カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

マックスバリュエクスプレス大曽根駅西店、2025年12月3日開店-旧住都公団系複合施設「ポルト大曽根」ドコモショップ跡に

愛知県名古屋市北区の大曽根駅近くに、イオン系食品スーパー地域子会社「マックスバリュ東海(MV東海)」(本社:静岡県浜松市中央区)の都市型食品スーパー新業態1号店「マックスバリュエクスプレス大曽根駅西店」が2025年12月3日午前7時に開店した。

大曽根駅近くのドコモショップ跡に

マックスバリュエクスプレス大曽根駅西店が入居する複合商業施設「ポルト大曽根」は1996年11月に特殊法人「住宅都市整備公団(住都公団/現UR都市機構)」により竣工、建物は地上14階建で商業フロアは1~2階、マックスバリュ直営売場面積は190㎡。
当地には長らくNTT系携帯電話キャリアショップ「ドコモショップ大曽根店」(ノジマ系コネクシオ運営)が営業していたが、2024年9月に近隣のイオン系複合商業施設「イオンモールナゴヤドーム前」に移転したため空きテナントとなっていた。

MV東海既存小型店「1/3」規模の都市型新業態

マックスバリュエクスプレス大曽根駅西店では、コンセプトに「おいしさ すぐそこ、毎日を便利に。」を掲げ、2024年11月開店の伊東荻店(直営売場面積569㎡)や2025年7月開店の御器所2丁目店(直営売場面積499㎡)といった既存小型店の「1/3」という都市型食品スーパーを展開。
同日開店する「マックスバリュエクスプレス今池駅南店」「マックスバリュエクスプレス大曽根駅西店」「マックスバリュエクスプレス平安通駅前店」とともに、従来同社が獲得しきれなかった名古屋都心部のオフィスワーカーや生活者の需要を獲得していくものとみられる。

マックスバリュエクスプレス大曽根駅西店

住所:愛知県名古屋市北区大曽根三丁目4-14 ポルト大曽根1階B号室
営業時間:7時~23時

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ギンザノボ、2025年12月1日開業-旧東急プラザ銀座、香港系投資会社への運営移行で新ブランド「GinzaNovo」に

東京都中央区銀座の東急不動産系複合商業施設「東急プラザ銀座」が、新たな運営会社による複合商業施設「GinzaNovo(ギンザノボ)」として2025年12月1日に新装開業した。

東急グループの銀座旗艦店として開業

東急プラザ銀座は、2012年8月をもって閉店したH2Oリテイリング系複合商業施設「モザイク銀座阪急(旧数寄屋橋阪急)」跡地再開発「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」として2016年3月に開業。建物は地上11階地下5階建で敷地面積は約3,766㎡、延床面積は約50,000㎡。
同施設は東急グループの銀座旗艦店として開発コンセプトに「Creative Japan~世界は、ここから、 おもしろくなる。~」を掲げ、江戸切子をモチーフとした特徴的な施設デザインを採用。開業当初は東急百貨店新業態「HINKA RINKA(ヒンカリンカ銀座)」を核に、東急ハンズ新業態「HANDS EXPO」や韓国財閥系市中空港型免税店「ロッテ免税店銀座」といったラグジュアリー主体の専門店120店舗超を導入し、訪日外国人観光客によるインバウンド需要に対応した大型観光バス向け駐車場を地階に設けるなど「伝統と革新が共存する銀座エリアの魅力を受け継いだ銀座の新たなランドマーク」をめざした。

今年2月に中華系ファンドが買収、再生進めていた

東急プラザ銀座は、東急グループ各社が誇る再開発/施設運営ノウハウを銀座に移植した集大成的施設であった一方、2020年代初頭の感染症拡大を受け、同年1月に有力専門店の東急ハンズが撤退、2021年11月をもって核店舗の東急百貨店が撤退するなど、施設の大部分が空床に陥った。その後、2025年2月に香港系投資会社「ガウ・キャピタル・パートナーズ(Gaw Capital Partners/GCP/基滙資本)」とシンガポール系投資会社「ペイシャンスキャピタルグループ(Patience Capital Group/PCG)」が共同で施設を取得し、東急不動産と連携するかたちで施設の再生を進めていた。

