カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

六本松421、2017年10月全面開業-九大跡再開発、蔦屋の旗艦店、科学館などで構成

福岡市中央区の七隈線六本松駅前にあった九州大学六本松キャンパス跡地に、複合商業施設「六本松421」が2017年10月にグランドオープンする。

六本松421。

約90年の歴史に幕を下した学生街の再開発

九州大学六本松キャンパスは旧制福岡高等学校として1921年に開設。戦後、九州大学のキャンパスとなった。
六本松は長らく学生の街として栄えていたが、九州大学本部のあった箱崎キャンパス(福岡市東区)から離れていたことに加えて六本松キャンパス自体も老朽化が進んでいたことから、福岡市西区に新たに開設した伊都キャンパスに機能を集約・統廃合されることになり、2009年に88年の歴史に幕を下ろした。

施設東側に旧制福岡高等学校の碑が設置される。

六本松421、2017年春より順次開業

六本松キャンパス跡地のコンセプトは「青陵の街」。
再開発はUR都市機構の主導で、北側の西街区・東街区はJR九州が複合施設として整備。また、複合施設の南側は福岡市と国などにより、2018年度末までに裁判所(高裁、地裁、簡裁、家裁など)、検察庁、弁護士会館が整備される計画となっている。

施設構成図(ニュースリリースより)。


エリア全体地図。


MJR・SJRの南側には裁判所などが建設中。

そのうち「六本松421」は、低層階でJR九州が運営する商業ゾーン、福岡市科学館、九州大法科大学院を合わせた総称。それらの高層階には、JR九州の分譲マンション「MJR」、同社のシニアマンション「SJR」を配置する。
また、六本松421前には地下鉄七隈線六本松駅の出入口が整備されるほか、歩道の拡幅、公園整備なども実施される。
「六本松421」のうち、「MJR六本松」1階部分の店舗は2017年春より順次開業しており、JR九州グループがFC展開する「ファミリーマート」「シアトルズベストコーヒー&サブウェイ」など12店舗が出店している。

2017年春に開業したMJR下層階部分。


MJR南側には「六本松公園」も整備された。

秋開業の商業核は「蔦屋書店」と「ボンラパス」

10月までに開業する「六本松421」2期街区の商業施設は「SJR」の1~2階となる。
1階食物販ゾーン「六本松マルシェ」には、ハローデイが運営する高級スーパー「ボンラパス」や九州初進出のカフェ「ミカフィート」、フラワーショップ「青山フラワーマーケット」など10店舗の出店が、2階にはカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手掛ける生活提案型ブック&カフェ「代官山 蔦屋書店」や、JR九州グループの学童保育施設、医療モールなど6店舗の出店が決定している。
追記:ボンラパス、蔦屋書店など主要店舗は9月26日の開店が発表された。

SJR下層階部分。蔦屋書店などが出店する。

このほか、中央部分の3階~6階には宇宙飛行士・若田光一氏が名誉館長に就任する「福岡市科学館」(旧・福岡市少年科学文化会館)、そして九州大学法科大学院が入居する。
追記:福岡市科学館は10月1日にグランドオープンする。

福岡市科学館。

CCC、六本松を九州地区の新たな蔦屋旗艦店に

六本松421の核テナント「代官山 蔦屋書店」を運営するCCCは九州地区への投資を進めており、2011年の丸善福岡ビル店跡への「ecobooks」強化店舗開設を皮切りに、2013年には武雄市図書館の運営を受託。さらに2015年から2016年にかけてグループ会社が運営する「蔦屋書店 イオンモール筑紫野」「蔦屋書店 熊本三年坂」を食物販・雑貨を充実させた生活提案型店舗に業態転換。同年7月には日本最大の中古書店を謳う「TSUTAYA BOOK GARAGE福岡志免」をホームセンターサンコー跡に開店させた。
今回、旗艦店と位置付ける「代官山モデル」の業態を開設させることで、CCCの九州地区強化の動きが鮮明なものとなった。

蔦屋書店熊本三年坂。

国体道路沿いのツタヤ、6月30日閉店−跡地にドンキ

六本松421への蔦屋書店出店に伴い、従来TSUTAYAが福岡都市圏の旗艦店として位置付けていた国体道路沿いの「TSUTAYA BOOK STORE TENJIN」は6月30日に閉鎖される(福ビル店は営業を継続)。
ツタヤの跡地には、2018年にドン・キホーテが出店する予定となっている。

