カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

長崎電気軌道、8月1日に13電停を改称へ

長崎電気軌道(長崎電鉄)の多くの電停名が8月1日付で改称され、新たな名称となる。

長崎電気軌道。

13電停を改称-利便性はかる

長崎電気軌道は1914年創業。長崎市内で路面電車5路線4系統を運行する。
電停の改称は、観光客などの利便性を図り、停留所の場所を明確化するため。同一名称ながら電停が離れているところは別停留場となった。
正覚寺下電停(崇福寺に改称)など、方向幕に表示される機会が多い電停も改称されているため、乗車時に注意が必要だ。

改称される浦上車庫前電停。

8月1日に改称される電停は以下の通り。

8月1日に改称される電停一覧
  • 長崎大学前 → 長崎大学(ながさきだいがく)
  • 浦上車庫前 → 浦上車庫(うらかみしゃこ)
  • 松山町 → 平和公園(へいわこうえん)
  • 浜口町 → 原爆資料館(げんばくしりょうかん)
  • 大学病院前 → 大学病院(だいがくびょういん)
  • 築町 → 新地中華街(しんちちゅうかがい)
  • 正覚寺下 → 崇福寺(そうふくじ)
  • 賑橋 → めがね橋(めがねばし)
  • 諏訪神社前 → 諏訪神社(すわじんじゃ)
  • 市民病院前 → メディカルセンター(めでぃかるせんたー)
  • 大浦天主堂下 → 大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)
  • 西浜町(アーケード入口)→ 浜町アーケード(はまのまちあーけーど)
    ※築町寄り1・5系停留場は「西浜町」で変更なし
  • 公会堂前 → 市民会館(しみんかいかん)
    ※新市庁舎完成時に「市役所(仮称)」へ再改称予定

外部リンク:電停名称変更のお知らせ
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さとちょう弘前ヒロロ店、2018年8月7日開店-トラブルで閉店の「ルミエール」跡、新たな核店舗に

JR弘前駅前の複合商業施設「ヒロロ」の新たな核店舗として地場大手スーパー「さとちょう」(スーパー佐藤長)が8月7日に開店する。
これまで核店舗であった川善屋の食品スーパー「ルミエール弘前ヒロロ店」は、ヒロロ側とのトラブルなどもあり7月29日に閉店していた。

ヒロロ。(2016年7月撮影)

元ジョッパル・ダイエー、再出発から5年で核店舗交代

ヒロロは2013年7月に開業。建物は地下1階、地上7階建てで、売場面積は13,691㎡。運営会社は地元民間業者らが出資するマイタウンひろさき。
7月31日現在のテナントは「未来屋書店」(地下1階)、「フランフラン」(地上1階)、「アニメイト」(4階)など。3階は弘前市の公共フロアとなっているほか、4階には市民ホールも設置されている。
ヒロロはもともと「ダイエー弘前店」を核とする再開発ビル「ジョッパル」として1994年3月に開業したが、ダイエー本体の経営不振のために2005年10月に閉店。ダイエー撤退後は核店舗がない状態で営業を続けたが、運営会社の破綻により2009年10月に閉鎖れて、約4年近い空白期間を経て、2013年7月に「ヒロロ」として再出発を果たした。

ルミエール、3月には書類送検されていた

青森地場の食品スーパー「ルミエール」(地下1階、運営企業:川善屋、本社:つがる市木造)は、2013年よりヒロロの核店舗として集客を支えてきたが、7月29日をもって閉店した。
陸奥新報など複数の地元メディアによると、閉店理由は川善屋の家賃未納によるヒロロ側の契約解除だという。
また、同社は従業員を時給300円程度で働かせていたとして、3月に最低賃金法違反の容疑で青森地検五所川原支部に書類送検されていた。

地場大手の「さとちょう」8月7日開店

ルミエールの跡地には、新たな核店舗として、佐藤長(弘前市)が運営する地場大手食品スーパー「さとちょう」が8月7日に開店する。僅か10日ほどでのリニューアルとあって、そのほかの店舗は退店することもなく、以前と変わらず営業を継続する。
新規出店に際し、さとちょうは「普段の食卓からちょっと特別な『晴れの日』までご利用いただけるお買得商品満載でご来店をお待ちしております」としている。
なお、2017年8月20日には準核店舗級だった「コジマ×ビックカメラ」が閉店しているが、その跡地には室内型遊園地「Kid’s US.LAND」などが出店している。

