カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

築地市場、豊洲への移転を当面延期へ

東京都の小池百合子知事が、11月7日に予定されていた「築地市場」(中央区)の豊洲移転を当面延期する方針であることがわかった。
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築地市場。

日本を代表する卸売市場

築地市場は1935年に開設された東京市中央卸売市場を前身とする公設卸売市場。敷地面積は23ha。
魚市場としては世界最大規模の取引金額を誇り、日本を代表する市場として国内外を問わず多くの観光客を集めてきた。
また、1935年に建てられた市場は「昭和モダン」の建築物としても注目を浴びていた。
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観光客でごった返す場内。

しかし、市場取引量の増加、鉄道輸送を前提とした市場の使い勝手の悪さに加えて、建物の老朽化、耐震性不足、アスベスト問題などが持ちあがり、2001年には江東区豊洲地区への移転が決定された。

移転反対の声を受け再び延期に

市場の移転先として選ばれた豊洲であったが、移転予定地にはかつて東京ガスの施設があり、それに伴う土壌汚染が確認された。
このため、市場移転反対派との議論が難航し、当初は2012年を目処に移転予定だったものが、2016年11月7日まで延期となっていた。
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豊洲への移転反対を訴える市場関係者。

しかし、移転を目前に控えた2016年8月現在でも、豊洲市場の土壌汚染や施設の利便性を問題視する市場関係者による反対運動が起こっていた。
7月に就任した小池都知事はこれらの移転反対の声を受けるとともに、豊洲市場の安全性調査や施設の利便性改善を行うとし、移転を当面延期する方針となった。
予定されていた移転時期までは約2ヶ月強であり、すでに引っ越し準備に取り掛かっている業者も多いため、再度の混乱も予想される。
延期後の具体的な市場移転時期などについてはまだ発表されていない。

追記:小池知事、8月31日に移転延期を正式表明

小池百合子知事は、8月31日に築地市場の移転延期を正式表明した。
土壌汚染のモニタリングの最終結果は2017年1月末に明らかになるため、移転はその結果が出て以降となる可能性が高い。

建設すすむ豊洲新市場。

外部リンク:ザ:築地市場 ホームページ

新名称は「きらぼし銀行」-都民銀・八千代銀・新銀行東京、2018年5月経営統合へ

東京都民銀行(港区)、八千代銀行(新宿区)、新銀行東京(新宿区)を傘下に持つ「東京TYフィナンシャルグループ」(東京TYFG)は、2018年5月に3行を経営統合し、「東京きらぼしフィナンシャルグループ」・「きらぼし銀行」(Kiraboshi Bank,Ltd.)とすることを発表した。
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東京都民銀行日本橋支店。

「きらぼし銀行」、都内最大の地方銀行に

東京TYフィナンシャルグループは地方銀行の「東京都民銀行」(1951年設立)と第二地銀で旧・八千代信用金庫だった「八千代銀行」(1924年創立)により2014年10月に設立。
2016年には経営再建中だった東京都出資の信託銀行「新銀行東京」(2004年設立)を傘下に収めるとともに、3行の経営統合に向けた準備が行われていた。
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3行・きらぼし銀行の概要(公式サイト資料より)。

合併は当初2017年度中に予定されていたものの、システム統合作業の遅れなどから2018年5月に延期されることとなったもの。また、合併後は、新銀行東京の基幹系システムを都民銀行に統合する一方、八千代銀行とのシステム統合は延期されるが、最終的にはNTTデータが提供する共同システムに統合される予定だという。
存続会社は八千代銀行だが、銀行コードは都民銀行のものを使用する。

八千代銀行原宿支店(左)

「新銀行東京」も巻き込む3行統合
-「東京のための銀行」として都との関係強化も狙いか

合併後のきらぼし銀行の本社は八千代銀行本店(新宿区)に、きらぼし銀行の本店は2017年に完成予定の都民銀行本店ビル(港区南青山)に置かれる。また、地方銀行ゆえに、合併後も殆どの支店は東京都内とその周辺(相模原市、川崎市、横浜市など)にドミナント展開され、地域に密着した経営が行われることになる。
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店舗ネットワーク(公式サイト資料より)。

