千葉県千葉市で建て替え工事中だったJR千葉駅ビルのうち、「ペリエ千葉」Ⅱ期先行開業部分の2階〜7階部分が9月7日に開業する。
ペリエ千葉3階エントランスのイメージ。
2018年夏のグランドオープンに先立ち開業
ペリエ千葉は老朽化した千葉駅舎・旧駅ビルを建て替え、2018年夏の全面開業を目指して工事が進められている地下1階、地上7階建ての新駅ビル。

JR千葉駅(全体完成予想図)。
そのうち、9月7日に先行開業するのは駅ビルの2階〜7階部分(下図のオレンジ部分)で、店舗面積は約14,500㎡。JR東日本子会社の「千葉ステーションビル」が運営する。
ペリエ千葉の今後の開業スケジュール。
9月に開業するのはオレンジの2期部分。
もともとJR千葉駅の全面リニューアルは、2015年度には駅舎が、2016~17年度には駅ビルがそれぞれ新設される予定だったが、東日本大震災の影響により開業がおよそ1年遅れ、全体のグランドオープン予定が2018年にずれこんでいた。
ビームス、東急ハンズなど107店舗が出店
ペリエ千葉の9月先行開業フロアには107店舗が集結。
アパレルでは千葉市初進出の「BEAMS」(3階)や「nano・universe」(3階)、「URBAN RESEARCH ROSSO」(4階)などが出店。
また、生活雑貨では「東急ハンズ」(6階)が千葉市初出店となるほか、家具・インテリアの「unico」(5階)、スポーツ・アウトドアの「Columbia Sportswear」(5階)など、多彩な専門店が各フロアに出店する。
商業テナント以外としては、5階に屋上広場「えきうえひろば」や保育園「植草学園千葉駅保育園(仮) 」(2018年4月開園予定)が設けられるほか、7階に全6室の大・小会議室を備える「ペリエホール」が設けられる。

5階には屋上広場が設けられる。
千葉駅では新駅舎の一部が2016年11月20日に完成しており、その際に駅機能が従前の1階から3階に移動し開放感あるコンコースが設けられた。また、4月27日には駅構内の商業ゾーン「ペリエ千葉エキナカ」がグランドオープンを迎えるなど段階的なリニューアルが進んでおり、以前と比較して利便性が大きく向上しつつある。

2016年秋に開業した新コンコース。
千葉市では千葉三越、千葉パルコが相次ぎ閉店しており、2018年の駅ビル全面開業により、一層「千葉駅周辺」への集積が高まることとなる。

駅に隣接する千葉そごう。
ニュースリリース:新たに生まれ変わるペリエ千葉に 107 ショップが登場 ペリエ千葉(2 階~7 階) 2017 年 9 月 7 日(木)新規オープン (JR東日本千葉支社公式サイト)
外部リンク:ペリエ千葉
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山谷・日本堤「いろは会商店街」、アーケード撤去へ-2017年度末までに
東京都台東区日本堤にある「いろは会商店街」のアーケードが撤去されることになった。

いろは会商店街。
吉原と山谷を結ぶ商店街-「あしたのジョー」の舞台に
いろは会商店街は、吉原地区と日本堤・山谷を繋ぐ通りで、南西の吉原側は三ノ輪駅から南に徒歩10分、北東の山谷側は南千住駅から徒歩10分弱の距離にある。

吉原側(南西)の入口。

南側を進むと吉原に至る。
全蓋式のアーケードがあり、あしたのジョーの舞台になっていることから観光客誘致にも努めていたが、近年は都内にしては空き店舗も目立ち、それ以上に大量の放置自転車がアーケードを埋める独特な光景となっていた。

いろは会商店街・アーケード内。
周辺には長らく核店舗となるスーパーマーケットなどは無かったが、数年前に山谷側のアーケード入口そばにイオンのスーパー「まいばすけっと」が開店している。

山谷側(北西)入口。
現在のアーケードは1976年に建設されたもので、撤去は老朽化によるものだという。23区内にありながら現在は近くに駅がなく(かつては南千住から浅草まで都電が走っていた)、店舗の減少による維持の難しさも大きいであろう。
撤去工事は5月中に開始され、2017年度末までに工事を終える予定となっている。

