広島県福山市のJR松永駅近くに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドンキホーテ松永店」が2021年8月31日に開店する。

MEGAドンキホーテ松永店。
30年で閉店した「ゆめタウン松永」
ドンキが出店するのはJR松永駅から徒歩10分ほどの場所にあったイズミのショッピングセンター(総合スーパー)「ゆめタウン松永」跡。
ゆめタウン松永は1991年3月に開業。イズミ直営の総合スーパーを核に、地場大手眼鏡店「メガネの田中」、地場カメラ・写真現像店「フォトランドトクナガ」、地場玩具店「おもちゃのピエロ」、100円ショップ「ダイソー」、ハンバーガーショップ「マクドナルド」、ゲームコーナー「アミューズメントパークMG」など専門店18店舗が入居していた。また、2階には福山競馬場の場外競馬場の流れを汲み、兵庫県競馬組合が運営する場外券売場「DASH柳津」が営業していた。

ゆめタウン松永。
しかし、松永駅からも国道2号線からも少し距離がある立地であることもあり近年は苦戦。開業30年を迎えた2021年3月21日に閉店していた。
中四国最大MEGAドンキ-「お買い物に出航!」掲げる
MEGAドン・キホーテ松永店の売り場は1階から2階の2フロアで、店舗面積は中四国地方のドンキで最大となる9281㎡。
中四国地方のドンキでは初めての青果・精肉・鮮魚・総菜の生鮮フルライン取り扱い店舗となる。

メガドンキ松永・エントランス。
店内調理の総菜では、店内の高温窯で焼き、多彩なチーズを使用したピザを取り扱う「トロリスタ」、独自配合の調味料で素材の旨味を生かした魚介類の総菜を扱う「魚濱」などの独自ブランドを展開。また、近隣に福山大学があり、宅地開発も進行していて、学生や若年ファミリー層が多く居住しているため、若年層向けの雑貨や日用品も取り扱い、キャンピング用品にも力を入れる。
このほか、東南アジアを中心とした輸入食品を扱う「ワールドイーツコーナー」も展開する。

生鮮をフルラインで扱う。
店舗が瀬戸内海の松永湾に面した立地であることから、海をモチーフとした灯台やドンペンの海賊船、イルカや魚などの海洋生物の装飾に囲まれた空間を演出。豊富な商品ラインアップと共にまるで宝探しをしているような「ワクワク・ドキドキ」を提供するとともに、メイン通路幅は2mを確保し、幅広い年齢層に寄り添った店づくりを目指すとしている。
このほか館内にはテナントとして100円ショップ「ダイソー」、中古品買取・販売「さすがや」などが出店する。
競合大型店が多い松永駅近く-立地をカバーできるか?
JR松永駅北側にはホームセンタ「ユーホー」や、大黒天物産のディスカウント店「ラ・ムー」、フジ傘下の食品スーパー「ニチエー」の本店が出店。さらに松永駅南側には「ハローズ」や「ナフコ」、「鮮Do!エブリイ」(業務スーパー併設)などの大型店が出店。また、隣接する尾道市の東尾道地区にも国道沿いを中心に多くの店舗が立地するほか、海岸沿いには大型ショッピングセンター「フジグラン尾道」も立地しており、近隣では熾烈な競争が繰り広げられていた。
大手資本であるMEGAドンキの開業により、競争のさらなる激化が予想されるとともに、ドンキが「ゆめタウン松永閉店の遠因」となった「駅からも国道からも少し距離がある」という立地面の不利をどれだけ克服できるかどうかも注目される。
(撮影:淀津昇さん)
MEGAドン・キホーテ松永店
住所:広島県福山市松永町
営業時間:午前8時〜午後11時
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プラザ。いちまる清水店、2021年8月31日閉店-十勝の大手スーパーだった「いちまる」全店消滅
上川郡清水町清水にあるイオン北海道傘下のスーパーマーケット「プラザ。いちまる清水店」が2021年8月31日に閉店する。
これにより、半世紀以上に亘って十勝に根付いてきた地場スーパー「いちまる」は歴史に幕を下ろす。
十勝の地場大手「いちまる」、2015年より「イオン化」
「いちまる」は1969年6月にスーパーマーケット1号店「いちまる西5条店」を開店。同時期に成長した「福原」「ダイイチ」と並び、十勝支庁を代表する地場大手スーパーとなった。
2000年1月には道内大手スーパー「ラルズ」と資本業務提携。しかし2003年2月に僅か3年でラルズとの提携を事実上解消。2005年からは全日食グループとなり、さらに2011年には地場スーパー「ダイイチ」との業務資本提携を発表したものの、2013年7月にダイイチがセブンアイグループとなると、袂を分かつ形で2013年10月にはイオングループの「マックスバリュ北海道」と資本業務提携を発表。その後、2015年10月1日付でいちまるのスーパーマーケット事業がマックスバリュ北海道へと継承された。
そして、法人としての「いちまる」は不動産管理や、旧いちまる店舗内外での衣料品店、飲食店の経営などを行う企業となった。