きらぼし銀行の総資産は5兆円を超える見込み。
東京TYFGでは、東京オリンピックを控えた東京都において「東京都民のための銀行」としてアピールすることで経営基盤を強化するとともに、設立の経緯から商工会議所との結びつきが強い都民銀行と、信用金庫を起源に持つ八千代銀行という、いずれも中小企業の経営支援を得意分野とする両行にとっては、東京都が出資する新銀行東京を傘下に収めたことで「都との繋がり」も強化したい思惑があると考えられる。
さらに、新銀行東京はもともと石原元都知事により都内の中小企業支援を掲げて誕生した銀行であり、新たな法人顧客の獲得も期待できよう。
また、都民銀・八千代銀は東京都下に複数の自社物件店舗を持つため、今後は合併による支店統合により、一部不動産を売却、もしくは賃借することで、経営効率化とともに所有不動産の収益化を図ることも可能となるであろう。

イメージキャラクターは「リトツツインスターズ」

東京TYFGでは、合併後の新名称発表に先駆けて、2016年8月よりグループの新キャラクターをサンリオの「リトルツインスターズ」(キキララ)としている。
リトルツインスターズは「きらぼし銀行」の名称・イメージに合致することから、経営統合後も継続して使用されると考えられる。

外部リンク:東京TYフィナンシャルグループ
外部リンク:当社子銀行の合併および今後のビジネス戦略ならびに当社商号変更のお知らせ

ユニー・アピタ中津川店、2017年8月閉店-中津川市中心部からスーパー消える

中津川市の中心部にある大型ショッピングセンター「ユニー・アピタ中津川店」が2017年4月に閉店する。
追記:閉店は8月となった。
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アピタ中津川店。

地域最大級、かつ中津川市中心部で唯一の大型スーパー

ユニー・アピタ中津川店は1997年10月開店で、売場面積は16,500㎡。テナントとしては、コムサイズム、くまざわ書店、トーカイなどが出店している。
建物はユニーが所有しているが、2016年8月時点で後継店舗などは発表されていない。

後継店舗未定-買い物難民の発生懸念

アピタ中津川店は中津川市中心部で唯一、かつ東美濃地域では最大規模の大型店で、開店直後の1998年には近隣にあったダイエー中津川店が閉店に追い込まれるなど地域に大きな影響を及ぼした過去もあった。
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ダイエー中津川店跡。
中津川市が買収し、主に公共施設として活用中。

中津川市は人口約8万人を数え、東美濃の中心都市であるものの、アピタの閉店後は中心部がスーパー空白地帯となってしまう。
そのため、後継店舗が長期に決まらない場合は、行政などが何らかの対策を取ることも予想される。

追記:閉店は2017年8月となった。
店舗跡にはバローが出店する方針を示している。
また、閉店は不採算などによるものではないといい、ユニーは近隣に新店舗を出店することも検討しているという。

外部リンク:アピタ中津川店

仙台ロフト、2016年9月2日に全面リニューアル-東北初「MoMAデザインストア」導入

JR仙台駅西口の大型雑貨専門店「仙台ロフト」が2016年9月2日に全面リニューアルオープンする。
P1040820-仙台ロフトビル。

開業以来最大のリニューアル-「ライフスタイル提案型」に

仙台ロフトビルは、西武百貨店が手がけていたファッションビル「ams西武」(1982年4月開店)の後継テナントとして2003年12月に開店。
店舗面積は9,972㎡で、ビルの2~5階に核店舗である「仙台ロフト」が出店。そのほか、6階に「無印良品」、「HMV」、7階に「文教堂JOY・アニメガ」や英会話専門学校「イーオン」、8階に飲食店などが入居している。
また、かつては仙台駅側のビルの壁面に街頭ビジョン「仙台アオバビジョン」が設置されて駅前の賑いに一役買っていたが、2016年2月末で放映を終了。その後ビジョンは撤去されていた。
かつて設置されていた仙台アオバビジョン。

今回のリニューアルは開業以来最大の規模。エントランスフロアである2階を中心に、5階までのフロアでゾーニングの改編を実施し、新たな売場を導入した。
2階には、東北初となるニューヨーク近代美術館のミュージアムショップ「MoMAデザインストア」が出店。各種雑貨や文具、アートの再生品、MoMAの限定商品など、ニューヨーク近代美術館デザインストアが厳選した約350アイテムを取扱う。スクリーンショット 2016-08-24 23.33.292階には東北初となるMoMAデザインストアが出店。(公式サイトより)