プラダ路面店はじめとする旗艦店導入、看板など順次刷新

ギンザノボは2025年11月30日の東急不動産による運営撤退と12月1日の基滙資本への運営移行にともない、ラテン語で新しいを意味する「Novo(ノボ)」と天体現象である新星「Nova(ノヴァ)」にインスピレーションを得た施設名に変更し新装開業したもの。

GinzaNovoのイメージ。
2025年12月1日時点では東急プラザ銀座の看板が残る。

ギンザノボでは新体制移行に先駆け、2025年9月にラグジュアリーブランド「PRADA」路面店が開業しており、今後はPRADAをはじめとする旗艦店エリアや上層階への送客を図るショップ構成で「よりダイナミックで魅力あふれるショッピングをお楽しみいただける空間づくり」をめざすとしている。

GinzaNovoのロゴイメージ。

同施設では同年12月17日より館内でカレイドスコープ(万華鏡)型アートインスタレーション「レイドスコープ・オブ・ジョイ:GinzaNovo x Ribbonesia」を開催、東急プラザ銀座の看板が残る外壁などに関しても順次刷新していく。

ギンザノボ

住所:東京都中央区銀座5丁目2-1

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マックスバリュエクスプレス今池駅南店、2025年12月3日開店-老舗パチンコ「西陣」名古屋支店跡に

愛知県名古屋市千種区の名古屋市営地下鉄東山線名城線今池駅近くに、イオン系食品スーパー地域子会社「マックスバリュ東海(MV東海)」(本社:静岡県浜松市中央区)の都市型食品スーパー新業態1号店「マックスバリュエクスプレス今池駅南店」が2025年12月3日午前7時に開店する。

老舗パチンコ販売会社「西陣」の営業拠点だった

今池KAビルは1992年3月に竣工。当地には長らく大手パチンコ販売会社「西陣(NISHIJIN)」が営業拠点「西陣名古屋支店」を展開していたが、2023年3月に同社が販売事業から全面撤退したことで同支店を閉鎖(製造部門は別会社で存続)。
同年9月に首都圏地場不動産販売会社「すまいえ住宅販売」(本社:東京都東久留米市)が新社名「エルスタット」への変更を機に本社と営業拠点を西陣名古屋支店跡に全面移転したもの、2025年8月の本社再移転により再び空きテナントとなっていた。

MV東海既存小型店「1/3」規模の都市型新業態

マックスバリュエクスプレス今池駅南店の売場面積は189㎡。
コンセプトに「おいしさ すぐそこ、毎日を便利に。」を掲げ、2024年11月開店の伊東荻店(直営売場面積569㎡)や2025年7月開店の御器所2丁目店(直営売場面積499㎡)といった既存小型店の「1/3」という都市型食品スーパー型の売場を展開。
同日開店する「マックスバリュエクスプレス大曽根駅西店」「マックスバリュエクスプレス平安通駅前店」とともに、従来同社が獲得しきれなかった名古屋都心部のオフィスワーカーや生活者の需要を獲得していくものとみられる。

マックスバリュエクスプレス今池駅南店

住所:愛知県名古屋市千種区今池三丁目12-20 KAビル
営業時間:7時~23時

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イオン北海道根室振興局庁舎売店、2025年12月3日開店-同社初となる無人店舗、既存店と変わらない販促施策や記念式典も

