カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ダイシン百貨店、2016年5月上旬閉店-建替えから僅か4年、ドンキが買収で

新しい記事はこちら:MEGAドン・キホーテ大森山王店、6月30日開店-旧ダイシン百貨店

ドンキホーテホールディングスは、東京都大田区大森山王の総合スーパー「ダイシン百貨店」を買収すると発表した。
ダイシン百貨店は5月上旬ごろに閉館する。
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ダイシン百貨店(公式サイトより)。

高齢者に優しい「何でも揃う百貨店」として知られた

ダイシン百貨店は1964年に開店。
事実上は総合スーパーだが、家電、家具、DIY用品など「何でも揃う百貨店」として知られており、送迎バスの運行、配達サービス、高齢者のための健康支援なども行っている。
きめ細やかな接客サービスに定評があり、高齢者の顧客が多いことで知られていたが、近年は家族づれで楽しめるイベントや催事の実施にも注力していた。

店舗建替え直後、隣接地にイオン出店-ドンキ傘下に

ダイシン百貨店は2012年に店舗を建替えており、立体駐車場や屋上庭園、足湯、託児所、展望ファミリーレストランなどを併設した店舗へと生まれ変わったが、近年は近隣に競合店が相次いで進出。
特に、2013年に隣接地にイオンの食品スーパー「まいばすけっと」が出店したことは「半径500メートルの住民を100%顧客にする」というスローガンを掲げてきたダイシンにとって大きな痛手だったとみられる。
近年は経営の悪化によりドンキホーテグループの投資ファンドが一部株式を取得。営業時間を延長するなどして、経営再建に当たっていた。

5月に閉店、ドンキホーテに転換へ

ドンキホーテグループの買収に伴い、ダイシン百貨店は2016年5月はじめ頃に閉店する予定。
ドンキホーテではダイシン百貨店を改装し、6月末ごろに「メガドンキホーテ」として開業させると見られている。
ドンキホーテの店舗となった後も、これまでの顧客に親しまれる店舗となれるかが注目される。

追記:5月8日の閉店が発表された。ファミリーレストランなどは閉鎖される。
ドンキホーテ内には「ニトリ大森山王店」も出店予定。

外部リンク:ダイシン百貨店
新しい記事はこちら:MEGAドン・キホーテ大森山王店、6月30日開店-旧ダイシン百貨店

中野サンプラザ、閉館へ-2025年目途に新ホール建設

東京都中野区は、JR中野駅北口の大型ホール「中野サンプラザ」と隣接する中野区役所を数年後に解体し、新たな大型ホールとオフィス、ホテル、マンションなどが入居する複合施設を整備する計画を発表した。
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中野サンプラザと隣接する中野区役所。

工事は中野体育館解体から、サンプラザはオリンピック後

計画によれば、中野区役所は現区役所のそばにあり老朽化している中野体育館を解体してその跡地に新区役所を建設。中野体育館は、沼袋駅そばの平和の森公園内に移転させる。
そして、体育館の移転と平和の森公園の再整備を2019年までに終え、その後は現体育館の解体とともに新たな区役所庁舎を建設。
新区役所庁舎の完成後、中野サンプラザは現区役所とともに2022年ごろに閉館。現区役所とともに再開発のため解体される。

全国的に有名なコンサートホール

中野サンプラザは1973年開館。かつては全国勤労青少年会館であったが、民営化にともない現在は中野区などが出資する第三セクター「株式会社中野サンプラザ」が運営している。
コンサートホール、結婚式場、ホテルなどを備え、特に最大収容客数2,222人のコンサートホールは音響設備に定評があり、多くの人気アーティストがその成長の過程で「東京での大型ホール公演の登竜門」としてコンサートを開催。また、「アイドルコンサートの聖地」としても親しまれてきた。
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JR中野駅前に立地する。