「あしたのジョー」の舞台も間もなく見納めとなる。
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タイトーステーション梅三小路店、5月26日開店-ソフマップ跡に歴代”電車でGO”集結
JR大阪駅の高架下商業施設「梅三小路」の「ソフマップ梅田店」跡地にタイトー直営ゲームセンター「タイトーステーション梅三小路店」が5月26日に開店した。
タイトーステーション梅三小路店。
「駅ナカエンタメ」掲げ、梅三小路にタイステ進出
タイトーステーション梅三小路店は2017年1月閉店したソフマップ梅田店跡に出店、面積は約347坪(約1147㎡)。
コンセプトに「駅ナカエンタメ」を掲げ、今年20周年を迎える運転シミュレーションゲーム「電車でGO!」の歴代シリーズや、最新作「電車でGO!!」のロケテストを実施するなど、駅ナカ立地を意識した筐体を展開する。
オープン記念としてオリジナルTシャツ、限定モデル鉄道時計の販売も行われる。
閉店したソフマップ梅田店。
ゲーセン不況下でも出店進めるタイトー
ゲームセンター業界は、少子高齢化や娯楽の多様化による市場の縮小が続いており、2014年の消費税増税、専用オンライン回線接続による筐体の高価格化などに対応できなかった運営会社の店舗閉鎖、規模縮小が続いている。2016年の、SEGAの渋谷旗艦店撤退(現:ドンキホーテ)や複合アミューズメント施設大手「ROUND1」(ラウンドワン)の大幅店舗整理は記憶に新しく、「ゲーセン不況」を印象付ける一件となった。
その一方、タイトーは2008年に直営ゲームセンターのブランドを原則「タイトーステーション」に統一して以降、直営店舗網の統廃合による都心部回帰、業界初となるFC事業を開始するなど拡大戦略を推し進めている。2015年には多機能電子マネー端末による決済サービスを開始するなど、運営側の柔軟な価格設定権と利用客の利便性向上を両立させ、支持を集めることに成功しており、電車でGOの新シリーズの行方とともに今後の展開が期待される。
外部リンク:「タイトーステーション梅三小路店」JR大阪駅桜橋口に5月26日オープン:JR西日本
外部リンク:駅ナカエンタメ「タイトーステーション 梅三小路店」がJR大阪駅 桜橋口に5月26日(金)オープン!歴代「電車でGO!」稼働やオリジナルグッズ販売も
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高島屋羽田空港店、2017年5月25日閉店-大丸も8月27日閉店、伊勢丹が制した羽田空港の百貨店競争
東京都大田区の羽田空港第1旅客ターミナル(ビッグバード1)商業区画「マーケットプレイス」4階に出店していた小型百貨店「高島屋羽田空港店」(羽田空港高島屋ショップ)が5月25日に閉店した。

高島屋羽田空港店。
羽田第1ターミナル開業時の中核施設の1つだった
高島屋羽田空港店は羽田空港旅客第1ターミナルの供用が開始された1993年9月に開業。
「三越羽田空港売店」(2005年閉店)、「大丸羽田空港店」、「和光羽田空港店」などとともに、100以上の専門店が集結する羽田第1ターミナルの中心施設の1つとして注目を集めた。
「都心に近い立地」と「ターミナル増設」で経営不振に
数多くの百貨店が出店していた第1ターミナルであったが、日本橋や銀座と言った百貨店街と商圏が重複することや、マーケットプレイスの店舗構成がカジュアル志向、体験型重視へと転換していったこと、2004年の羽田空港第2旅客ターミナル(ビッグバード2)供用開始により専門店の利用客が分散したことから、回遊性の低い第1旅客ターミナル高層階にあり、開業当初からの高級路線を維持し続けていた空港内百貨店各店舗からの顧客流出が生じた。
また、2012年には、羽田空港を運営する日本空港ビルデングと伊勢丹が紳士服飾雑貨と旅行用品、土産販売に加え、カフェを併設して旅行客もくつろぐことができるメンズ館新業態「イセタン羽田ストア」(面積:850㎡)を2階出発ゲートラウンジに出店。
業績が好調のイセタン羽田ストアは2014年までに第1ターミナルへ婦人服飾雑貨ストア、第2ターミナルへメンズ館2号店を新設しており、航空会社カウンターからのアクセスが悪く、空港利用客の動線から離れた位置にある高島屋、大丸は百貨店利用者の足も遠ざかることとなった。
大丸も8月に閉店-羽田の百貨店は伊勢丹に集約化
第1ターミナルでは、高島屋に続き「大丸羽田空港店」(4階)が8月27日をもって閉店することが決定しており、マーケットプレイス開業当時から営業していた百貨店は全て撤退することとなる。

