奈良県上牧町の県道14号線沿い・アネックス西大和の向かい隣りに、トライアルHDのディスカウント総合スーパー「メガセンタートライアル西大和店」が2026年2月11日朝8時に開店する。
レインボープラザ西大和の跡地、トライアル出店
メガセンタートライアル西大和店が出店するのは、複合施設「アネックス西大和」の隣。
この場所には、もともと大型ショッピングセンター「レインボープラザ西大和」(レインボー西大和)があった。
レインボー西大和は、1986年11月に「ダイエー西大和店」を核店舗とするショッピングセンターとして開業。
2022年5月のダイエー閉店後には「近商ストア西大和店」が同年9月に開店した。
しかし、同店が2014年8月に閉店すると空き店舗が目立つようになり、末期はダイソーのみ営業を続け、2022年12月に事実上閉店。建物は解体された。

一般的なスーパーセンタートライアルの店舗。(イメージ)
近隣約1キロメートル圏内には「MEGAドン・キホーテUNY西大和店」を核とするユニー系のショッピングセンター「ラスパ西大和」や大黒天物産の「ディオ上牧店」、ディスカウントドラッグ「ドラッグコスモス上牧店」も立地しており、ディスカウントストア銀座ともいえる状況になる。
大型店「メガセンター」業態、建物は新築
「メガセンタートライアル西大和店」はレインボープラザ西大和の建物を解体後にその跡地に新築されたもので、建物は平屋で店舗面積は6,498㎡、営業時間は24時間。
奈良県初のトライアル大型店「メガセンター」業態で、食品に加えて生活雑貨、衣料、寝具、小型家具、家電などを販売するディスカウント総合スーパー業態となる。
メガセンタートライアル西大和店
奈良県北葛城郡上牧町服部台五丁目3番1号
24時間営業
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ポプラ福屋広島駅前店、2026年4月中旬開店-広島発コンビニ弁当「ポプ弁」特化型新業態1号店、百貨店デパ地下に
広島県広島市南区の複合商業施設「エールエールA館」にある地場老舗百貨店「福屋広島駅前店」地下1階に、西日本地盤の中堅コンビニが展開する新業態「(仮称)ポプラ福屋広島駅前店」が2026年4月中旬に開店する。

ポプラデリのイメージ。
広島生まれのコンビニ「ポプラ」
ポプラは1974年12月に広島県広島市中区に1号店「ポプラ流川店」を開店、1976年4月に法人化した。1990年代からは高島屋系都市型高級コンビニ「生活彩家」や三井物産系コンビニ「くらしハウス」を傘下に収め全国展開を図ったが、2014年12月には競争激化を背景に大手コンビニ「ローソン」と資本業務提携(2025年10月資本提携解消)を締結し、直営店の半数超をダブルブランド「ローソンポプラ」に移行、閉鎖商圏(オフィス・ホテル・学校・病院など)向け店舗に経営資源の集中を進めている。
2026年2月5日現在の直営店は139店舗(ポプラ・生活彩家など)、ポプラリテール運営のローソンポプラ店舗は130店舗。
広島の老舗百貨店に「ポプラ」新業態
ポプラ福屋広島駅前店では中食特化型新業態「ポプラデリ」として、同社の代名詞である炊きたて弁当「ポプ弁」(北広島町産コシヒカリ採用)や管理栄養士監修の店頭量り売り惣菜を販売。
地元企業コラボおむすび「広島づくし」や広島名物がんす使用「うまいでがんすむすび」を取扱うなど「広島ブランドの魅力を発信する商品」を展開予定であるとしている。
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TBS、旧ソニープラザ運営会社「スタイリングライフHD」を2026年3月27日完全子会社化-2023年9月には大丸松坂屋系が経営撤退、TBS傘下で事業再拡大めざす
在京民放キー局を傘下とする認定放送持株会社「TBSホールディングス」(本社:東京都港区)は、連結子会社「スタイリングライフ・ホールディングス」(本社:東京都新宿区)を株式追加取得により完全子会社化する方針を2025年2月5日に取締役会決議した。

