カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

イトーヨーカドー春日部店、12月15日から再び「サトーココノカドー」に-クレヨンしんちゃん展開催で

東武鉄道・春日部駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー春日部店」が、12月15日から1月8日までの期間限定で「サトーココノカドー」にタマタマまたまた変身するゾ。

イトーヨーカドー春日部店。

野原家御用達のデパート「サトーココノカドー」

イトーヨーカドー春日部店は、春日部市を舞台とする人気アニメ「クレヨンしんちゃん」内で登場するデパート「サトーココノカドー」のモデルとなった店舗と言われており、作中では食品売場でしんのすけが母みさえにチョコビをねだるシーンなどが象徴的に描かれている。作中に登場するサトーココノカドー。(春日部市公式サイトより)

クレしん展開催で8カ月ぶりに「復活」

イトーヨーカドー春日部店では、クレヨンしんちゃんと春日部市によるコラボ企画「オラのマチ・春日部にくれば〜」の一環として、2017年4月9日から4月16日までの期間限定で「サトーココノカドー」として営業。
期間中は店舗塔屋をサトーココノカドー仕様に変更したほか、クレヨンしんちゃんの世界観を再現した販促やセールを実施し、利用者から大きな反響を呼んだ。サトーココノカドーのロゴ。(春日部市公式サイトより)

そして今回、イトーヨーカドー春日部店2階が12月15日〜1月8日に開催される「25周年記念 クレヨンしんちゃん展 in 春日部」の春日部会場となるのに伴い、「サトーココノカドー」の8カ月ぶり復活が決定。
11月17日現在、既に店舗塔屋の改装作業が行われているほか、クレしん展の開催期間中は4月に好評を博した「みさえ・ザ・バーゲン」の復活や限定グッズの販売、サトーココノカドー“ならでは”の特別企画も行うという。

外部リンク:イトーヨーカドー春日部店
外部リンク:25周年記念 クレヨンしんちゃん展特設サイト
関連記事:イトーヨーカドー春日部店、期間限定で「サトーココノカドー」に-4月9日から16日まで
関連記事:イトーヨーカドー葛西店、11月17日から「アリオ葛西」に-ロフト、アカチャンホンポなど新規出店

Google日本法人、「渋谷ストリーム」のオフィス全床に2019年移転-9年ぶりの渋谷復帰

東急東横線の渋谷地上駅跡に建設中の複合ビル「渋谷ストリーム」の大部分に「Google日本法人」が入居することが分かった。

渋谷ストリーム。

東横線渋谷駅→サイレントマジョリティー→Google日本法人

「渋谷ストリーム」は「かまぼこ駅舎」として親しまれた旧東急東横線渋谷駅とその周辺を再開発して生まれる東急グループの複合ビルで、2018年秋の完成を目指して工事が進められている。
工事現場は欅坂46「サイレントマジョリティー」のPV撮影にも使われた。
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かつての渋谷ストリーム工事現場(2016年)。

Google、渋谷ストリームのオフィス全床に

Google日本法人が入居するのは渋谷ストリーム14階から35階のオフィスフロアで、同ビルのオフィスフロア全床をGoogle日本法人が利用することになる。
Googleは初の海外拠点として2001年に渋谷駅近くの「セルリアンタワー東急」に日本オフィスを開設していたが、2010年8月に「六本木ヒルズ」へと移転していた。
Googleの新オフィスはビル完成後の2019年に開設される予定。約9年ぶりに渋谷、そして東急系のオフィスビルへの「復活」となる。

Googleオフィスイメージ(Googleブログより)。

高さ180m、35階建ての「渋谷ストリーム」

「渋谷ストリーム」の低層階は複合商業施設となり、1階から3階には店舗面積約3,000㎡の商業施設が入居する。1階は渋谷川沿いでゆったりと時を過ごせる水辺空間、2階は路面感覚の店舗が軒を連ねるストリート、3階は会話を楽しむ大人たちの溜まり場と、それぞれ特色あるフロアコンセプトとなる。
 