大丸羽田空港店(空港公式サイトより)。
9月以降、羽田空港内で営業を続ける百貨店は「イセタン羽田ストア」のみとなり、東京の空の玄関口での百貨店競争は伊勢丹が制する形となった。
外部リンク:日本橋タカシマヤ| トップページ
外部リンク:高島屋 | ショップ&レストラン | 羽田空港国内線旅客ターミナル
外部リンク:大丸羽田空港店 営業終了のお知らせ 【大丸】
外部リンク:大丸 | ショップ&レストラン | 羽田空港国内線旅客ターミナル
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イトーヨーカドー新浦安店、食品館として営業継続へ-6月28日から一定期間
2017年5月28日で閉店する「イトーヨーカドー新浦安店」が、食品のみを取り扱う「食品館イトーヨーカドー新浦安店」として一定期間営業を継続することがわかった。食品館としての営業開始は6月28日から。
食品館イトーヨーカドー新浦安店。
5月28日での閉店が決定していた新浦安店
イトーヨーカドー新浦安店は2000年10月開業。
建物は地上3階建てで、売場面積は23,360㎡。建物は森トラスト総合リート投資法人が所有しているが、店舗は契約満了に伴い5月28日での閉店が決定しており、投資法人もデベロッパー他社への建物の売却を決めている。
日刊建設工業新聞の報道によると、売却後の建物跡地には商業・住居を複合する施設の開発が構想されているという。
食品館として営業継続-6月28日から一定期間
浦安市公式サイトによると、ヨーカドー閉店1ヶ月後となる6月28日から一定期間、食品のみを取り扱う「食品館イトーヨーカドー新浦安店」として営業を継続する運びとなったという。
また、浦安市ではヨーカドー閉店後の周辺住民の買い物環境支援のため、浦安市内の各食品スーパーにアクセスする「明海・日の出地区から高洲地区連絡バス」を5月29日から2018年3月末まで運行すると発表していたが、食品館イトーヨーカドーとしての営業継続決定に伴い、バスの運行期間が5月29日から6月27日までに変更されることとなった。
ニュースリリース:連絡バスの運行期間変更と明海地区商業施設について(浦安市公式サイト)
外部リンク:ポートフォリオ|イトーヨーカドー新浦安店(森トラスト総合リート投資法人公式サイト)
外部リンク:イトーヨーカドー新浦安店(イトーヨーカドー公式サイト)
関連記事:イトーヨーカドー、新浦安店・東習志野店を2017年中に閉店へ
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イオン甲子園店、食品売場のみ当面営業継続へ-その他は5月31日閉店
2017年5月末での閉店が報じられていた「イオン甲子園店」(旧ダイエー甲子園店)が、地下2階食品売場のみ6月以降も当面営業を続ける方針であることがわかった。

イオン甲子園店。
甲子園球場最寄りの大型スーパー
イオン甲子園店は1993年6月にダイエー系百貨店「プランタン甲子園」として開業。その後、ダイエー、イオンに転換した。建物は地下2階、地上6階建てで(売場は地下2階〜地上3階)、売場面積は29,000㎡。
プロ野球・阪神タイガースの本拠地「阪神甲子園球場」の最寄り店舗ということもあり、試合開催日には多くの観戦客で地下の食品売場が混雑することで知られていた。
しかし、近隣大型店との競争激化や、試合開催日以外での集客不足、施設の信託受益権を取得している三菱地所との賃料交渉の難航などが原因で、2017年5月末での閉店が報じられていた。
詳しくはこちら:イオン甲子園店、2017年5月閉店-旧プランタン百貨店・ダイエー甲子園店、競合増加で経営不振に
地下2階食品売場のみ営業継続-プロ野球開催に対応か
地元紙・神戸新聞の報道によると、地下1階〜地上3階の売場は5月31日で営業終了する一方で、地下2階の食品売場、地上4階〜屋上までの駐車場は6月以降も通常営業を続けるという。
具体的な営業期間などについては、都商研記者の取材に対し「正式発表をお待ちいただきたい」としたものの、今後は、甲子園球場でプロ野球が開催される期間や、次テナントの出店が決まるまでの間は食品売場の営業を延長する可能性が高いとみられる。