イーストモールいちまる(MV北海道サイトより)。
2016年に「マックスバリュ」に転換している。
マックスバリュ北海道に継承されたいちまる店舗は、2016年3月18日に「プラザ。いちまる」(帯広市)がマックスバリュの十勝1号店「マックスバリュ稲田店」に改装・屋号変更されたのを皮切りに「マックスバリュへの改装」と「不採算店の閉鎖」が進められた。
そして、2019年7月31日に「ルーキーいちまる」(音更町)が閉店して以降、いちまる屋号で営業を続ける店舗は「プラザ。いちまる清水店」のみとなっていた。

マックスバリュに転換した「パルティいちまる」(MV北海道サイトより)。
いちまる最後の店舗は清水店-19年の歴史に幕
「プラザ。いちまる清水店」は2002年12月に開店、店舗面積は4,033㎡。
店舗内には、いちまるグループの「レストランひまわり」「フランスベーカリー」のほか「サツドラ清水店」も出店していたが、いずれも既に閉店している。

プラザ。いちまる清水店。
近年は同店の特徴であったネオン看板を撤去したほか、2020年3月には運営会社のマックスバリュ北海道がイオン北海道(旧マイカル北海道)に吸収合併されたため、同社の運営に移っていた。
メイン看板の撤去により屋号変更やリニューアルなどが行われることが期待されたものの、2021年8月31日での閉店を発表。僅か19年の歴史に幕を下ろす。8月時点では店舗の跡地利用方法などは発表されていない。
プラザ。いちまる清水店の閉店により、いちまる屋号のスーパーは全店消滅。「一に○」のマークも見納めとなる。
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カウボーイ北野店、2021年8月5日開店-かつての北海道大手スーパー、約13年ぶり復活
北海道札幌市清田区の清田通り沿いにあった西松屋札幌清田店跡に、

カウボーイ北野店。
消滅していた道内大手スーパー「カウボーイ」

トライアル篠路店。
創業者が「カウボーイ復興」-市場型スーパーに

カウボーイ北野店の館内構成。

カウボーイ北野店の館内テナント。
直営精肉、人気を集める
(なお、飲み物に関しては隣接するサツドラで購入することができる)

店頭に飾られたフラワースタンド。
(撮影:wbさん)
カウボーイ北野店
営業時間:9時~20時
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HIヒロセスーパーコンボ多久店、2021年8月5日開店-佐賀県初出店、旧コーリー多久寿屋・フードウェイ跡を再生
佐賀県多久市北多久のフードウェイスーパーセンター多久店跡に、ホームインプルーブメントひろせ(本社:大分県大分市)の大型ホームセンター「HIヒロセスーパーコンボ多久店」が2021年8月5日午前8時に開店する。

