再び西門町エリアの象徴的存在となっている。

現在の西門町。

台北市が1年半かけて全面改装-歴史紹介など充実

今回の全面改装は台北市が5000万台湾ドル(2億円弱)をかけて2016年8月から進めてきたもの。
 改装の目玉は十字楼部分にあるセレクトショップ「紅楼選品」エリアのリニューアル。ショップ内では、MIT(メイドイン台湾)製品を数多く取り揃えるほか、紅楼グッズを販売。また、故宮博物院のショップも出店している。
同エリアでは定期的にワークショップも開催されており、気軽に台湾アートなどに接することもできる。

十字楼部分。MITグッズ店や故宮ショップなどが出店。

また、八角堂1階にある西門紅楼の歴史などを紹介する展示空間は内装を含めて全面改装が行われており、創建当初の日本統治時代の設計図や写真が多く展示されるなど充実化。
八角堂1階にはカフェ「紅楼茶坊」もリニューアルオープンしたほか、オールジェンダートイレも設置された。

八角堂部分。以前より明るい雰囲気となり、展示スペースにカフェも。


八角堂では主に同館の歴史を紹介。日本時代の写真も多く展示。

今回の改装に合わせて屋上の看板が撤去され、入口看板は創建当時の市場の看板をイメージしたものへと改められた。

屋上にあった看板を撤去、日本時代の看板をイメージした形状に。

近年、西門紅楼の附近には若者向け、観光客向けの飲食店も増えて賑わいを増しており、同館のリニューアルにより歴史ある中心地・西門町はますます魅力を増すこととなろう。

西門紅楼

住所:台北市萬華區成都路10號(西門町)
営業時間:11:00~21:30、休日前は22時まで、月曜定休

外部リンク:西門紅樓
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【4月1日】琵琶湖、滋賀県から撤退-外資の買収で

みずうみ国内最大手の「琵琶湖」(滋賀県)が4月1日に滋賀県からの撤退を表明した。水面下で外資による買収の話が動いているという。

琵琶湖。
「本社機より撮影」と書こうとしたがあからさまに機影が映り込む。

琵琶湖、500万年の歴史に幕?-ミシガン航路も廃止か

琵琶湖の前身は約500万年前に開設。その後の地殻変動により現在の滋賀県に移動した。湖水面積は669㎢。
現在は滋賀県が管理しており、琵琶湖汽船によるミシガン州までの航路が開設されていることでも知られる。

ミシガン号。アニメ「中2病でも恋がしたい!」では小鳥遊六花がイタリアまで乗船した。

買収先は明らかにされていないが、「5000兆円で欲しい。我が星の緑化などに使いたい。異世界での勤務となるが、鮒などの居住者については異世界特有のチート機能によりハーレム展開をめざして欲しい。」と述べているという。

県外の市民「ええ湖があってよろしおすわぁ」

買収報道を受け、琵琶湖には早くも撮り湖が殺到。葬式湖と呼ばれる人々も多く集まっている。
今回の買収について、ある市の市民は取材に対して「あのようなええ湖があってよろしおすなあ、この街は古いもんばっかりでなーんもあらへんやろ?」といって記者にぶぶ漬けを差し出した。

この写真は記事とは何の関係もありません。

関西のテレビ「私が買収するで!」とMC女性

関西のテレビ局は「琵琶湖特集」を組むとともに、人気MCの女性が「琵琶湖買収プロジェクト」を立ち上げ、対抗を表明した。

この写真は記事とは何の関係もありません。

女性によると、買収後は琵琶湖を自らが所有する大阪城の外堀として活用すると表明しているという。

ミナミのシンボル、大阪城。
このお城みたいなものなに?と親に聞いてはいけない建物だ。

また、「びわこ」の名前を使う学校法人はいち早く「新しい名称を公募する」と発表、学校の知名度を上げたい考えだ。

2018年3月17日に浜大津駅を「びわ湖浜大津」に改称したばかりの京阪電車。アニメ「中2病でも恋がしたい!」では小鳥遊六花がイタリアまで乗車した。

府議会野党「知事は琵琶湖からの忖度を受けた」

琵琶湖の撤退を受け、府知事は危機的状況だとして「琵琶湖への支援」を申し出ることを表明。一方、府議会野党は「府知事は以前、琵琶湖に釣りに行ったことがある。いち湖への支援表明は異例のことで、何らかの忖度を受けてるに違いない」として反発。議会は空転した。
府庁前では「琵琶湖売られた、日本死ね!」と琵琶湖が印刷された紙を踏んで抗議する人や、リモコンで琵琶湖を殴る光景などが見られた。

5000兆円、「琵琶湖県」改名資金に

2015年には滋賀県が県名を「琵琶湖県」や「近江県」に改名することで知名度のアップを目指すことを検討すると発表したものの、改名への資金調達などが課題となっていた。そこで、県では売却によって得た資金を「琵琶湖県」への改名に使う考え。
沿岸の首長は取材に対し、「琵琶湖の撤退は鮒ずし文化の喪失に繋がり残念だ。跡地は太陽光パネルを敷き詰めるなどして有効活用したい。」と語っている。

ハト記事:【4月1日】イトーヨーカドー、看板を長年親しまれた鳩にすることを検討
イタリア記事:【4月1日】新宿駅南口に「パスタ新宿」4月1日開業-19のイタリアンを集約
雑コラ記事:【4月1日】西武百貨店池袋本店、「セブンイレブン南池袋一丁目店」に転換
 
