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ミグランス、2018年2月15日開業-全国初「市役所+ホテル」の複合施設

奈良県橿原市の近鉄大和八木駅前に、大型複合施設「ミグランス」が2018年2月15日に開業した。

ミグランス。

全国初となる「市役所+ホテル」の複合施設

ミグランスは地上10階建てで、延床面積は15,720.85㎡。高さは橿原市最高層の47mで、これは奈良県内で最も高層であったJR奈良駅前の「ホテル日航奈良」(46m)を上回る。
施設名の「ミグランス」は全国から公募された名称であり、橿原市章にも起用されているトビの学名「ミルヴス ミグランス」から名付けられた。

大和八木駅前の街並みとミグランス。

 ミグランスは全国初となる「市役所(分庁舎)」と「ホテル」の複合施設となっており、1階から4階には橿原市役所分庁舎やコンベンション施設、観光案内所、レストランが入居。5階から10階には核テナントの「カンデオホテルズ奈良橿原」が入居している。
10階の一部は展望フロアとして市民や観光客に開放されており、橿原市の街並みや大和三山を見渡すことができる。

ミグランスのエントランス。

 奈良県内では外国人観光客の増加により「ホテル不足」が問題となっていた。
その一方で、周辺店舗からは「公共施設が宿泊費の安いビジネスホテルや飲食店をテナントに入れるとは民業圧迫だ」との声も上がっているという。

外部リンク:ミグランス 橿原市役所新分庁舎 | 大和八木駅から徒歩五分、中南和地域の観光・イベント情報・宿泊案内
外部リンク:【公式】カンデオホテルズ奈良橿原|2018年2月15日グランドオープン
外部リンク:複合施設「ミグランス」 – 橿原市
関連記事:旧・奈良監獄、7月15・16日に最後の見学会-2020年の「ホテル化」目指す
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アルピコプラザ、2018年2月15日開業-旧・アリオ松本、松電バスターミナルビルに

長野県松本市のJR松本駅前にあったイトーヨーカドーのショッピングセンター「アリオ松本」跡(松電バスターミナルビル)に新たな商業施設「アルピコプラザ」が2月15日にグランドオープンした。

アルピコプラザ。

「松電バスターミナルビル」、開業から40年目の再出発

「アリオ松本」は1978年4月に「イトーヨーカドー松本店」として開業。
松本電鉄(2011年に「アルピコ交通」に改称)が建設した「松電バスターミナルビル」への出店で、1階にはアルピコ交通のバスターミナルが設けられている。
イトーヨーカドーは1996年にショッピングセンター業態の「エスパ松本」に、2011年には「アリオ松本」となったが、核店舗としてはイトーヨーカドーが開店以来継続して出店していた。しかし、イオンモール松本の開店を前にした2017年9月に閉店。その後は所有者のアルピコ交通と商業施設コンサルタントの「やまき」(東京都港区)がリニューアルの準備を進めていた。

「アリオ松本」時代。

建物は地上7階、地下1階建で、全体の売場面積は13,178㎡。 

核店舗はアルピコグループ「デリシア」-土産店も

アルピコプラザには新たに10数店舗が出店した。
地階の核店舗となったのは、アルピコグループのスーパーマーケット「デリシア」(旧・松電ストア、アップルランド、約1,750㎡)。
このほか、地階にはバスターミナルという立地を活かして土産店「松本のおみやげ屋さん」が開設されるほか、箸専門店「にほんぼう」、銘菓「藤屋」、マッサージ店が出店している。

信州の酒も取り揃えられる。

1階の半分は以前と同様に「アルピコ交通松本バスターミナル」が入居。ターミナルは改装されており、以前より明るい雰囲気となった。このほか、花店、クリーニング店が出店するが半分は空き店舗となっている。

バスセンターもリニューアルされた。

2階は一部に美容院、ネイルサロンが出店するが、殆どが空き店舗。このほか、3月に健康椅子チェーンが出店する予定である。
3階には「バースデイ」、「アベイル」、そして4階には「ファッションセンターしまむら」、「ディバロ」のしまむらグループ4店舗が出店する。これらの店舗はグランドオープンを前に12月28日に先行開業している。
5、6階は未活用。
 7階はアルピコグループが運営しているため今回は改装されておらず、以前と同様にレストラン街、100円ショップなどが出店している。