HIヒロセスーパーコンボ多久店。
寿屋の大型店「コーリー」として開業
フードウェイスーパーセンター多久店の前身となる「多久ショッピングセンター/コーリー多久寿屋/マインズ専門店街」は1992年4月に開業。開業当初の建物は地上2階建で、売場面積は約11,000㎡。管理運営は九州地場大手スーパーの寿屋(現カリーノ、本社:大分県佐伯市→熊本県熊本市)と多久ショッピングプラザが共同で担っていた。

コーリー多久寿屋。
コーリーは開業以来、市内随一の大型商業施設として、寿屋の総合スーパー「コーリー多久寿屋」を核に、佐賀玉屋の百貨店出張所兼店舗「佐賀玉屋多久ギフトサロン」や宝飾品店「銀座ジュエリーマキ」、眼鏡店「メガネのヨネザワ」など専門店約30店舗が出店していたが、2002年1月に(当時)民事再生手続中の寿屋が小売業を廃業したため、施設の7割ほどが閉鎖状態となった。
寿屋廃業後は、新たな核店舗として寿屋と提携関係にあったハロー(現イオン九州)の食品スーパー「アーガス多久店」と大手ホームセンター「ホームプラザナフコ多久店」が出店したが、2009年8月にアーガスとナフコが相次ぎ撤退したため、同年12月に運営会社の多久ショッピングプラザが経営破綻した。
多久ショッピングプラザ破綻後は、カリーノ(旧寿屋)主導による減築改修工事が行われ、売場面積を約6,900㎡に縮小。2011年11月にハイマートグループ(当時)の総合スーパー「フードウェイスーパーセンター多久店」を核とする商業施設にリニューアルした。
しかし、開店10年を前にした2021年6月にフードウェイが閉店していた。
佐賀県初のHIヒロセは“スーパーコンボ”に
HIヒロセスーパーコンボ多久店の建物は地上2階建、売場面積は約6,900㎡。HIヒロセとしては佐賀県初、寿屋跡への出店は佐伯店(寿屋佐伯住吉店跡)・矢部店(STAIR矢部寿屋跡)に次ぎ3店舗目となる。
多久店はHIヒロセの旗艦業態「スーパーコンボ」として、ホームセンターフロアに加え、生鮮4品を取扱う食品フロア「生鮮&業務スーパー」(HIヒロセがFC加盟)や作業着ファッションフロア「THE WORKS DEPOT(ザ・ワークスデポ)」、ペットショップ「ペッツランド」、住宅リフォーム窓口「リフォームステーション」を展開。
生鮮&業務スーパーでは神戸物産のPB商品を前面に押し出しつつ、鮮魚部門に「海星ムサシ(KAISEI MUSASHI)」、精肉部門にダイキョウ食品の「美味しいお肉研究所 未来屋」、惣菜部門に神戸物産グループの「馳走菜」を導入するほか、ホームセンターフロアではDIY用品にや木材・資材に加え、化粧雑貨や衣料品、インテリア、家庭用品、家電製品を取扱う。
また、テナントとして100円ショップ「ダイソー」が新店舗として出店、女性専用健康体操教室「カーブス」が営業継続するなど、従来と同様に衣食住を幅広く取扱う店舗構成となった。

HIヒロセスーパーコンボ多久店フロアマップ。
HIヒロセスーパーコンボ多久店
住所:佐賀県多久市北多久町小侍464番地
営業時間:午前9時~午後9時(通常営業時間)
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ららぽーと堺、2022年11月8日開業-美原区役所近くに
大阪府堺市美原区役所近くの国道309号線沿いに、三井不動産のショッピングセンター「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと堺」が2022年秋に開業する。
追記:2022年11月8日にグランドオープンすることが決定した。

ららぽーと大阪堺。
美原町にららぽーと-近隣に「ビバモール美原南IC」も
ららぽーと大阪堺は関西4店目となるららぽーとで、建物は3階建て、延床面積は約14万5000㎡、店舗面積は約5万6200㎡、駐車場は約3050台。建物は2021年5月に着工された。
周辺は堺市が「美原都市拠点」として整備を進めているエリアで、近くには和歌山の地場大手スーパー「オークワ美原店」が出店するほか、ビバホーム・あかのれん・エディオン・ココカラファイン等を核とした「(仮称)ビバモール美原南インター」が2021年秋の開業を目指して建設されている。