PLAZA心斎橋パルコ店(プラザスタイルカンパニー)。
TBSHDは同取締役会決議に基づき、スタイリングライフHDを2026年3月27日を目処に完全子会社化する。
2006年にソニーから独立した大手生活雑貨グループ
スタイリングライフHDは、2006年5月17日にエンターテイメント・テクノロジー複合企業「ソニー」の非中核企業(リテール事業群6社)を引継ぐかたちで設立。
スタイリングライフHD設立当初は日興コーディアル系MBO支援会社「日興プリンシパル・インベストメンツ」完全子会社「アジアリテールHD」が株式の51%、ソニーが株式の49%を出資する経営体制であったが、2006年12月にソニーが株式の26%を「三井物産」「東急電鉄」「千趣会」に売却したことで、ソニーグループ色を薄めることとなった。また、同社は三井物産とのノウハウの融合と相互補完、東急電鉄との沿線リテール関連事業強化、千趣会との顧客基盤を活かしたマーケティング支援といった取組みを進めることで、事業拡大をめざしていた。
2008年にTBSが資本参加、大丸松坂屋との連携は不振に
スタイリングライフHDは、2007年3月に同社主力事業となる輸入雑貨店「ソニープラザ」の屋号を「プラザ」に変更することで、実店舗におけるソニー色を一掃。2008年7月に東京放送HD(現TBSHD)が日興系から株式の51%を取得、2011年3月に大丸松坂屋百貨店親会社「Jフロントリテイリング」がソニー由来の株式48.5%を取得したことで、TBSHDが株式の51%、Jフロントが株式の48.5%を出資する経営体制となった。
PLAZA羽田空港第1ターミナル店(プラザスタイルカンパニー)。
スタイリングライフHDは、TBSとJフロントによる共同経営体制下で、Jフロント系百貨店「大丸」「松坂屋」や都市型商業不動産ディベロッパー「パルコ」との連携強化をめざしたが、2020年代初頭の感染症拡大や業界の構造変化もあり、相乗効果を発揮できず不振に終わった。

HONEY ROA心斎橋パルコ店(BCLカンパニー)。
2023年9月にはJフロントが日本政策投資銀行系ファンド「SLHパートナーズ投資事業有限責任組合」に株式の半数を売却、残る半分をスタイリングライフHDが自己株式取得したことで、2026年2月現在に至るまでTBSが株式の69.9%、日本政策投資銀行系が株式の30.1%を保有する体制となっている。
TBS主導でIP(知的財産)ビジネス強化
TBSHDは2021年5月公表の「TBS グループ VISION2030」において「コンテンツ価値の最大化を目指すEDGE戦略」を掲げ、「デジタル分野」「海外市場」「エクスペリエンス(ライブ&ライフスタイルなどを体験するリアル事業)」の3分野をコンテンツ拡張の最重点領域とし拡張戦略を進めている。同社はスタイリングライフHDを「ライフスタイル事業の中核」と位置付け、コンテンツIPのマーチャンダイズ戦略の強化やリテールメディア戦略を推進、エクスペリエンス(ライフスタイル)領域の事業拡大を図るとしている。
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レイリア春日原、2026年2月27日一部先行開業-西鉄新商業施設ブランド「RAIRIA」3施設目、西鉄ストアは「レガネット春日原」として約20年ぶり復活
福岡県春日市の西鉄天神大牟田線春日原駅に駅直結商業施設「レイリア春日原」が2026年2月27日に一部先行開業、2026年6月に全面開業する。
春日原駅直結の西鉄ストア、20年ぶり復活
レイリア春日原の事実上の前身となる西鉄系総合スーパー「にしてつストア春日原店」は1971年12月に「西鉄ストア春日原店」として開店。建物は地上2階建で店舗面積は1,176㎡。
西鉄ストア春日原店は、駅利用者をはじめとする地域住民の衣食住需要を満たす生活利便店として営業を続けたが、2003年に福岡県と福岡市が主体となり事業開始した「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業」にともない閉店。約20年間更地状態となっていた。
駅高架化にあわせて新商業施設「RAIRIA」に
レイリア春日原の建物は2022年8月の春日原駅高架化にあわせて整備を進めてきたもので、地上2階建で賃貸面積は4,444㎡、延床面積は6,824㎡。西鉄の商業施設共通ブランド「レイリア(RAIRIA)」としては2019年4月開業の旧大橋西鉄名店街「レイリア大橋」、2024年9月開業の旧レガネット久留米「レイリア久留米」に次ぎ3施設目となる。