外部リンク:新しい“まち”六本松にバラエティ豊かなお店が登場!-六本松地区開発 出店店舗のお知らせ-(JR九州)
関連記事:西鉄天神CLASS、4月1日開業-ソニーストア、児童会館など入居

関連記事:イムズに紀伊國屋書店、2017年4月開店-イムズ改装で、天神に10年ぶり再出店
関連記事:カリーノ下通(寿屋)、6月10日全館再開-蔦屋書店、全面リニューアル

ジョーシン王子店、2017年6月9日開店ー上新電機の都内旗艦店、コーナンと共同出店

東京都北区のJR王子駅ちかく(都電栄町電停前)にあったリーブルテック本社工場跡地に「ジョーシン王子店」「ホームセンターコーナン王子堀船店」が6月7日から9日にかけて開店した。

ジョーシン王子店・ホームセンターコーナン王子堀船店。

関西大手どうしの共同店、東京書籍跡再開発で

上新電機(ジョーシン)は関西地盤の大手家電量販店で、「唯一関西資本の家電量販店」を掲げ、阪神タイガース応援セールCMを大量出稿、価格交渉にも対応するなど、御膝元である関西エリアでは根強い支持がある。 
王子店は同じく関西地盤の大手ホームセンター「コーナン」と共同出店。関西では比較的多く見られる両社の共同店舗であるが、都内では初の店舗モデルとなる。売場面積は9,801㎡で、出店地は都電栄町電停前の「リーブルテック本社工場」(旧・東京書籍印刷)跡地だ。

旧・東書印刷(解体前に撮影)。

旧・東書印刷は東京都北区指定有形文化財・DOCOMOMO JAPAN選定モダン・ムーブメントなどに指定されていた近代化遺産であり、隣接する日本最古の教科書図書館「東書文庫」とともに製紙業で栄えた王子を代表する近代建築として地元民に親しまれていたが、2011年の埼玉工場集約、2016年の本社移転により機能を失い、解体・再開発されることとなった。
現在は隣接地にある東書文庫のみが残されている。

ジョーシンはキッズランド、コーナンはDIYラボ併設

 ジョーシン王子店では一般家電やパソコン、スマートフォンに加え、都内同社店舗最大級の総合玩具売場「キッズランド」を併設。同社の都内店では初めて、鉄道模型やプラモデル、ゲームなどを幅広く取り扱う”旗艦店級”の規模となった。

阪神タイガース一色の店内は東京でも同様。
関西の言葉で接客する店員さんも多いように思われた。

またコーナン王子堀船店にはペットコーナーもあるほか、同社の大型店が特徴とする無料工作コーナー「DIYラボ」を併設。工具の無料貸し出しなどもおこなわれる。
ジョーシン、コーナンとも王子地区では初の大型家電量販店・ホームセンターとなるため、地域の住民にとって、そして周辺地域に住む関西出身者、阪神ファンにとってみても”嬉しい出店”となるであろう。

都電内にも広告が掲出される。

外部リンク:6月9日(金)あさ9時 東京都北区JR王子駅南口より徒歩8分に『ジョーシン王子店』がグランドオープン!
関連記事:都電7700形、2016年5月30日より運行開始

MEGAドン・キホーテ伊東店、6月30日開店-「獲れたて鮮魚」で地元客・観光客双方の来店目指す

静岡県伊東市湯川の国道135号線沿いにディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ伊東店」が6月30日に開店する。MEGAドン・キホーテ伊東店。

ホテルサンハトヤ近くに「メガドンキ」出店

MEGAドン・キホーテ伊東店は相模湾を一望する国道135号線沿いに出店。
付近にはハトヤグループのリゾートホテル「ホテルサンハトヤ」、道の駅「伊東マリンタウン」、「伊東サンライズマリーナ」などがあり、観光客も数多く訪れるエリアとなっている。
建物は地上2階建てで、売場面積は3,367㎡。(営業は1階部分)
静岡県伊豆エリアでは初のMEGAドン・キホーテ店舗となる。

周辺地図。

総合スーパー業態、「伊東漁港水揚げ」の鮮魚がウリ

MEGAドン・キホーテ伊東店は生鮮をフルラインで扱う「総合スーパー業態」となる。
地元伊東漁港で水揚げされた金目鯛や鯵などの新鮮な鮮魚をはじめ、静岡県産の野菜、ドン・キホーテ名物の「メガ盛」の精肉など生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)を取り揃えることを特徴とし、海や港をテーマとしたエンターテインメント性溢れる店内演出を施すことで、観光客にも満足される店舗を目指すという。

