カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

資さんうどん、3月に投資ファンドが買収-全国展開へ

九州の人気うどんチェーン「資さんうどん」(本社:北九州市小倉南区)が、3月30日付けで大手投資ファンドの傘下となった。

資さんうどん。

北九州のソウルフード、全国へ-投資ファンドが買収で

資さんうどんは1976年に創業。1980年に現在の「株式会社資さん」を創立し、チェーン展開を開始した。
現在は、福岡県と山口県下関市にチェーン展開しており(かつては大分県でもFC出店していた)、「もつ鍋うどん」や「焼きうどん」などのご当地メニューも販売していることが特徴。
また、サイドメニューである「おでん」や「ぼたもち」(おはぎ)なども人気となっている。

長い「ごぼ天」が特徴的だ。

地元紙・西日本新聞の報道によると、資さんうどんは後継者問題から福岡銀行などが出資する投資ファンドの傘下となっていた。その後、2018年3月30日に「ユニゾン・キャピタル」(本社:千代田区)が全株式を取得。同社が全国、もしくは海外展開に乗り出すとみられる。
詳しい店舗展開計画などについては、4月10日時点では発表されていない。ユニゾン社は、カネボウグループ(現・クラシエHD)やスシロー、東ハト、アスキーなどの経営再建・経営規模拡大に関わったことでも知られる大手ファンドで、それらの企業と同様に、これまでのノウハウとネットワークを活かして経営規模を拡大するという。飲食店としては、スシローがユニゾン社の手で海外進出を実現している。

「九州流」のうどん、全国区となるか?

九州のうどんチェーンとしては、資さんと同じく「ごぼ天うどん」「もつ鍋うどん」「おでん」などの販売をウリとする「ウエスト」(本社:福岡市博多区)が首都圏でも店舗展開しているが、一部地域のみ(千葉県内8店と町田市1店)に留まっている。
今後「資さんうどん」の全国展開が成功するとなれば、「ごぼ天」「丸天」「かしわ飯おにぎり」など「九州のうどん店」ならではのご当地メニューが全国区となる日も来るかも知れない。

ニュースリリース:株式会社資さんの株式取得に関するお知らせ(ユニゾン・キャピタル)
外部リンク:資さんうどん
西日本新聞:「資さんうどん」全国展開へ 投資ファンドが買収(一定期間の経過後、リンク切れとなることがあります)
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川崎ゼロゲート、2019年秋開業-パルコ、さいか屋跡に小型店

JR川崎駅前の百貨店「さいか屋川崎店」の跡地に、パルコの小型店「川崎ゼロゲート」が2019年初秋ごろ出店する。
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さいか屋川崎店。

駅前一等地だが更地となっていた「さいか屋川崎店」跡

さいか屋は1867年に創業した呉服店系百貨店。東証2部上場で、筆頭株主は京浜急行電鉄。
さいか屋川崎店は1956年に開店、地上8階、地下1階、売場面積20,884㎡。川崎店の土地・建物は固定資産税や維持管理費などの軽減のため2009年に投資ファンドに売却されており、さいか屋は賃借入居して営業を続ける方針であった。しかし投資ファンドと条件が合わず、建物賃借を延長できずに2015年5月31日を以て閉店、解体され、コインパーキングとなっていた。
その後、東京オリンピックや災害復興需要による建設費の高騰などのため、小規模の商業施設を暫定開業させる方向で調整が進んでいた。

パルコ、2フロアの小型店-今後も再開発の議論つづくか

川崎ゼロゲートが出店するのは、さいか屋川崎店跡地の大部分、約2,300㎡。
建物は2階建てで、延床面積は約3,400㎡。売場面積はさいか屋の1割強程度である2,000㎡台~3,000㎡弱になるとみられ、大きめの食品スーパー並みの規模となる。
建物は、さいか屋最末期に同店の建物を所有していた株式会社MM投資組合(川崎市)が建設する。

「川崎ゼロゲート」イメージ(ニュースリリースより)。

さいか屋の閉店から3年を経てようやく跡地再活用の目途が立ったといえども、ゼロゲートは2階建ての小型店であり、今後も再開発への議論は続くものと思われる。

ニュースリリース:「川崎ゼロゲート(仮称)」出店決定のお知らせ
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ユニー・ピアゴ飯田駅前店、9月末閉店

