カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

西友津田沼パルコ店、2017年1月31日閉店-津田沼パルコB館地階

船橋市のJR津田沼駅北口・パルコB館にある食品スーパー「西友津田沼パルコ店」が2017年1月31日を以て閉店する。
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西友が出店する津田沼パルコB館。

パルコと同時開店、40年の歴史に幕

西友津田沼パルコ店は1977年6月に西友津田沼店として開店。同じく西武セゾングループであった津田沼パルコとの複合ビルであった。1985年には津田沼パルコ増床に伴い規模を縮小、「西友津田沼パルコ店」に改称し、上層階は津田沼パルコLet’s館(のちB館に改称)となった。
現在の西友の売場面積は3,677㎡、建物は津田沼パルコA館・B館と同じく船橋市内の不動産会社が所有する。跡地は決まっていないという。
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A館は当初よりパルコとして営業している。

競争激しい津田沼、「パルコに相応しい店舗」の誘致に期待

西友はかつてパルコと同じ西武セゾングループであったものの、2002年にアメリカのディスカウントスーパー「ウォルマート」の傘下となっている。一方で、パルコは2012年に大丸松坂屋百貨店を運営する「J.フロントリテイリング」の傘下となっている。
西友はかつて各地のパルコに出店していたものの、11月30日の千葉パルコ閉店以降は津田沼店が唯一のパルコとの共同店舗となっていた。西友の現在の売場はディスカウントストアに近く、パルコの客層とは合わなくなっていたことは否めない。「津田沼戦争」とも称されるほどスーパーマーケット同士の競争が激しい同地において「安いだけがとりえ」では好立地と言えども苦戦を強いられることは当然である。
西友閉店後の跡地の活用については発表されていない。しかし、人口増加地域である津田沼駅前に生まれた3,000㎡あまりの空き店舗は魅力的なものでもある。
パルコは先述のように大丸松坂屋百貨店を運営する「J.フロントリテイリング」の傘下となっており、近年はパルコと大丸松坂屋百貨店との連携・共同出店も行われるようになっている。津田沼駅周辺には1988年の髙島屋撤退以降、百貨店が存在しておらず、他のスーパーとの競合を避けるという意味でも、大丸松坂屋百貨店による「デパ地下」のような店舗の出店も予想される。

追記:地階は複数の食品専門店が集合した形の「つだぬマルシェ」として2017年10月5日にリニューアルオープンする予定となった。

外部リンク:西友津田沼パルコ店
外部リンク:津田沼PARCO
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高林デパート・滝川名店ビル(金市舘)の解体はじまる-再開発で病院・銀行に

北海道滝川市の中心部の大型ショッピングセンター「高林デパート」と「滝川名店ビル」(金市舘滝川店)の解体工事が開始された。
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滝川名店ビル(手前)と高林デパート(奥)。Googleマップより。

滝川市中心部を代表する大型店だった

高林デパート」は1973年12月開店。売場面積は6,921㎡。
複数のテナントが出店する専門大店として営業していたが、1996年に食品売場で営業していた「くにい」が撤退。その後、同年6月に衣料品スーパーの三番館が出店したものの、食品売場を再開することができず、テナントの撤退が相次ぎ、三番館も2014年7月に撤退、同年に物販店は全て撤退していた。
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高林デパート。Googleマップより。

また、隣接する「滝川名店ビル」は1980年10月に開店。売場面積は7,311㎡。
こちらは道内大手のスーパー「金市舘」(現:ラルズ)が核店舗として出店していたものの、1991年6月に撤退。全館が空き店舗となっていた。
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滝川名店ビル。Googleマップより。

なお、これらの店舗を撤退に追い込んだ「西友滝川店」(1986年10月開店、売場面積16,072㎡)も2003年8月に閉店、さらに中心部で唯一営業を続けていた「ジョイ滝川栄町店」(旧「りょーゆー」の店舗、2008年よりイオングループ入り)も2016年1月に閉店し、滝川市中心部からはスーパーマーケットが姿を消している。

