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ドムドムハンバーガー、2017年7月にダイエー系列離脱-レンブラントホテルに売却で

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ダイエー子会社で飲食店を経営する「オレンジフードコート」(江東区)が、7月に「ドムドムハンバーガー」事業を売却することが分かった。
ドムドムハンバーガーはダイエー系列を離脱することになる。

ドムドムハンバーガー小平店。

日本初のハンバーガーチェーン、復活なるか

ドムドムハンバーガーは1970年に東京都町田市に1号店を出店。
「ドムドム」とはダイエー創業者・中内功氏によるダイエーのキャッチフレーズ「良い品をどんどん安く」に由来する。
 マクドナルドの日本展開前の創業であり、全国初のハンバーガーチェーンとして知られるが、ダイエーの事業縮小に伴い店舗の約9割が閉店していた。

旧CIの店舗(城野店、閉店済み)。
こちらのほうがなじみ深い人も多いであろう。

ドムドムハンバーガーの事業を引き継ぐことになるのは「レンブランドホールディングス」(厚木市)。
レンブラントホールディングスは厚木市、町田市、大分市、鹿児島市などで「レンブラントホテル」を、都内などで「ベストウエスタンホテル」の一部店舗を、御殿場市でゴルフ場などを運営する。
また、2017年にはベトナムに「メーパールシーサンホテル」を開設している。

レンブラントホテルの旗艦店舗・大分店。
(GoogleMapより)

最盛期に比べて店舗数が大幅に減っていたドムドムハンバーガーであるが、レンブラントグループになることで今後はホテル内飲食店などへ出店する可能性もあり、再び店舗網を増やしていくのかどうか注目される。

外部リンク:ドムドムハンバーガー
関連記事:ダイエー、大きいサイズの紳士服店「グランバック」をタカキューに移管-整理すすむダイエー系企業、ドムドムも縮小へ 
関連記事:ダイエー、2016年3月30日までに110店舗の「イオン化」完了-9県のみで展開するローカルスーパーに

西武・そごう武蔵小杉、2017年8月31日閉店-グランツリー武蔵小杉の2階核店舗

神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉駅前にあるセブンアイグループのショッピングセンター「グランツリー武蔵小杉」2階にある百貨店「西武・そごう武蔵小杉」が8月31日で閉店する。

西武・そごう武蔵小杉。

グランツリー2階の核店舗、僅か約2年半で閉店

西武・そごう武蔵小杉は2014年11月のグランツリー武蔵小杉開業に合わせて開店。
グランツリー武蔵小杉はセブンアンドアイホールディングスが運営するショッピングセンターで、西武・そごうはイトーヨーカドー、ロフト、アカチャンホンポなどとともに同ショッピングセンターの核店舗となっていた。
また、2015年5月にさいか屋川崎店が閉店して以降は川崎市で唯一の百貨店となっており、2015年6月には全面リニューアルをおこなっていた。

グランツリー武蔵小杉。

そごう・西武の小型店舗群、残るは2店のみに

そごう・西武は、2016年から全国各地の小型百貨店の縮小をおこなっており、残る小型店は「西武三島」(「イトーヨーカドー三島店」内、西武百貨店沼津店の代替店舗)、「西武・そごう柏」(「アリオ柏」内、柏そごうの代替店舗)の2店のみとなる。

そごう・西武柏。

外部リンク:西武・そごう武蔵小杉SHOP
関連記事:そごう・西武、中小10店舗を2017年夏までに閉鎖へ-仙台泉、葛西、上田、松本など
関連記事:イトーヨーカドー、看板を「鳩」に戻す工事はじまる-12年ぶり再登板
関連記事:丸井川崎店、2018年1月閉店-ルフロンの核店舗、売上8割減で 