現在、館内では「在庫一掃セール」が実施される。
外部リンク:イオン甲子園店
関連記事:イオン甲子園店、2017年5月閉店-旧プランタン百貨店・ダイエー甲子園店、競合増加で経営不振に
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大分パルコ跡、病院建設中止に-大分中村病院の経営再建で
大分中村病院(社会医療法人恵愛会)は、経営難のために自社で購入した大分駅前の「大分パルコ」跡地への新病院建設を断念し、土地を売却する方針を固めた。
大分パルコ跡・全景。
大分中村病院、経営不振で土地売却へ
土地の売却方針は、大分中村病院の経営再建を支援する政府系ファンドの「地域経済活性化支援機構」(REVIC)が発表したもの。
大分中村病院は債務超過の状態が続いており、大分パルコ跡地を売却し、別の土地で新病院の建設を進める方針だという。
パルコ九州1号店だった
大分パルコは1974年に九州西武が運営する「西友大分店」として大分駅前の銀行跡地に開業。1977年にパルコの九州一号店「大分パルコ」に業態転換した。
(数年間、西友は地階で営業を継続した)
しかし、福岡パルコの開業(2010年)、大分駅ビルの建設(2015年開業)を受けるかたちで、2011年の賃貸契約満了時に契約を更新せずに閉店した。核テナントであったロフトは「トキハわさだタウン」に、無印良品、ヴィレッジヴァンガードは「大分フォーラス」(現在建替え中)に移転するなどしたが、6割ほどのテナントが大分県から撤退することとなった。
大分パルコ。
その後、ビルはカリーノ(旧・ラララグループ寿屋)などが再生させる計画を示したが断念。
高層階にホテルが入居しているという特殊な造りであることから再活用も進まず、建物は解体された。
地価上昇続く大分駅前、購入時よりも高額で売却か
大分中村病院は、大分県庁近くにある現在の病院が老朽化しているため新病院の建設予定地として2012年にパルコ跡地を購入。
その後、暫定的に駐車場として活用しつつ2015年度中に新病院を開業する予定としていたが、工事は行われておらず、現在は駐車場として利用されていた。
大分駅前は再開発が進み、地価の上昇が続いているため(2018年には2012年の地価を上回る可能性)、購入時よりも高い価格での売却も予想される。
土地の売却は三井不動産を通じて行われ、応募のなかからコンペを実施して売却者を選定することになるという。
再開発つづく大分駅前(JRおおいたシティ)。
大分県では、主要都市である大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、宇佐市の全てで中心部の大型店跡地の活用方法が決まっていない状態となっている。
別府市(近鉄百貨店跡地、タワーマンション建設予定→ディベロッパーの経営再建で中止)に続いて大分市でも駅前の大型再開発計画が中止となったことで、改めて地方都市における大型店跡地再開発の難しさを露呈するかたちとなった。
外部リンク:社会医療法人恵愛会に対する再生支援決定について
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さくら野百貨店仙台店、大型テナントの移転先決まる
運営企業の自己破産により2月27日に閉店した「さくら野百貨店仙台店」に入居していた大型テナント「ICI 石井スポーツ」、「ブックオフ」、「H&M」の移転先が決まった。
閉店したさくら野百貨店仙台店。
5月いっぱいで全テナント退去-近くビル閉鎖へ
「さくら野百貨店仙台店」(仙台市青葉区)を運営する株式会社エマルシェは、 2月27日に仙台地方裁判所に自己破産を申請。同日よりさくら野百貨店仙台店の直営部分は閉鎖され、ビルは一部テナントのみ営業を続けていたが、5月中には全テナントが退去する見通しとなっていた。
そのため、百貨店の集客を支えていたスポーツ用品「ICI 石井スポーツ」(4月29日閉店)、中古書籍販売「ブックオフ」(5月14日閉店)、ファストファッション「H&M」(5月24日閉店)の3つの大型テナントも閉店を余儀なくされ、店舗撤退後の行方に注目が集まっていた。
ブックオフはイオン仙台店、H&Mはザ・モールへ移転
5月14日に閉店したブックオフは、旧さくら野仙台店より西におよそ300m離れた総合スーパー「イオン仙台店」(旧ダイエー仙台店)の7,8階に移転。売場面積は約1,700㎡で、移転前とほぼ同じ品揃えとなる。店舗名は「ブックオフ・スーパーバザー・イオン仙台店」で、6月29日の営業開始を予定する。
また、同じくさくら野で営業していた「ICI 石井スポーツ」もイオン仙台店5階に移転し、6月9日より営業を開始する。
ブックオフはイオン仙台店に移転する。
5月24日に閉店するH&Mは、仙台市地下鉄南北線長町南駅前の大型商業施設「ザ・モール仙台長町」に移転。1フロアを使用し、売場面積は約900㎡。店舗名は「H&M ザ・モール仙台長町店」で、7月上旬の営業開始を予定する。
H&Mはザ・モール仙台長町に移転する。
旧さくら野百貨店の建物は老朽化が進んでおり、近い将来の再開発が期待される。
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JRさいたま新都心ビル、6月13日開業-商業ゾーン、5月17日に先行開業
さいたま市中央区のさいたま新都心で建設が進んでいた「JRさいたま新都心ビル」が6月13日に開業する。
JRさいたま新都心ビル。
駅西口の旧国鉄操車場跡、地上20階建ての大型複合ビル
JRさいたま新都心ビルはJRさいたま新都心駅西口の旧国鉄大宮操車場跡地で建設が進められてきた高層複合ビル。
地上20階建ての建物には商業ゾーンをはじめ、ホテル、結婚式場、事務所、保育施設が入居する。
2階から4階を占める商業ゾーンの店舗面積は約2,500㎡で、運営はJR東日本ビルディング。
ビルの6月13日のグランドオープンに先駆け、低層階の商業ゾーンは5月17日に先行開業した。

