メガセンタートライアル旭川店、2021年12月1日開店-イトーヨーカドー跡に北海道初「スマートストア」

北海道旭川市のセブン&アイHD系総合スーパー「イトーヨーカドー旭川店」跡に、トライアルHDの総合ディスカウントストア「メガセンタートライアル旭川店」が2021年12月1日に開店した。

メガセンタートライアル旭川店のイメージ。

前身はヨーカドーを核とする施設だった

イトーヨーカドー旭川店は「大成ファミリープラザ」の核店舗として1980年7月に開店。
建物は地上4階地下1階建で営業フロアは地上2階~地下1階、店舗面積は15,335㎡、所有者は交洋不動産。

イトーヨーカドー旭川店。(撮影:アイビスさん

ヨーカドー旭川店は直営衣食住フロアや各種専門店(銀座山形屋・くまざわ書店など)を展開。ヨーカドーが30.04%を出資する食品スーパー「ダイイチ」旭川市内7店舗とともに、チラシ配布やセールなど共同販促を行うなど、セブン&アイHDの旭川における旗艦店としての役割を担っていた。
また、同店では旭川市が管理運営する体育館・会議室「大成市民センター」を併設。2017年11月に旭川市と締結した「地域活性化包括連携協定」の一環として、2018年6月には情報発信スペース「旭川市情報コーナー」を設けるなど、地域を代表する複合商業施設のひとつとして連携を強めていたが、2021年5月9日をもって閉店した。

イトーヨーカドー旭川店の閉店告知。(撮影:アイビスさん

イトーヨーカドー旭川店の閉店に先駆け、2021年3月に旭川市と施設所有者の交洋不動産は「大成ファミリープラザに関する連携協定」を締結。交洋不動産主導のもと、2021年度中の耐震改修を経て、市による支援のもと後継店舗を誘致、トライアルを核とする商業施設として再生する方針を示していた。

わずか半年で再生

メガセンタートライアル旭川店の営業フロアは地上2階~地下1階で店舗面積は15,335㎡。駐車場台数は730台。トライアルカンパニーが運営を担う。
旭川店は道内初となる「スマートストア」として、同社独自開発のセルフレジ付買物カート「次世代型スマートショッピングカート」(約200台)や「リテールAIカメラ」(約100台)、デジタルサイネージといったIoT技術やAI技術を導入する。
また、生鮮食品や衣料品・日用品・家具家電インテリア雑貨・レジャー用品・玩具といった幅広いジャンルの商品を同社最新の売場でフルライン展開。
同社が強みとする惣菜に関しては「小樽仕込み北見産たまねぎ天」「でっかい鶏ザンギ弁当」「十勝風豚丼」といったローカライズ商品を打ち出す。(惣菜は旭川店と近隣2店舗(永山店・神楽店)で限定販売)
また、専門店として100円ショップ「ダイソー」が再出店するほか、北海道地場大手アミューズメント施設「スガイディノスでぃのぱ!旭川」と北海道地場大手カプセルトイ専門店「トーシン #C-pla」が新規出店する。

#C-plaメガセンタートライアル旭川店。

メガセンタートライアル旭川店

住所:北海道旭川市6条通14丁目64
営業時間:24時間営業

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