レイリア春日原南側出入口。
レイリア春日原では開発コンセプトに「My Cozy Oasis~くらしに欠かせない利便とともに、うるおいある日々を楽しむ、ここちよい街のオアシス~」を掲げ、鉄道とバスの交通結節点に「駅ナカ機能」を付加。

レイリア春日原1階外コンコース。
1階には西鉄ストア系大型食品スーパー「にしてつストアレガネット春日原」とファストフード「マクドナルド」の2店舗を、2階にはマツキヨココカラ系ドラッグストア「ココカラファイン」や100円ショップ「Watts」、コンビニ「ファミリーマート」、青果店複合バー「お酒の美術館」といった4店舗を展開する。

レイリア春日原共用通路。
レイリア春日原は2026年6月に全面開業する方針を示しており、クリニック系施設を含め12店舗が出揃う予定だ。
レイリア春日原
住所:福岡県春日市春日原北町三丁目90他
営業時間:未定(西鉄ストアレガネット春日原)
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ハンズ名古屋店、2027年1月11日閉店-三重交通系FC「旧東急ハンズ」東海地方旗艦店、JR名古屋高島屋との契約期間満了で
愛知県名古屋市中村区名駅のJR東海/高島屋系都市型複合百貨店「JR名古屋高島屋(ジェイアール名古屋タカシマヤ)」内にある三重交通/ベイシア系大型雑貨店「ハンズ名古屋店」が2027年1月11日をもって閉店する。

JR名古屋高島屋。
旧東急ハンズの東海地方における旗艦店だった
ハンズ名古屋店は、1986年2月設立の三重交通系新規事業会社「三交クリエイティブ・ライフ」による東急不動産系大型雑貨店FC店舗「東急ハンズ名古屋店」として2000年3月に開店。2022年3月にベイシア系大手ホームセンター「カインズ」が東急ハンズを買収したことで現名称に変更した。

東急ハンズ名古屋店。
ハンズ名古屋店の営業フロアは5~11階で店舗面積は約7,432㎡。
ハンズ名古屋店は1986年11月開店のANNEX店に次ぐ東海地方2号店であり、渋谷店や新宿店に匹敵する規模を誇る多層型の旗艦店級店舗でもあった。また、ハンズ各店舗が祖業の都市型ホームセンターから大型雑貨店に転換を図る過程で取扱縮小を進めたDIY用品や手芸クラフト用品に関しても、フルラインで取扱継続を図ることで、都市部のDIYユーザーや旧来からのハンズユーザーより根強い支持を得ていた。