MEGAドン・キホーテ伊東店

住所:静岡県伊東市湯川546-1
営業時間:8時~翌午前3時

(イメージ画像はリリースより)
ニュースリリース:2017 年6月 30 日(金) 『MEGAドン・キホーテ伊東店』オープン! ~伊豆エリア初の“MEGAドン・キホーテ”誕生~(ドン・キホーテ公式サイト)
関連記事:熱海駅ビル「ラスカ熱海」11月25日開業-開発すすむ熱海、劇的に改善する買い物事情
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神田鐵道倶楽部 feat.日本食堂、6月1日開店-JR神田駅で食堂車メニューなど提供

JR東日本グループの飲食事業子会社「日本レストランエンタプライズ」(NRE)は、JR神田駅の高架下に「神田鐵道倶楽部 feat.日本食堂」を6月1日に開店させた。

神田鐡道倶楽部。

 多角経営すすめるNRE

NREは1938年に列車内食堂や駅構内食堂を運営する「日本食堂」として設立。もともとは上野精養軒、みかど、水了軒などの共同出資によるものであった。現在はJR東日本傘下となり、駅構内での飲食店経営や車内販売をおこなっている。
1998年の創業60周年を機に社名を「日本レストランエンタプライズ(NRE)」に変更、駅ビル「Dila 西荻窪」や高齢者福祉ホームを運営するなど事業多角化を推し進めているほか、有名駅弁店「大船軒」との合弁事業も展開している。

「鉄道の世界」を再現する店内

神田鐵道倶楽部はロゴマークに往年のブランド「日本食堂」を掲げ、「鉄道ファンの新たな憩いの場」をテーマに運営される。
座席数は全13席で、店内には蒸気機関車のナンバープレートや行先案内板、国鉄案内図、カンテラなどが飾られるほか、車内販売で使われているワゴンや会計端末を導入することで「鉄道の世界」を再現する。

サボやカンテラが飾られる店内。椅子のモケットも鉄道用のもの。


全面展望の上映も。

食堂車メニューや「スゴイカタイアイス」など提供-バー営業も

店内では「食堂車のカツカレー」や「昔懐かしベロネーズ」などの食堂車復刻メニューや新幹線の終着駅をイメージしたオリジナルカクテル、人気駅弁の期間限定販売などがおこなわれる。
主なメニューは寝台特急「北斗星」の食堂車で用いられていた食器で提供される。

食堂車のカツカレー。


メニューの一部。

また、「シンカンセンスゴイカタイアイス」として親しまれるスジャータめいらくグループの「スーパープレミアムアイスクリーム」(290円)、珍味「ほや酔明」(350円)、「ほたるいか素干し」(440円)、鉄道グッズなど、車内販売での人気商品の販売も実施されている。

車販ワゴンでの鉄道グッズ販売も実施。

神田鐡道倶楽部

住所:東京都千代田区内神田三丁目20−1 JR神田駅1階
営業時間:11:00~22:30(土・日・祝日は休業
追記:土曜日も営業に変更

外部リンク:6月1日(木)JR神田駅に「神田鐵道倶楽部」オープン!
関連記事:JR千葉駅ビル「ペリエ千葉」、9月7日Ⅱ期先行開業-千葉市初のビームス、東急ハンズなど107店が出店
関連記事:JRさいたま新都心ビル、6月13日開業-商業ゾーン、5月17日に先行開業
関連記事:ビックカメラAKIBA、6月22日グランドオープン-「AKIBAビックマップ」形成へ

MEGAドン・キホーテ東名川崎店、6月9日再開店-ドンキ3号店、総合スーパー業態に

東急田園都市線宮崎台駅近くにディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ東名川崎店」が6月9日にオープンする。
MEGAドン・キホーテ東名川崎店。

旧ドンキ3号店、売場面積5倍の「メガドンキ」に

MEGAドン・キホーテ東名川崎店は、2016年3月に閉店した「ドン・キホーテ東名川崎店」(旧店)を建て替える形で出店。
建物は地上3階建てで、売場面積は旧店の約5倍となる4,410㎡、取扱いアイテム数も約2倍となる。
なお、1995年開業の旧店はドン・キホーテグループ1号店の府中店(東京都府中市)、2号店の杉並店(東京都杉並区)に次ぐ3号店であり、東京都外へは初出店だった。

