カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

道東で「WAON」による路線バス運賃支払い、2018年5月開始-帯広・釧路など、「全国初」取り組みも

イオン北海道とマックスバリュ北海道は、電子マネー「WAON」による路線バスの運賃決済サービスを2018年5月21日より開始する。

道内で発行される「ご当地WAON」。(イオン北海道公式サイトより)

道東の3事業者で実施-バスでのイオン来店促進へ

WAONによるバス決済サービスは、イオンが進める「地域エコシステム」の一環として実施。
地域の重要な移動手段としてのバス路線の活性化に加え、公共交通機関でのイオン店舗への来店を促進するねらいがあるという。
5月21日から導入されるのは「十勝バス」(帯広市)の「西地区コミュニティ路線」と、「くしろバス」(釧路市)の「たくぼく循環線」の定額運賃2路線で、秋からは「阿寒バス」(釧路市)の多区間運賃3路線にも導入予定。
イオンによると、交通系ICカード以外の電子マネーによる多区間運賃路線(区間ごとに運賃が加算される方式)の決済サービスは全国初となる。

イオンへの来店促進を狙う。(写真は札幌市の店舗)

ニュースリリース:電子マネー「WAON」での路線バスの運賃決済サービス初! 路線バスの「WAON」決済サービスを開始(イオン北海道公式サイト)
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阪急阪神「Sポイント」、関西のセブンイレブンで利用可能に-2018年5月14日から

関西地方の2府4県で展開している「セブンイレブン」のほぼ全店舗で、5月14日から阪急阪神グループの共通ポイント「Sポイント」(S-POINT)が利用可能となる。

2016年4月から共通ポイントを導入していた阪急阪神

Sポイントは2016年4月21日に導入された阪急阪神グループの共通ポイント。
鉄道や流通企業、宿泊施設のみならず、宝塚劇場などでの観劇・観戦、旅行代理店での旅行商品購入など、様々な阪急阪神グループの企業で使って貯めることができるのが特徴だ。
CMには、曾祖父が阪急グループの創業者である松岡修造氏が起用されている。

阪急オアシスの店舗(吹田市)。

Sポイント、関西の7-11ほぼ全店で-現金払いにも

今回、新たにSポイントが利用可能となったセブンイレブンは大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の各府県にある約2700店。
セブンイレブンではSポイントサービスの対象カードを利用または提示すると、税抜200円に付き1ポイントが付与される。
現金払いにも適用されるが、nanacoポイントなどとの二重付与は出来ない。
詳細は下記公式サイトにて。

外部リンク:S-POINT
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丸井、2018年夏に「証券事業」参入-特徴は「エポスカード払いでつみたてNISA」

ファッションビルや百貨店を運営する「丸井グループ」(中野区)は、新たに証券事業に参入することを発表した。
旗艦店の1つ「渋谷マルイ」。

クレジットカードで投信購入可能-日本初

証券事業への参入は5月10日に青井浩社長が記者会見で発表したもので、投資信託を専門に行う。参入は2018年夏ごろの予定。
最大の特徴は、丸井グループのクレジットカード「エポスカード」(旧・赤いカード)で購入することも可能だということ。購入する際は「分割払い」なども可能で、同社によると、クレジットカード払いで投資信託を購入できるのは日本初だという。
「つみたてNISA」(少額投資非課税制度)の対象商品を取り扱い、投資信託の最低購入額は3000円、もしくは5000円を検討。スマートフォンで気軽に申し込み・購入することも出来るようにするといい、丸井店内での商品説明などもおこなうことで、同社が主な顧客とする若者の購入を促す方針だ。
丸井は「10年後に100万人へサービスを提供する」としている。
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同社で最も規模の大きい店舗である「北千住マルイ」。

丸井、主な顧客の「若者・女性」に訴求

丸井は元々クレジットカード事業を収益の柱としてきた。
若者のアパレル離れが進む近年は、アニメやアイドルとのコラボを強化するなど、新たなカード会員獲得にも乗り出しており、同社によるとカード会員657万人(2018年3月末時点)のうち、約半数が20代から30代、約7割が女性だという。
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近年はアニメコラボにも注力、エポスとアニメの提携も。