東急ハンズ名古屋店 HANDS GATE SHOP。
ハンズ直営店同様、三交FC店も脱大型雑貨店にシフト
ハンズ名古屋店運営会社「三交クリエイティブ・ライフ」は、2015年4月に三重交通/イオン系複合商業施設「イオンモール桑名(三交ANQ専門店街/旧マイカル桑名)」に三重県1号店「東急ハンズ桑名店(現ハンズ桑名店)」を開店、2018年9月に三菱商事/イオン系複合商業施設「mozoワンダーシティ」に愛知県内3号店「東急ハンズ名古屋モゾワンダーシティ店(現ハンズ名古屋モゾワンダーシティ店)」を開店、2021年10月に東海地方1号店のANNEX店を閉店し2022年11月に「ハンズ名古屋松坂屋店」を開店するなど、ハンズ本体と同様にワンフロア型店舗へのシフトを進めていた。
JR名古屋高島屋との契約期間満了で
ハンズ名古屋店の閉店はJR名古屋高島屋(運営会社:ジェイアール東海高島屋)との契約期間満了にともなうもの。
JR名古屋高島屋は2017年4月の新館「ゲートタワーモール」開業にあわせて既存館より専門店を順次移転、2019年5月には高島屋開業当初からの主力専門店「三省堂書店名古屋高島屋店」をゲートタワーモールの名古屋本店に全面移転するなど、東海地方随一の売上を誇る百貨店フロアと館の役割明確化を図っていた。
JR名古屋高島屋は2026年2月4日現時点においてハンズ跡の活用方法を明らかにしていないが、2月28日閉店予定の名鉄百貨店の受け皿としての役割も期待される。
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佐世保玉屋本館、2026年2月2日新装開業-正面玄関風除室活かした仮・仮店舗「サンドイッチ専門百貨店」に
長崎県佐世保市栄町の地場老舗百貨店「佐世保玉屋」本館が、万津町の関連会社「玉屋商事」社屋への仮店舗開業まで、自社直営サンドイッチ専門店「ラビアンローズ」に特化した「仮・仮店舗」として2026年2月2日に新装開業した。
2026年1月31日に百貨店営業終えたばかりの佐世保玉屋
佐世保玉屋は1894年に佐賀県小城市牛津町を発祥とする卸問屋「⽥中丸善蔵商店佐世保出張所」として開業。1905年に「田中丸呉服店佐世保支店」に改称、1918年10月に現法人「田中丸呉服店」を設立した。
田中丸呉服店は1920年10月に現在地(佐世保市栄町)に鉄筋造地上4階建の建物を新築したことで、グループ初となる百貨店業態に転換。1941年の分社化を機に現屋号となり、1965年4月に鉄筋造地上9階建の現店舗(全館店舗面積13,363㎡)を増改築により開業した。

佐世保玉屋本館営業終了当日2026年1月31日の三ヶ町商店街。
佐世保玉屋は最盛期には三ヶ町/四ヶ町商店街とともに直線距離日本一のアーケード商店街「さるくシティ403(よんまるさん/四ヶ町+田中丸+三ヶ町)」を形成、商店街一帯に路面店を展開するなど、佐世保市中心部を代表する老舗として確固たる地位を築いた。一方、2010年代に入ると建替再開発計画の相次ぐ延期や耐震診断問題にともなう百貨店事業縮小、関連事業撤退が加速。2024年9月に本館1階への売場集約と生鮮食品売場(ジョイフルサン)廃止、2025年6月18日に「栄・湊地区市街地再開発準備組合」解散と閉店撤回を発表したのち、2026年1月31日をもって現在地での百貨店事業106年の歴史に幕をおろすこととなった。