3、4階にはしまむらグループが出店する。

多い競合店、少し淋しいグランドオープン

アルピコグループとやまきは「2018年春までに約60のテナントを誘致する」計画としていた。
しかし、7階は以前からアルピコグループの管理であり改装されていないためそのまま、また地階と1階の大部分はアルピコグループが活用しており、結局のところ目立った新規出店テナントは3階、4階のしまむらグループのみ。メインエントランスである1階の半分、そして2階の大部分、5階全床、6階全床はテナントが入っていない状態で、全テナント数(7階含む)も20数店舗に留まるという淋しい船出となった。
周辺には「松本パルコ」、「井上百貨店」、丸善を核とした「コングロM」、駅ビル「MIDORI」など多くの商業ビルがあるほか、2017年9月に開業したばかりの「イオンモール松本」ともそれほど離れておらず、多くの競合店がある。
また、郊外にはアリオ松本に出店していた「ロフト」や「アカチャンホンポ」の移転先となった「イトーヨーカドー南松本店」をはじめ、複数のショッピングセンターも立地する。

イオンモール松本。

アルピコプラザは今後も新規テナントの誘致を進めるとしているが、そうした競争のなかで有力テナントを出店させ、空き床を埋めることができるのかどうかが注目される。

なお、アルピコプラザでは開業を記念して2月28日まで2階の空き床でNゲージ運転会などをおこなう「鉄道パーク」が開催されている。

2階で開催される「鉄道パーク」。

アルピコプラザ

住所:長野県松本市深志一丁目2-30
営業時間:店舗により異なる。
しまむらは10:00~20:00、デリシアは9:00~21:00。

外部リンク:ALPICO PLAZA -アルピコプラザ- – 長野県松本バスターミナルビル内にあるショッピングセンターです。
関連記事:イオンモール松本、9月21日開業-カタクラモール跡地に3館170店が集結
関連記事:アリオ松本、2017年9月10日閉店-アルピコ松本バスターミナルの核店舗

ドン・キホーテ西新井駅前店、2018年3月2日開店-ドンキ集中出店の足立区、約1キロ圏内に3店舗

東京都足立区の東武線西新井駅西口に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ西新井駅前店」が3月2日に開店する。

ドン・キホーテ西新井駅前店。(イメージ画像)

東武西新井駅前、パチンコ店跡地に出店

ドン・キホーテは西新井駅西口のパチンコ店跡地に開業。
売場は地下1階〜地上3階で、売場面積は989.2㎡。
商品構成は食品、酒、日用消耗品、家庭雑貨品、化粧品、ブランド品、家電製品、衣料品、 玩具・バラエティなど。
1階にはおにぎりやお弁当、ペットボトル飲料などを備え、出勤前や帰宅時間帯の買い物需要に対応する。
内観には西新井名物「草団子」をほおばるマスコット「ドンペン」の装飾を使用する。

約1㎞圏内に3店舗、ドンキ集中出店の足立区

足立区では既に2店のドン・キホーテ(竹の塚店、MEGA環七梅島店)が出店しており、西新井駅前店は区内3店舗目。
これら3店舗は約1km圏内に出店しており、郊外エリアとしては非常に高密度な店舗網が形成される。
なお、足立区梅島にはドン・キホーテの小型店「驚安堂 梅島駅前店」が出店していたが、2017年11月30日に閉店している。

ドン・キホーテ西新井駅前店

住所:東京都足立区西新井栄2-3-14
営業時間:24時間

(イメージ画像はニュースリリースより)
ニュースリリース:2018 年3月2日(金) 『ドン・キホーテ西新井駅前店』オープン!(ドン・キホーテ公式サイト)
関連記事:MEGAドン・キホーテ環七梅島店、12月1日開店-3年ぶり復活、店舗面積4倍に
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トライアル柳川店、2月11日閉店-スーパーセンタートライアル1号店、3月7日開店の「トライアル柳川西蒲池店」に移転

福岡県柳川市の国道208号線沿いにあったスーパーセンタートライアル1号店の「スーパーセンタートライアル柳川店」が2月11日に閉店し、後継店舗となる「トライアル柳川西蒲池店」が3月7日に開店した。