北海道根室市の北海道根室振興局に、イオン北海道初となる24時間営業の無人店舗「根室振興局庁舎売店」が2025年12月3日午前11時40分に開店する。

根室振興局庁舎にイオン北海道の新店舗

北海道根室振興局は1897年11月に北海道の総合出先機関「北海道根室支庁」として発足。2008年6月に道議会にて支庁再編が決定したことで、2010年4月に現名称となった。
北海道根室振興局では2025年9月26日に公募型プロポーザル「北海道根室振興局庁舎売店出店者公募」を実施、同年10月16日にイオン北海道が800点満点中547点を得たことで同社進出が正式決定した。
イオン北海道では経営環境変化を背景とした「既存の業態にとらわれない新しい店舗形態」開発を目的に、同社本社で無人店舗の実験運営を行ってきたが、外部への無人店舗の展開は初となる。

イオン北海道による無人店舗のイメージ。

イオン北海道の既存店と変わらない販促施策を提供

イオン北海道根室振興局売店は、根室振興局1階休憩所内に開店するもので、飲料・菓子・カップ麺といった加工食品を中心に、弁当・惣菜やワントレーの冷凍食品、日用品など約250品目を展開する。

イオン北海道による無人店舗のイメージ。

同店では既存店同様の各種販促企画「お客さま感謝デー」といった割引やキャッシュレス専用セルフレジによる幅広い決済サービス(クレジット・電子マネー・バーコード決済など)への対応を図ることで「外出や買い出しにかかる時間を短縮し、職員の皆さまの時間効率と生産性向上につながることを想定」しているという。
根室振興局職員以外の一般来庁者に関しても、開庁時間中(詳細は本文末に記載)は利用可能であり、同社が想定する時間効率や生産性向上、来庁者の買物需要を満たす店舗となりそうだ。
なお、同店では開店当日午前11時30分より記念式典を実施する。

イオン北海道根室振興局売店

住所:北海道根室市常盤町3丁目28番地
営業時間:24時間営業
※一般来庁者の利用可能時間は8時45分~17時30分

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マルエツ一橋学園店、2025年12月5日開店-学園坂商店街の旧サンデーマート、建替えで約3年ぶりに復活

東京都小平市の西武多摩湖線一橋学園駅前に、イオン系食品スーパー「マルエツ一橋学園店」が2025年12月5日午前9時に開店する。

サンデーマートとして開店した学園坂商店街の食品核

マルエツ一橋学園店の初代店舗は1978年に首都圏地場中堅系食品スーパー「サンデーマート一橋学園店」として開店。店舗面積は892㎡で地元不動産会社(学園ビル)が所有していた。
サンデーマート一橋学園店は開店以来、同業地場大手のマルエツより商品供給面で提携関係にあったが、1981年に運営会社がマルエツと資本業務提携を締結したため、2010年8月に現在の店舗名となった。その後も同店は学園坂商店街の食品核としての役割を担ったが、2022年9月に老朽化にともなう建替えのため44年の歴史に一旦幕をおろしていた。

半世紀近い歴史誇る古参店舗、3年ぶりに復活

マルエツ一橋学園店新店舗の建物は鉄骨造3階建で営業フロアは1~2階、売場面積は770㎡。
青果では地元小平市の農家からの直納野菜やカットフルーツ、鮮魚ではマグロ・サーモンのお造りや寿司、精肉では大量目商品や生鮮惣菜「おつまMEAT」など簡便即食対応商品を強化する。

マルエツ一橋学園店。

このほか、惣菜では「厚切り鮭弁当」「出汁がじゅわっと溢れ出す玉子焼」といった出来立て商品、インストアベーカリーでは惣菜パン/パーカー「フィッシュフライパーカー」やドーナツ「DoonaPON!」といった焼き立て商品を用意するとしている。

マルエツ一橋学園店

住所:東京都小平市学園東町1-4-6
営業時間:午前9時~午後10時

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ウエルシアプラス門司東町店、2025年9月18日開店-とみやま老朽店を建替刷新、旧ニューヨークストア系全店「フード&ドラッグ」転換完了

福岡県北九州市門司区の門司駅近くにある地場老舗食品スーパー「とみやま東町店」跡に、イオン系生鮮強化型フード&ドラッグストア「ウエルシアプラス門司中央店」が2025年9月18日午前9時に開店した。