周辺地図。

総合スーパー業態、動物雑貨専門コーナーを初導入

食品売場では店内調理の惣菜やお弁当に加え、生鮮3品(青果、鮮魚、精肉)も新たに取り扱う。
さらに、ドン・キホーテグループ初となる動物をモチーフにしたインテリア雑貨専門コーナー「ZOOTERIOR(ズーテリア)」を2階中央に設ける。

動物がモチーフのインテリア雑貨コーナー「ズーテリア」。

このほか、動物や森林など自然を感じられるエンターテインメント性あふれる店内装飾も施すといい、旧店で見られた「狭い店舗に圧縮陳列」というイメージも一新されることになるであろう。
また、全国5か所目となる従業員向け保育施設「ドンキッズ」も開設される。

店舗内装は自然を感じられるものに。

MEGAドン・キホーテ東名川崎店

住所:神奈川県川崎市宮前区馬絹2丁目1番1号
営業時間:24時間営業
(画像はドンキ公式サイトより)

ニュースリリース:2017 年6月9日(金) 『MEGAドン・キホーテ東名川崎店』オープン! ~新たに生鮮を導入した「“新”東名川崎店」誕生~ (ドン・キホーテ公式サイト)
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台湾・遠東グループ(太平洋そごう等)、訪日客向け「Tカード」発行-6月8日から

日台を代表するポイントカードがタッグを組む。
台湾でポイントカード事業を手掛ける「Ding Ding Integrated Marketing Service(DDIM)」は、CCCなどが主導する日本の大手ポイントカード会社「Tポイントジャパン」と共同で、訪日台湾人向けのTポイントサービスを6月8日から提供開始する。
CCCの旗艦店「枚方T-SITE」(枚方市)。

日台のポイント業界の雄「HAPPY GO」と「Tポイント」

DDIM」は台湾有力財閥グループとして知られる「遠東グループ」の共通ポイントサービス事業会社。
台湾では一般的に「HAPPY GO」のサービス名で知られており、遠東グループがフランチャイズ展開する日系コンビニ「ファミリーマート(全家便利商店)」、日系百貨店「太平洋そごう(太平洋崇光百貨)」のほか、「遠東百貨」、総合スーパー「amart(愛買)」、CMCグループの映画館「威秀影城」などが加盟、台湾約2万店舗で利用可能のポイントサービスだ。カード発行枚数は1,400万枚で、台湾人(約2,400万人)の約半数以上が所有することになる。

遠東グループの「太平洋そごう」(台北店・忠孝館)。
日本の「そごう・西武」とFC契約を結んでいる。

Tポイント・ジャパン」は「TSUTAYA」などを運営する「CCC」、大手コンビニ大手「ファミリーマート」、通信大手「ヤフー」、「ソフトバンク」が共同出資する共通ポイントサービス事業会社。
2017年現在は国内170社が加盟しており、日本国内約67万店舗で利用可能。カード発行枚数は1億9000万枚、利用者数6000万人超となっている。2016年には三越伊勢丹グループの各店が加盟したことでも話題となった。

Tポイントには三越伊勢丹も加盟。

「HAPPY GO Tカード」、台湾の「そごう」等で配布

DDIMはTポイントサービスの利用開始に伴い、台湾遠東傘下の系列百貨店を通して買物客に「HAPPY GO Tカード」の配布を行う。
訪日台湾人観光客が日本国内のTポイント加盟店で該当カードを提示することで、買物金額に応じたTポイントが付与。「10Tポイント」を取得するごとに、自動的に「6HAPPY GOポイント」として換算され、台湾遠東傘下のHAPPY GO加盟店舗で利用可能になるという仕組みだ。

遠東グループ百貨店で配布される「HAPPY GO Tカード」。

TSUTAYAを運営するCCCは2012年より台湾の「亞藝影音」との合弁会社により「TSUTAYA 亞藝影音」を21店舗展開。2017年には台北市信義区に生活提案型ブック&カフェ業態1号店「TSUTAYA BOOK STORE 信義店」を出店するなど攻勢を強めている。
一方で、台湾には地場の生活提案型書店「誠品書店」があり、同社の経営手法は蔦屋書店にも大きな影響を与えたと言われる。今後、CCCが持ち前のポイントサービスを活かした店舗展開で誠品の牙城を崩すことができるかも注目されるところだ。

外部リンク:訪日台湾人向けTポイントサービスの提供を開始(CCC)
外部リンク:HAPPYGO快樂購聯合集點卡首頁_HAPPYGO_快樂購(HAPPY GO)
関連記事:リウボウ、太平洋そごうと提携へ-2016年6月ごろに
関連記事:リウボウグループ、5月12日より百貨店初となるTポイント導入
関連記事:三越伊勢丹がCCCと業務提携、Tポイント導入
関連記事:カメラのキタムラ、CCC(TSUTAYA)が筆頭株主に-約3割取得

