叡山電鉄(京都市左京区)は、新型の観光車両「ひえい」が3月21日にデビューすると発表した。
ひえい(732号車、ニュースリリースより)。
出町柳と八瀬・鞍馬を結ぶ-近年は「きらら」コラボで話題
叡山電鉄は出町柳駅(京都市左京区)から八瀬比叡山口・鞍馬への路線を運営する京阪系の鉄道会社。
沿線に観光地が多いのが特徴で、近年は観光車両「きらら」に因んで雑誌「まんがタイムきらら」とのコラボレーションを頻繁に行っており、話題を呼んでいる。
きらら(900系)。
種車は732号-以前の面影一掃する外観
「ひえい」の種車は1988年に製造されたデオ732号。732号の車番は「ひえい」にも継承されているが、種車の面影は空調や走行機器以外には殆ど無い。
732号と同系の700系電車。「ひえい」と大きく異なる外観。
「ひえい」の外観デザインはモスグリーンが基調で、比叡、鞍馬に因んで「神秘的な雰囲気」や「時空を超えたダイナミズム」を「楕円」のモチーフで大胆に表現したという。
ストライプは山霧をイメージしており、ドア付近には、「Spiritual Energy」を表現したロゴマークが掲出される。
側面デザイン(ニュースリリースより)。
また、車内はゆったりとしたバケットロングシートで、トレインビジョンも設置される。
内装デザイン(ニュースリリースより)。
運行開始日は3月21日の予定で、運行区間は叡山本線の出町柳駅-八瀬比叡山口駅間。運行日は火曜日を除く毎日(検査日など除く)、日中を中心に1時間に1~2往復する。特別料金などは必要ない。
なお、運行開始日の3月21日は冬期運休していた叡山ケーブルなどの運行再開日に当たる。
外部リンク:新しい観光用車両 「ひえい」 のデビュー日が3月21日(水・祝)に決定しました
外部リンク:叡山電車「ひえい」2018春デビュー
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