スーパーセンタートライアル1号店だった柳川店。

トライアル「スーパーセンター」1号店、24年の歴史に幕

トライアル柳川店は1994年3月開店。売場面積は2,035㎡。
柳川店は家電量販店として創業したトライアルが初めて手掛けた「スーパーセンター」で、同社初の生鮮食品取扱い店舗だったが、築24年を経て近年は老朽化が著しかった。
トライアルは、同店と1992年に開業したディスカウントストア「トライアル南ヶ丘店」(福岡県大野城市、閉店済)などでノウハウを蓄積し、全国へと規模を拡大する礎を築いた。

後継店舗「トライアル柳川西蒲池店」、3月7日開店

柳川店閉店後、後継店舗として国道208号線沿いに「トライアル柳川西蒲池店」が3月7日に開店している。こちらも平屋建てで、売場面積は3,738㎡
柳川店の店舗跡の活用方法は決まっていないが、築20年以上が経過するなど老朽化が進んでおり解体するとみられる。

外部リンク:スーパーセンター 柳川西蒲池 | お店を探す・チラシをみる | TRIAL -トライアル-(後継店舗)
関連記事:西鉄8000形、2017年夏で引退へ-太宰府・柳川観光列車としても活躍
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ダイエーグルメシティ津久野店、2月28日閉店-跡地にマンション、下層階に再出店めざす

大阪府堺市西区の津久野駅前にある総合スーパー「ダイエーグルメシティ津久野店」が2月28日に閉店する。

ダイエーグルメシティ津久野店。

ダイエー津久野店、46年の歴史に幕

ダイエーグルメシティ津久野店はダイエー津久野店として1972年11月に開店。建物は地上3階建で、売場面積は3,662㎡。
テナントとして100円ショップ「ダイソー」、印鑑「いんかん」などが営業する。

「ダイエーグルメシティ津久野店営業終了のお知らせ」。

このほか、2017年2月まで別館として「ドムドムハンバーガー」の独立店舗が営業していたが、現在は解体されている。
ドムドムは全国のダイエー隣接地で別館として平屋の独立店舗を運営していたが、同店が最後の店舗であった。

跡地にマンション-下層階に再出店へ

ダイエーGC津久野店の跡地には南海不動産がマンションを2棟建設する。
そのうち、ダイエー本館跡に建設される棟の下層階にはスーパーマーケットが出店する予定で、ダイエーは2020年の再出店をめざしているという。

跡地に建設されるマンションの概要

ダイエー跡
堺区西区津久野町一丁72番1
地上14階建、南海不動産が開発、2018年8月1日頃着工
共同住宅(分譲)91戸・店舗(スーパーマーケット)1区画
敷地面積2743㎡、建築面積2009㎡、延床面積10,708㎡

駐車場(タイムズ)跡
堺市西区津久野町一丁75番の一部
地上14階建、南海不動産が開発、2018年10月1日頃着工
共同住宅(分譲)54戸
敷地面積1343㎡、建築面積451㎡、延床面積4640㎡

外部リンク:ダイエーグルメシティ津久野店
関連記事:イオンモール堺北花田、3月20日リニューアル完了-阪急跡に「世界最大級の無印良品」

じゃんぼスクエア富田林店、2018年2月28日閉店-旧・西友

大阪府富田林市の富田林駅前にあるショッピングセンター「じゃんぼスクエア富田林」が2月28日に閉店する。

じゃんぼスクエア富田林

西友時代から45年半の歴史に幕

じゃんぼスクエア富田林は「ジャンボスクエア富田林・西友富田林店」として1972年11月に開業。建物は4階建てで、大阪市浪速区の不動産会社・賛栄商事が所有する。
西友の撤退後も賛栄商事直営の食品スーパー「じゃんぼ食鮮館富田林店」をはじめ、時間料金制アミューズメント施設「フジヤマランド」(レジャッパを経て2010年閉店)、「カラオケレインボー」(1月31日閉店済)、100円ショップなど複数のテナントが出店しており、「ダイエー富田林店」(現・コノミヤ)と並ぶ富田林駅前を代表する大型店として営業をおこなっていた。