ファミリーマート、6月からサークルK・サンクスの「焼きとり」販売-レジ横「ファミ横商店街」設置で

ファミリーマートは、レジ横カウンター惣菜売場を「ファミ横商店街」と命名する新マーケティング戦略を6月6日以降、段階的に実施する。

目玉はサークルK・サンクスの「焼きとり」

ファミリーマートは2017年から社長直轄の「マーケティング委員会」を開催しており、5月には骨なしフライドチキン「ファミチキ」を考案した上田準二元・会長を起用した新商品「黒幕引き丼」の販売を開始するなど個性的な施策で注目を集めている。
今回の「ファミ横商店街」では、2006年10月から販売を開始した「ファミチキ」を代表する各種ホットスナックに加え、旧・サークルK・サンクスが2011年から販売を開始した店内調理の「炭火焼きとり」を4商品展開。「炭火焼きとり屋さん」「お肉屋さん」など商店街を意識したPOPを掲示することで、多様なラインナップ、価格帯の商品展開を目指すという。
ファミチキと焼きとりが並ぶ「ファミ横商店街」
(リリースより)

以前より焼鳥商品の取扱いがあるサークルK・サンクスでは6月6日から先行販売を開始、ファミリーマートでの焼鳥商品取扱開始は6月27日を予定している。(鹿児島・宮崎・沖縄除く)
消滅まであと少しとなったサークルK。

ファミリーマートは2017年2月までにサークルK・サンクスとの販売商品統合を終えており、価格訴求や品質面で定評のあった系列総合スーパー(ユニー)主導のPB商品「スタイルワン」の取扱いや、低価格店内調理惣菜「ごちそうDelica」、自社開発スイーツブランド「シェリエドルチェ」の販売を相次ぎ終了していた。
そうしたなかでの「焼きとり」販売拡大は、サークルK・サンクスに慣れ親しんだ顧客にとって嬉しい知らせとなろう。

外部リンク:新マーケティング戦略始動!~「ファミ横商店街」スタート、新キャラクター「ファミチキ先輩」登場~(ファミリーマート)
関連記事:新業態「ファミリーマート+miniピアゴ」誕生-1号店の菊名駅西店、10月6日開店
関連記事:サークルK・サンクス、約1000店を閉店へ-残る店舗はファミマに転換

ドン・キホーテ、シンガポールに出店-東南アジア1号店

ドン・キホーテHDはシンガポール共和国のオーチャード地区に東南アジア1号店を出店すると6月5日に発表した。

シンガポール・オーチャード通り。

「驚安の殿堂」、成長戦略の一環で東南アジア初進出

ドン・キホーテグループは1980年に設立。「驚安の殿堂」を掲げ、繁華街での長時間営業や圧縮陳列、手書きPOPによる価格訴求を得意としているのは周知の通り。近年は訪日外国人観光客の増加に伴い、店舗の多言語対応、外貨決済、免税サービスの強化に加えて、帰国後の商品注文にも対応する新サービス「majica Premium Global」を提供するなど、インバウンド需要獲得に向けて積極的に取り組んでいる。
さらに、2000年代に入ると総合スーパー「長崎屋」を買収したほか、「ダイエー」のハワイ子会社を買収。さらに、2013年の海外事業本部設立、アメリカの日系スーパー「マルカイコーポレーション」買収など、M&Aによる海外戦略を推し進めていた。

今回、東南アジアを代表する繁華街「オーチャード」に出店することで、「ドンキ」ブランドの更なる知名度向上とともに、海外戦略の強化が期待される。

オーチャードには高島屋も出店。
東南アジアを代表する繁華街となっている。

外部リンク:ドン・キホーテ「東南アジア1号店」出店決定! ~シンガポール共和国での店舗開発に関するお知らせ~
関連記事:MEGAドン・キホーテ渋谷本店、5月12日開店-現・渋谷店は5月7日閉店
関連記事:ドン・キホーテ「58分以内」配達サービス、2月22日開始-まずは旧ダイシンで

イオンスタイル新茨木、2017年6月3日全面リニューアル開業ー関西初の「G.G.対応店舗」

大阪府茨木市の茨木市駅近くにある総合スーパー「イオン新茨木店」が「イオンスタイル新茨木」に全面リニューアルし、2017年6月3日にグランドオープンした。イオンスタイル新茨木。