「渋谷ストリーム」商業施設イメージ。

また、4階には、コワーキングスペースとスモールオフィスで構成されるインキュベーションオフィス、新たなワークスタイルとしての自転車通勤をサポートするサイクルカフェ、多目的広場などが入居。9階から13階は客室数約180室の東急ホテルズ系シティホテルが入居する計画。
さらに、別棟としてライブハウスが設けられるほか、現在は暗渠となっている渋谷川を水辺空間として一部復活する予定となっている。

ニュースリリース:渋谷へ、そして未来へ (Google日本法人)
外部リンク:渋谷駅周辺地区における再開発事業の進捗について(東京急行電鉄)
関連記事:東急グループ、「渋谷ストリーム」「渋谷キャスト」の概要を発表-渋谷川も復活へ
関連記事:新・渋谷駅ビル、名称は「渋谷スクランブルスクエア」に-2019年度Ⅰ期完成予定
関連記事:「東急プラザ渋谷」跡、再開発起工-2019年度完成予定

シャポー船橋南館・ホテルメッツ船橋、2月9日開業-JR船橋駅南口、西武百貨店となりに

JR船橋駅南口に建設中であった複合ビルが近く完成し、2018年2月9日に「シャポー船橋南館」と「ホテルメッツ船橋」が開業する。

シャポー船橋南館。

南口にペデストリアンデッキも

新たな駅ビルは旧駅ビルを解体して新築工事が進められていたもの。
1階から5階がシャポー南館、6階から10階がホテルメッツ船橋となる。また、2階には新たにペデストリアンデッキが整備される。このデッキは当初は西武百貨店船橋店を経由してフェイス船橋まで延長される予定であったが、西武百貨店が2月28日閉店する方針を発表したことにより、延伸計画は保留になったという。

閉店予定の西武百貨店船橋店。
2階にはデッキの入口が整備されている。

「南館」開業で高架下の「シャポー」もリニューアル

シャポーはジェイアール東日本都市開発が総武本線沿線で展開する商業施設。
シャポー船橋南館のコンセプトは「かえるをたのしむ、いつもがたのしい。」。
飲食店や惣菜店、土産品店、クリニックなどが出店する予定で、高架下のシャポー船橋も合わせてリニューアルオープンする。

シャポー船橋南館。

ホテルメッツはJR東日本傘下の日本ホテルが展開する宿泊施設。
駅ビル高層階の「ホテルメッツ船橋」は総客室数161室で、船橋の地名の由来“船の橋”から船と水辺をイメージした内装となる。

ホテルメッツ船橋。

シャポー船橋南館ホテルメッツ船橋

住所:千葉県船橋市本町7丁目1-1

(新施設のイメージはニュースリリースより)。
ニュースリリース:JR船橋駅直結『シャポー船橋 南館』『ホテルメッツ船橋』2018年2月9日(金)開業
関連記事:西武百貨店船橋店・小田原店、2018年2月28日閉店
関連記事:船橋オートレース場、大型物流施設に-三井不動産、カフェや託児所も併設
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ショッピング丸勢、2017年11月16日再開-熊本東区のスーパー、震災後全店再開に

熊本地震で全壊し、閉店していた熊本市東区健軍本町のスーパーマーケット「ショッピング丸勢健軍店」の建て替え工事が終わり、11月16日にグランドオープンを迎えた。

ショッピング丸勢。

30年以上に亘って営業していた老舗スーパー

かつてのショッピング丸勢は集合住宅「竹田ビル」の1階にテナントとして出店。
生鮮品に強みを持つ地域密着型のスーパーとして地元住民から支持を集めていたが、2016年4月16日に発生した熊本地震本震により建物が全壊し営業継続を断念、一旦閉店していた。
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ショッピング丸勢の旧店舗。被災直後は店頭で手売りを行った。