佐世保玉屋本館営業終了を記念した「閉店セレモニー」。
翌々日2月2日に再びシャッターが開かれることとなる。
百貨店閉店翌々日、2月2日再び開かれたシャッター
佐世保玉屋本館の新装開業は、2026年3月を目処に佐世保朝市/させぼ五番街付近の万津町にある関連会社事務所「玉屋商事」社屋を活用するかたちで移転新装開業する予定の仮店舗の「仮・仮店舗」となるもので、売場面積は5~10㎡程度。
佐世保玉屋の百貨店営業最終日時点において、田中丸弘子代表取締役社長が「こちらの玄関で玉屋のサンドイッチ、のの字のケーキも販売を続けてまいります」とコメントしていた通り、正面玄関風除室を活用するかたちで、自社直営サンドイッチ専門店「ラビアンローズ(ラヴィアンローズ)」を催事形式で展開。読売テレビ系地域情報番組「秘密のケンミンSHOW極」同店特集シーンの放映や休憩所を併設するなど、百貨店営業末期と変わらないスタイルの店舗となった。
タマヤサンドはこの先生きのこれるのか?
ラビアンローズのサンドイッチは1970年代に佐世保玉屋子会社「栄食品」が製造販売を開始。在京/在阪系メディアで取扱われる機会も増加するなど、佐世保を代表する御当地グルメとして知名度を急速に高めた。2010年代には福岡県福岡市中央区浄水通に「佐世保玉屋ローズエッセンスタマヤ浄水店/タマヤサンドのお店ラヴィアンローズ」を長崎県外初となる支店を開店、福岡県北九州市小倉北区の都市型複合商業施設「リバーウォーク北九州」内ゼンリン系博物館「ゼンリンミュージアム(旧ゼンリン地図の資料館)」に商品供給を行うなど取扱店舗を拡大。
都商研による関係者への取材によると、旧玉屋グループ系各社との連携再強化に加え、ローズエッセンスタマヤ浄水店を拠点に旧高島屋ハイランドグループ幹事系百貨店「高島屋横浜店」や玉屋グループと縁の深い「福岡空港国内線ターミナル」での催事に取組むなど、サンドイッチ事業の強化で生き残りを図っていた。
一方、2025年8月には同時期の再開発計画見直しや従業員削減の影響で浄水店を完全閉店しており、2026年1月時点では佐世保玉屋内1店舗体制となっていた。

再びシャッターを開いた佐世保玉屋。
サンドイッチを求める客は多く、ロールは売り切れとなった。
佐世保玉屋は2026年3月を目処に万津町仮店舗への移転方針を発表しているが、玉屋商事社屋では既出の通り新装開業に向けた動きが表面化しておらず、サンドイッチ製造拠点の移設など時間を要するとみられる。そのため、当面は佐世保玉屋本館正面玄関の風除室でのサンドイッチ専門百貨店としての営業が続くとみられる。。

明るい正面玄関の佐世保玉屋。
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ジェットスター・ジャパン、2027年夏に新ブランド移行-豪カンタスグループ撤退、JAL系の新LCCに刷新で「銀+橙の機体」見納めに
オーストラリアの大手航空会社「カンタス航空」は、日本航空(JAL)などとの合弁で運航している日本最大級のLCC航空会社「ジェットスター・ジャパン」の株式を2027年6月をめどに全て売却し、同社の経営から撤退。これにより、ジェットスター・ジャパンはブランド名を変更する。
日本最大級のLCCとして親しまれたジェットスター
ジェットスター航空はオーストラリアに本社を置くカンタス航空のグループ企業であるLCC。
ジェットスター・ジャパンは2011年に設立、カンタス航空、日本航空、三菱商事、そして2012年に東京センチュリーリースが資本参加した。

銀色の塗装が特徴だったジェットスター。
重量を軽くするために塗装を減らした銀色のボディが特徴で、ジェットスター・ジャパンは日本国内とアジア各国路線を運航、地方空港にも広く就航していた。
同社のキャラクターであるレッサーパンダ「ジェッ太くん」をはじめとして様々なグッズも販売、人気を集めていたほか、2022年には大手免税店(元家電量販店)の「ラオックス」との提携も開始していた。
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ジェットスター限定グッズ。
また、日本国内では豪州の「ジェットスター」本体がオーストラリア方面への便を、シンガポールの「ジェットスター・アジア航空」(消滅・後述)がアジア各地への便を運航しており、銀色+橙色の機体は日本各地で見ることができた。