ヒゲ記事:【4月1日】大泉洋そごう、太平洋そごうと提携へ
関連記事:京阪、大津線4駅の駅名を2018年3月に改称-浜大津など、大津市の街づくり計画で

Oh!Me大津テラス、2018年4月27日開業-大津パルコ跡、ショッピングセンターに

開業当日のレポート・詳細なテナント情報はコチラ
Oh!Me大津テラス、2018年4月27日開業-「未完成」の船出、シャンゼリゼを意識した賑わいの場めざす

滋賀県大津市打出浜のファッションビル「大津パルコ」跡に大型ショッピングセンター「Oh!Me大津テラス」が4月27日にグランドオープンする。

オーミ大津テラス。

旧・大津パルコをリニューアル

大津パルコは1996年11月に開業。 西武大津ショッピングセンター(西武百貨店大津店を核とする)に隣接しての出店だった。建物は8階建ての本館とサテライト館からなり、売場面積は22,711㎡。
滋賀県は西武セゾングループの創業者である堤家の出身地であり、戦前より近江鉄道をグループ企業とするなど、セゾングループが力を入れて来た地域の1つであった。

隣接する西武大津ショッピングセンター。

近年の大津パルコはユニクロ、ジーユー、しまむら、バースデイ、ABC-MARTなどを導入、ファストファッションの店舗中心となっていたほか、大手家具・ホームセンター「ナフコ」も出店していたが、経営不振などから2017年8月に閉店していた。

大津パルコ。

パルコは大丸松坂屋百貨店の傘下となっており、こうしたファストファッション中心の「パルコらしくない」店舗中心となっていること(郊外店や京都市内の店舗との競合が激しい現状からハイファッションや雑貨中心の品揃えにしづらいこと)も閉店の一因であったと考えられる。

大阪市の不動産会社が買収・運営に

パルコの建物を購入したのは「アーク不動産」(大阪市中央区)で、Oh!Me大津テラスは同社が運営。
PLUS ONE NATURE(プラスワンネイチャー)」をキャッチフレーズに、琵琶湖を中心とした“自然豊かな大津との調和”、“サードプレイスの提供”をテーマに運営とするとしている。

Oh!Me大津テラスのロゴタイプ。

平和堂、ツタヤ、ヤマダ電機など出店-映画館は継続

出店テナントは32店舗。館内の1-2階は大地、3-5階は水、6-8階は山と空をテーマに改装されたという。

館内イメージ(1階)。

1階の核テナントは「平和堂フレンドマート」。
インストアベーカリーも設置される。平和堂は大津市17店舗、滋賀県82店舗目。このほか、カフェ、クリーニング店などが出店する。
2階の核テナントは「TSUTAYA」。書籍、CD販売をおこなうほか、レンタル機能も設けられる。このほか、「トーカイ」、「ハニーズ」などが出店する。
3階の核テナントは「ヤマダ電機」。このほか、「キャンドゥ」が出店する。
4階の核テナントは「マックハウス」。 このほか、「ビジョンメガネ」、「JEUGIAカルチャーセンター」などが出店する。
5階は空きフロア。
6階はレストラン街となり「サイゼリヤ」「ちゃんぽん亭」「スパイス王国」などが出店するほか、ゲームセンター「サードプラネット」も出店する。
7階の映画館「ユナイテッドシネマズ」は継続して出店する。
8階は「ヨガスタジオLAVA」が出店。
サテライト館1階には「FM滋賀」サテライトスタジオが、サテライト館2・3階には「京進」の学習塾と英会話塾が出店する。

館内イメージ。


テナント一覧。

開店記念セールを開催-4月29日まで

グランドオープンとなる4月27日には、テナントとして入るFM滋賀(e-radio)のMCによる開会式、記念式典を開催するほか、4月29日まで開店セールを実施(各店ごとのセール時期は店舗により異なる)。お買い上げ1,000円以上で各日先着300名様にオリジナルエコバッグをプレゼントするほか、施設オリジナル缶バッジも配布する予定となっている。
(完成イメージはニュースリリースより)

Oh!Me大津テラス

住所:滋賀県大津市打出浜14-30
営業時間:9:30~22:00(一部異なる、平和堂は21時まで)

外部リンク:Oh!Me大津テラス
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関連記事:平和堂フレンドマート大津なかまち店、9月8日開店-菱屋町商店街の西友跡地に

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エイプリルフール:琵琶湖、滋賀県から撤退-外資の買収で 

筥崎宮の大鳥居、4月末までに解体-老朽化で

福岡市・箱崎地域のシンボルであった「筥崎宮大鳥居」の解体工事が進んでいる。
3月28日からは本格的な解体が開始され、工事現場から鳥居の断片の搬出が始まった。

筥崎宮大鳥居(3月28日)。

老朽化で解体に-再建の予定なし

筥崎宮は921年創建(諸説あり)。筑前國一之宮で、宇佐、岩清水とともに日本三大八幡宮の1つとされる。
現在の本殿と拝殿は1546年に大内義隆が、楼門は1594年に小早川隆景が、一の鳥居は1609年に黒田長政が、石灯籠の一部は千利休らが寄進・建立したもので、それぞれ国の重要文化財に指定されている。

拝殿には「敵國降伏」の文字。元寇に由来するもの。


黒田長政が寄進した一の鳥居。大鳥居はこの形状を模したもの。

今回解体される大鳥居は1930年に建設。高さは16mもあり、国道3号線からも良く見えることから、箱崎地域のシンボルとして長年親しまれてきた。
地元紙などによると、解体は大地震が来た際に一部が損壊する恐れがあるためだという。解体工事は3月初めから開始されており、4月末まで続く。
大鳥居解体後の再建は、資金面などから今のところ予定されていないといい、90年近くに亘って親しまれた地域のシンボルは姿を消す。

外部リンク:筥崎宮
外部リンク:筥崎宮神苑花庭園・レストラン迎賓館
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