カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ファミリーマート、「フィットネスジム」併設店を展開へ-2018年2月から

コンビニ大手のファミリーマートは、自社運営のフィットネスジム「Fit&GO」を併設したコンビニの展開を2018年2月から開始する。フィットネスジム併設のファミマ店舗。(イメージ画像)

フィットネスジム併設店、5年で300店目指す

「Fit&GO」はファミリーマートが新たに立ち上げるフィットネスジムの新事業。
コンセプトは「お客様のライフスタイルにとけこむ、新しいフィットネス。」で、ランニングマシンやウェイトスタックマシンなどのトレーニングマシンの設置、スマートフォンアプリと連動した効率的なトレーニングのサポートなどを行う。
ジムの営業時間は24時間で、都心部のコンビニでは店舗2階を中心に、郊外店などでは駐車場内に新棟を設置する。
2018年2月中旬をめどに東京都大田区に1号店を出店し、設置店舗は5年後をめどに300店に拡大するという。

コインランドリー併設も進めるファミマ

ファミリーマートはフィットネスジムの併設と並行し、アクア株式会社との共同でコインランドリーの設置も進めると発表。
2018年春をめどにサービスを開始し、2019年度末までに駐車場のある店舗を中心に500店での展開を目指すとしている。
近年の郊外コンビニは広い駐車場に平屋の店舗というスタイルが多かったが、こうしたコンビニ店舗の「土地・建物の有効活用」は今後も進むであろう。

コインランドリーを併設するファミマの店舗。

(イメージ画像はファミリーマート公式サイトより)
ニュースリリース:フィットネス事業への参入について(ファミリーマート公式サイト)
ニュースリリース:コインランドリーサービス事業の展開について(ファミリーマート公式サイト)
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スターバックスコーヒー、「道の駅」に初出店へ-茨城県筑西市に2019年開業予定

カフェ大手のスターバックスコーヒーは、茨城県筑西市で2019年開業予定の「道の駅(名称未定)」に出店する。
道の駅へのスタバ出店は初となる。
追記:「道の駅グランテラス筑西」の開業日は2019年7月11日となった。「スターバックス道の駅グランテラス筑西店」も同日開業となる。

スタバが出店する筑西市の道の駅。(イメージ画像)

スタバ、道の駅に「初出店」

スタバが出店するのは、JR下館駅より北東に約2.5km離れた下館バイパス付近で2019年開業予定の「道の駅」。
全国にある「道の駅」へのスタバ出店は初となる。
なお、道の駅にはスタバのほか、総合レストラン・蕎麦の「すぎのや」(茨城県坂東市)、ベーカリー「グリーンルーム」(埼玉県本庄市)など飲食店6店舗が出店予定となっている。

初上陸から21年、地方展開進めるスタバ

米ワシントン州シアトルで1971年に創業したスターバックスコーヒーは、1996年8月2日に日本初上陸(1号店は銀座)。以降は全国各地で出店を進め、2015年5月のシャミネ鳥取店(鳥取市)開店で、全国47都道府県への出店を成し遂げた。
近年は地方へ展開に力を入れており、11月22日には「初の船で行くスタバ」と題する店舗を広島県廿日市市宮島に、12月22日には松山市の伊予鉄道後温泉駅舎内に出店するなど、観光・レジャー需要の取り込みを目指した特色ある地方店舗の出店が続いている。
離島初店舗として宮島に出店した厳島表参道店。
(道の駅画像は筑西市公式サイトより)

追記:開業は2019年7月11日となる。

外部リンク:「道の駅」のテナント出店者 選定結果について(お知らせ)平成29年10月(筑西市公式サイト)
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関連記事:道後温泉駅の駅舎内に「スタバ」、12月22日開店

