カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ピカール青山骨董通り店、2016年11月23日開店-フランス発「高級冷食」1号店、イオンが展開

イオングループの「イオンサヴール」は、フランス発の高品質冷凍食品専門店「ピカール」の日本1号店「ピカール 青山骨董通り店」(港区)を2016年11月23日に開店させる。

ピカール青山骨董通り店 

フランス発の人気冷凍食品専門スーパー、日本に本格進出

ピカール(Picard)はフランスに本社を置く高品質冷凍食品専門のスーパーマーケットチェーン。ヨーロッパ5ヶ国に約1000店舗を展開しており、フランス人が選ぶ好きな食べ物ブランド調査で5年連続1位に選ばれているという。
日本国内では2015年からイオン幕張新都心店の高品質食品専門店「ROUGEET BLANC」とイオン・ダイエーの一部店舗でピカール製品を実験的に導入、好評を博していた。
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 ピカールの店内イメージ。

イオンサヴールは日本国内でピカールを展開するため6月1日に設立されたイオンの100%子会社。
11月23日に単独店舗日本1号店となるピカール青山骨董通り店の開設以降、12月中に中目黒、麻布十番にも路面新店舗を開設することを発表しており、今後は冷凍食品・中食産業の需要が大きい都市部を中心に本格展開していくとみられる。
また、既存のイオンショッピングセンターにおいても品川シーサイド、東雲、東久留米など首都圏の店舗を中心に「Petit Picard」ブランドで店舗展開するとしており、今後は全国展開も見込まれる。

イオン、都市部を中心に「高品質化」進める

かつて画一的な商品構成と価格訴求で客を集めたイオングループであったが、近年は都市部を中心に、フランスのハイパーマーケット「Carrefour」、フランスの百貨店・ギャラリーラファイエット傘下の高品質都市型スーパー「MONOPRIX」、英国王室御用達の百貨店系高級スーパー「Waitrose」などの自社開発商品(PB)の導入を行っているほか、新業態「イオンスタイル」への転換や、生活提案型売場への改装を進めるなど、業績不振となっている総合スーパーの業態改革に取り組んでいる。
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イオンは今後も総合スーパー改革を進める方針。
(ピカールの画像は公式サイトより)

外部リンク:美食の国フランス人気No.1ブランド 日本上陸!日本1号店「Picard青山骨董通り店」オープン
外部リンク:Picard.fr – Vente produits surgelés – recettes & conseils cuisine – produit alimentaire surgelé à domicile

サンリオ「ハローキティメン」、そごう・西武で展開へ-オムニセブンでも販売

サンリオは「そごう・西武」でメンズブランド「ハローキティメン」の新アイテムの販売を開始する。
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「ハローキティメン」を販売する西武渋谷店。

「ハローキティメン」そごう・西武で販売-一般百貨店で初

「ハローキティメン」はサンリオが立ち上げたメンズブランドプロジェクト。
コンセプトは「既成概念にとらわれず、遊び心を持った“メンズのためのハローキティ”」で、「『キティちゃんは女の子のもの』という既成概念にとらわれずに、遊び心を持ちながら、『ハローキティ』をおしゃれに着こなすことのできる、余裕とユーモアのある男性」をターゲットにするとしている。
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ハローキティメン(「オムニセブン」特設ページより)。

「ハローキティメン」では、2015年に「ルミネマン渋谷」や阪急百貨店が運営するファッションビル「阪急メンズ東京」などでコラボ商品を販売。016年1月から2月には阪急百貨店「阪急メンズ大阪」でコラボレーションカフェを実施するなどの展開を進めてきた。一般百貨店で販売されるのは、「そごう・西武」が初となる。
 今回、そごう・西武ではファッション誌「WWDジャパン」と選んだ全9ブランドとのコラボ商品を販売する。
(9ブランド:CA4LA、JAM HOME MADE、AlexanderLeeChang、RED CARD、PLASTICTOKYO、CHRISTIAN DADA、HBNS、MARCOMONDE、doublet)

まずは渋谷西武、横浜そごうで-オムニセブンでも販売

「ハローキティメン」の商品は、まず10月18日から10月31日まで西武百貨店渋谷店のA館1階エントランスにあるプロモーションスペースで販売。
続いて、11月8日から11月21日まで横浜そごうの5階紳士服洋品雑貨売場でPOP UP SHOPを展開する。
またセブンアンドアイホールディングスのECサイト「オムニセブン」内の「そごう・西武 e.デパート」でも10月11日より注文を受け付ける。