手前は2022年以降の新塗装。
カンタス、豪州事業に集中-JAL系LCCにブランド刷新
カンタス航空グループは経営資源をオーストラリア事業に集中するため、ジェットスター・ジャパンの全株式売却を発表。今後は日本政策投資銀行が新たな株主として経営に参画する。
これにより、ジェットスターは筆頭株主であるJAL傘下の新LCCとしてブランド刷新する計画で、2026年10月に新ブランドを発表、2027年6月には株式の譲渡手続きと新ブランドへの移行を完了させる予定だとしている。
永年親しまれた「銀+橙の機体」成田・関空のみに
同じカンタス航空グループでは、シンガポールに拠点を置き日本にも就航していた「ジェットスター・アジア航空」が2020年7月に株式売却・消滅している。(同社のブランド名はパシフィック航空に変更)
永年日本で親しまれた銀色のボディであったが、今後、日本でジェットスター塗装の機体を見ることができるのは、ジェットスター本体が就航する成田空港・関西空港のみとなりそうだ。
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ヨドバシカメラサンシャインサカエ店、2026年2月3日開店ー松坂屋から移転、面積は2割程度に縮小
愛知県名古屋市中区錦にある複合商業施設「サンシャインサカエ」に、大手家電量販店「ヨドバシカメラサンシャインサカエ店」が2026年2月3日朝9時半に開店する。

ヨドバシカメラサンシャインサカエ店。
サカエのシンボル、ヨドバシが買収していた
サンシャインサカエは老舗映画館ビル「名古屋東映会館」跡地に2005年2月に開業。建物は地上6階・地下2階+観覧車。
パチンコホール運営・パチスロメーカーである京楽産業.グループが手掛けたもので、大型観覧車「スカイボート」をシンボルとしているほか、京楽グループが運営に関わっていたSKE48の本拠地としても知られる。

サンシャインサカエ。
館内にはSKE48劇場(SKE48シアター)、ダイコクドラッグ(一旦閉店→2023年再出店)、マクドナルド、医療モール(レストラン街部分も転用)などが出店する一方、かつて大型テナントであったTSUTAYAは2020年10月に、京楽のパチンコホールであり、同社の旗艦店でもあったサンシャインKYORAKU栄は2025年2月に閉店。大型空きフロアが生まれていた。

SKE48劇場。
そうしたなか、2025年にはカメラ・家電量販店などを運営する「ヨドバシHD」(東京都新宿区)がサンシャインサカエの建物を取得していた。
松坂屋店の2割程度に縮小も家電などフルラインナップ
「ヨドバシカメラサンシャインサカエ店」は2026年2月3日に開店。2月1日に閉店した「ヨドバシカメラマルチメディア名古屋松坂屋店」からの事実上の移転となる。
ヨドバシカメラサンシャインサカエ店の店舗面積は1,433㎡。旧松坂屋店の2割弱程度の広さで、大幅に面積縮小することとなった。
なお、松坂屋店とは異なり、小型店ゆえか店名に「マルチメディア」は付かない。

ヨドバシカメラサンシャインサカエ店のフロア構成。
ヨドバシカメラの売場は地階・1階・3階。地階で地下鉄・地下街と直結する。
地階はスマートフォンとイヤホンなどの関連商品、1階はカメラ、パソコン、一般家電、3階はゲームや模型、玩具の売場で、面積は大幅に狭くなるもののフルラインナップの売場となった。
また、面積が狭くなったぶんヨドバシドットコムとの連携やコンシェルジェサービスを強化するとしている。

開店準備をすすめるヨドバシカメラサンシャインサカエ店。3階(玩具などの売場)は特に面積が狭い。
このほか、3階までのテナントのうち「SKE48劇場」「ダイコクドラッグ」「マクドナルド」、そして観覧車「スカイボート」は営業を継続。高層階の医療モールなども入居を続ける。
ヨドバシカメラの出店により、劇場開演前に館内でサイリウムなどを購入することも可能となりそうだ。
松坂屋南館、パルコとシナジーめざし2027年新装へ
なお、ヨドバシカメラが撤退した松坂屋名古屋店南館は2026年2月より「百貨店×パルコのシナジーの発揮」を目的とした工事を開始する。