外部リンク:ヒロロ
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トキハインダストリー南大分センター、2018年8月26日閉店-老朽化で、跡地に新店舗建設へ

大分県大分市田中の百貨店系総合スーパー「トキハインダストリー南大分センター」が建て替えのため8月26日に閉店する。

トキハインダストリー南大分センター。

築46年、建て替えへ

トキハインダストリー南大分センターは1972年12月にトキハインダストリー2号店として開店。開店当時はエリアで初の大型スーパーであった。
4階建てで売場面積は5,646㎡。テナントとしてセリアなどが出店するほか、立体駐車場を備える。

エントランス。

閉店理由は築46年が経過し、老朽化により耐震性に問題があるため。4階のセリアは8月24日に閉店する。
トキハインダストリーは跡地に新店舗を建設し、再出店する。
営業再開時期や、建て替え後の店舗規模などは7月現在発表されていない。
追記:新店舗は食品スーパーとなる。

外部リンク:トキハインダストリー
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ユニー・アピタ伊勢崎東店内に「メガガイア」、2018年7月27日開店-総合スーパー不振のユニー、パチンコへの「場所貸し」進むか

群馬県伊勢崎市のショッピングセンター「ユニー・アピタ伊勢崎東店」1階に、準核店舗としてパチンコ「メガガイアアピタ伊勢崎東」が7月27日に出店した。

メガガイアアピタ伊勢崎東。

上毛道路沿いのアピタ、スマーク開業後は苦戦

アピタ伊勢崎東店は伊勢崎市三室町の上武道路沿いに1998年11月回転。建物は2階建てで、売場面積は15,120㎡。
2008年11月には1㎞北に東京建物のショッピングセンター「スマーク伊勢崎」(売場面積52,800㎡、核店舗:ベルク)が出店しており、規模で大きく劣るアピタは苦戦を強いられていた。
株式会社ガイア(東京都中央区)のパチンコ店「メガガイア」はアピタ1階の売場一角を改装する形で出店する。
メガガイアはパチンコガイアの旗艦店業態(大型店)。群馬県では3店舗のメガガイアで、27日にグランドオープンを迎えた。

不振のユニー、パチンコへの「場所貸し」進むか?

パチンコ店がアピタと同居するものとして、これまでは超大型店の「ギャラリエアピタ知立店」(愛知県知立市、元ヤオハン)等で営業する「KEIZ」や、「フェアモール福井」(福井市、核店舗:アピタ福井大和田店)等にある「コロナワールド」の例があったが、ガイアとの同居は初となる。
ユニー・ファミリーマートHDは、今年2月からアピタ・ピアゴの6店舗をディスカウント大手「ドン・キホーテ」とのコラボ店舗「MEGAドン・キホーテUNY」に改装するなど、不振に喘ぐ総合スーパー部門のテコ入れに奔走していだけに、今回のアピタ伊勢崎東店のようなパチンコ店への「場所貸し」も、同社の総合スーパー改革・店舗存続の選択肢の1つになっていく可能性が考えられる。

(店舗画像はガイア公式サイトより)
外部リンク:メガガイアアピタ伊勢崎東(ガイア公式サイト)
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ヨークベニマル小名浜リスポ店、2018年7月27日開店-タウンモールリスポ跡地、小名浜で愛された“先代”の名を継ぐ

1月15日まで営業していた福島県いわき市小名浜のショッピングセンター「タウンモールリスポ」跡地に、食品スーパー「ヨークベニマル小名浜リスポ店」が7月27日に開店した。