国道309号線沿い。
着工時点でテナントは発表されていない。ファッション・雑貨・飲食・エンターテインメント・サービス等あわせて約220店舗が出店するほか、館内に約2400㎡の広場と施設内にイベントスペースを設置する。

ららぽーと大阪堺のエネルギーシステム。
そのほか、全館でコロナ禍の新しい生活様式に対応し、また効率的なエネルギー運転管理や省エネアイテムの導入等をおこなうとしている。
三井不動産はパナソニックの南門真地区事業所の再開発事業にも携わっており、大阪でのららぽーと級の商業施設開設が続くこととなる。
三井ショッピングパーク ららぽーと堺
住所:大阪府堺市美原区黒山22-1他

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セガ池袋GiGO、2021年9月20日閉館-10月閉店の「東急ハンズ」向かいにある大型ゲーセン
東京都豊島区の池袋サンシャイン通りにある大型ゲームセンター「セガ池袋GiGO」が、2021年9月20日に閉店する。

閉店するセガ池袋GiGOと東急ハンズ。
池袋最大級のゲーセン、28年の歴史に幕
セガ池袋GiGOは1993年7月に開業。
建物は1991年に竣工したもので、地上8階地下2階、延床面積は約4,139㎡。ゲームセンター部分は7階から地階までで、池袋最大級のゲームセンターとして28年に亘って親しまれた。
「GiGO」の屋号を冠する店舗はかつて秋葉原、福岡天神など日本各地にあったが、池袋が最後の1店であった。
東急ハンズとともにヒューリックが取得
セガは閉館の理由について「施設の定期建物賃貸借契約の満了及び、ビルのリニューアルのため」としている。
セガ池袋GiGOの向かいにある「東急ハンズ池袋店」も2021年10月31日での閉館が発表されているが、東急ハンズとセガ池袋GiGOの両ビルは2015年3月に不動産大手「ヒューリック」が取得している。
追記:GiGOはさらに2020年にショッピングセンター「フォレストモール」を傘下に持つ「イリュウインベストメント」の手に渡っている。

向かいにある東急ハンズ。
東急ハンズ、セガの両店舗とも同時期に閉店するため、今後は両ビルともに何らかの大きな動きがある可能性もあろう。
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SKM PARK、2022年1月開業-三越伊勢丹、郊外型アウトレットモール初参入
台湾・高雄市前鎮区の国道17号線沿い・高雄捷運草衙駅前に、三越伊勢丹グループのアウトレットモール「SKM Park」が2022年旧正月前を目途に開業する。
追記:111年1月26日に1期開業となった。

「SKM PARK」となる「大魯閣草衙道(タロコパーク)」。
中文摘要:高雄最大的Outlet市場「SKM Park」將於預計111年農曆年前開幕。「SKM Park」是三越伊勢丹集團經營的第一個Outlet市場、設在「大魯閣草衙道」原址。
三越、買収した「タロコパーク」をアウトレットに
「SKM Park」は、三越伊勢丹HDの子会社「新光三越」(本社:台北市)が2017年に買収した「大魯閣草衙道(タロコパーク)」を全面改装して高雄市最大のアウトレットモールにするもの。三越伊勢丹グループが郊外型アウトレットモールの運営をおこなうのは初となる。
「大魯閣草衙道(タロコパーク)」は2016年に開業した延床面積約114,380㎡の郊外型ショッピングセンターで、商業施設部分の2020年の年商は約27億台湾ドル(約106億円)。商業施設のほか鈴鹿サーキット(三重県)が参画したテーマパーク「鈴鹿賽道樂園(鈴鹿サーキットパーク)」が併設されており、地下鉄の駅にも近いほか国道17号線にも面するため、高雄市東部のみならず隣接する屏東県などから幅広い集客がある。