また、3階・4階の生活雑貨売場では、渋谷ロフトのライフスタイルショップゾーン「&home」のコンセプトを活かし、従来型の家庭用品とインテリアの枠を超えて売場を再編。
「カフェスタイル」、「バルスタイル」などの暮らしのテーマに雑貨と食材を編集した売場や、「かざる、しまう、くつろぐ」といった生活のキーワードで商品をラインナップした売場など、ライフスタイル提案型の売場に転換した。
スクリーンショット 2016-08-24 23.34.00ライフスタイル提案型の売場に再編された3・4階。

3月にライバル「ハンズ」開業、変革を迫られていた仙台ロフト

これまで、仙台駅西口には仙台ロフトビルに加え、エスパル仙台(駅ビル)、さくら野百貨店、仙台パルコ、アエル、エンドーチェーンE-Beansなどといった大型店が集積していた。
sendaieki1-3月に開業したエスパル仙台東館。

しかし、2016年に入ると、仙台駅東口に「エスパル仙台・東館」が、仙台駅西口のE-Beans隣接地に「仙台パルコ2」が開業し、一気に仙台駅前の商戦が激化。客足が勢いのある新店に流れがちな中、既存大型店は存在感のアピールに躍起になっている。
なかでも、仙台ロフトは、街区上ほかの大型店との結びつきが弱く、新館と接続されたエスパル仙台や、仙台パルコ2の開業で駅方面からパルコへと向かう動線に組み込まれたE-Beansなどと比較しても、影が薄くなっていた。
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仙台パルコ2。左に見えるのはE-Beans。

さらに、2016年3月には業界最大のライバルである「東急ハンズ仙台店」がエスパル東館に開業。仙台ロフトは大きな変革を迫られていた。
sendaieki43月に開業した東急ハンズ仙台店。

無印もリニューアル、三つ巴となった仙台駅前”雑貨店戦争”

東急ハンズの開業を受け、ロフトビルでは2016年5月に6階「無印良品」が大規模リニューアル。面積を約2倍に拡大し、東北初となる「MUJI BOOKS」を導入するなど、東北最大級の店舗として生まれ変わった。そして、今回の、核店舗である「ロフト」の過去最大規模のリニューアルにより、ロフトビルは東急ハンズ・エスパル仙台との決戦に満を持して臨むことになったのであった。
ロフト×無印、そして東急ハンズ。3つ巴となった仙台駅前の”雑貨店戦争”は、今後も続きそうだ。

関連記事:仙台パルコ2、7月1日開業-仙台パルコ新館「オトナ」ターゲットに
関連記事:エスパル仙台東館3月18日開店ー東急ハンズ、東北初店舗
外部リンク:ロフト仙台ロフト店
外部リンク:【ロフト】開店以来の大改装を実施。仙台ロフト9/2(金)リニューアルオープン!

スターバックスコーヒー、山口市に出店へ-全県庁所在地への出店果たす

大手コーヒーチェーンの「スターバックスコーヒー」が2017年に山口市に出店し、全県庁所在地への出店を果たすことになる。
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スタバ、山口情報芸術センター横に2017年7月開店

スターバックスが出店するのは「山口情報芸術センター」(YCAM)や「山口中央公園」に隣接する市有地。
YCAMの周辺には隣接して山口中央公園、NHK、山口ケーブルテレビなどがあり、山口市の情報メディア発信拠点となっている。
出店は山口市の公募によるものだという。開店は2017年7月の予定。
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山口中央公園、NHK山口、YCAM。

過去に出店を断られていた山口市

山口市では、2012年に地場スーパー「丸久」がスターバックスコーヒーの誘致を行ったものの、スターバックス側の物流面の折り合いなどがつかず断念したという過去があった。
2016年現在、山口市のシアトル系カフェは湯田温泉地区にあるタリーズコーヒー1店舗のみ。また、山口県内のスターバックスコーヒーは、下関市に3店舗、山陽小野田市に1店舗あるのみで、下関周辺に偏る状況となっていた。

外部リンク:山口情報芸術センター

サニーサイドモール小倉、2016年9月15日開業-下曽根の「モール」1年ぶりの復活

福岡県北九州市小倉南区のJR下曽根駅前に新設される大型ショッピングセンター「サニーサイドモール小倉」が9月15日にグランドオープンを迎える。
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サニーサイドモール小倉。 