新店舗の看板、旧店舗のものを移設

丸勢の新店舗は旧竹田ビルの跡地に出店。
2階建てで売場は1階のみ。地権者との交渉の結果、建物を自社所有に移行、新築した建物での営業再開に至ったもので、店舗の看板は全壊した旧店舗のものが移設された。また、従業員のうち約半数は震災前の従業員を再雇用したという。
11月16日は150人以上が列を作った。店舗は旧店の約1.5倍。店内は明るい雰囲気に生まれ変わり、総菜コーナーが増設されたほか、セミセルフレジも設置されている。

開店の瞬間

東区のスーパー、ようやく全店再開-残るは「HCナフコ」

熊本市東区は熊本地震の震源地に近く、地震直後は殆どの大型店が営業を休止していたが、ショッピング丸勢の営業再開により、全てのスーパーマーケットが営業再開することとなった。

約1年半ぶりの復活となった。

同店の営業再開により、熊本市東区で営業再開していない大型店は「ホームセンターナフコ健軍店」のみとなるが、ナフコも店舗を建て替えた上で2018年中に営業再開する方針を示しているという。

建替えのうえ8月3日に営業再開したマルショク健軍店。

ショッピング丸勢健軍店

住所:熊本県熊本市東区健軍本町53-9
営業時間:10:00~21:00

外部リンク:ショッピング丸勢健軍店
関連記事:JR九州、熊本駅ビルの概要発表-12階建て、2021年開業めざす
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東京メトロ、「新春デパート巡り乗車券」を発売-戦前の企画乗車券を復刻、抽選で9000枚

東京メトロ(本社:東京都台東区)は、東京メトロ24時間券3枚と銀座線沿線の9つのデパートで使用できる特典クーポンが付いた「新春デパート巡り乗車券」を270円(1枚90円×3枚)で抽選発売する。

乗車券と台紙イメージ(ニュースリリースより)。

戦前の企画乗車券を復刻-銀座線開通90周年で

「新春デパート巡り乗車券」の発売は地下鉄開通90周年感謝祭「TOKYO METRO 90 Days FES!」のスペシャル企画で、昭和7(1932)年から昭和16(1941)年まで発売し好評を博した「デパート巡り乗車券」を復刻したもの。

当時の車両(地下鉄博物館にて)。

今回の乗車券は、東京メトロ、東京メトロの前身である帝都高速度交通営団、東京地下鉄道株式会社の乗車券字紋をそれぞれ取り入れた特別デザインの東京メトロ24時間券と銀座線沿線の9つのデパートで使用できる特典クーポン、専用台紙で構成。抽選で9,000名に270円で発売する。
提携する百貨店は浅草松屋、上野マルイ、松坂屋上野店、日本橋高島屋、日本橋三越本店、銀座松屋、銀座三越、渋谷西武、東急東横店の9店舗。
抽選への応募はツイッター( @tokyometroevent )、キャンペーンサイト、ハガキで行うことができる。

外部リンク:地下鉄90周年記念 新春デパート巡り乗車券
ニュースリリース:「新春デパート巡り乗車券」を発売します! 
関連記事:青山アンデルセン、7月31日閉店-アンデルセンの東京旗艦店
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三越伊勢丹、銀座のマンションを取得-三越からのサービス提供で付加価値

三越伊勢丹不動産は、三井不動産レジデンシャルが建設している銀座の高級マンションを取得することを11月14日に発表した。

「三越と提携」で高級賃貸マンションに付加価値

三越伊勢丹不動産は旧・三越不動産を前身とする不動産会社で、2017年現在は三越伊勢丹HDが95パーセント、野村不動産が5パーセントを出資する。
同社が新たに取得する物件は、歌舞伎座北側の東銀座3丁目に所在する2018年3月竣工予定のマンションで、取得額は未公表。取得後はハイグレード賃貸マンション「ミレアコート銀座プレミア」(仮)として管理運用する。
徒歩圏にある三越銀座店からの各種サービス提供や施設利用などの協業をおこなうことで、物件の付加価値を高める。