関門地方で愛された創業102年の老舗

とみやまは1922年3月に福岡県門司市(当時)で木工用品店として創業、1949年8月に法人化した。同社は創業以来長らく、関門地盤の地場大手流通グループとして、ホームセンターや食品スーパーを核とする商業施設「トミーズタウン」に加え、門司港レトロでリゾート施設「ラ・メール」を展開するなど多角化経営を進めていたが、バブル期の過剰投資や競争激化を背景に業績低迷に陥った。その後、2004年8月に首都圏地場中堅食品スーパー「横須賀産業」がとみやま優良店舗6店舗を取得し、新会社「ニューヨーク・エボリューション」運営に移行した。
ニューヨーク・エボリューションは、2015年12月に門司本店生鮮館を同社高級食品スーパー「ニューヨークストア」業態を冠し建替新装開店、福岡市中心部で多店舗化を進めるなど業容拡大を図ったが、2024年9月23日には競争激化を背景に全4店舗を閉店
同年9月30日にイオンウエルシア九州がニューヨーク・エボリューションから店舗建物を承継し、2025年2月13日の門司中央店を皮切りに生鮮食品スーパーとドラッグストアの複合業態「ウエルシアプラス」への業態転換を順次進めていた。

とみやま最後の店舗、イオン系フード&ドラッグに

ウエルシアプラス門司東町店の建物は平屋建で売場面積は982㎡。イオンウエルシア九州としては2025年4月に新築開店した宇美中央店(旧寿屋創業家系資産管理会社→西九州店舗システム)に次ぎ15店舗目、福岡県内11店舗目となる。

ウエルシアプラス門司東町店。

門司東町店は「地域の健康ステーションを目指す新しいスタイルの店舗」と位置付けるフード&ドラッグ業態「ウエルシアプラス」として、医薬品・化粧品・日用雑貨やグロサリー(一般食品・冷凍食品・酒類)に加え、生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)や惣菜、地元福岡県産商品を拡充するなど、旧来のイオン系食品スーパーの強みとウエルシアの強みを兼ね備えた売場を展開。「お客さまの“ココロ”と“カラダ”の健康に寄り添い、九州の「豊かな暮らし」に貢献します」としている。

イオン系による旧ニューヨークストア転換完了

イオンウエルシア九州によるニューヨーク・エボリューション承継全4店舗のうち、2025年2月に「ニューヨークストアとみやま門司本店」が、3月に「とみやま桜橋店」「ニューヨークストア貫店」が業態転換を終えていたが、今回「とみやま東町店」が店舗建物老朽化にともなう建替えを経て新装したことで、一連のフード&ドラッグ化に区切りをつけたこととなる。

ウエルシアプラス門司東町店

住所:福岡県北九州市門司区下二十町8番7号
営業時間:9時~22時

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ダイエーイオンフードスタイル西大島店、2025年12月5日開店-ダイエー大島店跡地、三井不動産系高級賃貸マンション低層階「パークアクシス」に

東京都江東区の都営新宿線西大島駅近くにあるイオン系総合スーパー「ダイエー大島店」跡地に、同社の大型食品スーパー「ダイエーイオンフードスタイル西大島店」が2025年12月5日に開店する。

ダイエーイオンフードスタイル西大島店の青果フロア。

2021年2月閉店のダイエー大島店跡地

ダイエー大島店は1973年7月に「ダイエー大島ショッパーズプラザ」として開業。建物は5階建で店舗面積は8,664㎡の自社所有物件だった。
ダイエー大島店は直営衣食住フロアを核に100円ショップ「ダイソー」や喫茶店「コメダ珈琲店」を導入、高層階に自社グループ各社の事務所(オレンジフードコートなど)を併設したが、2021年2月に老朽化のため閉店していた。

三井不動産系高級賃貸マンションに約4年10ヶ月ぶり復活

ダイエーイオンフードスタイル西大島店の入居建物である三井不動産系新築高級賃貸マンション「パークアクシス西大島コンフォートスクエア」は2025年10月に竣工、建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地上14階建で商業フロアは1階、売場面積は546.7坪、住居戸数は446戸。

