宮崎県小林市中心部の核店舗だった「スーパー江南小林店」の跡地に建設される再開発ビルが1月21日に着工された。
再開発ビル・完成予想図。
(小林まちづくり株式会社サイトより)
「スーパー江南」創業の地だった
スーパー江南は1949年に小林市で金物店として創業。
その後、スーパーマーケットに参入し、本社を宮崎市に移し、最盛期には6店舗を展開していたが、競争の激化により2013年に破産、全店を閉鎖していた。
スーパー江南小林店の最末期の店舗は1972年9月に開店。JR小林駅近くの商店街への出店で、売場面積は1,984㎡だった。
寿屋小林店(現:ダイレックス、だいわ、TSUTAYA)とともに永年に亘って小林市中心部の商業を牽引してきたが、破産とともに閉店。その後は活用されず、2015年に跡地を小林市が取得していた。
スーパー江南小林店(再開発ビルの建設予定地)。
複合ビルは5階建て-松栄ストアーが出店へ
スーパー江南跡地に建設される再開発ビルは、「小林まちづくり株式会社」が運営する複合ビル。
小林まちづくり株式会社は地元飲食店などが共同出資したまちづくり会社で、中心市街地でのイベント開催などもおこなっている。
新たに建設される複合ビルは5階建てで、1階には核店舗としてスーパーマーケット「松栄ストアー」が出店。2階には、小林商工会議所、市民交流スペース、企業支援オフィスなどが入居。3階~5階は賃貸マンション(18戸)になるという。先述の通り、土地は市が取得しているため、土地は小林市から賃借する。
総事業費は約6億6000万円(うち行政の補助が2億2000万円)で、2017年12月の完成を目指す。
外部リンク:複合ビル(小林まちづくり株式会社)
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