外部リンク:WWD×HELLO KITTY MEN(オムニセブン e.デパート)
外部リンク:HELLO KITTY MEN×WWD×SEIBU SOGO

【熊本地震】健軍商店街の一部商店主、マルショクを提訴へ-店舗倒壊で通行止めに

熊本地震により「マルショク・サンリブ健軍店」(熊本市東区)が倒壊したことで、商店街が通行止めになり、営業できないなどの損害を被ったとして、サンリブ健軍が核店舗となっていた「ピアクレス健軍商店街」の商店主2名がマルショク(大分市)に対し112万円の損害賠償を求めて熊本地裁に提訴した。
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サンリブ健軍。

核店舗倒壊、通行止めによる損害訴える

ピアクレス健軍商店街は熊本地震の震源地である益城町に近く、4月16日の熊本地震の本震(震度7)で商店街の核店舗である「サンリブ健軍」が倒壊。これにより商店街の一部が1ヶ月以上に亘って通行止め・立入禁止となったほか、核店舗が閉店したことで、商店街の客足は大きく減少していた。
地元紙・熊本日日新聞によると、提訴は8月16日付で、熊本地震の被害を巡る訴訟提起は初だという。
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地震の影響で商店街の一部が通行止めとなっていた。

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熊本地震では他企業の店舗も倒壊が相次いだ。
同じく熊本市東区で全壊したスーパー「ショッピング丸勢 健軍店」。
将来的に店舗再建を目指すという。

マルショク、再建目指して健軍商店街と共同で補助金申請

一方で、サンリブ健軍は商店街周辺で唯一の大型スーパーであり、健軍商店街の商店主や周辺住民によるサンリブ健軍の営業再開を望む声は非常に多い。
現在、マルショクでは健軍商店街振興組合と共同で、被災企業の復旧費用の一部を国や県が補助する「熊本県中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」に基づく「グループ補助金」を申請しており、商店街と協力するかたちでの店舗再建を目指しているという。

関連記事:サンリブくまなん、8月27日営業再開-子飼・健軍は建替へ
関連記事:マルショク、熊本地震でサンリブ3店舗解体-再開時期は未定

アクロスプラザ大分駅南、2016年10月28日開業-大分駅隣接のショッピングセンター

大分県大分市のJR大分駅・上野の森口(南口)にショッピングセンター「KCA・アクロスプラザ大分駅南」が2016年10月28日にグランドオープンする。
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KCA・アクロスプラザ大分駅南。

大分駅上野の森口の新しい顔に

「KCAアクロスプラザ大分駅南」は、肥料大手の「片倉コープアグリ」(KCA、旧・片倉チッカリン)が大分駅・上野の森口(南口)駅前広場に隣接する形で建設したショッピングセンター。建物はKCAが所有し、大和ハウスグループの「大和情報サービス」が運営する。
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立地図(片倉プレスリリースより)。

建物の規模は4階建、延べ面積は約12,400㎡、売場面積は5,757㎡。片倉の総事業費は約20億円。かつて、大分駅南口には片倉の肥料工場があった(一部敷地は鉄道高架事業などのため換地)。
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大分駅上野の森口(南口)。

大分駅
JRおおいたシティ(大分府内中央口、北口)。

核テナントはスーパーと家電量販店

出店テナントは全14店。
1階の核店舗は「フードウェイ」。フードウェイは福岡市に本社を置くチェーンスーパーで、「フードウェイ」「ハイマート」などの屋号で福岡県・佐賀県を中心に展開。フードウェイは日常食品から高級商品、輸入食品などを扱うという幅広い品揃えで人気を呼んでおり、大分市への出店は初となる。
また、2階の核店舗は「ベスト電器」。現在、ベスト電器は大分駅府内中央口から歩いてすぐのセントポルタ中央町に出店しているが、そちらの店舗は10月2日を以て閉店。上野の森口へと移転することになる。
なお、3階は駐車場となる。
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移転のため、現在のベスト電器大分店は閉店する。