再開発後は病院・銀行に-アーケードも撤去へ

「高林デパート」と「滝川名店ビル」の解体は滝川市栄町三丁目の再開発事業に伴うもの。
再開発を行うのは、地元企業などが出資した「アニム滝川」で、総事業費は約36億円、そのうち約2億円を滝川市が補助している。
跡地には滝川市で介護事業などを行う「クリニカ」と、同グループで高林デパート隣接地の医療法人「シーザーズメディケア神部ペインクリニック内科病院」が運営するクリニック・高齢者向け住宅などが入居する複合医療介護ビル棟(地下1地上3階建て、延べ5608m²)、そして現在名店ビルに隣接する「北門信用金庫本店」が移転するためのオフィスビル棟(5階建)が建設される。
また、滝川市中心部ではアーケードの撤去も計画されており、街並みが大きく変わることになる。
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アーケードの撤去も行われる。Googleマップより。

長年の懸案であった大型空き店舗は再開発に向けて大きく動き出したものの、中心部の買い物難民の救済には至らず、さらに駅前の旧西友(スマイルビル)もほぼ全館が空き店舗となったままで、滝川市中心部が厳しい状況にあることは変わりない。

外部リンク:滝川市駅周辺整備課
関連記事:苫小牧駅前プラザegao、自己破産-市が取得へ
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阪堺電車天王寺-阿倍野間、12月3日に新線移行-関西初の芝生軌道に

南海系列の路面電車・阪堺電車(阪堺電気軌道)上町線天王寺駅前電停-阿倍野電停間の新線(軌道移設)が12月3日に開通した。
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新線を走るモ164号(1928年製)。

道路拡張に伴う軌道移設-関西初の芝生軌道に

今回の軌道移設はあべの筋(府道30号線)の拡張工事に伴うもの。
新しい軌道は関西初の芝生軌道となり、架線柱はセンターポール化。
さらに、天王寺駅前電停、阿倍野電停ともにバリアフリー化が行われた。なお、新線開通後も天王寺駅前電停地下通路のリニューアル工事、阿倍野電停下りホームの移設工事は道路拡幅工事とともに当面継続して行われる。全ての工事は2017年度中に完成する予定。
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新線工事中のようす。

また、道路拡張により車道は片側1車線から片側2~3車線となり、車の渋滞緩和、電車の安定走行、事故防止にも大きく寄与することになる。
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旧軌道敷は今後車道化される。

開通に先駆けて、12月1日にはあべのキューズモールで吉村洋文大阪市長や地元商店会会員らが参加する開通記念式典が行われた。
新線区間の天王寺駅前電停前には2014年に「近鉄・あべのハルカス」が開業、阿倍野電停前には2011年に東急系ショッピングセンター「あべのキューズモール」が開業したほか、阪堺電車では2013年に超低床車両「堺トラム」の導入も行われており、今回の芝生軌道化も相まって、かつての阪堺電車のイメージは大きく様変わりすることになる。
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新線区間概要。阪堺電気軌道プレスリリースより。

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工事施工前の天王寺駅前電停。車道は非常に狭かった。

外部リンク:12月3日(土)初発より、上町線天王寺駅前駅~阿倍野駅間の軌道が新線に切り替わります。(阪堺電車、PDF)
関連記事:あべのキューズモール、2016年春リニューアル
関連記事:阪堺電車、住吉-住吉公園前が廃線に

カリーノ天文館、12月1日休館-全面改装による再開目指す

テナントの撤退が相次いでいた鹿児島市天文館の大型ファッションビル「カリーノ天文館」が、2016年12月1日を以て休館となった。

ラララグループ・寿屋が総力をかけたファッションビルだった

「カリーノ天文館」は九州最大の流通企業だった「ラララグループ・寿屋」傘下の婦人服店「ぶーけ」が1999年に開業させたファッションビルで、地下1階、地上7階の大型店舗。
現在もラララグループ(寿屋)の後継企業である「カリーノグループ」が運営している。
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カリーノ天文館。

競争激化、テナント撤退相次ぐ-市街地同士での競合も

カリーノ天文館にはかつて寿屋系列やそのFCのファッション店に加え、大型テナントの「無印良品」、「ムラサキスポーツ」などが入居していたが、2004年のアミュプラザ鹿児島、2007年のイオンモール鹿児島の開店に加え、近隣のファッションビル「タカプラ」が改装を行うたびにテナントが退店していた。
2012年には6階にライブ劇場「アイドルシアターegg」と休憩スペースを設置するなど意欲的なテナント誘致と改装が行われてきたが、2013年ごろからはテナントの撤退に拍車がかかっていた。

改装による営業再開目指す―具体的計画は未発表

カリーノ天文館の営業フロアは2016年には1階の7店舗のみ(2階はアウトレット売場として不定期営業)となっており、そのうち多くは親会社のカリーノグループ(旧ラララグループ寿屋)系列の企業が運営する店舗で、営業時間も21時閉店から18時閉店に短縮されていた。
カリーノは休館後に改装を行ない2017年春に営業を再開したいとしているが、具体的な改装計画は発表されていない。