タロコパーク館内。
新光三越は、TOCコンサルティングリミテッドと共同でタロコパークの商業施設をリニューアルして約220店以上が出店するアウトレットモールに改装する計画。コンセプトは「國際級生活複合式 Lifestyle Outlets」で、園内では路面電車の運行もおこなわれる。なお、鈴鹿賽道樂園(鈴鹿サーキットパーク)部分の営業も継続される。
新光三越はタロコパークをアウトレットモール化することで、商業施設部分の年商を約50億台湾ドル(約198億円)にまで引き上げる計画としている。
これにより、三越伊勢丹グループは台湾で「百貨店」「都市型ショッピングセンター・ファッションビル」「郊外型ショッピングセンター」「アウトレットモール」の4業態を展開することとなる。
SKM Park/大魯閣草衙道
住所(地址):高雄市前鎮區中安路1-1
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フジ、しんばし5店舗の譲受を2021年7月発表-運営の大見屋、2020年8月に倒産・閉店
中四国に展開する大手スーパー「フジ」(本社:愛媛県松山市)は、2020年8月に全店閉店した南予地方地盤のスーパー「しんばし」(運営会社名は大見屋、本社:愛媛県宇和島市)の5店舗を譲り受けたことを2021年7月27日に発表した。

しんばし本店。
創業100年を前に倒産、全店閉店した「しんばし」
しんばしは1924年に吉田町で文具店「谷本商店」として創業。戦後、スーパーマーケットとなり宇和島新橋銀天街(きさいやロード)に本店を置いたことから1965年ごろに屋号を「しんばし」に改名した。

宇和島新橋銀天街(きさいやロード)。
2020年時点は愛媛県南予に5店舗を展開。きさいやロードにある本店は4階建てで衣食住すべての品を扱っていたほかテナントとして100円ショップ「ダイソー」が出店、かつては屋上遊園地も設けられており「しんばしデパート」とも呼ばれていたが、2020年8月30日に全店閉店、運営する大見屋は8月31日に松山地裁に破産を申請・倒産した。東京商工リサーチによると負債総額は約22億円であった。
フジ、しんばし5店舗を譲受-営業再開は未定
フジは入札を経て破産管財人との間で売買契約を結び、しんばしが倒産時に展開していた5店舗全てを譲り受けたという。フジとしんばしは、どちらも現在の宇和島市にスーパーマーケット1号店を出店したという縁がある。
一方で、しんばしの徒歩圏にフジが立地する店舗もあり、全てがスーパーマーケットとして営業再開するかどうかは不透明となっている。
フジが取得したしんばし5店舗
- しんばし本店(宇和島市/しんばしデパート)
- しんばし南店(宇和島市)
- しんばし吉田店(宇和島市)
- しんばし広見店(鬼北町)
- しんばし南郡店(愛南町)
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ふかや花園プレミアム・アウトレット、2022年10月20日開業-秩父鉄道の駅直結、農業観光施設を併設
埼玉県深谷市黒田にアウトレットモール「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が2022年秋に開業する。
追記:2022年10月20日にグランドオープンすることが決定した。

ふかや花園プレミアム・アウトレット。
秩父鉄道の駅前に巨大アウトレット誕生へ
「ふかや花園プレミアム・アウトレット」は三菱商事・サイモンによるプレミアムアウトレットシリーズ10店舗目となる店舗で、出店地は秩父鉄道のふかや花園駅前。
同駅は駅前への商業開発(アウトレットモール進出)を見越して深谷市が出資するかたちで2018年に開業した無人駅で、秩父鉄道で最も新しい駅となっている。

出店計画地。
関越自動車道花園インターチェンジからも約1.5kmで、駅周辺では深谷市が土地区画整理事業「花園IC拠点整備プロジェクト」を進めていた。
アウトレットのほか観光農業施設を併設
ふかや花園プレミアム・アウトレットの敷地面積は約17万6800㎡、店舗面積は2万7000㎡。店舗数は約120店を見込む。(いずれも1期開業部分)
デザインコンセプトは「地域との共生をコンセプト」。深谷市にゆかりのあるレンガ、埼玉県北西部の緑豊かな自然をイメージさせる周辺環境との調和を重視したデザインを採用するとしている。