イオン海田店、2018年2月28日閉店-旧・サティ、建替えめざす

広島県海田町のJR海田市駅近くにあるショッピングセンター「イオン海田店」が2018年2月28日に閉店する。

イオン海田店。

老朽化で35年の歴史に幕-建替えめざす

イオン海田店は1982年3月に「ニチイ海田ショッピングデパート」として開業。1996年に改装をおこない「海田サティ」に転換、2011年に「イオン海田店」となった。建物は地元企業が所有する。
売場は1階から4階までで、売場面積は9,180㎡。テナントとしてダイソー、メガネの三城、タツミヤなどが出店している。
閉店は建物の老朽化による耐震性不足のため。
イオンはイオン海田店の建物を解体後に新店舗を建設する方針だというが、新店舗の開店時期や規模、業態などは発表されていない。
イオン海田店では12月15日より閉店セールが行われる。

外部リンク:イオン海田店
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山田うどん、居酒屋新業態「県民酒場ダウドン」展開-1号店、清瀬駅前に2017年12月4日開店

山田うどん」を展開する山田食品産業(埼玉県所沢市)は、新業態となる「県民酒場ダウドン」を、西武池袋線清瀬駅前に12月4日出店する。県民酒場ダウドン。(イメージ画像)

埼玉県民御用達うどんチェーン「だうどん」

山田うどんは埼玉県所沢市で製麺所として1935年に創業。
1965年にはうどん屋「山田うどん食堂」のFC展開を開始し、現在は埼玉県を中心に関東地方1都6県のロードサイドなどで約160店舗を展開している。
うどん・そばを中心とした低価格帯メニューが特徴で、一部の埼玉県民からは「だうどん」の略称で親しまれる。山田うどんの店舗。(宇都宮市)

2016年からは文化放送のラジオ番組「高城れにの週末ももクロ☆パンチ!!」の単独スポンサーとなっており、番組コラボによる新メニューの開発も行われた。

駅前型新業態で「チョイ飲み」需要獲得へ

新業態「県民酒場ダウドン」の1号店は、埼玉県ではなく東京都清瀬市の清瀬駅北口に出店。
営業時間は7時〜23時で、メニューは約60種。
7時〜15時の間は「うどんと丼の店」としてうどんや丼、セットメニューを提供する一方で、17時〜23時の間は「酒場」としてビール・埼玉の地酒などの酒類をはじめ、餃子や山田うどん名物のもつ煮「パンチ」といった酒に合う夜向きの料理を提供する。

夜メニューでは酒類や酒に合う料理を提供する。

同じ麺類を主力とするチェーンでは、ラーメン・中華料理店「日高屋」が駅前立地と酒類の充実で「ちょい飲み」需要を獲得し、好調な業績を上げている。
従来郊外立地がメインだった山田うどんが、今回の新業態で駅前立地、酒類充実に舵を切ったのにはそうした影響も大きいとみられ、今後の展開次第では「うどん界の日高屋」として「丸亀製麺」や「はなまるうどん」の座を脅かすことになるかもしれない。

(外観イメージ、メニュー表は企業提供)
外部リンク:山田うどん
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トキハ本店の耐震化工事、2017年11月30日完成-化粧品売場など全面リニューアル

大分県大分市のJR大分駅前にある百貨店「トキハ本店」の本館耐震化リニューアル工事が終わり、11月30日にグランドオープンを迎えた。

トキハ本店。

1年半・14億円かけた耐震リニューアル終える

トキハ本店は1935年10月に開店。本館は地上8階建て~地下2階で、売場面積は42,564㎡。
現在の本館は1974年に建て替えられたもので、老朽化が進んでいた。
耐震化工事は2016年5月に開始され、約1年半かけて柱の補強や耐震壁の設置を実施。震度7の揺れにも耐えられる強度とした。

耐震化工事のようす。売場を閉鎖する大規模工事だった。

また、耐震化工事に合わせて若者客の取り込みを図るべく、オーガニック・ナチュラルコスメの売場を増すなどの全面改装をおこなった。
耐震化とリニューアルの総工費は約14億円だという。

