JR国分寺駅ビルの「セレオ国分寺」が11月25日にリニューアルオープンする。
セレオ国分寺。
リニューアル中の国分寺駅ビル、エントランスも刷新
セレオ国分寺は、中央本線東京寄りの駅ビル運営を行っているJR東京西駅ビル開発が運営。核店舗として国分寺マルイが出店。建物は地下1階、地上9階建てで、駅内と合わせた店舗面積は39,100㎡、セレオ国分寺ビルの売場面積は29,874㎡、そのうち丸井は23,700㎡。
セレオ国分寺では、国分寺駅北口の再開発に合わせ大規模な段階的リニューアルを実施しており、4月21日の第1期リニューアルでは3階から6階の一部で新規店舗の出店などが行われていた。
今回の第2期リニューアルではメインフロアである1階・2階に新テナントが導入されたほか、国分寺駅自由通路の改装にともなうエントランスイメージの刷新などが行われた。
改装された国分寺駅自由通路とセレオのエントランス。
国分寺初の成城石井など16店が出店-今後も改装継続
1階には国分寺市初出店となる高級スーパー「成城石井」やベーカリー・カフェ「アンデルセン」など6店舗が出店。また、エスカレーター脇にイベントスペース「ぶんじマーケット」が新設され、年末年始の売り出しなど歳時記に合わせた販売催事・イベントを行う。
1階にはイベントスペース「ぶんじマーケット」が設けられる。
(画像はセレオ国分寺公式サイトより)
2階にはルミネ立川内に次ぐ2店舗目となる豆腐ロールケーキ専門店「はらロール+カフェ」や、インテリア雑貨の「unico loom」など10店舗が出店する。
なお、今後の国分寺駅北口再開発に合わせ、上層階のリニューアルも順次行う。
北口再開発は三越伊勢丹が運営、競争激化も
2016年11月現在、国分寺駅北口では住友不動産の分譲マンション「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」の建設工事が2018年中の完成を目指して進められている。
シティタワーは地上36階建・総戸数300の「ウエスト棟」と、地上35階建・総戸数284の「イースト棟」で構成され、完成すればまさに国分寺を象徴する「ツインタワー」となるとともに、駅周辺人口の大幅な増加が見込まれる。
さらに、ウエスト棟の1階〜4階には三越伊勢丹グループが運営を受託することが決まっており、「クイーンズ伊勢丹」などの出店が予定されている。
今回のセレオ国分寺リニューアルは、こうした競争の激化を見越したものであると考えられる。2018年中の完成を目指す「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」。
低層階には三越伊勢丹グループの商業施設が出店予定。
(画像は住友不動産公式サイトより)
中央線沿線屈指の「飲み屋街」としても名高い国分寺駅北口だが、大規模再開発によるツインタワーの完成や三越伊勢丹グループの出店などで、そのイメージを大きく変えることとなりそうだ。
国分寺駅北口の歓楽街。
外部リンク:セレオ国分寺
ニュースリリース:11月25日(金)午前10時 JR国分寺駅ビル「セレオ国分寺」いよいよ、第2期リニューアルオープン!!(セレオ公式サイト)
ニュースリリース:JR中央線直結 大規模複合再開発ツインタワー シティタワー国分寺 ザ・ツイン 第1期 即日完売で順調にスタート(住友不動産公式サイト)
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