東急不動産は、東京都渋谷区の渋谷駅前にあった「東急プラザ渋谷」跡地周辺の再開発事業「道玄坂一丁目駅前地区再開発事業」の新ビル建設工事を2016年3月16日に着工したことを発表した。
東急プラザ渋谷跡に建設されるビル。
東急グループ、渋谷に新たな高層ビルーバスターミナルも
新たなビルは地上18階、地下4階建、高さ約103メートルで、開発ビジョンは「Warm Japanを、道玄坂一丁目から。」。
低層部(8階あたりまで)は商業施設、高層部はオフィスとなるほか、1階にはバスターミナルが設置される。バスターミナルには空港リムジンバスも発着する。
再開発以前に立地していた「東急プラザ渋谷」は1965年開業。
渋谷駅前に立地しており、長年に亘って東急プラザの旗艦店として親しまれてきたが、老朽化により2015年3月に閉館。4月から解体工事が行われてきた。
新たな商業施設が「東急プラザ」の名前を引き継ぐかどうかは未定。
2019年度内の竣工を目指している。
閉館直後の東急プラザ渋谷。
「東急タウン」としての再開発すすむ渋谷駅前
渋谷駅前では、2012年に東急文化会館跡地に開業した「渋谷ヒカリエ」などを始めとして東急グループによる再開発が進んでおり、ヒカリエから明治通りを挟んだ向かい側には47階建ての新たな渋谷駅ビルが建設中。建設中の駅ビルと今回着工したビルはデッキで直結され、バスと電車の乗り換えも便利になる。
再開発後の渋谷駅前イメージ。
なお、工事期間中の仮囲いには「思い出のマーニー」などのプロデューサーである西村義明氏が設立した「スジオノボテック」による絵画が飾られることになっている。
仮囲いイメージ。
(イメージ画像は全て東急不動産公式サイトより)