地方都市有数の規模「コスメワールド」、プチプラコスメも

もっとも大きく改装された1階の化粧品売場「コスメワールド」は全23店舗中15店舗をリニューアル。
東九州随一の品揃えを誇り、オーガニック化粧品やコスメ雑貨などを販売する「コスメキッチンマーケット」など8店舗が新規開店、「ゲラン」、「エスティローダー」、「ルナソル」などが全面リニューアルした。
 
全面リニューアルした1階には赤絨毯が。

新たに生まれた「コスメキッチンマーケット」は、オーガニックコスメを中心に、雑貨、石鹸なども品揃えしたトキハの自主編集セレクトショップ。
大学生などの若者を取り込むために 3000円前後のプチプライスコスメも取り扱う。

コスメキッチンマーケット。

なお、このほか地階の食品売場、6階のチルドレンズワールドなどは2015年のJRおおいたシティ開業に合わせて全面改装を終えており、多くの客を集めている。
 
2015年に生まれ変わった地階の食品売場。

外部リンク:トキハ本店 1F 化粧品 リニューアル オープン
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サンモール高砂、12月9日閉館-西友撤退から2年、再生かなわず

山陽電車高砂駅前のショッピングセンター「サンモール高砂」が12月9日に閉館する。
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サンモール高砂。

核店舗の西友撤退で半分が空き店舗に

サンモール高砂は1976年から1978年にかけて開店。 三菱製紙の工場敷地の一部とその周辺を再開発して建設されたショッピングセンターで、商業床は東館、南館、西館の3館体制で3階建、売場面積は15,372㎡。西館の4階以上はマンション「サンモール高砂ハイツ」となっている(なお、三菱製紙は現在も隣接地で営業中)。開業時には国鉄高砂線の駅も近くにあった。
商業床の核店舗は西友高砂店で、全売場面積の約半分にあたる7,533㎡を占めていたが、西友は2015年4月での撤退を表明。高砂市の要請から同年12月末まで営業を延長したものの、後継店舗は決定せず、空き店舗となっていた。また、三菱系の「サンモールスイミングクラブ」も2015年に閉館しており、それ以降は専門店のみが営業を行っている。

三菱系が売却-建物は老朽化、今後は未定

2016年6月には、サンモール全体が三菱系の「神戸ダイヤサービス」からマイカルの創業家が兵庫県で創業したディベロッパー「アスクプランニングセンター」に売却され、現在サンモールは同社の管理となっている。
建物は築41年で、老朽化のため耐震性が低いといい、テナントは12月9日を以て全て閉店となる。マンション部分にはまだ入居者がおり、今後の活用方法については未定だという。山電高砂駅の周辺にはほかにスーパーマーケットが立地していないため(サンモール隣接地にドラッグストアはある)、買い物難民解消のためにも早期の再生が課題となっている。
なお、別棟のロッテリアは営業を継続する。

外部リンク:サンモール高砂
外部リンク:神戸ダイヤサービス
関連記事:再活用進まぬ西友跡
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アーバンリサーチストア渋谷店、2017年12月11日閉店-都内1号店、15年の歴史に幕

東京都渋谷区神宮前6丁目にあるファッション専門店「アーバンリサーチストア渋谷店」が12月11日をもって閉店する。アーバンリサーチストア渋谷店。

2014年に業態転換した東京1号店

アーバンリサーチは大阪市に本社を置くアパレルメーカー、セレクトショップ。主力となる「URBAN RESEARCH」のほか、ロングライフ商品が中心の「DOORS」、ファストファッションの「SENSE OF PLACE」など、コンセプトの異なるブランドを複数展開している。
渋谷店は「URBAN RESEARCH」の東京進出1号店として、明治通り沿いの「ホルツ細川ビル」下層階に2002年開店。
2014年9月のリニューアルでは、アーバンリサーチの全業態を複合した「URBAN RESEARCH Store」に転換した。