松坂屋名古屋店南館。
パルコは大丸松坂屋グループとなっており、グループ企業のパルコが南館地上1階~6階及び地下2階(合計7フロアの大部分)約19,000㎡を「ファッション・エンタメ・カルチャーをはじめとする感度の高いストア・ゾーン」として刷新。「松坂屋名古屋店と名古屋PARCOをつなぐ「ブリッジ」として多様な世代が交わる施設」として、2027年春にリニューアルする予定としている。

ヨドバシカメラ サンシャインサカエ店
愛知県名古屋市中区錦3丁目24-4
営業時間:9:30 ~ 22:00

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イトーヨーカドー小岩店、2026年9月6日閉店-JR小岩駅前再開発で、旧店から63年の歴史に幕
東京都江戸川区のJR小岩駅北口にある総合スーパー「イトーヨーカドー小岩店」が、2026年9月6日に閉店する。
旧店は63年前開業、現店で46年営業する老舗だった
イトーヨーカドー小岩店は1963年に開業。現店舗は1980年4月に開業した。
売場は地階から6階までで、店舗面積は8,890㎡。建物の背は高いものの、敷地面積が狭い店舗だった。

イトーヨーカドー小岩店。
テナントとしてイオン傘下の紳士服店「タカキュー」、セブンアイ系ファミリーレストラン「ファミール」、そのほかネイルサロンや婦人服店などが出店していた。
なお、ファミール跡は現在「サイゼリヤ」となっている。
JR小岩駅前の再開発で閉店へ-タワマンなど建設中
イトーヨーカドー小岩店の閉店は小岩駅北口再開発のため。
「JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業」としてすでに一部が着工されており、高さ約114メートル・地下1階地上30階のタワーマンションを核とした複合ビルが建設されるほか、ヨーカドー跡周辺に駅前広場の整備もおこなわれる予定となっている。

小岩駅前再開発イメージ。(江戸川区ウェブサイトより)
再開発の全面完成は2030年度を見込んでいる。
新たな再開発ビルには商業床も設けられるが、イトーヨーカドーとして再出店をおこなうかなどについては現時点では発表されていない。
JR小岩駅前では、北口のほかに南口でも大型再開発が進んでおり、わずか数年で駅周辺は大きく姿を変えることとなる。
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三省堂書店神保町本店小川町仮店舗、2026年1月31日閉店-3月に新本店「三省堂書店神田神保町本店」開業へ
東京都千代田区の都営新宿線小川町駅近くにある大手書店「三省堂書店神保町本店小川町仮店舗」が2026年1月31日に閉店。3月にはもともと本店があった神田神保町1丁目1番地に再び戻り「三省堂書店神田神保町本店」として営業を再開する。
神保町のシンボル的書店、再開発で小川町に移転していた
三省堂書店は1881年に創業。以前の本店の建物は創業100年記念として1981年3月に完成した自社ビルで、店舗面積は3,588㎡。
三省堂書店は本社オフィスや複数の関連ビルを神田神保町に置いており、同社は書店街のシンボル的存在でもあったが、再開発のため2022年5月に閉店していた。

建て替え前の三省堂書店本店と古書街(右)、スポーツ用品・楽器街(左)。
奥のドンキの建物には現在まねきねこが出店。
「三省堂書店神保町本店小川町仮店舗」は、本店建物建て替え中の約4年間限定の店舗として2022年6月に開業。この建物はもともとヴィクトリアゴルフだった。

三省堂書店神保町本店小川町仮店舗。
仮店舗といえども店舗は6階から地階までの7フロアの大型店として営業しており、以前と同様に様々なイベントなども開催された。
神保町の本店再開発、3月に完成へ
新たな「三省堂書店神田神保町本店」は2026年3月19日に開業する予定。

三省堂書店神田神保町本店。(ニュースリリースより)
三省堂書店神田神保町本店のコンセプトは「歩けば、世界が広がる書店。」。
建物は地上13階建て、書店は1階から3階。2階には「神保町いちのいち」と文具雑貨、3階にはカフェが出店する。
このほか4階はテナント「THEジャンプショップ」、5階以上はオフィスとなる予定だ。
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