下曽根の「モール」復活へ-小倉唯一の西友だった

サニーサイドモール小倉」の前身となる「ザ・モール小倉」は1995年4月22日に開店。地上3階建、売場面積は31,963㎡。
キャナルシティ博多などを手掛けたディベロッパー「福岡地所」と、地元不動産会社「谷弥」による下曽根南口土地区画整理事業の一環として開発が進められ、「西友ザ・モール小倉店」(旧・小倉西武、売場面積13,150㎡)を核に、「トイザらス」「無印良品」など150の専門店が出店する高品質・広域集客型のショッピングセンターだった。
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西友 ザ・モール小倉。

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西友時代との比較(駅側エントランス)。

 
近年、「ザ・モール小倉」の周辺は、「サンリブシティ小倉」を始めとする大型スーパーやディスカウントストア、ドラッグストアの進出により競争が激化しており、核テナントの西友がウォルマート傘下となったこともあってディスカウント指向に路線転換。近年はテナントの流出も重なり、2015年8月末を以て全館閉鎖されていた。

ハローデイ、井筒屋など”高品質テナント”核に約100店出店

サニーサイドモール小倉は下曽根商業開発が開発・運営を手掛ける。
いつでも楽しく」「みんなの笑顔」を基本コンセプトに、3世代が買物を楽しめる、「お買いものプラスαの価値を提案する」約100店舗の専門店を導入する。
サニーサイドモール小倉・完成イメージ。

8月中旬の段階で出店が発表されているテナントは約80店舗。
核テナントとして地場有力食品スーパー「ハローデイ」、百貨店「井筒屋」のサテライトショップ、大型書店「喜久屋書店」、ザ・モール時代から出店していた大型玩具専門店「トイザらス」、ファストファッション「ファッションセンターしまむら」などが出店する。
九州初となるマックハウスの新業態コンセプトショップ「マックハウス・SSF」、1歳までの赤ちゃん写真専門館「スタジオアリス Baby!」、小倉南区に3店舗を構える松本工業グループの産直スーパー「生鮮市場リエゾン」、和モダンテイストで根強い支持がある日本伝統の高級織りちりめん衣料専門店「詩仙堂 by HITOSHI」など、特徴的なテナントも出店する。

1階にはオープンカフェスペースを配置。

食品の高品質化も目玉の1つで、ハローデイや井筒屋以外にも、地元北九州の銘店が揃うグルメ・ファッションゾーン「ひなた court/ひなた ichiba」を新規開設。精肉専門店「ニクヨシ産業」、辛子明太子「かば田」、「シャトレーゼ」なども出店する。
また、以前「ザ・モール小倉」に出店していた店としては、先述のトイザらスのほかに人気唐揚げ専門店「唐十」、「ミスタードーナツ」、「西日本シティ銀行」なども復活を果たす(なお、西銀はモール閉館中も営業を続けていた)。

テーマは「太陽が輝き照らす、みどりと大地」

サニーサイドモールは、内外装も従来の「小倉唯一の西友テイスト」から「太陽が輝き照らす、みどりと大地」をテーマに、全面リニューアルを実施。
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店舗ロゴ。

ザ・モール小倉のシンボルであった六角形の「ロトンダ」を残しつつ、白基調から、イエロー、オレンジ、グリーン、ダークブラウンと言ったアースカラーを随所に散りばめた外装に生まれ変わった。これまで原色を多用していた館内デザインも、落ち着いた色合いに一新される。