ユニーの総合スーパー「ピアゴ飯田駅前店」が2018年9月末に閉店する。

ピアゴ飯田駅前店(Googleストリートビューより)。

飯田駅前唯一のスーパー、44年の歴史に幕-跡地は未定

ピアゴ飯田駅前店は1974年4月に開店。地上5階、地下1階建てで売場面積は6,864㎡。建物はユニーが所有する。
開店時はユニーの屋号で、2003年からは一時「ジョイマート・ユニー」の屋号となっていた。2009年からはピアゴに転換している。なお、この間に屋上の広告塔屋が撤去されている。
テナントとしてはセリアなどが出店しており、かつては平安堂書店なども出店していた。

閉店後の活用方法などは決まっていないが、建物は築44年が経過しており、解体される可能性が高いとみられる。
ピアゴの閉店により、JR飯田駅前からスーパーマーケットが消滅する。
(中心商店街エリア全体では、同店のほか再開発ビル1階にキラヤ本町店が出店している)

外部リンク:ピアゴ飯田駅前店
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関連記事:ドンキとユニーのダブルネーム店舗、屋号は「MEGAドン・キホーテUNY」に-2018年春から展開へ

イトーヨーカドー春日部店、4月11日から3度目の「サトーココノカドー」に

東武鉄道・春日部駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー春日部店」が、2018年4月11日から5月8日までの期間限定で「サトーココノカドー」にみたび変身するゾ。

イトーヨーカドー春日部店。

野原家御用達のデパート「サトーココノカドー」

イトーヨーカドー春日部店は、春日部市を舞台とする人気アニメ「クレヨンしんちゃん」内で登場するデパート「サトーココノカドー」のモデルとなった店舗と言われており、作中では食品売場でしんのすけが母みさえにチョコビをねだるシーンなどが象徴的に描かれている。

作中に登場するサトーココノカドー。(春日部市公式サイトより)

サトーココノカドー1周年と新作映画上映を記念

イトーヨーカドー春日部店では、クレヨンしんちゃんと春日部市によるコラボ企画「オラのマチ・春日部にくれば〜」の一環として、2017年4月9日から4月16日までの期間限定で「サトーココノカドー」として営業。店舗塔屋のサトーココノカドー化や、クレヨンしんちゃんの世界観を再現した販促やセール「みさえ・ザ・バーゲン」を実施し、利用者から大きな反響を呼んだ。

2017年12月15日から2018年1月8日には春日部店2階での「25周年記念 クレヨンしんちゃん展 in 春日部」開催を記念して、タマタマまたまた「サトーココノカドー」として営業。
店舗塔屋のみならず、レシートもサトーココノカドー仕様に変更したほか、サトーココノカドー版チョコビ、特製クッキー、電子マネー「nanaco」(受注生産)などコラボ商品を大幅に拡充した。

大量に山積みされたサトーココノカドー仕様のチョコビ。

そして今回、「サトーココノカドー1周年」と新作映画「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」上映を記念して、3度目3ヶ月ぶりとなる「サトーココノカドー」復活が決定。4月8日には、店舗広告塔屋を「野原しんのすけが全面に押し出された新デザイン」に改装しており、店舗でも大々的な告知が始まった。
イベント開催期間中は、前回のコラボ企画で好評だった「サトーココノカドーのり弁当」「サトーココノカドーチョコビ」「サトーココノカドークッキー」(新パッケージ)「サトーココノカドーネクタイ」に加え、映画上映記念商品として横浜中華街の有名店「横浜萬珍樓」と「パレスホテル大宮」と共同開発した「点心セット」「なるときんちゃくケーキ」の販売も行なわれるなど、コラボ商品のさらなるラインナップ強化が行われるほか、サトーココノカドー“ならでは”の特別企画として全館で握手会・撮影会やウォークラリーも実施される。

