宮城県南三陸町志津川の仮設商店街「南三陸さんさん商店街」が、本設商店街への移転準備のため12月31日をもって閉鎖される。
南三陸さんさん商店街。(googlemapより)
復興目指す南三陸の象徴的存在だった
南三陸さんさん商店街は2012年2月25日に開設。
東日本大震災で被災した地元商店主など32の事業者が入居する仮設商店街で、復興を目指す南三陸町志津川の象徴的存在だった。
三陸で採れた海の幸をふんだんに詰め込んだ名物「南三陸キラキラ丼」が各メディアで取り上げられるなど、観光スポットとしても注目を浴びたが、新市街地に新設される本設商店街への移転にともない、2016年末をもって閉鎖することとなった。
本設商店街は2017年3月オープン-復興進む志津川
2017年3月のオープンを予定する本設商店街「新南三陸さんさん商店街」(仮称)は、南三陸町の復興計画で整備される志津川地区の新市街地内に築かれる。
新市街地はかつての志津川町中心部近くに建設。津波対策で土地の嵩上げが行われており、建築家の隈研吾氏がグランドデザインを手がける本設商店街は木造・平屋建ての6棟で構成され、延床面積は約3,086㎡。
仮設商店街から移転して引き続き営業する商店や、コンビニ、産直市場など28店舗が軒を連ねる予定となっている。2017年3月オープン予定の新商店街。(画像はナイス公式サイトより)
外部リンク:南三陸さんさん商店街(公式サイト)
ニュースリリース:〜南三陸町志津川地区観光交流拠点新築工事〜南三陸町「さんさん商店街」の移転新築工事を着工 建築家 隈 研吾氏のグランドデザインにより新たなにぎわい空間が創出へ(ナイス公式サイト)
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