新ホールは1万人収容規模のアリーナ施設

中野サンプラザと現区役所の跡地には、新たな大型集客施設とオフィス、ホテル、マンションなどが入居する複合施設が整備される。
新たな集客施設は現在の規模の約5倍、約1万人が収容できるアリーナタイプとなる予定。
アリーナではコンサートのほかに大規模なスポーツ大会や、展示会での使用も想定しており、現在の中野サンプラザのホールとは大きく異なった雰囲気になりそうだ。
中野区では、2025年度までの全事業完了を目指している。

外部リンク:中野サンプラザ
外部リンク:2016年3月22日 区長定例記者会見を行いました(区役所・サンプラザ地区再整備実施方針(案)について) (中野区役所)

イオンモール堺鉄砲町、2016年3月19日開業-旧ダイセル工場も一部活用

大阪府堺市の七道駅前に「イオンモール堺鉄砲町」が2016年3月19日にグランドオープンした。
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七道駅前に立地するイオンモール堺鉄砲町。

南海本線から直結

イオンモール堺鉄砲町は旧ダイセル堺工場跡地に出店。
南海本線七道駅からはペデストリアンデッキを通じて直結しており、南海高野線堺東駅、地下鉄住之江公園駅からもバスが1時間2~3本ほど運行されている。
イオンモールとしては大阪府内11店舗目。

近畿初、イオン初出店も多数


イオンスタイルも堺市初出店

イオンモール堺鉄砲町の総賃貸面積は約56,000㎡。
コンセプトは「にぎわいカジュアルモール」で、テナント全160店舗のうち14店舗が近畿初出店、9店舗が大阪初出店。
古本・古書の販売を得意とする地場有力書店「天牛堺書店」、新潟に本部を置くアークランドサカモトの大型画材専門店「アークオアシス」はイオン初出店。

天牛堺書店は大阪南部で根強い支持がある

飲食テナントとしては、焼肉食べ放題で有名なワンカルビの新業態「ステーキ・ハンバーグと国産野菜サラダ・ワンカルGRILL」や、本場仙台の味を提供する京都治元運営の「仙台牛たん 森商店」、全国ご当地ちゃんぽん連絡協議会公認の「ご当地ちゃんぽん研究所」、「カプリチョーザ ピッツァ&ビュッフェ」が大阪府内初出店となっている。

本場仙台の味を提供する牛たん専門店

そのほかにもファストファッションブランド「H&M」、「OLD NAVY」、「ユニクロ」、アミューズメント施設「ソユーゲームフィールド」などのテナントが出店する。

本場仙台の味を提供する牛たん専門店

イオングループからは、雑貨専門店「R.O.U」や大型スポーツ用品店「スポーツオーソリティ」、旧マイカル系の並行輸入ブランドショップ「ニミウス」が出店する。

歴史的建造物の赤レンガ建築はイタリアンレストランに

イオンモール堺鉄砲町は建物コンセプトを「『SHIFT!』~『流れ』を変換する場所へ~」。
敷地内の歴史的建造物「旧ダイセル堺工場・赤レンガ建築(設計:茂庄五郎)」を活かした空間づくりを目指している。

赤レンガ広場

これまでも三重県四日市市の旧東洋紡績富田工場原綿倉庫(国登録有形文化財)がイオンモール四日市北のモール施設に転用された事例があり、旧ダイセル堺工場の赤レンガ建築も一部が改修、カプリチョーザが入居する「赤レンガ館」として保存されることとなった。
本館と赤レンガ館を挟む通路は「赤レンガ広場」として整備され、イベントなどが開催される。

開業当日は記念式典にゆるキャラが登場


オープニングセレモニー。

グランドオープンを迎えた3月19日は、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録PRキャラクター「ハニワ課長&ハニワちゃん」、「ザビエコちゃん」や「堺すずめ踊り連盟」によるパフォーマンスが行われる記念式典が開催された。
3月末まで「よしもとお笑いステージ」、「ポケモンパーティー」などのイベントも予定している。