イオンタウン長与、5月27日開業

長崎県長与町北陽台にショッピングセンター「イオンタウン長与」が5月27日にグランドオープンする。

イオンタウン長与(ニュースリリースより)。

長与町中心部近くのニュータウンに出店

イオンタウン長与は長崎本線高田駅北側のニュータウン「北陽台」入口に建設されたもの。
長与町中心部に近く、すぐそばには生協「ララコープ」があるほか、かつてはコープと長与川を挟んだ場所に総合スーパー「ラララグループ寿屋長与店」が出店していた(時津寿屋の大型ショッピングセンター化に伴い閉店)。
また、イオンタウンの東側には2017年4月に「長与中央橋」が開通しており、この橋を渡れば長与町役場に行くことができる。

イオンタウンから長与中央橋を渡った地点。
左側の茶色いビルが長与町役場。

34店が出店-浜屋、石丸文行堂、若竹丸など地元老舗も

イオンタウン長与の総賃貸面積は約9,000㎡で、核店舗は「マックスバリュ長与中央店」。
そのほか、物販店としては、長崎市に本店を置く百貨店「浜屋百貨店」の小型店(旧・長与サロンから移転)、同じく長崎市に本店を置く文具店「石丸文行堂」、家電大手「エディオン」、100円ショップ「ダイソー」などが出店する。

浜屋百貨店(ニュースリリースより)。


石丸文行堂(ニュースリリースより)。

また、飲食・銘菓では、洋菓子大手「シャトレーゼ」、和食ファミレス「庄屋」が運営する和食店「百菜」、地元寿司店「若竹丸」などが出店。
さらに6月から7月にかけては医療モールとなるクリニック棟も開業する。
総専門店数は34店舗となる。

イオンタウン長与

住所:長崎県西彼杵郡長与町北陽台一丁目1-1
営業時間:マックスバリュは9:00~23:00

外部リンク:イオンタウン長与
外部リンク:石丸文行堂長与店
関連記事:東急ハンズ、アミュプラザ長崎に2016年4月21日開店
関連記事:西友諫早店、2015年4月30日閉店

カメラのキタムラ、CCC(TSUTAYA)が筆頭株主に-約3割取得

TSUTAYAを運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)は
5月15日に大手写真・カメラ店「カメラのキタムラ」を運営するキタムラ(高知市)の株式を取得し、筆頭株主になることを発表した。

カメラのキタムラ本店(高知堺町店)。

新しい記事はこちら「キタムラ、CCCの完全子会社に」
関係を強めてきた「TSUTAYA」と「キタムラ」

カメラのキタムラは1934年に高知市堺町で創業。
同業の「カメラのドイ」「カメラのきむら」、写真館「スタジオマリオ」を買収するなどして規模を拡大、出店エリアを全国に広げた。
その一方で、CCCとの業務資本提携を進めており、2004年にCCCが主導する共通ポイントサービス「Tポイント」に加盟したほか、2005年にはキタムラ本体の社外取締役にCCC創業者の増田宗昭氏が就任、キタムラ子会社で九州地区を中心にレンタルビデオ店「BOM」を展開していた「ビコムキタムラ」の店舗をTSUTAYAのFC店舗に転換、さらにCCCからの出資を受け入れるなどしていた。

ビコムキタムラの店舗(別府大学駅前)。

また、近年はCCCが運営する生活提案型商業施設「T-SITE」「蔦屋書店」を中心にスマートフォン販売、apple製品正規サポート部門を併設した新業態店舗を出店しており、縮小が続く写真プリント事業のテコ入れを図るべく関係を強めていた。
CCCは、6月1日付でキタムラが実施する第三者割当増資を引き受けるなどし、キタムラ株式の29.7%を取得するという。

外部リンク:フォトライフの提案力強化に向けた株式会社キタムラとの資本業務提携に関するお知らせ(CCC)
関連記事:CCC、創業の地の枚方に”蔦屋百貨店”「T-SITE」、5月26日開業
関連記事:多賀城駅前に市立”ツタヤ図書館”-真価問われるツタヤ図書館事業
関連記事:エキシティ・ヒロシマ、4月14日開業-核店舗は「エディオン蔦屋家電」