ヨークベニマル小名浜リスポ店(チラシより)。

小名浜で愛されたリスポ、ベニマルが名を継ぐ

ヨークベニマル小名浜リスポ店は、かつてあったショッピングセンター「タウンモールリスポ」跡地に出店。建物は平屋建てで、売場面積は1,968㎡。
タウンモールリスポは1969年11月に地元商工業者などが出資する地域主導型のショッピングセンター「小名浜商店街」として開店(1997年に名称変更)し、およそ半世紀にわたって小名浜中心部の消費を支えたが、6月15日のイオンモール開業を前に老朽化のために閉店していた。
今回出店するヨークベニマルは、小名浜で長年愛されてきた「リスポ」の名を受け継ぐ形となった。
閉店したタウンモールリスポの公式サイト。(現存)

ヨークベニマル小名浜店は建て替えへ

なお、小名浜リスポ店から800m北西の小名浜愛宕町で営業していた「ヨークベニマル小名浜店」(1976年開店)は、施設老朽化のため7月22日に一時閉店。
店舗の建て替え後、2019年秋の再出店を目指す。

ヨークベニマル小名浜リスポ店

住所:福島県いわき市小名浜字蛭川南5番4
営業時間:9:30-21:30

ニュースリリース:「ヨークベニマル小名浜リスポ店」開店のお知らせ
ニュースリリース:「ヨークベニマル小名浜店」休業のお知らせ
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ドン・キホーテ石垣島店、2018年8月10日開店-石垣島初進出

沖縄県石垣市に、同島初となるディスカウントストア「ドン・キホーテ石垣島店」が8月10日に開店する。

ドン・キホーテ石垣島店

石垣島を代表する商業集積地に出店

ドン・キホーテが進出するのは、石垣島の国道390号線沿い。
ドンキ進出予定地は島内唯一の空港「石垣空港」と旅客船ターミナル「石垣港」から車で15分と近く、「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」を始めとする高級リゾートホテルやゴルフ場も立地する。
また、周辺には島内最大規模の商業施設「イオンタウンやいま」「サンエー石垣シティ」、大型ホームセンター「メイクマン石垣店」が立地するなど、石垣島を代表する一大商業集積地となっている。

地域住民と観光客双方の需要に対応した店舗をめざす

ドン・キホーテ石垣島店は沖縄県内6店舗目となるドン・キホーテで、石垣島には初出店。売場面積は3,207㎡。
2016年に開店した「ドン・キホーテ宮古島店」と同様に、青果・精肉・惣菜といった生鮮食品を充実させるなど、地域住民の日常的利用を想定した食料品売場を設ける。
また、国内外からの観光客需要に対応できるよう、化粧品やスマホパーツ、玩具に加え、水着やシュノーケリングなどを取り揃えたマリングッズコーナーやお土産コーナーも展開。店の前にはシーサーも飾られるようだ。

東運輸、店舗前にバス停を新設

地元バス事業者「東運輸バス」は、出店予定地正面にバス停「ドン・キホーテ前停留所」の新設を予定しており、公共交通による空港などへのアクセスも良好なものとなる。
宮古島、石垣島に続き、ドン・キホーテは今後も地域住民と観光客双方の需要に対応するかたちの「離島型店舗」の出店を進めるとみられる。

出店予定地正面には「ドン・キホーテ前停留所」も新設される。

ドン・キホーテ石垣島店

住所:沖縄県石垣市大浜高田原462-1
営業時間:午前8時~翌午前2時

ニュースリリース:2018年8月10日(金)『ドン・キホーテ石垣島店』オープン~地元の方と国内外の観光客の多様なニーズにお応えする“多機能型店舗”~
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ドン・キホーテ寝屋川香里園店、2018年8月10日開店-京阪香里園駅前に

大阪府寝屋川市の京阪電鉄香里園駅西口に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ寝屋川香里園店」が8月10日に開店する。

ドン・キホーテ寝屋川香里園店。

香里園最大規模の「お菓子売場」を備えた地域密着型店舗

ドン・キホーテ寝屋川香里園店は、パチンコ店「アミューズ香里園」(1995年開店)跡に出店する。建物は地上3階建てで、売場面積は約857㎡。
利便性とトレンド性を兼ね備えたカテゴリー強化型店舗」として、エリア最大規模の「お菓子売場」や家庭雑貨品、インナー衣料、化粧品、スマホパーツの品揃えが店舗の特徴となっている。近隣の高槻店や枚方店と異なり、日用消耗品と食品を強化した地域密着型の店舗づくりを目指すとしている。