外部リンク:イオンモール堺鉄砲町公式ホームページ

オーケー新鮮市場、マルミヤストアが2016年3月に買収-事実上の救済合併

流通グループ「リテールパートナーズ」傘下で、九州でスーパーマーケットを展開する中堅スーパー「マルミヤストア」(佐伯市)は、大分市の地場中堅スーパー「オーケー新鮮市場」(以下、新鮮市場)を買収すると発表した。
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オーケー新鮮市場の本店である新鮮市場EX高崎店。

またも経営破綻寸前だった新鮮市場、マルミヤが救済

オーケーは1978年に大分市で食品スーパーとして創業。
かつては「マイフレンドショップ・ラッキー」の愛称で知られていたが、競争激化により経営が悪化。経営再建のたびに「オーケーマート」、「新鮮市場」と屋号を変えて営業していた。
2000年代に入ってからは小型店の閉鎖と積極的な新規出店を実施、岐阜県のスーパー「バロー」のプライベートブランドを導入するなど店舗改革を行ってきたが、近年はドラッグストアなどとの競争により赤字が続いており、マルミヤによる事実上の救済合併とみられる。買収額は20億円。
2015年2月期時点の新鮮市場の営業店舗は24店舗、年商130億5500万円、純利益マイナス2億3000万円。

西日本有数のチェーンに成長する「リテールパートナーズ」

マルミヤストアは1972年に佐伯市で創業。
創業地がすぐ近くの「寿屋」「ジョイフル」に触発される形で1980年代から大規模なチェーン展開を開始、2016年3月現在で九州全土に「マルミヤストア」41店舗、子会社のディスカウントストア「アタックス」22店舗などを展開している。
2015年には山口県の総合スーパー「丸久」(防府市)と共同持株会社「リテールパートナーズ」を設立、その傘下となっていた。
今回の買収に伴い、リテールパートナーズ傘下のスーパーマーケットは約1割増えて172店舗、年商は約1,300億円規模となる見込みで、リテールパートナーズは西日本有数のスーパーマーケットグループへと成長する。
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マルミヤストア別府駅店。

新鮮市場は6店舗閉鎖、当面は屋号維持

今後、新鮮市場は6店舗を閉鎖した上で、マルミヤストアが設立するマルミヤ100%出資の子会社「新鮮マーケット」が2016年6月24日より18店舗の経営を継承する。
屋号は当面「新鮮市場」のままとなる予定だが、大分合同新聞の報道によると、18店舗のうち3店舗はマルミヤストアグループのディスカウントストア「アタックス」に転換する可能性が高いとみられる。

追記:閉鎖予定店舗は以下の通り

閉鎖されるのは、高崎店、森店、西大在店、敷戸店(大分市)、中津北店、蠣瀬店(中津市)。
高崎店は本店。中津北店はショッピングセンターの核店舗。
このほか、鶴崎店(大分市)、日出店(日出町)、安岐店(国東市)、花月店(日田市)はマルミヤ系ディスカウントストア「アタックス」の運営に転換するという。

外部リンク:マルミヤストア
外部リンク:新鮮市場
関連記事:マルショク流川通り店、今秋開店-旧本店、ようやく復活

イオンタウン姶良・西街区、2016年3月10日開業-旧サティ、全館開業は2017年春

鹿児島県姶良市の大型ショッピングセンター「イオンタウン姶良」の第1期(西街区)が3月10日にグランドオープンした。

イオンタウン姶良・西街区。

九州初、鹿児島初のテナント多数出店

イオンタウン姶良のコンセプトは「~三世代の生活を彩る街~ くらし・まいにち、あいらしく
テナント全112店舗のうち27店舗が鹿児島県内初出店で、リトルマーメイドのデニッシュ専門店「デニッシュバー」、世界のドーナツを売りにする「ジャックインザドーナツ」が九州初出店。世界第2位のハンバーガーチェーン「バーガーキング」、ベーカリーレストラン「モビーディック」、高品質食料品店「久世福商店」などが県内初出店となっている。また、地域密着型の店舗として複合施設初となる宮崎県都城市の「高千穂牧場」など、地域ならではの店舗も導入する。