ダイエーイオンフードスタイル西大島店の青果フロア。

青果では地元江戸川産野菜や千葉船橋市場直送野菜、江戸川区で第2の特産品化をめざすというインド料理用香料野菜「メティ」を展開。鮮魚では東京豊洲市場の旬の商品を展開。簡便調理に対応した冷凍食品やバイキング販売の拡充を図る。

ダイエーイオンフードスタイル西大島店の惣菜フロア。

ダイエーイオンフードスタイル西大島店

住所:東京都江東区大島4丁目6番17号
営業時間:7時~23時

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マックスバリュ本原店、2025年11月22日開店-イオン九州「ジョイフルサン」業態転換1号店、2026年3月の吸収合併に先駆け

長崎県長崎市の旧あなぶき興産系長崎地場大手食品スーパー「ジョイフルサン本原店」跡に、イオングループ系大型食品スーパー「マックスバリュ本原店」が2025年11月22日に開店した。

ジョイフルサン本原店、マックスバリュに全面刷新

マックスバリュ本原店は、2025年7月にイオン九州が買収したあなぶき興産系長崎地場同業「ジョイフルサン」の運営店舗「ジョイフルサン本原店」(同年11月16日閉店)を事実上引継ぐかたちで開店したもので、売場面積は1,688㎡。

マックスバリュ本原店。

コンセプトに「全従業員で決めた「従業員の想い=お客さまとの約束」を受け継ぎ、進化(深化)させる長崎一“身近な”スーパーマーケット」を掲げ、イオングループ共通PB「トップバリュ」やイオン九州独自PB「しあわせプラス」「推し活総菜」、時短需要や多様なライフスタイルへの対応を図る冷凍食品売場「フローズンワールド」(取扱品目約350品目)、インストアベーカリーを導入するなど「イオン九州が持つスーパーマーケットのノウハウや結集」した店舗づくりを進める。

マックスバリュ本原店(旧ジョイフルサン本原店)

住所:長崎県長崎市扇町4-1
営業時間:24時間営業

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ロピア新高店、2025年12月5日開店-阪急神崎川駅近くの塩野香料大阪工場再整備で

大阪府大阪市淀川区の阪急神戸本線神崎川駅近くに、OICグループ系大型食品スーパー「ロピア新高店」が2025年12月5日に開店する。

神崎川駅近くの香料工場隣接地に「ロピア」核の複合施設

ロピア新高店は香料大手「塩野香料大阪工場」関連施設(グラウンド)跡地を活用するかたちで、大和ハウスリアルティマネジメントが新施設「(仮称)淀川区新高商業施設」として整備を進めてきたもので、建物は平屋建で店舗面積は2,705㎡。
ロピア新高店では同社既存店同様に「食のテーマパーク」を掲げ、青果部門に「八百物屋あづま」、精肉部門に「肉のロピア」、鮮魚部門に「日本橋魚萬」、惣菜部門に「GOCHISOU marche(ゴチソウマルシェ)」といった街の商店街をイメージした屋号を冠した売場を展開する。
また、同店は「阪神・北摂へのアクセス利便性」「日常的な食料品需要が高い」「高齢者単身者世帯が多い」という地域特性を活かし、関西ロピア独自の青果「旨シリーズ」や大阪ならではの惣菜新商品「お好み焼きピザ」を取扱うなど「関西エリアの新たな戦略的拠点」と位置づけた店舗とする。

ロピア新高店のイメージ。

キリン堂とともに生活利便性高める施設展開

神崎川駅は西口にH2Oリテイリング系高級食品スーパー「阪急オアシス神崎川店」、南口にはイオン系総合スーパー「ダイエーグルメシティ神崎川店」が営業していたが、2019年2月にダイエーが閉店したことで、南口は駅徒歩10分ほどの距離にある万代が最寄りの食品スーパーとなっていた。
ロピア新高店敷地内では2025年11月29日に関西地場大手ドラッグストア「キリン堂淀川新高店」が先行開店しており、ロピアとともに食品から化粧品、日用品など幅広く取揃える施設となるなど生活利便性が向上することとなりそうだ。