外部リンク:イトーヨーカドー春日部店
外部リンク:25周年記念 クレヨンしんちゃん展特設サイト
関連記事:iDC大塚家具春日部ショールーム、5月27日閉店-創業地・春日部の大型店、再開発で
関連記事:イトーヨーカドー春日部店、12月15日から再び「サトーココノカドー」に-クレヨンしんちゃん展開催で
関連記事:イトーヨーカドー春日部店、期間限定で「サトーココノカドー」に-4月9日から16日まで

iDC大塚家具春日部ショールーム、5月27日閉店-創業地・春日部の大型店、再開発検討地域に

東武鉄道春日部駅西口の大型家具店「iDC大塚家具 春日部ショールーム」(以下、春日部店)が、5月27日に閉店する。
iDC大塚家具春日部ショールーム。

創業地春日部の大型店-“親子対決”の象徴だった

iDC大塚家具春日部店は1997年4月開店。建物は地上4階建てで、店舗面積は10,722㎡。
施設は1996年より隣接地に移転した「イトーヨーカドー春日部店(初代)」の建物を居抜きで活用しており、建物はイトーヨーカドーが所有する。
春日部市は大塚家具の創業地として知られる。春日部駅東口には2015年の「お家騒動」で旧会長・大塚勝久氏が退社後に設立した新会社の旗艦店「匠大塚 春日部本店」(旧西武百貨店春日部店)が立地し、娘・久美子氏が社長を務めるiDC大塚家具の春日部店とは「親子対決」の象徴として語られることも多かった。
匠大塚春日部本店。(旧西武百貨店春日部店)

再開発を前に閉店へ-27階建てタワマンに?

iDC大塚家具春日部店の建物は「春日部市中央一丁目地区市街地再開発」の対象地域に含まれている。
同地区では2014年5月に再開発準備組合が設立。再開発では27階建ての複合タワーマンションを建設する構想があり、再開発が認可されれば、周辺の景色は一変する可能性がある。

外部リンク:iDC大塚家具春日部ショールーム
関連記事:イトーヨーカドー春日部店、12月15日から再び「サトーココノカドー」に-クレヨンしんちゃん展開催で
関連記事:イトーヨーカドー春日部店、期間限定で「サトーココノカドー」に-4月9日から16日まで
関連記事:匠大塚、西武百貨店春日部店跡に旗艦店-6月29日開店

イトーヨーカドー食品館新浦安店、4月8日閉店-スターツが再活用へ

建物の一部のみで暫定営業してきた「イトーヨーカドー食品館新浦安店」が4月8日に閉店し、新たな商業施設として改装・リニューアルされることになった。
イトーヨーカドー新浦安店。

イトーヨーカドー新浦安店跡、暫定営業は1年弱に

イトーヨーカドー新浦安店は2000年10月に開業。建物は地上5階建てで、売場面積は23,360㎡。競争の激化などによる経営不振から2017年5月28日で一旦閉店したものの、買い物難民の発生を危惧する地元からの要請もあり、2017年6月28日より食品を中心に取り扱う「食品館イトーヨーカドー新浦安店」として1階のみで暫定的に営業を再開。その後、土地と建物を所有する「森トラスト総合リート投資法人」が2017年7月31日付けで土地と建物を「スターツデベロップメント」(中央区)に売却していた。
同社はスターツコーポレーション傘下の不動産ディベロッパーで、同社は新浦安駅近くでも「タイムレスタウン新浦安」「クオン新浦安」などの大型開発をおこなっている。

「買い物難民問題」を危惧、建て替えから再活用へ

2017年8月時点では、スターツは商業施設を含む住宅主体の複合開発を計画していると報じられていた。しかし、地域には競合するスーパーマーケットが少ないことから、空白期間を最小限にするためにイトーヨーカドーの建物を改装するかたちで新たなショッピングセンター「(仮)スターツショッピングセンター」として再活用する方針へと転換したという。

新たな施設イメージ。

テナント数は約80店舗になり、物販、飲食、クリニック等の店舗構成が計画されているというが、核店舗などについては4月時点で発表されていない。
2018年秋ごろのリニューアルオープンを目指すという。
(イメージ画像はスターツデベロップメント公式サイトより)

外部リンク:<スターツデベロップメント株式会社>千葉県浦安市にて、商業施設「(仮)スターツショッピングセンター」を今秋リニューアルオープン
外部リンク:譲渡契約内容の一部変更及び資産の譲渡完了に関するお知らせ(イトーヨーカドー新浦安店)
関連記事:イトーヨーカドー新浦安店、住宅を核とした複合施設に-近く再閉店へ(2017年8月時点の記事)
関連記事:イオンスタイル新浦安MONA、7月28日開業-「イートイン重視」の新業態
関連記事:イトーヨーカドー新浦安店、食品館として営業継続へ-6月28日から一定期間
関連記事:イトーヨーカドー、新浦安店・東習志野店を2017年中に閉店へ