この他にも、マツモトキヨシ、セリアなどが出店する。セリアは大分サティ(現・トキハインダストリー若草公園店)閉店以来大分市中心部に店舗が無かったため、約7年越しの再出店となる。 
1階エントランスには大屋根が設置され、各種イベントの開催も可能となる。
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完成予想図(片倉プレスリリースより)。

出店テナント一覧
ショップ
  • フードウェイ(核店舗、スーパーマーケット)
  • ベスト電器(核店舗、家電量販店)
  • マツモトキヨシ(ドラッグストア)
  • そうごう薬局(調剤薬局)
  • Seria(100円ショップ)
グルメ
  • はねのいろ(鶏料理、焼肉亜李蘭系列)
  • フロレスタ(ドーナツ、カフェ)
  • キューティートップス(アイスクリーム、本店は大分市高城)
  • 目利きの銀次(海鮮居食屋、モンテローザ系)
サービス
  • スタジオアリス(写真館)
  • POLA ザ・ビューティー(エステサロン)
  • 資生堂 美容室ピュア(美容院)
  • トヨタレンタリース(レンタカー事務所)
  • 石田消化器IBDクリニック(医院)
アクロスプラザ大分駅南

住所:大分県大分市東大道1丁目3番1号
営業時間:24時間
(フードウェイ…平日 9:30~22:00 : 土日祝 9:00~22:00)
駐車場:237台/24時間営業
平日:最初の30分無料、以降100円/30分
土日祝:最初の1時間300円、以降150円/30分
(全日2000円お買い上げで1時間分の無料券発行)
駐輪場:1時間無料、バイク24時間150円、自転車24時間100円

外部リンク:アクロスプラザ
関連記事:JRおおいたシティ、1年間の入館者2500万人-予想の倍
関連記事:大分市宮崎に新商業施設、2016年秋開店-核はドンキホーテ
関連記事:大分フォーラス、2017年2月閉店-建替えで全面リニューアル「大分オーパ」に

平和堂近江八幡店、2016年10月16日閉店-人気の交通パノラマ館も閉館へ

JR近江八幡駅前の総合スーパー「平和堂近江八幡店」が2016年10月16日で閉店する。
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平和堂近江八幡店。

近江八幡駅前の顔、44年の歴史に幕

平和堂近江八幡店は1972年7月に開店。5階建てで売場面積は9,947㎡。建物は平和堂が所有しており、長年に亘って近江八幡駅西口の顔として営業をおこなってきた。開店当時はボウリング場も入居していたという。
しかし、2000年には線路を挟んだ駅東口にマイカル近江八幡(現・イオン近江八幡ショッピングセンター、売場面積49,508㎡)が出店したことで競争が激化。
さらに、近江八幡市役所前にあり競合関係にあった「ダイエー近江八幡店・サルビアタウンショッピングセンター」(1987年開店、売場面積14,342㎡)が2007年に閉店すると、平和堂はダイエー跡にも「平和堂アルプラザ近江八幡」として出店。
駅前の店舗は自社競合状態となるとともに老朽化が進んでおり、近いうちの閉店を前提に2015年には売場面積の縮小が行われていた。
かつてはキャンドゥ、ファミリーファッションポピー、赤ちゃんデパート水谷、リビンズ京都、飲食店などが出店していたが、2016年現在は、2階(衣料品売場)、1階(食品売場)と、5階の一部(交通ジオラマ館、休憩所)のみが営業している。
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フロアの縮小が行われていた。

永年親しまれた「交通パノラマ館」

平和堂近江八幡店の5階には滋賀県を模したHOゲージの鉄道模型ジオラマ「交通パノラマ館」がある。これは1987年に模型メーカーの「カツミ」が製作したもので、彦根城や琵琶湖はもちろん、平和堂店舗、ミシガン船、びわ湖タワー、扇形車庫やターンテーブルなども設置されている。
近年はネットにより知名度があがり、近江八幡の古い町並みを訪れた観光客が立ち寄るなど人気を呼んでいた。
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交通パノラマ館。

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琵琶湖、そして平和堂も再現。

近くに平和堂、駅をはさんでイオンも立地-跡地は未定

平和堂近江八幡店の跡地利用や、交通パノラマ館の今後については8月時点正式に発表されていないが、マンションの建設が検討されているという。
近くに平和堂の新店舗があるうえ、近江八幡駅東口にはイオン近江八幡ショッピングセンターが営業しており、競合が激しいため再活用は難しいと考えられる一方で、自社物件であり、駅前一等地ということで小型化して建替え・再出店する可能性もある。
交通パノラマ館は観光客にも親しまれており、一部を他店に移設するなどして保存することはできないであろうか。