競争激しい香里園だが「貴重」なディスカウント店

香里園は京阪沿線を代表する人気住宅地として知られており、駅前徒歩圏内には総合スーパー「ライフ香里園店」や高級路線の食品スーパー「京阪ザ・ストア フレスト香里園店」「トップワールド香里園店」などの商業施設が出店しているが、ドン・キホーテのようなディスカウント業態の店舗はあまり駅近くに存在しなかった。
駅周辺では以前から大型マンションの建設が相次いでおり、既存の競合スーパーとは異なる「低価格路線」のドン・キホーテは、ファミリー層を中心に高い支持を集めるであろう。

ドン・キホーテは京阪電鉄香里園駅西口に出店する。

ドン・キホーテ寝屋川香里園店

住所:大阪府寝屋川市香里園南之町27-28
営業時間:午前9時~翌午前2時

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VR ZONE OSAKA、2018年秋開業-バンダイナムコ旗艦店、HEP FIVEのSEGA梅田ジョイポリス跡に

大阪・梅田の阪急系ファッションビル「HEP FIVE」8階・9階に、バンダイナムコアミューズメント(namco)の大型体感型アミューズメント施設「VR ZONE OSAKA」が2018年秋に開業する。
VR ZONE OSAKAのキービジュアル

バンナム体感型アミューズメントの旗艦店、梅田に進出

バンダイナムコアミューズメント(namco)はダイバーシティ東京プラザ内に2016年4月から10月までの約半年間、前身となるVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」を期間限定で開設。機動戦士ガンダムを代表する自社コンテンツに加え、高所体験、鉄道運転シミュレーションなど、VRならではのアトラクションを揃え好評を博した。
2018年7月現在、20種類近い最新のVRアクティビティを揃えるフラッグシップ店舗「VR ZONE」を東京・新宿に1施設、3~4種類程度のVRアクティビティを揃えるゲームセンター併設のVR体験コーナー「VR ZONE Portal」を20施設展開している。

フラッグシップ店舗「VR ZONE SINJUKU」。(東京都新宿区)
こちらは再開発のため2019年を目処に閉館予定。

このうち、新宿のフラッグシップ店舗「VR ZONE」では、バンダイナムコの自社コンテンツのみならず、「新世紀エヴァンゲリオン」など、日本を代表するアニメ・ゲームのコンテンツを活かした様々なVRアクティビティが揃えられている。
また、「ドラゴンクエスト」「攻殻機動隊」がテーマのVRアクティビティでは、施設規模を活かした20m×12mの「専用アリーナ」が設置され、広い空間を実際に歩き回りながらのVR体験が楽しめる。VR ZONE Portalにはない、物販や各種イベントも定期的に行われる。

VR ZONE Portal併設namco店舗の一例。(神戸市兵庫区)


VR ZONE Portal UMEDA(OSビル・namco梅田店内)は、
新店舗出店に伴い6月20日をもって営業終了していた。

目玉は“国内初”となる「ゴジラ」のVRアクティビティ

VR ZONE OSAKAが出店するのは、「HEP FIVE」8階・9階のセガ系屋内型アミューズメント施設「梅田ジョイポリス」店舗跡。
バンダイナムコ(namco)とセガは以前から、大型アミューズメント施設「ナンジャタウン」「ジョイポリス」の遊好姉妹都市締結やオンライン通信サービス、ゲーム用ICカードの相互利用を行うなど、アーケードゲーム市場において提携関係にあり、今回のVR ZONE進出につながったことも考えられる。

HEP FIVE。

VR ZONE OSAKAでは、シン・ゴジラの世界観を活かした国内初稼働の「ゴジラVR」など14のVRアクティビティが設置される予定。7月19日からは店舗公式Twitterが開設されており、HEP FIVEの観覧車搭乗券が当たるキャンペーンも実施されている。
ゴジラVRのイメージ。
TM&©TOHO CO., LTD. ©BANDAI NAMCO Amusement Inc.