アースカラーを散りばめた外装デザイン。


旧・モール専門店街も落ち着いた色合いに一新。


フードコートも生まれ変わる。

主な出店テナント一覧
食品スーパー
  • ハローデイ(食品スーパー)
  • 生鮮市場リエゾン(産直生鮮スーパー)
ファッション・ファッション雑貨
  •  リシェリエ・Re-J( レディスアパレル)
  • 武田メガネ(メガネ・時計・補聴器)
  • 詩仙堂 by HITOSHI( レディスアパレル)
  • エターナル( レディスアパレル)
  • 井筒屋(百貨店)
  • az(レディスアパレル)
  • クローズアップ(レディスアパレル)
  • 帽子屋Flava(帽子)
  • NEWYORKER( レディスアパレル)
  • ファッションライフコヤマ( レディスアパレル)
  • TooL(服飾雑貨) 
  • クエスト神戸(婦人靴)
  • milk(レディスアパレル)
  • グリーンパークストピック(レディスアパレル・服飾雑貨)
  • マックハウス・MHSSF(仮称)(メンズ・キッズ・レディスアパレル)
  • ハーレムニューヨーク(メンズ・レディスアパレル・服飾雑貨)
  • ファッションセンターしまむら(ファストファッション)
  • CASUAL&SHOES Avail(ファストファッション)
  • バースデイ(ベビー・子供用品)
  • ら・たんす(呉服・和装小物)
  • 白水(着物)
  • アスビーファム(シューズ)
  • ZAZA(メンズ・レディス服飾雑貨)
  • ハニーズ(レディスアパレル)
  • カジュアルアウトレットSHOT(メンズ・レディス・キッズファッション)
  • ウィッシュアンドブレイブ(メンズ・アパレルキッズファッション)
  • こどもの森(キッズファッション)
  • 井野屋Flep(割賦百貨店)
インテリア・生活雑貨
  • ザ・ダイソー(100円ショップ・バラエティ雑貨)
  • 三日月百子( ミカヅキモモコ)(300円均一・雑貨)
  • パレットプラザ(写真プリント・フォト・雑貨)
  • トイザらス・ベビーザらス(玩具・ベビー用品)
  • 喜久屋書店(書籍)
  • BABI(バビ)(家具・インテリア雑貨)
  • CAMPUS(ファンシー雑貨) 
ビューティ&サービス
  • Eyelash Salon Blanc(アイラッシュサロンブラン)(美容)
  • 保険ひろば(保険相談窓口)
  • 美容室 マキシム(美容室)
  • 美容室 Plub・Plubnail(美容室・ネイルサロン)
  • クリーニングせいや(クリーニング)
  • 洋服お直しマルシェ( 洋服お直し)
  • 買取専門店大吉(貴金属ブランド品など買取)
  • ハローパソコン教室(パソコン技能・学習支援)
  • 小学館の幼児教室ドラキッズ/小学館の英語教室イーコラボ(幼児教室/英語教室/学習教室)
  • クイックカラーQ(ヘアカラー専門店)
  • DHC直営店(化粧品・健康食品)
  •  ドラッグストア マツモトキヨシ(ドラッグストア)
  • 西日本シティ銀行(銀行)
  • NOVA(語学学校)
  • イオンペット PeTeMo(ペットショップ)
  • カーブス(体操教室)
  • そね健康整骨院(サービス)
  • スタジオアリス Baby!(写真スタジオ)
  • ハクジュプラザ(健康器具・食品)
レストラン・カフェ・サニーサイドキッチン(フードコート)
  • びっくりドンキー(ハンバーグレストラン)
  • ご飯ととろろ とろ麦(和食)
  • 天ぷら ふそう(和食)
  • サイゼリヤ(イタリアン)
  • ITALIANTOMATO café(イタリアン)
  • ミスタードーナツ(ドーナツ)
  • サンマルクカフェ(ベーカリーカフェ)
  • パンケーキGADGET(仮)(パンケーキ)
  • ROMANDO ROLL(クレープ専門店)
  • はなまるうどん(讃岐うどん)
  • リンガーハット(ちゃんぽん)
  • 大阪王将(中華料理)
フード・銘店
  • ひなたcourt/ひなたichiba(ファッション/フード)
  • 唐十(唐揚げ)
  • かば田(めんたい)
  • ニクヨシ産業(精肉)
  • シャトレーゼ(洋菓子)
  • 思い出横丁(駄菓子・玩具)
アミューズメント
  • Kids US.LAND(アミューズメント)
  • タイトーステーション(ゲームセンター)
サニーサイドモール小倉

住所:北九州市小倉南区下曽根新10-1
営業時間:10:00~20:00
(レストランなど店舗により異なる)

関連記事:ザ・モール小倉、8月31日閉店 – 小倉唯一の西友、20年の歴史に幕
外部リンク:サニーサイドモール小倉
(イメージイラストは公式サイトより)

三井ガーデンホテル京橋、9月1日開業-五輪に向け都心のホテル整備進む

東京駅近くの中央区京橋に新しいランドマークが誕生した。
三井不動産グループは、東京都中央区に大型シティホテル「三井ガーデンホテル京橋」を9月1日にグランドオープンさせた。
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三井ガーデンホテル京橋。

京橋のシンボルとなる都市型シティホテル

「三井ガーデンホテル京橋」は三井不動産グループが開発、運営を手掛ける都市型ホテル。地上15階建、延床面積は8,962㎡。
地下鉄京橋駅や明治屋京橋ビルの北側に立地し、JR東京駅八重洲中央口からも徒歩約5分という好立地への出店となる。
この地には2014年までエクセルシオールカフェ、セブンイレブン、オフィスなどが入居していた柏原ビルがあったが解体され、「京橋1丁目ホテル計画」として2015年2月から戸田建設により工事が進められていた。
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エントランス。