関連記事:レクト、4月28日開業-イズミの新業態、「カインズ」「T-SITE」広島初出店

西友小金井店、7月31日閉店-築52年、近く再開発か

JR武蔵小金井駅北口にある大型総合スーパー「西友小金井店」が7月31日を以て閉店する。

西友小金井店。

築52年、近く再開発で解体か

西友小金井店は1965年開店。売場は地階~8階で、売場面積は6,818㎡、建物は地元企業が所有している。開店当初は地域随一の高層ビルであった。
テナントとしては、無印良品、ダイソー、三井住友銀行などが出店しているほか、最上階のレストランからは駅周辺を一望できる。
 
最上階の中華レストラン「魯吃房 」。

西友小金井店の周辺一帯では再開発の計画があるため、同店も去就が注目されていたが、新築から52年を経て老朽化も深刻で、再開発開始よりもひと足早く閉店することになったとみられる。
再開発後の再出店などに関しては5月時点では発表されていない。

再開発すすむ武蔵小金井、南口にタワーマンションも

武蔵小金井駅周辺では北口、南口ともに再開発計画が進行中で、7月には新たに南口(イトーヨーカドー南側)に野村不動産の分譲マンションを中心とするツインタワーの超高層再開発ビル(26階建て、720戸予定)が着工されるほか、西友に隣接する「長崎屋MEGAドンキホーテ小金井店」(1963年開店、現在のビルは1971年新築)も再開発にともない近い将来閉店する可能性が高く、武蔵小金井の商業地図は一変することになる。

長崎屋・MEGAドンキホーテ小金井店。

外部リンク:西友小金井店
関連記事:ル・シーニュ、7月14日開業-府中駅南口再開発”43年越し”完了へ
関連記事:立飛、立川にアリーナ建設へー立川最大級、2017年秋完成予定

ル・シーニュ、2017年7月14日開業-府中駅南口再開発”43年越し”完了へ

東京都府中市の京王線府中駅南口で建設が進んでいた複合商業施設「ル・シーニュ」(Le SIGNE)が7月14日にグランドオープンする。

建設進む「ル・シーニュ」。

府中駅南口の再開発、計画から43年越しの完成

ル・シーニュは「府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業」として開発が進められていた複合商業施設。
建物は地下2階、地上15階建て、延床面積は約57,100㎡で、商業ゾーンの店舗面積は約13,000㎡。
1974年に計画発案された府中駅南口の再開発計画では、これまでに百貨店「伊勢丹府中店」を核とする商業施設「フォーリス」(売場面積:40,403㎡、1996年開業)や、商業住居複合施設「くるる」(売場面積:5,830㎡、2005年開業)といった施設が建設されてきたが、今回の「ル・シーニュ」の完成により、府中駅南口再開発は「43年越し」の完了を迎えることになった。
 完成直前のル・シーニュ(撮影:こばやん氏)。

商業、公共、住居の3ゾーンで構成

ル・シーニュは大きく分けて、商業ゾーン、公共施設ゾーン、住居ゾーンに分かれており、商業ゾーンは「SHOP PODS」(地下1階〜地上4階)、公共施設ゾーンは観客席定員284人の「バルトホール」、会議室などが入る府中市市民活動センター「プラッツ」(5~6階)と4つの音楽練習室を備える「府中市立府中の森芸術劇場分館」(地下2階)、「住居ゾーン」は野村不動産の分譲住宅など138戸の「プラウド府中ステーションアリーナ」(7〜15階)となる。

フロアマップ(ニュースリリースより)。

商業ゾーンに100店舗、一大商業集積築く府中駅前

施設の核となる商業ゾーン「SHOP PODS」には、地階にスーパーマーケット「京王ストア」が出店するほか、高級スーパー「成城石井」、大手雑貨店「無印良品」、無印良品が運営するカフェ「Café&MealMUJI」、和食器・和雑貨「吉祥寺菊屋」、インナーウェア「チュチュアンナ」、スポーツ関連品「ファイテンショップ」、眼鏡店「Tokyo Glass Company」(TGC)、まつ毛サロン「Eyelash Salon Blanc」、金券ショップ「チケットエンジェル」、イタリアンカフェ「テラコッタ」、牛丼・松屋のカレー店「マイカリー食堂」、「あおぞら耳鼻咽喉科」、「あすなろ小児科」など約100店舗が集結。伊勢丹・フォーリス、くるると合わせると、約200店舗を擁する一大商業集積が誕生することになる。
(テナント正式発表前のため出店店舗や店舗の屋号・業態などは変更される場合があります。)