現在、国内の金融商品購入者は高年齢の男性が多く、丸井は若者・女性をターゲットにすることで棲み分けを図りたい考えだ。
その一方で、カードで借金をしてつみたてNISAを購入した場合、丸井に分割払い手数料や運用手数料(信託報酬)を払ったのち最終的に顧客に残る利益は非常に少ないものとなることは想像に難くない。
しかし、それでも「ゼロ金利」の銀行に預貯金するよりはマシと考える若者も少なくないと考えられ、丸井の一連の動きはまさに「低金利時代」を象徴したものであるとも受け取れる。

外部リンク:丸井グループが“つみたて専門”の証券会社を設立します
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和光市駅ビル、2020年3月開業-東武、商業施設とホテルの複合ビルに

東武鉄道は、埼玉県和光市の玄関口である東武東上線和光市駅に、新たな駅ビルを建設する。

東武東上線。

和光市に駅ビル-商業施設とホテルの複合ビル

駅ビルが建設されるのは、東武東上線和光市駅の南口。同駅には東京メトロ副都心線も乗り入れている。
地上7階建てで、1階から3階は商業施設となるほか、4階から7階には東武ホテルマネジメントが出店、東武グループのホテル「(仮称)和光市南口駅ビル東武ホテル」となる。

完成イメージ。

下層階の商業施設の延床面積は7949㎡。テナントについては発表されていないが、約40店舗となる見込み。
ホテル部分の延床面積は4,522㎡、部屋数は158室となる。
2018年8月に着工し、2020年春ごろの開業を目指す。

外部リンク:2020年春、東上線 和光市駅南口直結の駅ビルを開業します!
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日本橋三越本店に「ねこ像」設置-「ねこ・猫・ネコまつり」記念で、5月13日まで

日本橋三越本店(中央区)の新館入口に「ライオン像」ならぬ「ねこ像」が設置され、買い物客の人気を集めている。

日本橋三越本店に設置された「ねこ像」。

ライオン像ならぬ「ねこ像」、5月13日まで

この「ねこ像」は日本橋三越本店で5月2日から開催されている「ねこ・猫・ネコまつり」を記念したもの。
このねこ像は「ネコの夢」と題し、「ライオン像」に憧れていたねこが毎日ライオン像のもとに通いポーズを研究、ライオンの許しを得て同じポーズで「ねこ像」になったというストーリーがあるという。
なお、像が設置されたのは新館の日本橋口だが、この場所にはもともとライオン像が設置されていた訳ではない。
(ライオン像は本館に設置されている)

ショーウインドウも「ねこ・猫・ネコまつり」で猫一色に。

「ねこ・猫・ネコまつり」は日本橋三越本店全館で5月13日(一部の展示は14日まで)まで開催中。
岩合光昭氏による新作写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」(14日まで)や三毛猫とロシアンブルーが主役のショートアニメ「働くお兄さん!」とのコラボイベント(13日まで)など、全館において「ねこ」をテーマにした多彩な企画が行われている。

館内各階ではスタンプラリーも実施。

外部リンク:ねこ・猫・ネコまつり|5月2日(水)ー 5月13日(日)日本橋三越本店 本館・新館 各階
外部リンク:写真展 岩合光昭の世界ネコ歩き2 | 三越 日本橋本店 | 三越 店舗情報
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コーナン、HIヒロセと資本業務提携-2018年中にヒロセ株の約1割取得

ホームセンター大手の「コーナン」を運営するコーナン商事(大阪府堺市)は、中堅ホームセンター「HIヒロセ」を運営するホームインプルーブメントひろせ(大分県大分市)と資本業務提携を締結した。

コーナンの店舗(東京都荒川区)。

共同店舗のない2社、提携へ

コーナンはホームインプルーブメントひろせ(以下、HIヒロセ)の実施する当社を割当先とする第三者割当増資等によりHIヒロセの普通株式 775,000 株を取得。取得額は明らかにしていない。コーナンはHIヒロセ株の10.1%を取得することになる。

HIヒロセの店舗(大分市)。

今後はプライベートブランドの供給や商品の共同開発、共同仕入れ、ECビジネスなどに関する経営ノウハウの共有などをおこなうとしている。
なお、コーナンとHIヒロセに競合店舗は無い(最も近い店舗でも車で約30分の距離にある)。

生鮮売場を導入しているHIヒロセ、今後はコーナンも?