MEGAドン・キホーテ横手店、4月20日開店-大曲からの「実質移転」に

秋田県横手市条理に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ横手店」が4月20日に開店する。

MEGAドン・キホーテ横手店。(イメージ)

横手焼きそばなど地元名物も販売

ドンキが出店するのは横手市郊外・条理地区にある「ハッピータウンショッピングセンター」内の「ホームセンターハッピー横手店」跡。建物は平屋建てで、売場面積は約3,620㎡。
店舗は食品の取り扱いにも力を入れた「MEGA」業態で、横手のB級グルメ「横手焼きそば」や「豆腐かすてら」といった地元の特産品、地場生産のお酒や漬物など、地域ならではの商品も数多く取り揃える。

閉店した大曲店からの「実質移転」に

横手市の北隣にある大曲市では、2016年4月に「ドン・キホーテ大曲店」が出店したが、翌17年6月30日をもって閉店。出店から1年2ヶ月ほどの“スピード撤退”だった。

2017年6月に閉店したドン・キホーテ大曲店。(イメージ)
こちらより取扱商品が拡大されるとみられる。

MEGA横手店は閉店した大曲店と20㎞程度しか離れておらず、実質的な「移転」とみられる。

MEGAドン・キホーテ横手店

住所:秋田県横手市条里 3-2-4

営業時間:午前9時〜翌午前2時

(イメージ画像、地図はドン・キホーテ公式サイトより)
ニュースリリース:2018 年4月 20 日(金) 『MEGAドン・キホーテ横手店』オープン! (ドン・キホーテ公式サイト)
関連記事:ドン・キホーテ大曲店、6月30日閉店-僅か1年2ヶ月で撤退へ

イズミ、セブンアイと業務提携でイトーヨーカドー福山店を「ゆめタウン」に-ヨーカドー、加古川以西から姿消す

「ゆめタウン」などを展開する流通大手のイズミ(広島市)がセブン&アイHD(千代田区)と業務提携し、福山市のショッピングセンター「ポートプラザ日化」の核店舗である「イトーヨーカドー福山店」の経営を引き継ぐこととなった。
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イトーヨーカドー福山店。

経営エリアが重ならない流通大手2社、提携へ

2018年現在、イトーヨーカドーとイズミは経営エリアが重なっていない。
今回の提携により、イトーヨーカドーとイズミで仕入れの統合や商品調達、商品供給の共同化を図り、効率化を図るという。
また、電子マネー、プライベートブランド面なども含め、両社グループの企業価値向上に資することについて協議、協力を検討するほか、店舗の共同運営、共同出店なども検討するとしている。

「ヨーカドー福山店」近く閉店へー天満屋と2核1モール

また、今回の提携により総合スーパー「イトーヨーカドー福山店」を、2019年春を目途にイズミに譲渡することも発表している。
イトーヨーカドー福山店は福山市中心部に近いショッピングセンター「ポートプラザ日化」の核店舗として1999年4月に開店。
日本化薬の工場跡を再開発したもので、売場面積は44,390㎡。2棟に分かれており、西側の棟には天満屋百貨店と天満屋ハピータウンが、東側の棟にはイトーヨーカドーが出店している。イトーヨーカドーの売場面積は12,700㎡。なお、天満屋も現在セブンアイと業務提携をおこなっている。

ポートプラザ日化・天満屋エリア。

イトーヨーカドー福山店は近く閉店し、2019年より「ゆめタウン」として新たなスタートを切る可能性が高い。
イトーヨーカドーは福山店が国内最西端の店舗であったが、すでに近隣の姫路、岡山、倉敷店も閉店しているため、ヨーカドーは加古川以西から姿を消すことになる。

外部リンク:株式会社セブン&アイ・ホールディングスとの 業務提携に関する合意のお知らせ(イズミ公式サイト)
関連記事:西友・ザ・モール周南、2018年5月から7月にかけて閉店-イズミが取得、「ゆめタウン下松」秋ごろ開店
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ドン・キホーテ札幌店、4月16日閉店-3ヶ月間の「2店体制」に終止符