伊勢丹・フォーリス、くるるとともに一大商業集積を築くル・シーニュ(手前右)。

ル・シーニュ

住所:東京都府中市宮町一丁目100番地

ニュースリリース:商・公・医・住 一体型の複合施設「ル・シーニュ」誕生!!「まちびらき」は2017年7月14日(金)に決定!(PR TIMES)
外部リンク:ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。府中市市民活動センター「プラッツ」及び府中市立府中の森芸術劇場分館の施設案内パンフレット (PDF)(府中市)
関連記事:ライフつつじヶ丘店、4月2日閉店-旧・忠実屋、クロスガーデン調布に移転で
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日本郵政、野村不動産の買収を検討

日本郵政が、収益力強化のため不動産大手の「野村不動産ホールディングス」(新宿区)との業務資本提携、もしくはTOBによる買収をおこなう検討に入ったことが分かった。

不動産の収益化めざす日本郵便

野村不動産は1957年に野村証券の不動産部門から独立するかたちで設立。現在も野村証券が株式の3分の1を保有している。
本社は西新宿の新宿野村ビルに置かれており、近年は分譲マンション「プラウド」シリーズに力を入れていることでも知られる。

野村不動産が運営する商業施設「ボーノ相模大野」。

日本郵政は、郵便局などを中心に全国の一等地に多くの土地を保有しており、野村不動産を買収することで不動産の有効活用をはかり、収益化させたい考えだ。

日本郵便が運営する商業施設・KITTE。

外部リンク:野村不動産
関連記事:浜松町・東芝本社周辺、大型再開発へ-野村不動産、3500億円投じる

西友佐賀店、2018年3月31日閉店-JR佐賀駅前唯一のスーパー、市が取得方針

JR佐賀駅周辺で唯一のスーパー「西友佐賀店」が2018年春に閉店する。
追記:閉店日は3月31日となった。

西友佐賀店。

JR佐賀駅近く唯一のスーパー

西友佐賀店は1979年開店。4階建てで売場面積は8,341㎡。
建物は西友が、駐車場はJA(佐賀市中央農業協同組合)が所有している。 かつては飲食店や無印良品などが出店していたが閉店し、現在は1~2階しか使用されていない。
閉店は建物の老朽化と、それにともなう耐震性不足だという。
佐賀市中心部ではかつて複数のスーパーマーケットがあったが、郊外店との競争激化によりその殆どが閉店しており、西友の閉店によりJR佐賀駅周辺からスーパーマーケットが消滅することになる。

地域一番店のゆめタウン佐賀。

跡地は佐賀市が取得する方針

西友佐賀店はJR佐賀駅に隣接する一等地にあり、まちづくりにも大きな影響を与えるため、跡地は佐賀市が取得を検討しているという。
佐賀市はこの他にも、2013年11月に閉店した「マルキョウ佐賀店」を取得し、「佐賀バルーンミュージアム」を開設している。

外部リンク:西友佐賀店
関連記事:ゆめタウン佐賀、2016年秋に増床リニューアル-イズミ最大の店舗に

静岡109、2017年7月23日閉店-「静岡東急スクエア」に業態転換、2017年11月開店

静岡県静岡市葵区の静岡鉄道新静岡駅前にある東急モールズデベロップメント(TMD)が運営するファッションビル「SHIZUOKA109」(静岡イチマルキュー)が7月23日をもって閉店し、全面改装をおこなったのち「静岡東急スクエア」に業態転換して2017年秋にリニューアルオープンする。
追記:開店日は11月9日となった。