エントランスのようす。

食鮮館などの閉店により、2月末を以て建物は空き家となる。
閉店の理由は明らかにされておらず、店舗跡の活用方法も現時点では未定となっている。

関連記事:ダイエー富田林店、8月31日閉店 – 39年の歴史に幕

セブンイレブン、金秀と提携して沖縄初出店へ-2019年度までに1号店

セブンイレブンは、沖縄大手のスーパーマーケット(ディスカウントストア)「かねひで」を運営する金秀商事(西原町)とFC契約を結び、セブンイレブンを出店させることが分かった。

かねひでの店舗(沖縄市)。

2019年度までに沖縄1号店-全47都道府県制覇へ

かねひでとの提携は地元メディアが報じたもの。金秀グループのガソリンスタンドなどの跡地も活用することで出店を後押しするという。
沖縄県は全国で唯一の「セブンイレブン空白県」となっていた一方、セブンイレブンは近い将来の同県への進出を目指して2017年10月に「セブン-イレブン・沖縄」を設立していた。
セブンイレブンは現在、地場企業「沖縄食糧」と提携して工場の開設準備を進めており、2019年度までに沖縄県1号店を出店させるとみられている。

沖縄のコンビニ業界、地場スーパーの「代理戦争」に

沖縄では、県内流通大手のリウボウグループが「ファミリーマート」を、同じく県内流通大手のサンエーグループが「ローソン」を展開。親会社が運営するスーパーにおいてもそれぞれ「ファミマコレクション」や「ローソンセレクト」が販売されているのも特徴だ。

サンエーの店舗(北谷町)。

セブンイレブンもこうした地場流通大手との提携による進出が予想されており、どの企業との提携となるかが注目されていた。
セブンイレブンがリウボウ、サンエーのライバルである金秀との提携を決めたことで、沖縄のコンビニ業界はますます地場スーパーの代理戦争の様相を呈することとなる。

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ウメダフードホール、2018年3月28日開業-阪急三番街北館地下2階を全面改装

阪急梅田駅の高架下で営業する商業施設「阪急三番街」北館地下2階が「UMEDA FOOD HALL」(ウメダフードホール)として2018年3月28日にリニューアルオープンする。

UMEDA FOOD HALL。

全国初、関西初の18店舗が新規出店

阪急三番街」は阪急梅田駅の高架下に1969年11月開業。施設は地下2階〜地上2階を占める北館・南館の2館で構成され、売場面積は34,300㎡。阪急阪神ビルマネジメントが管理、運営を行う。
3月28日に開店するUMEDA FOOD HALLはコンセプトに「個性溢れる5つのゾーンで「食」を楽しめるワンランク上のダイニング」を掲げ、「バル」「美食」「お手軽」「スタミナフード」「スイーツ」など、利用客の様々な要望に対応可能な18店舗が新規出店する。

海鮮丼専門店や担々麺、うどんの人気店が並ぶ「お手軽ゾーン」。

SNS映えを意識したフォトジェニック寿司を提供する「大阪梅田 花火寿司」、煮込み料理メインの創作フレンチ専門店「ragoût」(ラグー)、自社生産米を使ったリゾット専門店「お米料理 リゾット☆スター」、心斎橋の韓国料理店「楽韓堂」が手掛けるオリエンタル韓流バル「Re:Ent楽韓堂」、香港スイーツ・石垣島チキンライス専門店「果香×ツル商店」、NY発祥のワンプレートディッシュやワイン・クラフトビールが売りの「NY STYLE DELI」など6店舗が全国初出店の新業態となる。
ヘルシーサラダやパンケーキ店が並ぶ「美食ゾーン」。

その他、メゾンカイザーの新業態「&COFFEE MAISON KAYSER」、名古屋みそかつ専門店「矢場とん」、関西発の人気ステーキハンバーグ店「1ポンドのステーキハンバーグタケル」、神戸・夙川の有名パンケーキ店の新ブランド「YORKYS Creperie/sucréuf」(ヨーキーズクレープリー/シュクレフ)など、関西初、梅田初の人気店が多数出店する。
ステーキ、みそかつ、台湾まぜそば専門店が並ぶ「スタミナフードゾーン」

