山口県周南市のJR岩徳線勝間駅近くにある地場大手系食品スーパー「ミコーショッピングプラザ熊毛店/生鮮食品館ミコー熊毛店」跡地に、リテールパートナーズ系中核事業会社「丸久」(本社:山口県防府市)が展開する食品スーパー「マルキュウ熊毛店」が2025年10月30日に開店する。
2025年1月閉店のミコー跡地に丸久の食品スーパー
生鮮食品館ミコー熊毛店は1986年11月に(当時)徳山市城ケ丘に本社を置く地場大手食品スーパー「ミコー(後の新光/岩国本社の同業とは異なる)」運営店舗として(当時)熊毛郡熊毛町に開店。同社は最盛期、徳山市や隣接市町村に多店舗展開を行っていたが、2023年12月に島田店を閉店したため熊毛店1店舗を残すのみとなったが、2025年1月15日をもって閉店していた。
ミコー熊毛店跡地は閉店後解体、丸久により新店舗建設が進められていた。

マルキュウ熊毛店(同社公式より)。
ミコー時代の地元鮮魚店引続いだ新店舗に
マルキュウ熊毛店では青果では地元農協「JA山口県周南統括本部」との連携による産地直送野菜やカット野菜・少量パック商品を展開。
精肉では国産肉/銘柄肉「宮崎県産牛(交雑種)」「山口県産鹿野高原おこめ豚」「山口県産長州どり」を幅広い量目で取扱ううえ、安定した商品供給と品揃えを実現可能な「プロセスセンター供給店舗」としての役割を担う。
また、惣菜では塩麹・味噌使用惣菜コーナー「発酵DELICA」や長州どり使用焼鳥、広島お好み焼き、ハンバーガーといった店内製造商品、自社センター調理商品を展開する。
このほか、水産ではミコー時代から引続き地元鮮魚店「西雅/おさかなやさん(さいび)」がテナント入店する。
マルキュウ熊毛店
住所:山口県周南市呼坂1106-1
営業時間:午前9時~午後9時
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コープさっぽろひがしかぐら店、2025年10月29日開店-道内大手農協系「ホクレンショップ東神楽店」跡、9月21日の閉店から1ヶ月で引継ぎ刷新
北海道上川郡東神楽町の東神楽町役場付近に、道内大手生協系食品スーパー「コープさっぽろひがしかぐら店」が2025年10月29日午前9時に開店する。
東神楽町中心部唯一のスーパー跡、わずか1ヶ月で復活
コープさっぽろひがしかぐら店は2025年9月21日閉店の道内大手農協系食品スーパー「ホクレンショップ東神楽店」の後継として開店するもので、売場面積/延床面積は220坪。同生協としては道内111店舗体制、旭川地区12店舗体制となる。
青果では地元野菜や簡便商材、食肉ではアレルギー配慮商品や特大パック商品、水産ではCOOP商品をコーナー化。デリカでは定番弁当「魚屋の脂ののった焼き鮭!弁当」「かつ丼」といった定番弁当や曜日サービス、バラ売り販売を展開。地域密着の取組みとして東神楽産の米や地元特産品「ゆめぴりか甘酒」「祝い黒豆」、東神楽近郊の蔵元「三千櫻酒造」「男山酒造」による酒を販売するなど「地域の魅力と味わいを伝える売場づくり」を打ち出す。

コープさっぽろひがしかぐら店。
組合員多い東神楽町でさらなる地域密着に向けた取組みも
コープさっぽろひがしかぐら店が開店する東神楽町は従来、同生協直営店が存在しなかったもの、組合員や宅配システム(トドック)の組織率が高く、今後は地域の学校行事や季節のイベントと連携しながら「地域に寄り添うお店づくり」を進めるとしている。また、同店開店当日午前8時45分より記念イベント「オープニングセレモニー」を開催する。
コープさっぽろひがしかぐら店
住所:北海道上川郡東神楽町北1条西1丁目2−1
営業時間:午前9時~午後8時
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麻布台ヒルズ、2025年10月29日全街区開業-森ビルが手掛けた「日本一高いビル」、6400億円投じた再開発ようやく完成
東京都港区の東京メトロ神谷町駅から六本木一丁目駅周辺の大規模再開発「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」の中核となる「麻布台ヒルズ」が、2025年10月29日に全街区完成する。
これにより、同地の再開発事業は完了する。