閉店相次ぐ渋谷エリアのアーバンリサーチ

渋谷店閉店の理由は11月20日現在明らかにされていないが、12月11日の閉店まで対象商品が30%オフとなるクローズセールを実施している。
なお、渋谷エリアにおけるアーバンリサーチ店舗はStore渋谷店のほか、「URBAN RESEARCH」が渋谷ヒカリエと神南1丁目に、「DOORS」が渋谷モディに出店している一方、2016年6月には神南1丁目のカフェ業態「green bar」が、2016年8月には渋谷パルコのカジュアル業態「KBF」が、2017年7月にはルミネマン渋谷のワーク・ミリタリー業態「iD」がそれぞれ閉店した。「iD」が出店していたルミネマン渋谷は7月末に閉館。

KBF、iDの閉店は出店施設の再開発絡みという理由はあるものの、「街をにらみ 売り場をさぐり 時代を見通す」を理念に掲げる同社だけに、東京初進出の地として一大拠点を築いてきた渋谷エリアでの相次ぐ閉店はなんとも気になる動きだ。

(渋谷店の画像はアーバンリサーチ公式サイトより)
外部リンク:アーバンリサーチストア渋谷店
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武蔵小山商店街に41階建てマンション、2020年竣工へ-三井不動産「日本一、感じのいいタワマンへ。」

三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、品川区の東急目黒線武蔵小山駅前に41階建てタワーマンション「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」を2020年までに建設する。パークシティ武蔵小山 ザ タワー。(遠景イメージ

商店街「パルム」入口に建設-40以上の商業店舗も誘致へ

41階建てマンションは武蔵小山駅前商店街「パルム」の入口付近に建設。建設中のキャッチコピーは「日本一感じのいいタワマンへ。
総戸数は598戸で、開発地内には地権者向けの低層住宅が別途30戸整備される。
武蔵小山駅前と接する地上部分には多目的広場「ザ プラザ」が設けられ、広場周辺には40以上の商業店舗、751台の自転車を収容できる自転車置き場も整備する。

広場周辺には40以上の商業店舗を誘致する。(イメージ)

建物は2020年1月上旬に竣工する予定で、第1期の204戸が11月23日より販売されている。

再開発相次ぐ武蔵小山、「がんばる商店街」の行方は

武蔵小山商店街「パルム」は、東京都内最長となる800mのアーケードに約250店舗が軒を連ねる人気商店街。2006年にはポイントカードシステムの導入などが評価され「がんばる商店街77選」に選ばれた。
しかし、武蔵小山エリアでは今回の三井不動産開発地の北側でも住友不動産が41階建ての高層マンションを建設する予定のほか、三菱地所が商店街の武蔵小山駅前寄り一帯を再開発する構想もあり、現在の武蔵小山商店街パルムの景観は近い将来消滅する可能性が高い。現在の武蔵小山商店街。将来的に景色は大きく変わりそうだ。

都内では、新宿でも「けやき橋商店街」がタワーマンション建設による再開発のため全店舗閉店し、現在は完全に消滅している。
活気溢れる商店街として多くの支持を受けてきた武蔵小山だけに、相次ぐ再開発による地域イメージへの影響が気になるところだ。
(写真以外のイメージ画像は三井不動産公式サイトより)

ニュースリリース:武蔵小山駅前再開発第1号のタワーマンション 「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」(総戸数 598 戸) 2017 年 11 月 23 日(木・祝)より第 1 期販売開始(三井不動産公式サイト)
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神戸市、三宮再開発の概要発表-ダイエーなど跡地にツインタワー建設へ

神戸市は、三宮再開発の中核施設となるツインタワービルの概要を発表した。

再開発予定地にあるダイエー・三宮OPA2。

ダイエーなど跡地にツインタワー-バスターミナル核に

新たに建設されるツインタワーは、ダイエー神戸三宮店・三宮オーパ2(サンシティビル)、サンパル、中央区役所などがある場所に建設されるもの。
ビルの低層階はバスターミナルとなり、隣接するミント神戸にある既存のバスターミナルと一体運営される。
また、中層階は商業施設や公共施設など、高層階はホテル、オフィス、タワーマンションなどとする。
そのうち、Ⅰ期ビルはサンパル、中央区役所がある街区などに設けられ、2020年ごろに既存ビル解体に着手し、2025年度の完成を目指す。
Ⅰ期ビルの公共ゾーンには、新しい「神戸文化ホール」(仮称、現在は大倉山駅前に所在)、三宮図書館も入居する予定だ。