外部リンク:平和堂
関連記事:大津パルコ、2017年8月末閉店
関連記事:ユニー・ピアゴ豊郷店、8月21日閉店-跡地未定

クロスモール仙台荒井、2016年9月開業-みやぎ生協、ケーヨーD2、若林区初のスタバなど

2016年9月中の開業を目指して工事が進められていた仙台市若林区荒井西の複合ショッピングセンター「クロスモール仙台荒井」で、施設を構成する店舗が続々とオープンを迎えている。
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クロスモール仙台荒井。

若林区最大のショッピングセンターに

「クロスモール仙台荒井」は、オリックス不動産が開発したオープンモール型のショッピングセンター。
郊外大型店の出店規制などにより、区画が「A」「B」「C」に3分割されており、全区画を合わせた総店舗面積は約16,700㎡。混雑を避けるため、各施設は2016年9月中に徐々に開業する。
若林区最大のショッピングセンターとなるクロスモールには、食品スーパー「みやぎ生協」、家電量販店「ケーズデンキ」、ホームセンター「ケーヨーデイツー」など多様な専門店が集積し、仙台のフロンティアである荒井地区の商業を牽引する。
p10503469月1日に開業したケーズデンキ仙台荒井店。

9月1日には若林区初進出となる「ケーズデンキ仙台荒井店」が先陣を切って開業した。

みやぎ生協出店で激化するスーパー間の競争

ケーズデンキの開業後は、9月7日に「ケーヨーデイツー仙台荒井店」が、9月15日には「みやぎ生協荒井店」と「ザ・ダイソー クロスモール仙台荒井店」、「マツモトキヨシ クロスモール仙台荒井店」が相次いで開業した。
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みやぎ生協仙台荒井店。

クロスモール周辺は、「スーパービッグ六丁の目店」、「ヨークベニマル仙台六丁の目店」、「みやぎ生協六丁の目店」、「ヤマザワ荒井店」といった食品スーパーがひしめく激戦区となっている。
さらに、ヤマザワは現在の荒井店から南西に400mほどの場所に新店舗を建設中であり、完成すればクロスモールの目と鼻の先までやってくることとなる。

スターバックスコーヒー、若林区初出店

9月21日には、「TSUTAYA仙台荒井店」が、9月30日には回転寿司屋「魚べいクロスモール仙台荒井店」がそれぞれ開業する。
なお、TSUTAYAは仙台荒井店の出店に伴い、沖野店を8月31日で閉店した。p1050354
スターバックスコーヒー併設のTSUTAYA仙台荒井店。

TSUTAYA店内には「スターバックスコーヒー仙台荒井店」が10月末に出店する。スタバは若林区初出店であり、若林区民の新たな憩いの場となるであろう。

関連記事:クロスモール堺、全面改装6月24日完了-ドン・キホーテ出店
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関連記事:仙台パルコ2、7月1日開業-新館「オトナ」ターゲットに
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京急久里浜駅ビル「ウィング久里浜」、10月7日改装オープン

神奈川県横須賀市の京急久里浜駅ビル「京急ショッピングプラザ・ウィング久里浜」が全面改装され、10月7日にリフレッシュオープンした。
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京急久里浜駅ビル「ウィング久里浜」。

開業から30年を迎える久里浜駅ビル

ウィング久里浜は1987年4月に開業。6階建てで売場面積は6,200㎡。
建物は京浜急行電鉄の所有で、京急の100%子会社である京急ショッピングセンターが施設の管理・運営を行っている。
核店舗は「京急ストア久里浜店」(1,962㎡)で、2009年の改装の際には食品を強化、1階に高級スーパー「もとまちユニオン」、惣菜専門店「RF-1」(現・Green gourmet)、「横浜ポンパドウル」などのテナントを新規導入。利便性の高い地域密着の商業施設となっていた。また、屋上にはバーベキューテラスが設置されている。

今回の改装リニューアルでは、7月23日に「くまざわ書店」がリニューアルし、CD・DVDの新規取扱を開始したほか、8月にはシュークリーム専門店「ビアードパパの作りたて工房」が、9月にはインナーショップ「チュチュアンナ」などが新規開店している。
10月7日の「ユニクロ」、「Zoff」のリニューアルを以て、今回の全面改装は完了を迎える。
売場を大幅増床するユニクロ京急ウィング久里浜店。