ふかや花園プレミアム・アウトレットの館内デザイン。
また、隣接地には約6万8000㎡の公共ゾーン「深谷テラス」が設けられ、中核施設として深谷市が都市公園「深谷テラスパーク」、キユーピーが農業観光施設「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」を整備。
ヤサイな仲間たちファームにはマルシェやレストラン、野菜教室なども設けられる予定となっている。

キユーピー「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」併設。
ふかや花園プレミアム・アウトレット
住所:埼玉県深谷市黒田

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リコパ鶴見、2021年9月23日開業-イトーヨーカドー鶴見店を大規模リニューアル、川崎店・福島店も改装へ
神奈川県横浜市鶴見区のJR京浜東北線・鶴見線鶴見駅と京急本線京急鶴見駅近くにある改装中の大型ショッピングセンター「イトーヨーカドー鶴見店」が、2021年秋に「リコパ鶴見」として全面リニューアル開業する。
追記:9月23日より順次オープンする予定。

リコパ鶴見。
2018年ヒューリックが取得、開店25年で店内を一新
イトーヨーカドー鶴見店は1996年10月に開店。建物は地下1階・地上5階建て。店舗面積は11,479㎡でそのうち8,650㎡をイトーヨーカドーが占める。
2018年10月に前所有者の「JXTGホールディングス」(東京都千代田区、現・ENEOSホールディングス、開店時は日本石油精製)から不動産会社の「ヒューリック」(東京都中央区)が建物を取得し、改装の方針を示していた。

改装中のイトーヨーカドー鶴見店。
食品売場は改装中も営業継続
ヒューリックは「イトーヨーカ堂」やイトーヨーカ堂傘下の商業施設開発ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク(旧:モール・エスシー開発)」と協業・連携し、イトーヨーカドー鶴見店の改装工事を2021年2月から9月末(予定)まで行う。なお、イトーヨーカドー1階の食品売場は改装工事中も営業している。

改装中のフロアガイド。
屋上にバーべキュー場・フットサルコートを開設
「LICOPA鶴見」(リコパ鶴見)は2021年秋に開業予定。施設名称はコンセプトである「Life Community Park」の頭文字から名付けた。
改装後のテナントはイトーヨーカドーの他に、1階にドラッグストア「ココカラファイン」、2階に「ダイソー」(300円ショップの「THREEPPY」も併設)、インテリア雑貨「ニトリデコホーム」、回転寿司チェーン「くら寿司」、靴店「ABCマート」が入居する予定。また、クリニックモールや理容店、学童・体操教室も入居予定という。さらに、5階屋上にはバーベキュー場とフットサルコートを開設する。

リコパ鶴見の吹き抜け空間。芝生のような広場を設ける。
なお、今回の改装でフードコートや駐車場の管理はヒューリックに変更される。
ヒ社、川崎店・福島店も改装-「リコパ化」も?
イトーヨーカ堂は2020年3月に「セブン&アイ・クリエイトリンク」の株式のうち、セブン&アイ・ホールディングスが所有していた51.0%を取得して子会社化。イトーヨーカドー加古川店(兵庫県加古川市)を大規模改装し「アリオ加古川」として2021年秋に開業する(予定)など、連携強化によりイトーヨーカ堂の店舗のショッピングセンター化を進めている。
ヒューリックは、同社が所有している「イトーヨーカドー川崎店」(神奈川県川崎市川崎区)と「イトーヨーカドー福島店」(福島県福島市)の2店についても改装を計画していることを発表している。

改装される見込みのイトーヨーカドー福島店。
ヒューリックは「LICOPA」を今後もシリーズ展開する方針を示しており、この2店が「LICOPA」となることも考えられるであろう。
LICOPA鶴見(リコパ鶴見)
住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央三丁目15番30号
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