三宮周辺再開発の概略(再開発公式FBより)

また、現在ダイエー・オーパ2(サンシティビル)などがある街区に建設されるⅡ期ビルは2029年度の開業を目指す。
Ⅱ期エリアの三宮オーパ2は2017年2月に開業したばかりだが、開業10年を待たずして閉館するとみられる。

オーパ2に新たに生まれたレストラン街「パティオ・ザ・ダイナー」。

今回の再開発に伴い、兵庫県と神戸市は国家戦略特区制度などを活用した規制緩和を国に提案することを決めている。
なお、再開発を報じた神戸新聞によると「ポートアイランド北岸から見て建築物の高さが六甲の山並みの稜線を超えない」という市の景観基準により、建物の高さ上限は約165メートルになるという。

外部リンク:都心・三宮の再整備(神戸市)
外部リンク:神戸の都心・三宮(Facebook)
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ユーカリが丘スカイプラザ・モール、11月28日に先行リニューアル-旧サティ、オーケーなど出店

千葉県佐倉市のニュータウン「ユーカリが丘」にある大型商業施設「スカイプラザ・モール」が11月28日に先行リニューアルオープンする。スカイプラザモール。(写真はイオン時代のもの)

旧イオン、今春改装予定も半年延期に

スカイプラザ・モールは旧マイカルのショッピングセンター「ユーカリが丘サティ1番街」として1992年に開業。マイカルのイオン吸収後は「イオンユーカリが丘店」に名称変更し、2016年6月5日まで営業を続けた。
建物は地上4階建てで、イオン時代の売場面積は約21,000㎡。
なお、核店舗だったイオンの総合スーパーや各種専門店は、2016年6月10日に開業した「イオンタウンユーカリが丘」内に移転している。

イオンタウンユーカリが丘。

イオンの撤退後、同施設はユーカリが丘の開発者である山万が運営するショッピングモールとして2017年春のリニューアルオープンを予定していたが、半年ほど開業が遅れる結果となった。

1階にオーケーなど出店、2階以上は順次改装へ

先行リニューアルでは、食品スーパーの「オーケーストア」、鮮魚の「やまと水産」(12月8日開店)、農産物販売の「わくわく広場」(12月中旬開店)、精肉・惣菜の「アンデスハム」(12月中旬開店)といった生鮮3品の専門店、ドラッグストア「くすりの福太郎」、100円ショップ「ワッツ」などが1階に出店する。

1階にはオーケーストアが出店。

2018年1月以降には2階〜4階の本格改装が予定されており、2階は「スカイプラザ・クリニック」と雑貨店舗、3階はカルチャースクールなどが入居する「文化の発信拠点フロア」、4階と3階の一部はプール併設の総合スポーツクラブ「ルネサンス ユーカリが丘」(1月上旬開店)が出店する。

スカイプラザ・モールのテナント一覧(11月28日現在)

1階

  • オーケーストア(食品スーパー)
  • くすりの福太郎(ドラッグストア・調剤薬局)
  • ワッツ(100円ショップ)
  • ポニークリーニング(クリーニング)
  • やまと水産(鮮魚、12月8日開店)
  • わくわく広場(農産物販売・グロサリー、12月中旬開店)
  • アンデスハム(ミート&デリ、12月中旬開店)

3階

  • 小川園(お茶・郷土物産)
  • スポーツクラブ ルネサンス(スポーツクラブ、1月上旬開店)

4階

  • スポーツクラブ ルネサンス(スポーツクラブ、1月上旬開店)

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