外部リンク:カリーノ天文館
関連記事:鹿児島ロフト、4月1日開店-マルヤガーデンズ改装で
関連記事:カリーノ下通(寿屋)、6月10日全館再開-蔦屋書店、全面リニューアル

ダイバーシティ東京の実物大「ガンダム像」、2017年3月で展示終了

東京・お台場の商業施設「ダイバーシティ東京」にある「実物大ガンダム像」が2017年3月で撤去されることになった。
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ダイバーシティ東京・ガンダム像。

「ガンダムフロント東京」も閉館へ

撤去はガンダムの版権を持つバンダイナムコホールディングスとバンダイ、サンライズ、創通の4社が発表したもの。
お台場のガンダム像は2009年7月のイベントにおいて初設置。
その後、静岡市での展示を経て、2012年4月からはダイバーシティ東京の開業に合わせてダイバーシティ東京プラザ2階前に常設されていた。高さは約18m。
撤去は2017年3月6日から行われる。12月時点では、移設先は発表されていないが、バンダイナムコホールデイングスなどでは、これに変わる新プロジェクトの展開を検討しているという。
また、ダイバーシティ東京7階で営業している「ガンダムフロント東京」も、2017年4月5日までで営業終了となる。

追記:跡地には2017年秋に実物大「ユニコーンガンダム」が設置される。

外部リンク:「実物大ガンダム立像」新たなプロジェクトへ (バンダイナムコHD、PDF)
関連記事:SEGAジョイポリス、「チャイナ・テーマパーク」傘下の運営に

ゆめタウンサンピアン、2016年11月30日全館営業再開-地震で被災

熊本地震で大きな被害を受けた熊本県熊本市東区上南部(かみなべ)のショッピングセンター「ゆめタウンサンピアン」が11月30日に全館営業再開した。
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半壊したゆめタウンサンピアン

ひがバイのゆめタウン、7ヶ月ぶりの復活

ゆめタウンサンピアンは1996年6月、地場大手スーパー(当時)ニコニコ堂の旗艦店「サンピアンシティモール」として開業。売場面積は24,839㎡。ニコニコ堂のイズミ傘下入りに伴い、2002年に現在の施設名称に変更。2016年4月に発生した熊本地震で被災、1階食品売場・専門店の一部を除き休業状態にあった。

フードコート一新、ナムコは屋内型遊園地併設-12月開店

今回の営業再開に合わせて、3階に長崎ちゃんぽん「リンガーハット」、本場讃岐うどん専門店「はなまるうどん」(吉野家グループ)、のたこ焼き専門店「たこ一番」(イズミグループ)、「メガネのアリス」の4店舗が新規出店。一部は12月中の開業を目指して工事が進められている。
また、休業前から出店していた各テナントも大幅改装。ゲームコーナー「ナムコランド」は県内初となる屋内型遊園地「あそびパーク」併設店舗にリニューアルし、12月29日に再開する。被災地復興の願いを込めた「あそび×阿蘇び」をテーマに掲げ、観光列車「あそぼーい!」や「南阿蘇トロッコ鉄道」をあしらった館内デザインに一新した。
また、「明林堂書店」なども移転リニューアルする。
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ナムコ・あそびパーク(公式サイトより)。

一方で、南区の「ゆめタウンはません」は、同じ11月30日に2階までの大部分を再開したものの、3階と1~2階の一部の営業を休止中で、2017年中の営業再開を目指した工事が進められている。 

関連記事:ゆめタウンはません、2階の大部分を11月30日に再開-残る3階などの復旧は2017年に
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:サンリブ子飼・サンリブ健軍の再建、11月25日起工-小型の食品スーパーに

外部リンク:『ゆめタウンサンピアン』 3階フロア 営業再開のお知らせ(イズミ)
外部リンク:ゆめタウンサンピアンアミューズパーク | ゆめタウンサンピアンゲームコーナー | ナムコ 「夢・遊び・感動」を。(ナムコ)

ゆめタウンはません、2階の大部分を2016年11月30日に再開-残る3階など2017年春の再開目指す

熊本地震で大きな被害を受けた熊本市南区のショッピングセンター「ゆめタウンはません」2階の専門店・衣料品売場が11月30日に営業再開、リニューアルオープンした。
ゆめタウンはません(被災前)。

