売場の一部のみで営業をおこなってきた西宮市甲子園のショッピングセンター「イオン甲子園店」が2017年10月1日に全館閉店する。
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イオン甲子園店。
甲子園球場最寄りの大型スーパー、10月より全館閉鎖
イオン甲子園店は1993年6月にダイエー系百貨店「プランタン甲子園」として開業。その後、ダイエーを経て2016年3月にイオンに転換した。建物は地下2階、地上6階建てで(売場は地下2階〜地上3階)、売場面積は29,000㎡。
プロ野球・阪神タイガースの本拠地「阪神甲子園球場」の最寄り店舗ということもあり、試合開催日には多くの観戦客で地下の食品売場が混雑することで知られていた。
タイガース協賛セールが行われる館内。
しかし、近隣大型店との競争激化や、試合開催日以外での集客不足、施設の信託受益権を取得している三菱地所との賃料交渉の難航などにより、6月1日からは食品売場のみの営業となっており、プロ野球のシーズン終了を待つかたちで、10月1日を以て残りの売場も閉店、全館閉鎖されることとなった。
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2018年5月にリニューアルへ-リニューアル後もイオン?
イオン甲子園店の建物は不動産大手の三菱地所が同施設の信託受益権を取得しており、今後は同社が2018年5月のリニューアルを目指して改装を進めるという。
地元紙・神戸新聞によると、リニューアル後も引き続きイオングループ傘下のイオンリテールが営業する方向で調整が進んでいるといい、新たな専門店街に加えて食品売場にはイオングループのダイエーや光洋が出店することも考えられ、今後の再生が期待される。
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