リフレッシュオープンキャンペーンを開催

改装を記念して、ウィング久里浜では10月7日から23日まで「リフレッシュオープンキャンペーン」を開催。
京急公式キャラクター「けいきゅん」によるグリーティングや、久里浜中学校吹奏楽部による演奏会、バルーンパフォーマンスといったイベントが多数実施されるほか、京急プレミアカード会員向けの優待サービスやプレゼント企画も行われる。

関連記事:京急、リラックマとコラボ-京急久里浜駅は「リラッ久里浜駅」に
外部リンク:ウィング久里浜

ららぽーと湘南平塚、2016年10月6日開業-イトーヨーカドーなど出店

神奈川県平塚市のJR平塚駅近くに三井不動産が運営する大型ショッピングセンター「ららぽーと湘南平塚」が10月6日にグランドオープンした。
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ららぽーと湘南平塚。

イトーヨーカドー食品館など247の専門店が集結

ららぽーと湘南平塚はJR東海道線平塚駅北口から徒歩12分の日産車体湘南工場敷地の一部に開設。
コンセプトは「“ひらつかリビング~My Third Place~” 」で、三井不動産が手がける複合再開発地区「ららシティ湘南平塚」の核施設となる。
店舗面積は約60,000㎡で、247店舗のテナントが入居する。
核店舗は1階の「イトーヨーカドー食品館」。そのほか、食品専門店として「北野エース」、大型商業施設初出店となる精肉店「肉処 朝日屋」などが出店し、バラエティ豊かな食物販を展開する。imageイトーヨーカドー食品館。

また、飲食店テナントとしては秋葉原に次ぐ国内2号店となる米国発のハンバーガーチェーン「カールス・ジュニア」などが出店。また、「スターバックスコーヒー」が1階に、「タリーズコーヒー」が3階に入居し、大手カフェチェーン同士がしのぎを削る。
その他、大型テナントとしては雑貨店「東急ハンズ」、ファストファッションの「H&M」、「ZARA」、「ユニクロ」、スポーツ用品の「スーパースポーツゼビオ」、複合遊技施設「ラウンドワン」などが出店する。

「ららシティ」、商業以外に住居・病院など都市機能集約

三井不動産が手がける再開発地区「ららシティ湘南平塚」には、約18.2haの広大な敷地の中に商業(ららぽーと)、住宅、医療・福祉、工業といった多様な都市機能が集約される。
このうち住宅地区には185戸のマンション「パークホームズ LaLa湘南平塚」(2017年3月完成予定)と、166戸の一戸建て住宅「ファインコート LaLa湘南平塚」が開発される。image建設中の「パークホームズLaLa湘南平塚」。

また、医療・福祉地区には社会福祉法人恩賜財団済生会平塚病院を事業者とする新病院が建築中で、完成時にはららぽーとを中心とした一つの「コンパクトシティ」が平塚の地に築かれることとなる。
なお、以前より同地に立地していた日産車体湘南工場は、ららシティの「工業地区」として引き続き操業を続ける。

ららぽーと湘南平塚

住所:神奈川県平塚市天沼10-1
営業時間:10時~21時(レストラン街は22時まで)

外部リンク:快適なデザイン空間に“集い”“つながり”をテーマにした247店舗 「三井ショッピングパーク ららぽーと湘南平塚」10月6日(木)グランドオープン 大規模複合開発による新たな街が誕生 タウン名称を「ららシティ湘南平塚」に決定
関連記事:ららぽーと立川立飛、2015年12月10日開業
関連記事:ららぽーとエキスポシティ2015年11月19日開業 – エキスポランド跡地

新業態「ファミリーマート+miniピアゴ」誕生-1号店の菊名駅西店、10月6日開店

ユニー・ファミリーマートHDは、2016年中に首都圏に「ファミリーマート+miniピアゴ」2店舗を出店させると発表、10月6日にはJR菊名駅西口(横浜市港北区)に1号店「ファミリーマート+miniピアゴ 菊名駅西店」がオープンした。
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ファミリーマート+miniピアゴ菊名駅西店。