館内・フードコート。

そのほかには「GU」、「タカキュー」、「ハッシュアッシュ」、「未来屋書店」、複合アミューズメント施設「アミューズメントカフェ プレビ」などが出店。九州地区初となるイオン直営の高級紳士服飾雑貨売場「マルシェ ブラン」や、専用タブレット端末「タッチゲット」を設置するといった新たな試みを実施する。

食品売場は地元産品強化、ダイエー「さつま姫牛」も販売

イオン九州直営の食品フロアではJAあいらの有機野菜、JAあおぞら甚兵衛倶楽部の産直野菜、対面販売の鮮魚コーナーを設置するほか、イオン九州の新設店舗としては初の取扱いとなるダイエー鹿児島サンライズファームの「さつま姫牛」を取り扱う。

2017年春に全面開業、シネコンなども併設予定

イオンタウン姶良・西街区は、2012年に姶良市土地開発公社から賃借した土地を活用して開発が進められていた。
この土地は元々、地場流通大手の「ラララグループ」(寿屋、熊本市)が出店表明していた土地であったが、同社の経営悪化に伴い計画が白紙化。30年近く更地となっていた。
隣接地にて営業していたイオン姶良店の旧店舗(旧・マイカル姶良サティ、2月14日閉鎖)も現在解体工事を進めており、2017年春を目処に4Dシアターを備えたシネマコンプレックスも併設される「イオンタウン姶良東街区」が開業することで、全館グランドオープンを迎える予定となっている。
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現在解体工事中のイオン姶良ショッピングセンター

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マイカル南九州・姶良サティ時代。

 「イオンタウン姶良」は、全館開業時には旧店舗の約3倍の、売場面積約45,000㎡となり、鹿児島県内でも有数の規模のショッピングセンターとなる。aeontown_aira_pers_pr_150514
イオンタウン姶良・全館開業時のイメージ

外部リンク:イオン姶良店
外部リンク:イオンタウン姶良
関連記事:イオン姶良店、2月14日閉店-イオンタウンに3月移転

多賀城駅前に市立”ツタヤ図書館”-真価問われるツタヤ図書館事業

多賀城市のJR仙石線・多賀城駅前に「多賀城市立図書館」が3月21日に開館した。
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多賀城市立図書館。

全国3番目のツタヤ図書館

新しい「多賀城市立図書館」はTSUTAYAなどを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が図書館の指定管理者となり、佐賀県の武雄市図書館、神奈川県の海老名市立中央図書館に次ぐ全国で3番目の「ツタヤ図書館」となった。
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内観イメージ(CCCホームページより)

東北初出店の「ファミマ!!」出店、スタバも入居

多賀城駅では、第三セクターの「多賀城駅北開発株式会社」が手がける多賀城駅北地区第一種市街地再開発事業により、再開発ビルA棟、B棟、C棟が建設された。
市立図書館が入居するのはA棟の南側であり、北側の商業施設には「蔦屋書店」を中心に「スターバックスコーヒー」やレストラン「PUBLIC HOUSE」、ファミリーマートの別業態「ファミマ!!」が入居する。
「ファミマ!!」は首都圏・大阪を中心に店舗を展開していたが、この店舗が東北初進出となる。
駅前広場を挟んで正面のB棟は子育てサポートセンター、保育所等を中心としたビルで、仙石線の高架を挟んで南側のC 棟は5階建ての立体駐車場となる。
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ファミマ!!。

駅周辺で進む都市機能集約-被災地・多賀城の拠点に

東日本大震災の被災地となった多賀城市では、国道45号線沿いの商業集積地である八幡や町前といった砂押川より南にある地区が津波の被害を受けた。
一方、砂押川の北側に位置する多賀城駅周辺は津波の被害を受けなかった。
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JR多賀城駅。