低層階が商業ゾーンに。
(画像はニュースリリースより)
商業ゾーン、5月17日開業-飲食中心に14店舗が集結
商業ゾーンのうち、2階「コンビニエンス&カフェ」には、コンビニ「ローソン」、ベーカリー「リトルマーメイド」、カフェ&バー「プロント」、リペアサービス「ミスターミニット」の4店舗が出店。
また、3階「プチ贅沢ダイニング」には、地元店舗のスペイン料理「メルカド デル プエト」と寿司「すし風凛」をはじめ、越谷市創業のフランス料理「ビストロ石川亭」、埼玉県初出店の北海道イタリアンバル「ミア ボッカ」、水炊き専門店「博多 華味鳥」の飲食店5店舗が集結する。
4階「カジュアルダイニング」には、埼玉県初出店の焼鳥バル「SAKE&YAKITORI 鳥光國」や、長崎ちゃんぽん「リンガーハット」、中華そば・つけめん「舎鈴」、中華料理「梅蘭」、海鮮居酒屋・定食「築地食堂源ちゃん」の飲食店5店舗が軒を連ねる。
JRさいたま新都心ビル
住所:埼玉県さいたま市中央区新都心11-1
商業ゾーンの営業時間
:2階 7:00-23:00
:3-4階 11:00-23:00
※ 一部営業時間の異なる店舗あり
ニュースリリース:2017 年5月 17 日(水) JRさいたま新都心ビル 商業ゾーンが先行オープンします!(JR東日本公式サイト)
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クレディセゾン社員「東池袋52」結成-デビュー曲は「わたしセゾン」
クレディセゾンと関連会社の女性社員で結成するアイドルグループ「東池袋52」が5月19日に「わたしセゾン」でデビューした。

東池袋52(公式サイトより)。
かつての西武セゾングループの中核企業
「クレディセゾン」は旧・西武セゾングループの中核企業で、百貨店「緑屋」を起源とする。西武セゾングループ入り後は残存店舗をセゾングループの各社に分割したのち「西武クレジット」を経て、1989年に「クレディセゾン」となった。2001年に西武セゾングループは崩壊し、現在の筆頭株主はみずほ銀行となっている。
東池袋52のグループ名はクレディセゾン本社が「サンシャイン60」の52階にあることに由来。
デビュー曲「わたしセゾン」は欅坂46のヒット曲「二人セゾン」をもじったものであり、同社による「(勝手に)アンサーソング」としている。

二人セゾン(欅坂46公式サイトより)。
東池袋52のプロデューサーは秋元康氏ではないものの、作曲をAKB48「ポニーテールとシュシュ」などで知られるタダシンヤ氏(多田慎也氏)が手掛けるなど、一流クリエイター陣を起用した。
公式サイトではプロモーションビデオも公開されている。
欅坂46「二人セゾン」との共演なるか?
秋元康氏がプロデュースする欅坂46の楽曲には「二人セゾン」のほかにも「渋谷からPARCOが消えた日」をはじめとして、セゾングループの拠点の1つであった渋谷やセゾングループを連想させるものが複数ある。

2016年8月に閉店した渋谷パルコ。
東池袋52の公式サイトによると、「わたしセゾン」のCMは「AKB48 オールナイトニッポン」「乃木坂46・新内眞衣のオールナイトニッポン0」「欅坂46 こちら有楽町星空放送局」でもオンエアされるという。今後、東池袋52と欅坂46がなんらかのかたちで共演する日が来るのかも注目される。
なお「わたしセゾン」のCDは「セゾン永久不滅ポイント」で交換することができるという。
外部リンク:東池袋52 公式サイト
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