現・イオン社長の岡田元也氏が店長を務めた「旗艦店」

イオンスタイル新茨木店は1986年7月にジャスコ新茨木店(茨木ショッピングタウン)として開業。売場面積は13,500㎡。
ジャスコ新茨木店は、現・イオン社長の岡田元也氏が初代店長を務めており、「生活宝島」をコンセプトに掲げてからくり時計が設置されるなどジャスコの旗艦店に相応しい売場づくりが行われていた。しかし競合店の増加に加え、茨木そごう予定地に2001年1月開業した「マイカル茨木」(現・イオンモール茨木)のイオングループ入りなど受け、地元物販店や飲食店(マクドナルド、スガキヤなど)が営業していた専門店街が縮小され、直営主体の近郊型総合スーパーとして営業を続けていた。

関西初の「シニアシフト対応店舗」に一新

今回のリニューアルでは、シニアシフト対応型の「グランド・ジェネレーション(G.G.)コンセプト店舗」として「Life Station 新茨木」を掲げ、直営部門を中心に施設、商品ラインナップを一新した。
1階食品売場では40種類のメニューを提供する対面方式の惣菜専門店「リワードキッチン」「おむすびショップ・ほのみ」、コールドプレスジュースを新たに導入、魚惣菜コーナーで「無塩の焼き魚」を販売するなど客層に合った商品展開を行う。
また、2階「ファッションと雑貨のフロア」では、イオングループの眼鏡専門店「グラスアップ」、ステッキ専門店「ファンタステッキ」、スポーツ専門店「スポージアム」、本格珈琲店「カフェ・ド・ペラゴロ」、漢方コーナーを展開。体組成計、骨強度計、血管年齢計などを設置した無料の健康セルフチェックコーナー「健康ステーション」も併設する。

食品から衣料、住生活フロアまで全面改装を遂げた。

3階「ライフスタイル提案フロア」では、イオンイーハートが手掛ける和食レストラン「四六時中」を地域密着型のフードコート新業態「いばらき茶屋」に、未来屋書店を生活提案型店舗モデル「未来屋書店 Life with book」にリニューアル。シニア層からの根強い需要がある和陶器、スリッパの品揃えを充実させたほか、イオンの住生活PB「HOME COORDY」の販売を強化した。

イオンイーハートの地域密着型フードコート「いばらき茶屋」。
シニア向けメニューを揃えるほか、コンセントも完備する。

また、このほかにも茨木市との連携による市民参加型カリキュラムの実施、茨木市健康福祉部と協力したフードコートでの適塩メニュー提供も行われるなど、「健康」をテーマにあらゆる試みが実施され、イオン茨木店(旧・マイカル)との差別化を図るとともに、中高年層の来店を促す。

外部リンク:6/3(土)「イオンスタイル新茨木」グランドオープン(イオンリテール)
関連記事:SENRITOよみうり・イオン専門館、4月21日開業-千里中央、イオンの寡占進む
関連記事:イオンモール寝屋川、8月31日閉館-旧・寝屋川グリーンシティ

関連記事:いかりスーパー、ららぽーとEXPOCITYから1月22日撤退-「いかり」のショールーム的店舗、僅か1年で

サンリブ瀬高、2017年8月31日閉店-JR瀬高駅前・一番街通り商店街の核店舗

福岡県みやま市のJR瀬高駅前にある総合スーパー「サンリブ瀬高」が、2018年春ごろまでに閉店する。
追記:閉店日は8月31日となる。

サンリブ瀬高。

JR瀬高駅前で唯一の大型店

サンリブ瀬高は1983年12月開店。2階建てで、売場面積3,189㎡。建物はサンリブが所有する。

商店街側のエントランス。

JR瀬高駅前、瀬高町中心部で唯一の大型店で、一番街通り商店街に立地している。
テナントとしては100円ショップダイソーなどが出店しているが、近年は老朽化が進んでいた。
跡地の活用方法などは発表されていない。

一番街通り商店街。

マルショクサンリブグループでは、大分本社(株式会社マルショク)との経営統合に伴い店舗整理をおこなうことを発表しており、今後も更なる閉店が発表される可能性が高い。

外部リンク:サンリブ瀬高
関連記事:マルショク・サンリブ四日市、2017年10月31日閉店-宇佐四日市商店街の核店舗
関連記事:サンリブ日田、2017年8月閉店-JR日田駅前の顔、54年の歴史に幕