多賀城市は2013年に策定した都市計画マスタープランの中で多賀城駅周辺を都市の拠点として位置付けており、2014年には多賀城駅の高架下に商業施設「エキト多賀城」が開業するなど商業機能の強化が進んだ。今回の一連の開発は市役所や大学も立地する多賀城駅周辺での都市機能の集約に繋がり、更なる都市の拠点化を目指す上で重要なピースとなった。tgj04
2014年開業のエキト多賀城。

真価を問われるツタヤ図書館

「ツタヤ図書館」は多くの自治体において図書館・地域を活性化させる起爆剤として期待を集めている反面、佐賀県武雄市、神奈川県海老名市のツタヤ図書館では昨年”蔵書問題””古書購入問題””分類問題”に揺れるなど、CCCの図書館運営に対する厳しい目が向けられた。
この影響から、愛知県小牧市では名鉄小牧駅前に持ち上がっていたツタヤ図書館計画が、住民投票の末に白紙化された。
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武雄市図書館。

これらの問題を受け、多賀城市ではツタヤ図書館の開設に当たっては市教育委員会を諮問機関とする「図書館運営審議会」を新設する方針となった。
諮問委員会は教育関係者や企画運営の専門家などで構成され、CCCの図書館運営を調査・審議する。
一方で、今回も蔵書のうち1万冊以上が古書店のネットオフからの購入だという。また、他図書館と同様、国内ほとんどの図書館で用いられているNDC(日本十進分類法)に基づかない独特な分類方法も導入されている。

まだまだ増える「ツタヤ図書館」

今後、CCCが手がける図書館事業としては、岡山県高梁市に第4のツタヤ図書館が、宮崎県延岡市にはツタヤの運営による読書スペースのある複合施設が開館予定であるが、駅ビルへのツタヤ図書館入居構想が持ち上がっている山口県周南市では市民による反対運動が起こっている。
社会問題化した武雄市、海老名市の後に開館した「多賀城市立図書館」において市民の信頼が獲得できるかが、今後の「蔦屋図書館事業」の行方を占う上で重要な指標となろう。

外部リンク:多賀城市立図書館
外部リンク:多賀城駅北開発株式会社
外部リンク:多賀城市/多賀城市都市計画マスタープラン(PDF)
ニュースリリース:宮城県多賀城市とカルチュア・コンビニエンス・クラブの 「東北随一の文化交流拠点整備」に関する連携合意について(PDF)

エスパル仙台東館3月18日開店ー東急ハンズ、東北初店舗

JR仙台駅の新たな駅ビル「エスパル仙台東館」が3月18日にグランドオープンした。
拡幅された仙台駅東西自由通路と一体化しており、新たな仙台の顔として期待される。
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仙台駅東口・エスパル仙台東館。

売場面積3万㎡、東北最大の駅ビルに

エスパル東館の延床面積は39,700㎡、店舗面積は10,300㎡で、エスパル本館・東館・Ⅱ館の3館を合わせた店舗面積は30,819㎡となる。東館は東西自由通路を挟んだ両側に構えており、南側と北側合わせて82ショップで構成される。
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フロア構成(仙台ターミナル株式会社プレスリリースより)

自由通路を挟んで3階・4階はデッキで移動可能。また、東館南側2階・3階は連絡通路により本館との行き来が可能となる。sendaieki2
開放感溢れる東西自由通路に跨るエスパル東館。

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エスパル東館の館内イメージ(JR東日本仙台支社サイトより)

東急ハンズ東北初進出に沸く

エスパル東館のオープンと同時に行われたエスパル本館2階・3階のリニューアルでは、東北初出店の34ショップなど合計115のショップが新規・改装オープンを遂げた。
中でも東館南側4階に構える東急ハンズの東北1号店には高い注目が集まり、オープン初日は活況を呈した。
また、東館北側には宮城・東北の土産もの屋などが集まる「伊達のこみち」や、レストランが集まる「杜のダイニング」があり、東北の玄関口としての魅力を強く印象付けるものとなっている。
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東北初進出の東急ハンズ。