ユニー・ファミマHD誕生後「はじめての共同作業」

ファミリーマート+miniピアゴは、コンビニ大手の「ファミリーマート」とユニーの子会社であるミニスーパー運営会社「99イチバ」の都市型スーパー「miniピアゴ」の一体型店舗。
1号店の「ファミリーマート+miniピアゴ 菊名駅西店」はminiピアゴの単独店舗であったが、ユニー・ファミマHDの誕生によってファミリーマートとの一体化が図られることとなった。
菊名駅西店の売場面積は約150㎡。取扱い商品数はおよそ3500種類で、そのうち加工食品などの約2000種類をファミリーマートが、青果・精肉を中心とする約1000種類をminiピアゴが取扱う。 また、公共料金の支払いや銀行ATMなど、ファミリーマートでお馴染みのサービスも提供する。
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ダブルネームとなった看板。

順次miniピアゴからの転換を検討-価格は「コンビニ路線」

ユニー・ファミマHDは2016年中に首都圏に出店予定の2店舗(菊名西店含む)を実験店舗と位置づけ、2店舗の売れ行き次第で順次、既存miniピアゴをファミマとの一体型店舗へ転換していくことを検討するとしている。
一方で、商品の価格帯はこれまでいわゆる「スーパーマーケット価格」だった「miniピアゴ」とは異なり、多くの商品がファミリーマートと同様の「コンビニエンスストア価格」に設定されるなど(つまり実質的な値上げとなる)、ファミマ主導の経営統合を色濃くあらわす店舗となっており、消費者にとっては残念な結果となってしまった。

外部リンク:ユニー・ファミリーマートホールディングス初の取り組み ファミリーマートと都市型スーパー「miniピアゴ」の一体型店舗を開店! 〜グループシナジーを発揮した新たな展開を展開〜
関連記事:サークルK・サンクス、約1000店を閉店へ

バスタ新宿、ファミリーマートが出店へ-ようやく決まったコンビニ出店

新宿駅南口バスターミナル「バスタ新宿」(渋谷区)に、売店としてコンビニエンスストアの「ファミリーマート」(豊島区)が出店する。
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バスタ新宿。

ポプラ出店辞退・ようやく決まったファミマ出店

バスタ新宿は4月4日に開業した国内最大級の高速バスターミナル。
バスタ新宿はルミネによる新商業施設「ニュウマン」と直結しているものの、バスタ内にはコンビニエンスストアや売店が設けられておらず、また「ニュウマン」はハイブランドが中心となっているため、気軽に買い物できる店が限られており不便だという声が多くあがっていた。
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ファミマが出店するバスタ4階。

そこで、バスタを管理する国土交通省関東地方整備局東京国道事務所は、4階に売店(123㎡、バックヤードなど含む)を開設することを決め、売店出店者の公募を実施。8月に出店者としてコンビニエンスストアのポプラ(広島市)が選定(年間家賃約450万円)されたものの、契約内容を巡って意見の相違がありポプラが出店を辞退。9月に売店出店者の再公募を実施していた。再公募の入札には6社が参加したという。
ファミリーマートの売場面積は70㎡。正式出店時期については未定としているが、ファミリーマートは近いうちに小規模の仮設店舗(29㎡)を設置する予定としている。
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出店場所は現在コインロッカーがある附近。
(東京国道事務所発表資料より)

バスタ新宿、トイレ増設工事も

また、バスタ新宿では女子トイレの混雑が深刻なことから、トイレの増設工事が行われる。
女子トイレは現在8人分しかないが、来春までに21人分に増設されることになっている。

外部リンク:国土交通省東京国道事務所 バスタ新宿の利便性向上に向けた取組みについて(国土交通省関東地方整備局東京国道事務所)
外部リンク:購買施設を設置するための手続き(再公募)を開始しました(国土交通省関東地方整備局東京国道事務所)
外部リンク:入札占有計画の認定について(国土交通省関東地方整備局東京国道事務所)
外部リンク:バスタ新宿
関連記事:バスタ新宿、4階にコンビニエンスストア「ポプラ」出店へ
関連記事:JR東日本、新宿駅に「Suicaペンギン像」を設置
関連記事:京王新宿高速BT、5月8日閉鎖-バスタ開業で
関連記事:新宿駅「バスタ新宿」4月4日開業-19のバス停を集約
関連記事:新宿駅「ミライナタワー」「ニュウマン」3月25日開業