SHIZUOKA109。

新静岡駅前の109、節目の10年で一旦閉店

静岡109は新静岡駅前の再開発ビル「静岡伝馬町プラザビル」(1984年開業)の核店舗として2007年に開業。
建物は地下1階、地上11階建てで、109の売場面積は6,918㎡(地下1階〜地上5階)。施設所有者は地権者などで作る「株式会社静岡伝馬町プラザビル」。
109の出店以前、同ビルにはユニー系列の専門店ビル「ライブアピタ静岡」(「生活倉庫静岡店」に改称後2000年に閉店)や、静岡伝馬町プラザビルが直接運営するファッションビル「FIVE-J」(2007年閉店)が営業しており、FIVE-Jのテナントとして2006年より地下1階に出店していたレディスファッション「SHIBUYA109DREAMS」の業績が好調だったことが、のちの「静岡109」出店に繋がっていったと考えられる。

全面改装で秋から「東急スクエア」に-客層拡大ねらう

109は7月23日の閉店後、全面改装が施されたのち、同じくTMD運営のファッションビル「静岡東急スクエア」として2017年秋に再オープンする予定となっている。
TMDは、施設の全面改装の理由として、109開業から10年を迎えて老朽化した設備の更新の必要となったことに加えて、消費者のライフスタイルの多様化などを挙げており、改装後は客層を広げて「気軽で入りやすい身近な生活提案型ビル(Third Place)」を目指すという。
109の店舗の東急スクエアへの転換するのは石川県金沢市の「香林坊109」が2016年4月に「香林坊東急スクエア」となって以来2例目となる。

香林坊109は2016年4月に東急スクエアに転換した。

ニュースリリース:静岡・伝馬町エリアにおいて「人」と「街」をつなぐ施設を目指して 2017年秋「静岡東急スクエア」オープンへ ~SHIZUOKA109の全面改装を実施~(東急モールズデベロップメント公式サイト)
外部リンク:SHIZUOKA 109
関連記事:「静岡マルイ」「静岡モディ」11月19日開業-丸井静岡店を全面リニューアル
関連記事:西友清水店の再開発計画まとまる-閉店から約2年
関連記事:香林坊東急スクエア、4月28日開業-グランドオープンは2016年秋

丸井川崎店、2018年1月14日閉店-ルフロンの核店舗、売上8割減で

川崎駅前のショッピングセンター「川崎ルフロン」に出店する「丸井川崎店」が2018年1月に閉店する。
追記:閉店日は1月14日となった。閉店セールは12月15日から実施される。

丸井川崎店。

川崎駅東口、ルフロンの核店舗

丸井川崎店は旧三菱電線工業川崎工場跡地のショッピングセンター「川崎ルフロン」(売場面積42,500㎡)の核店舗の一つとして「西武百貨店川崎店(川崎西武)」とともに1988年3月開業。建物は三菱UFJ信託銀行が所有している。
丸井はルフロンの1階〜7階に出店しており、売場面積は12,000㎡。
2003年に西武百貨店が閉店したため、2004年からは「ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン」とともに施設の中核を担ってきた。

さいか屋も閉店の東口、ラゾーナ開業の影響大きく

丸井の閉店を報じたファッション誌「WWD」によると、ピーク時となる1991年度には169億円の年商があったが、バブル崩壊後の消費低迷や競争激化を受けて面積を3割縮小。2016年度の売上高は36億円で、ピーク時の2割程にまで減少しており、家賃負担も大きいことから閉店するに至ったと考えられる。

また、2006年には川崎駅西口に大型ショッピングセンター「ラゾーナ川崎」が開業して人の流れが東口から西口に移った影響も大きく、2015年5月には同じく東口にあった百貨店「さいか屋川崎店」が閉店している。

さいか屋川崎店。

外部リンク:丸井川崎店
関連記事:さいか屋川崎店跡、当面は低層の商業施設に
関連記事:「静岡マルイ」「静岡モディ」11月19日開業-丸井静岡店を全面リニューアル
関連記事:丸井・柏モディ、10月27日開業-丸井柏店マルイ館を全面リニューアル