飲食店街の競走が過熱する梅田エリア

阪急三番街は2016年以降段階的に改装を進めており、2017年4月には和をテーマにした専門店街「うめ茶小路」の新設や、かっぱ横丁からの古書店街「阪急古書のまち」の移転が行われた。
阪急三番街の周辺では、ルクア大阪が地下2階飲食街「バルチカ」の第1期増床を2017年12月に終えたばかりであり、2018年にはルクア大阪地下2階第2期増床(ルクアフードホール)や阪神百貨店梅田本店の立ち食いスペース「スナックパーク」の営業再開、阪急かっぱ横丁のリニューアル(旧・阪急古書のまち跡)が予定されるなど、梅田エリアの飲食街間競争が更なる加熱をみせるだろう。

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宇都宮オリオンスクエア、全天候型広場に改修へ-109跡地、2020年度までの完成目指す

宇都宮市中心部にあったファッションビル「109 UTSUNOMIYA」跡地の多目的広場「オリオンスクエア」が、2020年度までに全天候型広場に改修される。地元紙・下野新聞が報じた。オリオンスクエア。

109跡地の多目的広場-稼働率は増加傾向

オリオンスクエアは、宇都宮市中心部のアーケード商店街「オリオン通り」にある多目的広場。
同地ではかつて東急系のファッションビル「109 USUNOMIYA」(山崎百貨店→ams宇都宮跡の居抜き)が営業していたが、業績不振により2005年7月に閉店。その後建物は解体され、2006年11月からはオリオンスクエアが供用を開始した。
広場の稼働率は年々増えており、16年度の利用者数は約25万6千人を記録したという。

現在の屋根は一部のみ、全天候型でイベント開催増加へ

報道によると、宇都宮市は2018年度の一般会計当初予算案で、広場を覆う全天候型の屋根設置の設計費用など約1,600万円を計上。屋根は2020年度までの完成を目指すという。
現在、オリオンスクエアでは扇型の屋根が一部に掛かっているものの、屋根の無い場所では日差しや雨に当たってしまうため、イベント開催の支障となっていた。小雨時のイベントの様子。屋根の外には出店が出ていない。

全天候型の広場となれば荒天時のイベント中止が減るとともに、開催されるイベントの幅も広がると考えられるため、中心市街地活性化の大きな貢献材料となりそうだ。

外部リンク:オリオンスクエア
関連記事:「宇都宮ライトレール」まもなく着工!-日本初の「新設LRT」、その計画概要は?(ハーバービジネスオンライン様提供記事)
関連記事:「ライトレール」に期待懸ける宇都宮市中心部――「タイムリミット」はすぐそこに(ハーバービジネスオンライン様提供記事)

ゲオGAMESアキバ店、2018年2月10日開店-ゲオ、秋葉原に「ゲーム販売旗艦店」

ゲオ(名古屋市中区)は、東京都中央区外神田一丁目にゲーム専門店「ゲオGAMESアキバ店」を2018年2月10日にオープンさせる。

ゲオGAMESアキバ店(ニュースリリースより)。

ゲオ最大のゲーム専門店、千石電商跡に

ゲオGAMESアキバ店が出店するのは、AKIBAカルチャーズZONE裏にある毛利ビル1~2階。
出店先の毛利ビルにはかつて秋葉原の老舗として知られる電子部品店「千石電商」の本店があったが、2017年4月に千石通商2号店を本店に、3号店を2号店とする改装をおこなったうえで閉店し、営業規模を縮小していた。

「千石通商本店」だったころの建物。

ゲオGAMESアキバ店は中古ゲームソフトの総在庫数が約23,000本と、全国約1,200店舗のゲオのなかで最も在庫が多い店舗となる。
店内には限定版商品のコーナー、試遊機コーナーなども設置。今後、ゲームの体験会や対戦会などのイベントも積極的に行っていくという。

オープニングではGEOアイドル部が出勤

2月10日にはオープニングイベントとして、GEO契約社員のアイドルグループ「GEOアイドル部」が出勤。2月16日まではオープニングセールが開催される。

GEOアイドル部(公式サイトより)。

ゲオGAMESアキバ店

住所:東京都千代田区外神田1-8-5 毛利ビル1F2F
営業時間:10時~23時

外部リンク:ゲオ史上最大在庫数を有するゲーム専門店サブカルチャーの聖地に「ゲオGAMESアキバ店」誕生2018年2月10日(土)グランドオープン
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