再開発進む東口 隣接ホテルは2017年開業

エスパル東館と東西自由通路のオープンに沸く仙台駅東口エリアだが、今後も再開発は続く。
2017年には大型ホテル「ホテルメトロポリタン仙台イースト」が開業する予定で、ホテルは東西自由通路とも直結する。
さらに、2012年より東七番丁の通りを挟んだ向かい側に仮店舗として営業中のヨドバシカメラが東口横の旧店舗跡地に再移転し、複合商業ビルを建設するという計画もある。
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仙台駅東口の大型ホテル建設地。

かつては西口の華々しさと比べて「駅裏」と言われていた東口も、相次ぐ再開発によって大きく発展し、今後もさらなる進化を遂げようとしている。

 外部リンク:エスパル仙台
プレスリリース:仙台ターミナル株式会社(PDF)
関連記事:エスパル仙台「東館」、2016年3月開店-東急ハンズが核

ジュンク堂書店千日前店(旧難波店)、3月21日閉店

大阪市中央区の千日前を代表する大型書店「ジュンク堂書店千日前店」(淳久堂書店千日前店、旧難波店)が3月21日を以て閉店する。
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ジュンク堂書店千日前店。

大阪初のジュンク堂、「座り読み歓迎」が話題に

ジュンク堂書店千日前店はなんばグランド花月向かいの「Y.E.S.NANBAビル」1~3階にある大型書店。ビル内には「大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)」「NMB48劇場」などが入居する。
ジュンク堂書店の大阪一号店「ジュンク堂書店なんば店」として1996年11月に開業した。売場面積は約3,000㎡で、店内に多くの椅子を配置、「座り読み歓迎」のキャッチフレーズは開店当時話題となった。
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店内には多くの椅子が設置されていた。

その後、JR難波駅そばにジュンク堂書店(約4,000㎡)が出店したことに伴い2009年7月からは「ジュンク堂書店千日前店」に改名していた。
近年は立地を生かすかたちでお笑い本・アイドル本を強化したり、店頭で様々な企画を実施するなどして話題を呼んでいた。
閉店は賃貸契約満了に伴うもので、契約の再延長はできなかったという。2013年にビルの所有者が吉本興業から他企業に移っていたことも影響していると考えられる。
なお、NMB48劇場など他テナントは今後もそのまま入居する。
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店頭の閉店告知。

跡地は未定

ジュンク堂書店千日前店では、閉店する21日まで「千日前店スタッフ各々が本気で挑んだ、最後にして最高のフェア!本気で売っていたからこそ、最後の1秒まで売りたい本!」、「本気で謎解き本を売っていた担当からの最初で最後のナゾトキ!」などを開催中。
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「最後の1秒まで売りたい本!」コーナー。

千日前で数少ない大型書店、またグランド花月前の一等地というだけあって跡地が注目されるが、店舗跡の活用方法はまだ発表されていない。

外部リンク:ジュンク堂書店千日前店

マルカン百貨店、リノベーションで存続の動き

花巻市の「花巻家守舎」は、3月18日に、今年6月の閉店を発表している「マルカン百貨店」をリノベーションした上で、経営を引き継ぐことを検討していると発表した。
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マルカン百貨店。

地元の不動産リノベーション企業、改装を検討

「花巻家守舎」は花巻市に本社を置く地元木材店の代表取締役である小友康広氏が立ち上げた企業で、花巻市中心部で遊休不動産のリノベーション事業(改装再活用)を行うことによって花巻市中心部全体の価値を高めることを目標にしている。
昨年11月には、リノベーション事業の第一段として、花巻駅近くの空きビルを飲食店、ヨガスタジオ、レンタルオフィスなどが入居するビルへとリノベーションしていた。
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花巻市の中心商店街。