麻布台ヒルズ。(B棟完成前)
旧・郵政省本庁舎などの跡地に生まれたヒルズ
もともと麻布台ヒルズの場所にあった日本郵政グループ飯倉ビルは1930年に逓信省貯金局として竣工。1943年に運輸逓信省逓信院本庁舎に、省庁再編で1946年に逓信省本庁舎に、そして1949年に郵政省本庁舎となった。また、1945年には東京大空襲で焼失した麻布郵便局も入居、郵政省本庁舎としては1969年まで使われた。
この地はもともと山形・米沢藩上杉家の中屋敷(のち逓信省庁舎用地)であり、その裏手にはかつて下級武士の組屋敷が並んでいた住宅街・我善坊谷があった。

再開発前のようす・旧・郵政省本庁舎。
この地域では1989年に「街づくり協議会」が設立されて再開発事業が始動したものの、バブル崩壊後の景気の後退により計画は進まなかった。
しかし、景気の底上げとともに本格的に検討されるようになり、2018年3月に日本郵政と森ビルにより虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発組合が設立。都市再生特別地区、国家戦略特区にも指定され、2019年春に再開発工事が本格着工、麻布郵便局と我善坊谷は解体された。
2023年11月より順次開業していた「日本一高いビル」
「麻布台ヒルズ」の開発コンセプトは「Modern Urban Village」(モダン・アーバン・ヴィレッジ)、総事業費は約6,400億円。
開発エリアは高さ日本一となる地上64階+塔屋2階・地下5階建て・330mの超高層オフィス・レジデンス棟「麻布台ヒルズ森JPタワー」を中核に、主に住宅となる2棟の「麻布台ヒルズレジデンスA/B棟」(タワーマンション、工事遅れにより2023年11月時点はA棟のみだった。A棟は地上54階・地下5階、高さ237.2m)、商業機能を主体とする緑に包まれた「ガーデンプラザ」、イベントなどが開催される約6,000㎡の「中央広場」などで構成される。
また、各棟は地下通路で東京メトロ日比谷線神谷町駅、東京メトロ南北線六本木一丁目駅と直結される。

麻布台ヒルズ・フロア構成。
そのうち、2023年11月には麻布台ヒルズ森JPタワーや中央広場、ガーデンプラザなどが先行開業。商業施設も順次開業していた。
メインタワー「麻布台ヒルズ森JPタワー」には明治屋などが出店する商業施設のほか、都内最大のインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン 東京」や予防医療施設「慶應義塾大学予防医療センター」などが入居。高層階に設けられるレジデンス(住宅)は、1部屋約300億円といわれている。
低層が主に商業施設となる「ガーデンプラザ」。
特徴的な外観の建物は英国のトーマス・ヘザウィック氏によるデザイン。
麻布台ヒルズ森JPタワーとガーデンプラザなどを合わせて麻布台ヒルズの商業施設の総店舗面積は約24,000㎡、約150店舗。
各種アパレルブランド・ラグジュアリィブランドのほか、「大垣書店」、「金子眼鏡店」、「集英社マンガアートヘリテージ」、「チームラボ」のオフィシャルショップ、「麻布台ヒルズ ギャラリー」なども入居している。

日本一高いビルとなる麻布台ヒルズ・メインタワー。
なお、再開発にともない麻布台ヒルズと隣接する西久保八幡神社も建て替えられており、境内とヒルズは連絡通路で接続されている。

西久保八幡神社。
2025年10月に全街区完成、麻布台再開発ようやく完了
2025年10月には、工事が当初の予定より遅れていた「麻布台ヒルズ レジデンスB棟」がようやく完成した。
レジデンスB棟は三井住友建設が中心となって手掛けたもので、地上64階・地下5階、高さ262.82m。おもにマンション(約970戸、分譲以外含む)となるほか、賃貸サービスアパートメント、オフィス(68区画)なども入居する。なお、B棟はタワーマンションとしては日本一の高さとなっている。
また、あわせて東西をつなぐ地下道路、さらに六本木一丁目駅と神谷町駅を繋ぐ地下通路「セントラルウォーク」も完成。両駅間の乗り継ぎが便利となった。このセントラルウォークには備蓄倉庫を設置するなど、帰宅困難者などを収容する防災機能が備えられている。

麻布台ヒルズ・街区構成と周辺整備。
これらの完成により、「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」は2025年10月29日を以てすべてが完成することとなった。
麻布台ヒルズ
東京都港区麻布台1丁目6−19ほか
(街区構成図などはニュースリリースより)

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