ミレアコート銀座プレミア(ニュースリリースより)。

三越伊勢丹不動産では2015年以降、北参道や南青山でも物件を取得、高級賃貸マンション「ミレア」シリーズとして管理運用しており、マンションと百貨店との提携をおこなうことで物件の付加価値を高めつつ、保有資産のポートフォリオの組み換えを進めたい考えだ。

ニュースリリース:株式会社三越伊勢丹不動産による資産ポートフォリオ組み換え実施について(PDF:約822KB)
外部リンク:銀座三越
関連記事:無印良品、銀座に「世界旗艦店」-2019年開業、初の「ホテル併設」
関連記事:三越伊勢丹、「Tポイント」離脱へ-2018年3月末で、共同出資会社も解散

ドン・キホーテ福岡天神本店、11月17日開店-24時間営業、国体道路のツタヤ跡に

福岡市中央区今泉の国体道路沿いに「ドン・キホーテ福岡天神本店」が11月17日に開店する。
開店準備が進められているドン・キホーテ福岡天神本店。

TSUTAYAの九州旗艦店だった

ドン・キホーテ福岡天神本店は「TSUTAYA BOOKSTORE TENJIN」跡に出店。この店舗はもともと渋谷、道頓堀に次ぐTSUTAYA第3の旗艦店「TSUTAYA福岡天神」として2007年開店したもので、売場面積は約2,183㎡。建物は大手ディベロッパー「アーバンコーポレイション」(2008年経営破綻)とCCCの提携第一号として建設された「アーバンBLD天神」であった。現在、建物は不動産リートなどを行うフロンティア不動産投資法人が保有する。
TSUTAYAは2011年4月に新品CD・DVDの販売や中古本(ecobooks)の販売、レンタルを強化した「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」(丸善跡)を開設して以降、すぐそばにあるTSUTAYA福岡天神との間で自社競合が生じていた。
そのため、2014年3月には天神駅前福岡ビル店をオンライン書店を意識し、新刊本と中古本(ecobooks)を同じ棚で販売する新モデル店舗にリニューアル、同年4月にはTSUTAYA福岡天神をにテーマ性を重視した売場構成が特徴の「TSUTAYA BOOKSTORE TENJIN」に業態転換し、中古品の取扱いを廃止、同年10月に福岡市の創業支援拠点「スタートアップカフェ」(現在は大名小学校跡に移転)を導入することで差別化を図っていた。

その後、TSUTAYA BOOKSTORE TENJINは新たなTSUTAYAの九州旗艦店「六本松 蔦屋書店」(六本松421内)の開店に伴い、2017年6月30日に閉店している。
TSUTAYA BOOKSTOREは蔦屋書店として「六本松421」に移転した。
六本松は七隈線で天神南駅から5駅目にあたる。

九州初のドンキ「本店」-旗艦店級、24時間営業に

ドン・キホーテ福岡天神本店は地上6階、地下2階建、売場面積は2,000㎡。九州の旗艦店ということで「本店」を冠した。
バスターミナルに掲示されたドン・キホーテの広告。

ドン・キホーテ福岡天神本店の営業フロアは地下1階~5階で、24時間営業。
内装は県章にも採用されている梅を取り入れた和テイストの装飾がなされており、人通りの多い地点であるため、店外にドン・キホーテ公式キャラクターとして親しまれる「ドンペン」のベンチなどが設置される。
館内では訪日外国人客の需要に対応した医薬品、プチプラコスメの品揃えも充実させるほか、地下1階には「大型のコンビニエンスストア機能」を持たせた食品専用コーナーを配置するという。

ドン・キホーテ福岡天神本店

住所:福岡県福岡市中央区今泉1丁目20−17
営業時間:24時間営業

外部リンク:2017年11月17日(金)『ドン・キホーテ福岡天神本店』オープン~九州最大の繁華街に多様なニーズに24時間お応えする県内一の多層階店舗が誕生~(PDF)
関連記事:六本松421、2017年10月全面開業-九大跡再開発、蔦屋の旗艦店、科学館などで構成
関連記事:西鉄天神CLASS、4月1日開業-ソニーストア、児童会館など入居
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立川高島屋に都市型最大「ニトリ」、11月15日開店-高島屋直営売場は実質4フロアに