マルカン百貨店は1957年開店。地上8階、地下1階(売場は6階まで)、売場面積は約4,700㎡。花巻市唯一の百貨店であり、同市の中心市街地の核店舗となっている。
特に有名なのが6階の大食堂で、高さ約25センチの巨大ソフトクリームは同市の名物の1つとなっていた。
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マルカン百貨店の大食堂。
(マルカンウェブサイトより)

最近は大食堂がメディアに取り上げられる機会も多く、大食堂に観光客の姿も見られるようになった一方で、2011年には地階の食品売場を閉鎖。大食堂以外を訪れる客は少なかった。
近年は建物の老朽化が進行、建物に耐震性がないために閉店を決めたという。
閉店発表後からは、地元高校生などによって存続に向けた署名運動が展開されていた。

マルカン百貨店も協力の姿勢

花巻家守舎はマルカン百貨店のリノベーションについて、耐震補強を行い6階の大食堂は現状のまま存続させた上で他フロアを改装、テナントを導入することを検討しており、マルカン百貨店もリノベーション事業に対して協力する姿勢を示している。
ただし、耐震性や収益面などを検討した上で、状況によっては計画を中止する可能性もあるという。
今後、運営に協力する企業や出店テナントの募集も行う予定。リノベーション計画の詳細については、3月20日18:00から 花巻市生涯学園都市会館でおこなう記者会見において発表するとしている。

外部リンク:マルカン百貨店 運営引き継ぎ検討に関するお知らせ (小友木材店、PDF)
外部リンク:マルカン百貨店
外部リンク:マルカングループ
関連記事:マルカン百貨店、6月7日閉店

イトーヨーカドー千住店、2016年4月10日閉店-ヨーカドー1号店

北千住を長年見つめて来た店舗の終焉が早くもやってきた。
東京都足立区にあるイトーヨーカドー1号店「イトーヨーカドー・ザ・プライス千住店」が2016年4月10日に閉店する。
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イトーヨーカドー・ザ・プライス千住店。

イトーヨーカドー1号店、70年の歴史に幕

イトーヨーカドー千住店の前身「羊華堂」が北千住に2坪の店舗を出店したのは1946年のこと。以来、イトーヨーカドーはこの「千住店」を創業店と位置付けており、70年間に亘って営業を続けてきた。
現在の建物は1967年に建てられたもので老朽化しており、店舗形態が時代に合わなくなっていることも大きいと思われる。

ヨーカドーは再出店を表明

イトーヨーカドー千住店の跡地は、店舗を解体したのちに再開発することが検討されている。
イトーヨーカドーも千住店を新業態で再開させる予定であることを発表しており、概要はまだ発表されていないものの、高層マンションを建設した上で、下層階にイトーヨーカドー食品館を出店させる可能性が高いと見られている。
これまでもたびたび「千住の地を大切にする」と表明してきたイトーヨーカドー。公式サイトにおいても「また新たな一歩をふみ出すための閉店」であるとしているが、創業の地で新たな時代を築くことができるのかが注目される。yorkkitasennjyu2
創業の地を示す案内。店舗1階に掲示されている。

2016年4月追記:解体後の跡地には13階建のマンションが建設されるという。下層階は商業施設となる予定。

トポスも閉店、不便になる北千住

北千住では、ヨーカドーの近くにある「ダイエートポス北千住店」も再開発のために閉店することが決まっており、2つのスーパーがほぼ同時に消えることになる。
ヨーカドー、トポスともに再開発後のビルの下層階には商業施設の出店が検討されているものの、再開発の完了までには時間がかかり、周辺の住民は不便を強いられることになる。
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閉店するトポス北千住店。全国最後のトポスだった。
千住本町商店街(旧日光街道)に立地する。

外部リンク:イトーヨーカドー・ザ・プライス千住店
関連記事:イトーヨーカドー、1号店の千住店など閉店へ-来春までに20店舗
関連記事:ダイエートポス北千住店、2016年度中に閉店へ-千住一丁目再開発に認可