“江戸の粋”で国内外の観光客をもてなす「京橋モダン」

三井ガーデンホテル京橋のデザインコンセプトは“江戸の粋”を現代に昇華させる「京橋モダン」
江戸時代に流行した謎解き絵「判じ絵」や、歌川清重の浮世絵「京橋竹がし」をイメージした内外装を取り入れる。

京橋モダンを感じさせるエントランス。

客室数は全233室。部屋はコンフォート(18㎡、正規料金:32000円)からデラックスツイン58㎡、正規料金:100,000円)まで8タイプ展開、ビジネスからレジャーまで幅広い需要に対応する。

「京橋竹がし」を使用した客室内装。

また、宿泊者以外も利用可能なレストラン「THE LOUNGE」を導入。
朝食は選べるメイン料理(地養卵のオムレツ・地養卵のフレンチトースト)が特徴の洋食ハーフブッフェを採用し、昭和7年創業の浅草ハムや三浦半島産中心の野菜サラダを提供する。
ランチは税込1000円(ドリンク付)で、観光客や京橋のビジネスマンにも人気となるであろう。

幅広い用途に対応するラウンジ。

五輪に向けて宿泊施設整備進める三井不動産

近年、国内では大都市圏を中心として訪日観光客が増え続けており、リオデジャネイロ五輪後は、これまで以上に世界の目が「東京」や「日本」に向くようになることは必至である。
2020年の東京五輪を控えた都内では、西武グループの赤坂プリンスホテル建替えなどにも象徴されるように、都心部においても大型宿泊施設の整備が急速に進んでいる。
こうした流れに呼応するかたちで、三井不動産グループでは、9月16日に名古屋市のシンフォニー豊田ビルに「三井ガーデンホテル名古屋プレミア」を新設。2018年には新日本橋駅前(中央区室町三丁目)に「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」を新設する予定で、今後数年間は積極的な新規出店が行われると考えられる。 

三井ガーデンホテル京橋

東京都中央区京橋1丁目3−6 
TEL:(03)3231-3131
(館内の写真は三井不動産公式サイトより)

外部リンク:【公式】三井ガーデンホテル京橋 – 東京駅・京橋駅周辺で宿泊
外部リンク:東京駅徒歩5分、銀座・日本橋エリアを結ぶ注目のロケーションに新たな「東京観光とビジネスの拠点」が誕生 「三井ガーデンホテル京橋」 2016年9月1日(木)開業
外部リンク:(仮称)京橋一丁目ホテル計画 着工 2016年秋 開業予定
関連記事:東京ガーデンテラス紀尾井町、5月10日開業-旧赤プリ、全館開業は7月

 

イオンモール寝屋川、8月31日閉館-旧・寝屋川グリーンシティ

大阪府寝屋川市のショッピングセンター「イオンモール寝屋川」が、8月31日午後7時を以て閉店する。

イオンモール寝屋川。

イオンモール寝屋川、38年の歴史に一旦幕を閉じる

イオンモール寝屋川は、ジャスコと三菱商事の合弁企業だった「ダイヤモンドシティ」(当時)が開発を手掛けた「寝屋川グリーンシティ」として1978年3月に開業した。売場面積は20,430㎡(うちイオン13,965㎡)。
東住吉、名西、藤井寺に次ぐダイヤモンドシティ4号店として開発が進められたもので、大阪府自然保護条例の適用一号店だったこともあり、独自の商業施設ブランド「グリーンシティ」が冠された経緯がある。

寝屋川グリーンシティのロゴ。

開業当初は、100近い専門店が入居しており、寝屋川市を代表する商業施設として営業していたが、1998年に「平和堂・アルプラザ香里園」が開業して以降は地域密着路線に転換。直営フロアを全館に拡大し、専門店を50程度に半減させる大規模改装を実施したほか、2010年9月には直営部門を地階、1階に集約、専門店街を大幅に拡張する改装を実施しており、漫画館併設の喜久屋書店やダイソーの面積拡大など広域集客型の施設に転換、2011年にグリーンシティからイオンモールへと名称も変更した。
しかし、2015年には寝屋川店の3倍を超える規模がある「イオンモール四條畷」が開業したことから建替えが発表され、38年の歴史に一旦幕を閉じることとなった。
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現在は総合スーパー「イオン寝屋川店」を核に、100円ショップ「ダイソー」、大型書店「喜久屋書店」、イズミヤグループのスポーツ専門店「アクトスポーツ」、ファストファッション「GU」「Right-on」、家具店「湯川家具アウトレット」、ゲームコーナー「テクモピア」など、56の専門店が出店している。