震災から7ヶ月・食品再開から2ヶ月、2階ようやく営業再開

ゆめタウンはませんは1998年2月に地場大手スーパー(当時)「ニコニコ堂」の旗艦店「クリスタルモールはません(クリモ)」として開業。売場面積は44,246㎡。ニコニコ堂の経営破綻とイズミグループ入りに伴い、2003年に現在の施設名称に変更した。
2006年には増床をおこない、映画館「TOHOシネマズ」、紳士服店「SUIT SELECT」、インポートショップ「エクセル」など約130の専門店が出店する熊本市最大の郊外型ショッピングセンターに生まれ変わったが、2016年4月に発生した熊本地震で被災、天井が落下するなどの大きな被害を受け、休業状態となった。
その後、9月29日に1階食品売場・一部専門店のみが営業再開していた。

目玉はキッズ・ベビー向けの新店舗

2階の営業再開に合わせて、熊本県初となる「アカチャンホンポ」、「ABC KIDS MART(ABCキッズマート)」が新規出店した。
アカチャンホンポはセブン&アイHDが展開するキッズ・ベビー用品専門店。はません店では、店内イベント「スマイル子育てカレッジ」の開催や、シーン別の提案型売場で、イズミ直営の子供関連売場「ゆめキッズ」や文具売場との相乗効果を狙う。

アカチャンホンポゆめタウンはません店。

ABCキッズマートは国内最大手シューズチェーン「ABCマート」が手掛ける子供靴特化型の新業態、2016年3月にイオンモール鹿児島に1号店を出店。はません店は全国6店舗目となった。
 キッズ向けならではのポップな雰囲気の売場が特徴で、定番の「NIKE」、「adidas」、「VANS」(ABCマート独占販売)から、アキレスが展開する人気キッズシューズブランド「俊足」まで幅広くラインナップする。

2017年春の全館再開を目指す

ゆめタウンはませんでは、現在閉鎖中の1階フードコート、2階TOHOシネマズ、3階フロア全体において早期の営業再開を目指し復旧工事が進められている。
全館の営業再開は2017年春ごろの予定となっている。

関連記事:ゆめタウンサンピアン、11月30日全館再開
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:サンリブ子飼・サンリブ健軍の再建、11月25日起工-小型の食品スーパーに
外部リンク:『ゆめタウンはません』 2階専門店・衣料品売場 営業再開のお知らせ(イズミ)
外部リンク:熊本県に初出店します「アカチャンホンポゆめタウンはません店」11月30日(水)にオープン!(アカチャンホンポ)

ニトリ梅島ショッピングセンター、2016年12月開業-イトーヨーカドーと初のコラボ店舗

足立区梅島に、家具大手「ニトリ」とスーパー「イトーヨーカドー」のコラボ店舗となる「ニトリ梅島ショッピングセンター」が12月はじめにオープンする。
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ニトリ梅島ショッピングセンター。

ニトリとヨーカドーの初コラボ店舗

ニトリ梅島ショッピングセンターは、「ニトリ環七梅島店」が核の商業施設。建物はニトリが所有、売場面積は11,706㎡で、1階から3階が売場、4階から屋上階までが立体駐車場となる。
1階には、テナントとして「食品館イトーヨーカドー」やドラッグストア「サンドラッグ」などが入居し、2階と3階は全てニトリの売場となる。

ヨーカドーは12月2日、ニトリは12月8日にオープン

1階の食品館イトーヨーカドー梅島店はニトリの開店よりも一足早い12月2日にオープンする。
惣菜売場では、食品館梅島店オリジナルの「Wとり丼」(税込518円)や下関産“のどぐろ”天入り「梅島店天丼」(税込680円)と言った丼物や、ワンハンドで手軽に楽しめる「ドッグパン」(税込203円)など、ここ梅島店でしか食べられない限定商品を多く取り揃える。
また、12月14日からは、30品目をラインアップした『惣菜バイキングコーナー』を展開する。image惣菜売場では食品館梅島店限定の商品を販売する。
(画像はイトーヨーカドー公式サイトより)

ニトリ環七梅島店は12月8日にグランドオープン。2階はインテリア小物売場、3階は家具・カーテン売場となる。

自らもホームファニシングの売場を展開していながら、ニトリとの合同店舗の出店を選んだセブンアンドアイグループ。梅島店の成否によっては、今後もこうした形態の店舗が増える可能性もある。