HIヒロセは大分市に本社を置く中堅ホームセンターで、九州各地に約30店舗を展開する。また、2008年には経営破綻した「OKホーム&ガーデン」の事業を引き継いでいる。
同社の多くの店舗は生鮮食品売場を併設、もしくは近隣に食品スーパーを設けていることを特徴としている。

HIヒロセ三重店の隣接地に出店するHIヒロセの食品館。

コーナンでは、生鮮食品売場を導入する際は他社スーパーを入居させることが多いが、将来的にはHIヒロセのノウハウを導入することで食品売場の完全自社運営をおこなう可能性もあろう。

外部リンク:資本業務提携に関するお知らせ(コーナン)
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WEGO原宿本店、2018年中に閉店へ-道路拡幅で立ち退きに

カジュアルウェアを販売する「WEGO」(ウィゴー、東京都渋谷区)の本店である「WEGO原宿本店」が、明治通り拡幅のため近く閉店することとなった。

WEGO原宿本店と明治通り。

「大阪発」WEGOの東京旗艦店だった

WEGOは1994年に大阪・アメリカ村で創業。1998年に東京に進出した。
WEGO原宿本店は2003年に開店。若者ファッションの発信地・原宿において同社の旗艦店として15年間営業を続けてきた。
なお、出店当時は路面店での展開が多かったWEGOであるが、その頃からファッションビル、駅ビルへの出店も増え、現在は郊外型ショッピングセンターへと展開エリアを拡大している。

原宿本店、道路拡幅で解体へ-5月7日から閉店セール

WEGO原宿本店の閉店は公式ツイッターで告知されたもの。
正確な閉店時期は明らかにされていないが、5月7日より閉店セールが実施される。

閉店セールを実施する(公式ツイッターより)。

現在、店舗周辺では明治通りを拡幅するための工事が進行中。今回拡幅される範囲は神宮前六丁目歩道橋から竹下通りまでの約640mで、2019年度中の完成を目指して工事が進められている。
WEGO本店が入居している建物(イベリアビル)も、工事による立ち退きのために近く解体されるとみられる。
WEGOは原宿駅近くに原宿本店のほかにも竹下通り店、原宿竹下口店、W♡Cなどを出店しているほか、2017年10月には格安新業態の「WEGO1.3.5…原宿竹下通り店」を開店させたばかり。
(「SUPER WEGO」は2017年10月に閉店)。
徒歩圏に複数店舗あることから今後は周辺店舗が代替店として機能すると思われるが、長年親しまれた旗艦店の閉店を惜しむ声も多いであろう。

外部リンク:SHOPS | WEGO 原宿本店 | WEGO ウィゴー
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ジ・アウトレット広島、2018年4月27日開業-イオン、西風新都に「地域創生型商業施設」

広島市佐伯区の西風新都にイオンモールが運営する“地域創生型商業施設”「THE  OUTLETS HIROSHIMA(ジ・アウトレット・ヒロシマ)」が2018年4月27日にグランドオープンした。

THE  OUTLETS HIROSHIMA。

西風新都の新たな顔、イオン+アウトレット

「THE  OUTLETS HIROSHIMA」は広島市佐伯区のニュータウン・西風新都エリアに出店。売場は1階と2階で、延床面積は約 72,000㎡、総賃貸面積は約 53,000㎡、店舗数は約200店舗。将来的には近くにアストラムラインが延伸する計画もある。
同店は従来のイオンモールとは異なった「地域創生型商業施設」を標榜しており、「~アウトレットをもっと自由に~ イオンモールだからできる地域創生型商業施設」をコンセプトに掲げている。 

キャッチフレーズは「アウトレットをもっと自由に」。
(公式サイトより)

館内は1階の「ライフデザインフロア」と2階の「アウトレットフロア」に分かれている。
店舗が傾斜地にあるため、1階より2階の面積のほうが大幅に広いのも特徴で、2階の一部はオープンモール型となる。

1階の目玉は「アミューズメント」と「広電70形」

1階の「ライフデザインフロア」はアミューズメント施設を集めたエリア、地域の名産品などを集めたエリア、飲食店街、イオンスタイル(スーパーマーケット)などで構成される。
そのうち、アミューズメントエリア「ほしかげシティ」の核テナントは「アミューズメント&スポーツ カプコン」。ほしかげシティには広島県内初の通年型アイススケートリンク「ワンダーリンク」も設置される。

ほしかげシティ。

また、カプコンが運営するボウリング場には地元球団をデザインモチーフとした「広島東洋カープレーン」があることも特徴だ。ゲームエリアには大人数で楽しめる最新VRゲームを設置。
このほか、エリア内には「イオンシネマ」も開設されている。

