サンストリート亀戸、2016年3月31日閉館-アイドルイベントの聖地、再開発で

東京都江東区のJR亀戸駅近くにある大型ショッピングセンター「サンストリート亀戸」が3月31日を以て閉館する。
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サンストリート亀戸。

下町の憩いの場

サンストリート亀戸は1997年11月にセイコー社の時計工場跡に開業。
都電の軌道跡を活用した亀戸緑道公園にも面している。
運営はセイコーエプソンの子会社だった(のちに系列離脱)「タイムクリエイト」。2階建で、売場面積は約15,000㎡。
店舗はオープンモールで、マックスバリュ(屋号:つるかめランド、イオンが買収)、ヤマダ電機、ABCマート、トイザらス、蔦屋書店、ダイソーなどが入居しているほか、広場や子供の遊び場もあり、気軽に立ち寄れる住民の憩いの場となっていた。
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つるかめランド。

Perfume、Negicco…アイドルイベントの聖地

アクセスはいいものの、近隣の錦糸町や浅草に比べて地味な下町であった亀戸。
そこで、サンストリートが力を入れたのがイベントの開催だった。
特にサンストリートが目玉としたのはアイドルイベントであり、広島から上京直後のPerfumeがここで何度もライブをしていたことは有名。
近年も東京のアイドルのみならず、仙台のDorothy Little Happy、新潟のNegicco、福岡のRev.from DVLなど、全国各地のアイドルがこの地でイベントを行っていた。
最後のイベントは3月30日に開かれるNegiccoの新曲リリース記念イベントとなる予定。
その他にも、サンストリート亀戸では大道芸やお笑いショー、プロレスなどといった様々なイベントを実施しており、毎夏開かれる阿波踊り大会は、今や亀戸の名物の1つになっていた。

跡地は超高層タワーマンション-商業施設も復活

閉館後のサンストリート亀戸は解体され、大規模な再開発が行われる予定。
再開発のコンセプトは「CITY IN THE GREEN」。
跡地には60階建ての超高層マンションが2棟建設されるほか、下層部には大型の商業施設も新設されるという。

「気軽に立ち寄れるショッピングセンター」として親しまれてきたサンストリート亀戸。
工事は長期間に亘ることが予想され、完成が楽しみな一方、生活が不便になる住民も少なくはなさそうだ。

外部リンク:サンストリート亀戸
外部リンク:サンストリート跡地の真相(再開発部分参考)(I Love 亀戸)

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