JR立川駅前の百貨店「立川髙島屋」に、インテリア大手「ニトリ」の都市型店舗「ニトリ 立川髙島屋店」が11月15日に開店する。

立川高島屋。

4階と5階に都市型最大級「ニトリ」出店

ニトリは立川高島屋の4階と5階を改装して出店。改装前は直営のファッションフロアなどであった。
ニトリが高島屋に出店するのは港南台高島屋(横浜市港南区)、新宿高島屋タイムズスクエア(渋谷区)に次ぐ3店目。
立川高島屋店の売場面積は約5,920㎡で、6月に都心旗艦店として開業した「渋谷公園通り店」(渋谷区)の約4,990㎡を上回り、都市型店舗としては最大級の店舗となる。
6月に出店した「渋谷公園通り店」の面積を早くも上回る。

ニトリ立川高島屋店の4階はインテリア小物や食器といったホームファッション売場、5階は家具売場となる。
なお、11月15日〜11月27日はオープニングセール期間として各種セールを実施する。

直営売場集約-競争激しい「家具偏重」の意図どこに?

1995年開業の立川高島屋は地下1階〜地上9階に売場を持つが、2011年2月には7階に「IDC大塚家具」、2016年2月には6階に多摩地区最大級の「ジュンク堂書店」(淳久堂書店)が開業するなど、大型専門店の導入とともに直営売場の縮小が近年相次いでいた。
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ジュンク堂となっている6階はかつてユニクロだった。

そして、今回の4階と5階へのニトリ出店によって、一部閉鎖中の8階、レストラン街の9階を除き、直営売場は地下1階〜地上3階の4フロアに集約されることとなった。
また、立川エリアには「IKEA立川」や「立川ロフト」、ルミネ立川の「ルミネ立川ロフト」、さらには高島屋すぐそばのフロム中武の「ニトリ デコホーム」など家具・インテリア雑貨ショップが集中出店。まさに「家具戦争」ともいうほど地域市場が飽和な中で、合計3フロアの直営売場を減らしてまで大塚家具とニトリを導入する「家具偏重」の道を選んだ立川高島屋の意図はどこにあるのだろうか。
2014年に開業したIKEA立川。

ニトリ立川高島屋店

住所:東京都立川市曙町2丁目39-3
営業時間:10:00~20:00

※高島屋の売場などは19時まで、レストラン街・書店などは21時まで。

ニュースリリース:「ニトリ 立川髙島屋店」11 月 15 日(金)オープン ニトリグループ 509 店舗目、ニトリグループ国内 459 店舗目(ニトリ公式サイト)
外部リンク:立川高島屋
関連記事:ニトリ渋谷公園通り店、2017年6月30日開店-丸井・シダックス跡に「都心初」単独旗艦店
関連記事:立川高島屋にジュンク堂書店出店-多摩地区最大級の書店に
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JR仙台駅東口に仮設飲食街「EKITUZI」、11月10日開業-旧Zepp跡、再開発までの暫定で

JR仙台駅東口にあったライブハウス「ZeppSendai」跡地に、仮設の飲食街「EKITUZI」(エキツジ)が11月10日に開業した。

EKITUZI。

旧ゼップ跡に仮設飲食街-再開発までの暫定利用

EKITUZIは2012年までライブホール「ZeppSendai」が立地し、その後は駅の工事に伴う資材置き場となっていた場所に出店。運営は土地を所有するJR東日本。
地元紙・河北新報の報道によると、同地では13階建てのオフィスビルを建設する構想があったものの、2017年11月現在でも具体的な計画が明らかになっておらず、JR東日本は再開発までの暫定施設としてEKITUZIを約1年半運営するという。

かつてのZeppSendai。

なお、前身施設であるZeppも再開発までの暫定施設として2000年に建設された経緯があり、同地ではZeppとEKITUZIを合わせて20年近く暫定利用が続く計算となる。