ほしかげシティ内。

飲食店街は「丸亀製麺」「いきなりステーキ」など11店舗の有名店が出店している約1000席規模の大型フードコート「フードフォレスト」、懐かしさを感じさせるデザインが特徴で、かつお料理店「龍神丸」、穴子料理店「安芸乃」、「神戸元町ドリア」など瀬戸内・中四国の名産食を扱う店舗が出店する「きんさい横町」、普段使いなどにも使えるカジュアルなレストランゾーン「グランドダイニング」の3つのエリアに分かれており、この他にも喫茶店の「タリーズコーヒー」、「星乃珈琲店」などが出店している。

核店舗のスーパーマーケット「イオンスタイル西風新都」は食品、生活雑貨を中心に販売する。食品売場では、ステーキショップや海鮮丼専門店、サンドイッチショップや生パスタ専門店などで「できたてメニュー」を提供。イートインスペースで食事をとることもできる。

イオンスタイル西風新都。

準核店舗である「フタバ図書」の向かいにあるシンボルゾーン「なみのわガレージ」には、広島電鉄より寄贈された「広電70形電車」が設置されており、同車を使用した巨大プロジェクションマッピングも登場した。

広電70形。店舗のシンボルとなっている。

プロジェクションマッピングはスマホと連動することにより映像をカスタマイズできる参加型のものも、来店客の関心を集めていた。
5000形などでお馴染みの宮島線直通カラー。
色によって方向幕も変化する。

なお、同車は旧・ドルトムント市電で、かつて広電ストア・マダムジョイ千田町店でレストラン電車「トランヴェールエクスプレス」となっていた車両である。

70形の案内板。(「70系」は誤り)

このほか、1階には「島村楽器」、「トイザらス」、雑貨店「sakkazakka+」、期間限定店舗「東急ハンズトラックマーケット」などが出店する。
sakkazakka+には従来型のショッピングモールではあまり見られない手作り雑貨や地域の工芸品を集めたコーナーもあり、大多くの人が足を止めていた。同店では、広島県大竹市の「手すき和紙」体験など様々なワークショップも開催される予定となっている。

2階は「アウトレット+ファッション」

2階の「アウトレットフロア」には国内外のセレクトショップやアウトドアスポーツブランドなど多くの店舗が出店。
店舗が傾斜地にあることを活かし、通路は屋外に設置されるオープンモール型となっており、白を基調とした外装に噴水やテント、植木などのオシャレな街のような雰囲気となっている。

2階。一部はオープンモール型となっている。

出店テナントのうち、アパレルテナントの「BEAMS」、「GAP」「EDWIN」、「アルマーニ」、「WEGO」などはアウトレット店となっているが、ファストファッション「H&M」や掃除機などの家電を販売する「Dyson」などは(セール品が多い店もあるものの)「アウトレット」を標榜しておらず、アウトレットと一般テナントが混在する状況となっていることも特徴。
アウトレット店と一般店舗が隣り合っている場所も少なくないため、注意が必要だ。なお、イオンモールなどでもお馴染みの夏季限定店舗「三愛水着楽園」もアウトレット店として出店している。
このほか、2階にはカフェ「スターバックスコーヒー」、ベーカリー「Délifrance」なども出店している。

2階から1階を見下ろす。

THE  OUTLETS HIROSHIMAでは5月13日までオープニングセールを開催中。館内各地で様々なイベントが開催される予定となっている。

THE  OUTLETS HIROSHIMA(ジ・アウトレット・ヒロシマ)

住所:広島県広島市佐伯区石内東4丁目1番1号
営業時間:10:00~20:00(一部異なる)
イオンスタイルは22時まで、ほしかげシティは24時まで。

外部リンク:THE OUTLETS HIROSHIMA – ジ アウトレット広島
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新光三越台北南西店2号館、2018年5月15日閉店-旧・衣蝶の旗艦店

台北市中山区の地下鉄中山駅前にある日系百貨店「新光三越台北南西店」の2号館(二館)が5月15日に閉館する。
同館は、かつて地場百貨店「今日百貨」、「力霸百貨」、そしてファッションビル「衣蝶」の旗艦店であった。

新光三越台北南西店二館(公式サイトより)。

(新光三越台北南西店二號館、2018年5月15日結束營業。原「今日百貨南西店」→「力霸百貨南京西路店」→「衣蝶台北店」。)