(イメージ画像はバンダイナムコアミューズメントより)
外部リンク:VR ZONE OSAKA
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広電ストア・マダムジョイ、10月からマックスバリュに-イオングループに経営譲渡

広島電鉄の子会社「広電ストア」(マダムジョイ)は、10月1日付で全店舗をマックスバリュ西日本に経営譲渡することを7月23日に発表した。

広電ストア・マダムジョイ千田店。
(電車はイオン・ジ・アウトレットに移設)

マダムジョイ、イオンの「マックスバリュ」に

広電ストアは1964年に広電会館の核店舗として1号店「広電ストア己斐店」を出店。その後、広島都市圏や島根県に店舗網を拡大した。1号店の己斐店は「ズッコケ三人組」の舞台としても親しまれた。

1号店である己斐店。

2018年3月には己斐店が老朽化のため閉店し、7月現在は広島市内に食品スーパー「マダムジョイ」5店舗を展開するほか、広島市周辺で広電バスを改造した移動スーパー「ヒロデンジャー」の運営もおこなっている。
また、私鉄系スーパーの商品開発グループである「八社会」に加盟、同グループのプライベートブランドも導入している。

イメージキャラクター「地産地製戦隊 ヒロデンジャー」。

広電ストアは10月1日付でマックスバリュ西日本に経営譲渡される。移動販売車ふくむ全店舗が順次「マックスバリュ」に改装されるとみられる。
マックスバリュ西日本は2011年10月に創業地の姫路市から広島市の旧「広島サティ」に本社を移転させており、広島都市圏での店舗展開を拡大させている。

追記:9月26日に全店閉店、10月末までに再開店へ

マダムジョイは9月26日に全店を閉店。
マックスバリュ西日本は店舗を改装したうえで、10月末までにマックスバリュの店舗として再開店させる予定としている。

ニュースリリース:株式会社広電ストアの事業譲渡に関する基本協定書締結のお知らせ
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橘百貨店で「宮崎市公式インスタグラム写真展」、2018年8月15日まで開催-「食品売場」跡地で

宮崎県宮崎市橘通の百貨店「ボンベルタ橘」(橘百貨店)の地階・食品売場跡地で、宮崎市による「#miyazaki_colors 宮崎市公式インスタグラム写真展」が7月7日から8月15日まで開催されている。

橘百貨店。

地階の大部分が閉鎖状態だった

ボンベルタ橘は、地場百貨店「橘百貨店」として1952年に開業。経営悪化に伴いニチイグループと提携、その後、1976年に提携相手をジャスコ(現・イオン)に変更し「橘ジャスコ」となった。1988年には建て替えを機に現在の屋号に変更。2008年にイオングループを離脱し、地元資本の「橘百貨店」の運営となった。
地階の食品売場は、2015年7月より地場スーパー「ハーティながやま」(都城市)の運営となっていたが、2018年2月20日を以て僅か2年半で閉店していた。現在は、一部の和洋銘店などを除いて閉鎖状態となっている。

地階・食品売場。

なお、ながやまは2018年秋に宮崎市北部に「ハーティながやま住吉店」を出店するため、事実上の移転となる。

地元に愛されるデパ地下跡で「インスタ」催事を開催

宮崎市は、2017年4月に人気写真SNS「Instagram」のアカウントを開設。ハッシュタグ「#miyazaki_colors」をつけ投稿された写真を1日1枚紹介している。
今回の写真展は、アカウント開設1年以上経過とハッシュタグ付き写真の投稿が40,000件を突破したことを記念し開催されたもの。
8月上旬には、缶バッジの配布や「インスタ映え」スポットの設置などのイベントも計画されている。

宮崎市公式サイトより。

今回のイベントの目的は「多くの方に市の公式インスタグラムを知ってもらい、市の美しい景観やインスタ映えするスポットを紹介することで宮崎に観光に来たいと思ってもらうこと」。
食品売場の後継店舗は決まっておらず、当面の営業再開は見込めないものの、写真展の開催により”ひと夏限定”の賑わいを見せている。

外部リンク:#miyazaki_colors  宮崎市公式インスタグラム写真展 | ボンベルタ橘
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