プレハブ6店、キッチンカー2店が出店

EKITUZIはプレハブの飲食店6店、キッチンカー2店、ポップアップショップ1店とイベント広場で構成。象徴として「横断歩道」が中央に描かれている。

中央には横断歩道がデザインされている。

プレハブ店舗は人気プロレスラー・新崎人生プロデュースのラーメン店「麺屋人生」、「〜宮城県漁師のお店〜牡蠣小屋仙台〜」、大豆料理店「大豆バル&カフェ 豆◯(まめまる)」、「立ち食い焼肉 と文字(ともじ)」、チキン料理店「ビバチキン」、居酒屋「縁側仙台駅前店」の6店で構成。

6店のプレハブ店、2店のフードカーが出店。

キッチンカーはステーキ&ハンバーグの「ディーズ・ハピネス」と「Student Train おでん×WORLD」の2店が出店。
仙台在住の大学生や留学生がおでんと世界各国の料理を提供する「Student Train おでん×WORLD」代表の瀧川捷理さん(22)は、都商研の取材に対し「食を通じて世界の異文化を知ってもらいたい」と意気込みを語った。

キッチンカーの「Student Train おでん×WORLD」。

ニュースリリース:仙台駅東口「EKITUZI」開業日等の決定について(JR東日本仙台支社公式サイト)
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太平洋そごう、2017年9月から屋号を「遠東そごう」に-開店30周年記念セールも開催

台湾の大手百貨店「太平洋そごう」は、9月から屋号を「遠東そごう」に変更した。9月から看板なども順次変更されている。

看板が変更された「遠東そごう台北店復興館」。

台湾を代表する百貨店-遠東グループ入り15年で改称

「太平洋そごう」は1986年にそごうと太平洋建設により設立。1987年11月11日に1号店の台北店(現:台北店忠孝館)を開業させた。開店当時は台湾最大規模の百貨店であった。
その後、2002年に台湾の大手百貨店「遠東百貨」(1967年設立)などを展開する遠東グループの100パーセント子会社となった。

遠東百貨が運営する「FE21’」(高雄市)。

遠東グループは遠東紡織として1949年設立。現在は繊維業、エネルギー事業、金融業、ディベロッパー事業、流通業などを展開する。
屋号の変更は太平洋そごうは開店から30年、遠東グループ入りから15年が経過したことを機としたもの。これまで商号に「太平洋」の名前を冠していたため、元のオーナーである太平洋建設との商号争いも起きていたという。
2017年現在は9店舗を展開しており、本店である台北店忠孝館の売場面積は35,000㎡、同店の年商は日本円で約559億円(2016年)。

太平洋そごう時代の台北店忠孝館(本店)。

現在、遠東そごう(太平洋そごう)はそごう・西武との資本関係はなく、フランチャイズ店舗として運営されているが、近年は日本語サイトを開設、そごう・西武からの商品供給も再開されたほか、期間限定で日台のそごうカードによる割引を実施するなど、関係を再強化している。

改名に伴い漢字ロゴが撤去された姿。
開店時には漢字ロゴがなかったため元の姿に戻ったことに。

11月11日に開店30周年-全店で記念セール開催

「遠東そごう」への改称に伴い、9月から看板の変更などが行われているが、業態などは変更されないほか、企業名の「太平洋崇光(そごう)」は今後も使用。主要店舗のシンボルとなっている人気のからくり時計「世界の人形時計」(小小世界鐘)も継続して運用されている。
なお、太平洋そごうはもともと遠東グループが展開していた「遠東百貨」との合併も検討されていると言われているが、そごうは台湾で高いブランド力を持っているため、「そごう」の屋号は今後も継続して使用される。
遠東そごうでは、11月11日に台北店忠孝館が開店30周年を迎えるのに合わせて記念セールが実施されており、館内で様々なイベントも開催される。

30周年記念セールの装飾がなされている。

写真提供:みんくるさん(@aozora_hs

外部リンク:遠東そごう
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