ニトリ梅島ショッピングセンター

住所:東京都足立区梅島2丁目31-26
営業時間:食品館イトーヨーカドー梅島店 10:00-21:00(2016年12月31日まで9:00-21:00)
ニトリ環七梅島店 10:00-21:00 (12月8日のみ9:00-21:00)

ニュースリリース:お買い物がさらに便利に!イトーヨーカドーがニトリに初出店!『食品館イトーヨーカドー 梅島店』12月2日(金)午前9時グランドオープン(イトーヨーカドー公式サイト)
ニュースリリース:「食品館イトーヨーカドー」との初のコラボ出店 「ニトリ環七梅島店」出店のお知らせ(ニトリ公式サイト)
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関連記事:MEGAドン・キホーテ環七梅島店、12月1日開店-3年ぶり復活、店舗面積4倍に

MEGAドン・キホーテ環七梅島店、12月1日開店-3年ぶり復活、店舗面積4倍に

足立区梅島に大型ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ環七梅島店」が12月1日にオープンする。imageMEGAドン・キホーテ環七梅島店。(公式サイトより)

再出発の環七梅島店、売場面積は約4倍に

MEGAドン・キホーテ環七梅島店は、2013年10月に発生した火災により休業していた「ドン・キホーテ環七梅島店」を建て替え、再出店したもの。
売場面積は3,872㎡で、建て替え前と比較すると約4倍の売場となる。
環七梅島店では、建て替え前にはなかった生鮮食品売場(精肉・青果・惣菜)の導入に加え、加工食品・日用消耗品など生活必需品の品揃えを強化し、普段使いの店舗としての利用が可能となる。
また、ドン・キホーテの従業員が利用できる保育施設「ドンキッズ」が、東京都内の店舗では初開設となる。

スーパー激戦区となる環七・梅島地区

生鮮売場の導入などにより 「スーパーマーケット」としての役割も担うこととなったMEGAドン・キホーテ環七梅島店。
一方で、店舗の約200m西では食品スーパー「食品館イトーヨーカドー梅島店」を核とする「ニトリ梅島ショッピングセンター」が12月2日に開業。それに加え、徒歩圏には「西友 足立島根店」、「業務スーパー 中央本町店」、「スーパーベルクス足立中央店」、「OKストア 一ツ家店」などが立地しており、ドンキホーテが3年越しの復活早々に熾烈な店舗間競争を強いられることとなるのは間違いない。image-3712月に開業するニトリ梅島ショッピングセンター。

MEGAドン・キホーテ環七梅島店

住所:東京都足立区中央本町5-5-14
営業時間:9:00-翌5:00

外部リンク:2016年12月1日(木)、『MEGAドン・キホーテ環七梅島店』オープン!〜売り場面積4倍の「“新”環七梅島店」誕生〜(ドン・キホーテ公式サイト)
関連記事:ニトリ梅島ショッピングセンター、2016年12月開店-イトーヨーカドーと初のコラボ店舗

西武百貨店所沢店、11月23日リニューアル-食品売場拡大、「ビール工房」新設

所沢駅前の「西武百貨店所沢店」が11月23日にリニューアルオープンを迎えた。
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西武百貨店所沢店。

「ベーカリー」と「酒」にこだわった改装

今回の改装の目玉は、食品売場の大幅拡大。
1階にあったレディスアパレル関連の売場を縮小し、1階にも食品売場を拡大した。
1階に新設された「ベーカリースクエア」には「ドンク」「ベーカリーエミュウ」のベーカリー2店が出店。
さらに、同じく1階には地元のクラフトビールが楽しめる「ビール工場所沢」も新設。来年からは店内醸造も行われる予定となっている。
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ビール工房所沢(公式サイトより)。

また、これに合わせて地階の酒売場「酒蔵」もリニューアルし、インストアBar「にっぽん旬彩亭 酒BAR」が新たにオープンした。
西武所沢店では、今後も改装を進め、2017年度中に食品売場をこれまでの約3,100㎡から約4,950㎡にまで増床する。

進む「食品売場の拡大」-郊外の百貨店や地域2番店

首都圏郊外の駅前型百貨店では、東京都内の都心百貨店との競合も激しく、高級品は都心百貨店で購入する層が多い一方で、食品に関しては売上が堅調という状況が続いている。
こうした食品売場の増床は他店でも進んでおり、埼玉県内では丸広百貨店東松山店も2016年8月に食品売場を1階にまで増床している。

外部リンク:西武所沢店
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