ロピア新高店

住所:大阪府大阪市淀川区新高5丁目17番11号
営業時間:午前10時~午後8時

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藤井大丸本館、2026年5月6日閉店-京都四条通の百貨店「フジイダイマル」、2030年目処に建替全面刷新めざす

京都府京都市の四条通にある京都地場百貨店「藤井大丸(フジイダイマル)」が2026年5月6日をもって閉店する。

江戸時代末期に創業した藤井大丸

藤井大丸は1870年に現在の滋賀県大津市で呉服行商として創業、1891年1月に現在の京都府京都市に常設店舗「藤井大丸呉服店」を開業、1912年にレンガ造地上3階建の“本店”を現在地に開業し、1935年4月に百貨店業態となった。その後、1969年までに段階的な増築工事を実施、地上8階地下2階建で店舗面積15,237㎡という現在の建物となった。

藤井大丸は1969年の増築工事完了で現在の建物となった。

90年代にファッション館に転身、業界初の取組みも

藤井大丸は近隣に同業百貨店「高島屋京都店」「大丸京都店」が立ち並ぶ四条通において、1972年にハンバーガーショップ「マクドナルド」関西1号店を導入するなど、若年層を意識したトレンド重視の館づくりを早期より打ち出していた。
一方、1990年9月のJR京都伊勢丹進出正式決定を皮切りに既存同業が相次ぎ増床リニューアルを実施、平成不況や阪神淡路大震災もあり業績改善が喫緊の課題となった。
同社は競合対策として1994年9月より段階的な全館リニューアルを開始し、1996年9月に百貨店業界初となる有力セレクトショップブランドを相次ぎ導入、2000年5月には従来のデパ地下フロアを明治屋産業系高級食品スーパー「代官山タベルト」に転換するなど従来型百貨店からの脱却に向けた取組みを推進。北海道札幌市の旧丸井今井系百貨店「丸ヨ池内(IKEUCHI)」同様に高感度ファッションに強みをもつ百貨店として業界内で知名度を全国区に高めた。

明治屋産業の高級食品スーパー「タベルト」。
1号店は福岡県太宰府市のニコニコドー、旗艦店は代官山だった。

1969年の増築工事から半世紀超える現店舗、建替全面刷新

藤井大丸は2025年11月現時点においても「SHIPS」「UNITED ARROWS」「URBAN RESEARCH DOORS」「ADAM ET ROPE’」「B shop」「COMME des GARÇONS」「gelato pique」「MAISON KITSUNÉ」「Mila Owen」「SNIDEL」「UNITED TOKYO」といった有力ファッションブランドに加え、明治屋産業系高級食品スーパー「タベルト」やスポーツブランド「adidas」「DESCENTE」「snowpeak」「THE NORTH FACE」、インテリア雑貨店「Francfranc」、ハンドメイドフレッシュネスカフェ「HARBS」を導入するなど、地元京都屈指のファッション館として、トレンドに敏感な若年層や訪日外国人観光客によるインバウンド需要の取込みに成功している。
一方、現店舗開業から半世紀超が経過するなど、近隣同業と比較しても老朽化が著しく、2026年5月6日をもって本館を一時閉店することとなった。

SHIPS藤井大丸WOMEN’S。

2030年に新店舗、周辺エリアを活用した街づくりも

藤井大丸は2026年5月の現店舗閉店と2030年の新店舗開業にあわせ「京都の皆様と京都を訪れる国内外の皆様が共に過ごせる価値ある四条界隈エリアとなるよう“周辺エリアを活用した街づくり”」を進める方針を示している。現店舗閉店発表時点において、新店舗の概要や同社による地域活性化に向けた取組みの詳細は明らかになっていないが、有力ファッションブランド各社との結び付きを活かした街づくりの展開に期待したい。

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