閉館を前に記念イベントを多数開催

イオンモール寝屋川では、閉館を前にした6月から、店頭商品が最大70%OFFとなる「ご愛顧感謝閉店セール」の実施や、「おりがみの星を並べた最大の展示物づくり」でギネス世界記録への挑戦、藤崎マーケット、FUJIWARAなど寝屋川出身の吉本芸人が寝屋川グリーンシティ・ジャスコ時代の思い出を語る「思い出トークライブ」、森脇健児や安田大サーカスによる「爆笑トークライブ」など、様々なイベントが開催されている。
また、「思い出パネル展」では、宮川大輔・花子、海原やすよ・ともこ(やすとも)などのエピソードや、買物客、従業員によるメッセージ、グリーンシティ時代の写真やチラシ、フロアガイドなどが展示されている。

メッセージ広場と思い出パネル展。

イオンモール寝屋川は閉館後に解体され、跡地に新店舗が建設される予定となっている。
新店舗の概要などに関しては、まだ明らかにされていない。

外部リンク:イオンモール寝屋川
関連記事:堺北花田阪急、2017年7月閉店-イオンモール堺北花田、改装へ

アシックス、品川に「新感覚」直営店、8月9日開店-ネット×リアル融合、常に”期間限定”で集客

スポーツ用品国内最大手のアシックスは8月9日、京急品川駅のホーム上に直営店舗「アシックスステーションストア品川」を開店した。
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アシックスステーションストア品川。

小さいながらも「イベント重視」「期間限定」で集客

アシックスステーションストア品川は京急品川駅2・3番線ホーム上のスープ専門店「Soup Stock Tokyo」跡地に出店。店舗面積は僅か45㎡。
店舗は、月ごとに変わる「ワンテーマ」を基にした、イベント性重視の売場を特徴とする。

オリンピックグッズを取り揃える。全てが期間限定商品。

店舗正面では「リオデジャネイロ五輪」の日本代表選手団公式スポーツウェアのレプリカ商品や応援グッズを展開。9月には「パラリンピック」、10月には都内で開催されるテニス大会「楽天ジャパンオープン2016」関連のグッズを展開するなど「旬の商品」を取り揃える。
外観もイベント毎に一新、五輪期間中は赤を基調とした外観で営業するが、10月以降は緑を基調とした外観に変更するという。
狭い店舗ながらも、イベントごとに変化する外観と、ほとんどの商品が「期間限定」ということで、客の目を惹く店づくりとなる。
なお、都心店舗ということを反映して、ランニングウェア・シューズなどといった需要の高い一部商品は常時販売される。

リアルとネットを融合した”ショールーム的な店舗”目指す

また、アシックスステーションストア品川では既存の直営店舗とは異なる実験的な施策に取り組んでいる。
品川店ではPanasonicの技術を活用した「光ID」を国内の常設小売店舗で初めて導入。店舗外壁やレジ裏など3ヶ所に設置されたASICSの看板を専用アプリで読み込むことで、即座に同社のECサイトにアクセスできるだけでなく、店内の商品情報やコーディネート提案を受けることもできる。
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リアル店舗にネットの気軽さを取り込んだ新しい買物スタイル

さらに、新幹線の乗換駅であり、羽田空港からのアクセスが良好な京急品川駅構内に立地していることもあり、財布の緩みがちな観光客や訪日外国人客の目を惹く店舗となっていることも特徴。
リオデシャネイロオリンピック・パラリンピックの期間中ということもあり、限られた店舗面積ながら、商品を記念に買い求める観光客が日本人外国人問わず多いという。

京急品川駅の構内に設けられたアシックス直営店の開店告知。

アシックスステーションストア品川では、8月31日まで「ASICS STATION STORE SHINAGAWA OPEN!!キャンペーン」と題して、光IDを利用して店舗、もしくはネット経由で購入した買物客を対象に「パナソニックアルカリ乾電池単3形2本パック」をプレゼント、抽選でロボット掃除機やヘアドライヤーをプレゼントするキャンペーンを実施している。