札幌市中央区の狸小路商店街にあるディスカウントストア「ドン・キホーテ札幌店」が4月16日午前5時を以て閉店する。

ドン・キホーテ札幌店。奥にはドンキ狸小路店。

旧「サンデパート」「YESそうご電器」、再開発で解体へ

ドン・キホーテ札幌店は2002年に出店。施設は地上1階〜4階で、売場面積は3,140㎡。
地下2階、地上9階建てのビルは1962年から1984年まで寄合百貨店「サンデパート」として営業し、1984年から2002年までは当時大手家電量販店だった「YES そうご電器」がキーテナントに。2002年2月にそうご電器が経営破綻すると、同年10月からはドン・キホーテと、そうご電器の経営再建を担ったレンタル大手「ゲオ」の店舗が営業を続けてきた。
ビルのある南2条西3丁目地区は再開発対象地域となっており、ビルはドン・キホーテ閉店後に解体される。

ビルはドンキ閉店後に解体される。

狸小路店との2店体制、3ヶ月で終わる

狸小路商店街では1月19日に「ドン・キホーテ狸小路店」が、札幌店のすぐ近くに出店。
札幌中心部のドンキは暫定的に2店体制となっていたが、札幌店の閉店により2店体制は3ヶ月で打ち切られることとなった。

ドン・キホーテ狸小路店。

外部リンク:ドン・キホーテ札幌店
関連記事:ドン・キホーテ狸小路店、1月19日開店-札幌店は近く閉店へ
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西門紅楼、3月1日リニューアルオープン-台北の市場建築、築110年で

台北市萬華区の西門町にある歴史的建造物を活用した複合商業施設「西門紅楼」(西門紅樓、西門町市場)が全面改装され、3月1日にリニューアルオープンを迎えた。

西門紅樓。

築110年の市場建築、2000年代から改装を進めていた

西門紅楼は1908年に竣工。設計は近藤十造。2階建て(一部3階建て)で、入口部分にあたる八角形の「八角堂」と奥側の「十字楼」の2つの建物が接続される形となっており、西門町市場(新起街市場)を核とした複合商業施設として活用されていた。
西門町は日本統治初期における台北市の中心街で、多くの日本人が居住しており、当初は敷地内に稲荷神社も設置されていたが、神社は1945年に米軍からの空襲を受けて焼失している。

西門町市場(西門紅楼の展示写真より)。

1945年に中国国民党から建物が接収されると八角堂は「紅楼劇場」となり、中国大陸の京劇(平劇)などを上演、さらに1963年には映画館「紅楼戯院」となっていた。1990年ごろからは廃墟化が進み、映画館は1997年に廃業。一方、同年には古跡として文化財指定されている。
西門紅楼の転機となったのは2000年に起きた大火で、火災により敷地内にあったバラックと紅楼(主に十字楼)の一部が焼失。その後は修復と再開発をおこない、劇場とショップが入居する空間として生まれ変わっていた。
2008年には台北市都市景観大賞の歴史空間活性化賞を受賞、2009年にはアートイベントが開催されるなど、再び西門町エリアの象徴的存在となっている。

現在の西門町。

台北市が1年半かけて全面改装-歴史紹介など充実

今回の全面改装は台北市が5000万台湾ドル(2億円弱)をかけて2016年8月から進めてきたもの。
 改装の目玉は十字楼部分にあるセレクトショップ「紅楼選品」エリアのリニューアル。ショップ内では、MIT(メイドイン台湾)製品を数多く取り揃えるほか、紅楼グッズを販売。また、故宮博物院のショップも出店している。
同エリアでは定期的にワークショップも開催されており、気軽に台湾アートなどに接することもできる。

十字楼部分。MITグッズ店や故宮ショップなどが出店。

また、八角堂1階にある西門紅楼の歴史などを紹介する展示空間は内装を含めて全面改装が行われており、創建当初の日本統治時代の設計図や写真が多く展示されるなど充実化。
八角堂1階にはカフェ「紅楼茶坊」もリニューアルオープンしたほか、オールジェンダートイレも設置された。

八角堂部分。以前より明るい雰囲気となり、展示スペースにカフェも。


八角堂では主に同館の歴史を紹介。日本時代の写真も多く展示。

今回の改装に合わせて屋上の看板が撤去され、入口看板は創建当時の市場の看板をイメージしたものへと改められた。

屋上にあった看板を撤去、日本時代の看板をイメージした形状に。

近年、西門紅楼の附近には若者向け、観光客向けの飲食店も増えて賑わいを増しており、同館のリニューアルにより歴史ある中心地・西門町はますます魅力を増すこととなろう。

西門紅楼

住所:台北市萬華區成都路10號(西門町)
営業時間:11:00~21:30、休日前は22時まで、月曜定休

外部リンク:西門紅樓
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