旧・今日百貨→力霸→衣蝶…台湾デパート史を映す店舗

衣蝶」は力霸企業グループ(「力覇」表記も併用)のファッションビルとして「今日百貨南西店」跡の建物に1995年に開店。同店はもともと1990年に「力霸百貨南京西路店」として開業したものだったが、1991年に隣接地に新光三越が出店したことにより経営が悪化、ファッションビルに業態転換・屋号改称したものであった。
なお、今日百貨は1968年に台北市西門町(峨眉街)で創業した地場百貨店で、南西店は1977年10月に台北市南京西路(旧・紅葉橋通り、大正町)に開店。かつて5階には映画館も入居していた。今日百貨はその後、西武セゾングループと提携して西武百貨店からの経営支援を受けていたが、台北市西門町の本店(現在は誠品書店が出店)で2度の大火を起こし多数の死傷者を出すなどして経営が悪化、1990年に南西店を力霸グループに譲渡した後、1997年に西門町の本店を閉鎖して廃業している。
その後、衣蝶はファッションビル「衣蝶生活流行館」(IDEE)として台湾全国に店舗網を拡大した。衣蝶南西店の地下には1997年に地下鉄中山駅が開業、1999年には隣接地に衣蝶台北店S館を新築開業させている。
しかし、衣蝶も日系百貨店などとの競争激化により経営不振に陥り、2008年4月に新光三越に7億500万NT$(約27億円)で買収され、同年6月から台中店を除く4店舗が新光三越の店舗となっていた。とくに、衣蝶台北店は2館ともに三越南西店に隣接しており、同店の別館として営業することとなった。
なお、衣蝶の親会社であった力霸企業グループは2010年に破産している。

新光三越台北南西店一館(公式サイトより)。

今回閉店する三越南西店二館は1977年に建設された今日百貨の建物であり、築41年が経過して老朽化が進んでいたことも閉店の一因になったと思われる。
建物は地上6階、地下2階(B2は駐車場)で、売場面積は約16,800㎡。もともとファッションビルだったこともあり「GU」、「東急ハンズ」(HANDS手隆館)、「無印良品」、「サンリオ」などファッションビルよりのテナントが多く出店していることが特徴。また、飲食店としては「大戸屋」、「富士そば」、「らぁめん花月」、「丸亀製麺」などが出店していた。

5月15日までセール開催-三越台北南西店、2館体制に

新光三越台北南西店では5月15日まで「二館Bye-Bye SALE」を開催中。また、テナントの東急ハンズ(HANDS手創館)では最大4割引きとなる閉店セールを開催する。なお、同店では二館の閉店セールに合わせて5月13日まで「日本好物美食祭」も開催している。
二館の閉店後は一館と三館(旧・衣蝶台北店S館)を一部改装して営業を継続する。
新光三越は台湾最大手の百貨店で三越伊勢丹ホールディングスの稼ぎ頭の1つとなっており、2017年には高雄市の「高雄大魯閣草衙道ショッピングセンター」を傘下に収めるなど経営規模の拡大が続いているが、その一方で、2018年3月には日系百貨店「遠東そごう」との競合により新竹店を閉店させている。

追記:三越南西店二館跡には建物を全面改装した上で誠品書店・誠品生活が出店することとなった。

外部リンク:新光三越百貨
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新潟レインボータワー、2018年8月末解体-万代シテイのランドマーク、45年の歴史に幕

新潟県新潟市中央区の「万代シテイバスセンター」 内に建つ展望塔「レインボータワー」が2018年8月末に解体される。

万代バスセンターとレインボータワー。

万代シテイの象徴だった-展望台は12年に営業終了

レインボータワーは1973年に新潟交通本社用地に再整備された「万代シテイバスセンタービル」内に開業。
高さは100mで、「レインボー」の名の通り外観に7色の配色が施されているのが特徴だ。
2階建ての昇降・回転式の展望台は新潟市随一の観光名所として知られていたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災により営業を中止。2012年2月には耐震上の問題から営業終了が公式に発表されたが、以降は撤去されずに放置されてきた。
隣接地にはNGT48劇場が入居するLoveLaがある。

バスセンタービル改修で解体へ

地元テレビ局・新潟テレビの報道によると、老朽化した万代バスセンタービルや万代シルバーホテルの耐震改修工事実施に伴い、タワーは8月下旬から解体されることが決まったという。
また、バスセンタービルはレインボータワー解体後に耐震補強工事が実施され、2021年秋にリニューアルオープンする予定だという。

バスターミナルは2021年秋に改修される

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