アシックスステーションストア品川
東京都港区高輪3-26-26 京浜急行電鉄品川駅構内
営業時間:11:00~20:00

外部リンク:ASICS STATION STORE SHINAGAWA

ダイエー神戸三宮店、食品フロア除き8月31日閉館-2017年春から「イオンモール運営」に

神戸市中央区の都市型総合スーパー「ダイエー神戸三宮店」が、8月31日をもって3階・4階・5階フロアの営業を終了し、地下2階~1階のみでの営業となる。

ダイエー神戸三宮店。

事実上の”ダイエー本店”だった

ダイエー神戸三宮店は1990年4月にダイエーグループ(当時)が手がけていた百貨店「プランタン神戸」の新館「プランタン神戸Part2」として開業した。売場は地下2階~9階、売場面積は18,254㎡。
当時の三宮周辺は、「プランタン神戸」とハーバーランドの「ダイエー 神戸ハーバーランド店」に加えて、三宮センター街周辺にはダイエー系の専門店街、通称「ダイエー村」などがあり、三宮は「ダイエーの城下町」となっていた。
しかし、1995年1月に発生した阪神淡路大震災によりダイエー村が被災し、営業不能になると、ダイエー村が担っていた専門店などを引き継ぐため、プランタン神戸Part2は百貨店から総合スーパーの「ダイエー三宮駅前店」に業態転換。以来、ダイエーの事実上の「本店」として、20年に亘って神戸市民に親しまれてきた。

イオン化後も 食品売場では「神戸のダイエー」アピール

ダイエーがイオンの子会社となったのち、 2015年8月に行われた「第1期活性化計画」と称する大規模改装では、創業の地・神戸をアピールする狙いから店舗名を「ダイエー神戸三宮店」に変更。また、食品売場は京阪神地区初となる「イオンフードスタイルストア」へと改装した。
イオンフードスタイルストアでは、イオンの生活提案型の売場開発ノウハウを生かしつつも、ダイエー自社牧場産「さつま姫牛」を使った惣菜や、ダイエーのインストアベーカリー新業態「Grandeur Nature table」(グランダー ナチュール タブレ)も新規出店するなど、ダイエーの良さを生かした売場となった。
そのほかにも、地元で親しまれているフランスパンの銘店「ビゴの店」、社会福祉法人まほろばの「薄皮クリームパン」、創作パン屋・トミーズの「あん食」、三田屋総本家のハム・ソーセージなど神戸発の商品を豊富に取り揃え、「神戸のダイエー」を全面にアピールしていた。
なお「イオンフードスタイルストア」は、頭に「イオン」の名がつくものの、運営主体はダイエーである。

旗艦店のイオン化続く-「脱・総合スーパー」化、鮮明に

ダイエーはイオンの子会社化にともない、2015年以降は旗艦店級の大型総合スーパーを中心に全国88店舗をイオングループ各社に経営譲渡し、首都圏・京阪神地区で食品スーパーを運営する方針に戦略を転換している。
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殆どのフロアがすでに閉鎖中。

今後、イオンモールが実施する第2期活性化計画では、2017年春を目処にダイエー神戸三宮店の2~9階を「食や雑貨、美と健康に関する”こだわりのライフスタイル”を提案する専門店フロア」としてリニューアルする予定で、ダイエーは低層階の「イオンフードスタイルストア」のみとなる。
ダイエー神戸三宮店では、改装にさきがけて既に2階直営フロア(化粧品・雑貨売場)を閉鎖しており、今回の3階・4階・5階直営フロア営業終了に伴い(高層階の一部テナントは営業を継続)、総合スーパーから都市型食品スーパーへの転換が完了する。
イオンはダイエーの屋号を2018年までに廃止する計画であり、リニューアル後も「ダイエー神戸三宮店」として営業再開するか、もしくはイオンモールとなるのかは決まっていない。
また、かつて神戸三宮店と同様に「プランタン百貨店」であったダイエー運営の百貨店「カテプリ新さっぽろ」も、2016年4月の閉館後はイオンモールによる新たな商業施設として再開する計画があるなど、これからもダイエー大型旗艦店の「イオン化」は続きそうだ。
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同じくイオンモールが運営する予定の「カテプリ新さっぽろ」。

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外部リンク:ダイエー神戸三宮店|兵庫県|ダイエー店舗情報
外部リンク:「ダイエー神戸三宮店」2期活性化計画について