浜松町で大規模な再開発が動き出す。
野村不動産ホールディングスは、東芝とともに浜松町駅近くの芝浦一丁目地区で約3500億円規模の大型再開発を行うことを発表した。
再開発予定地。
(野村不動産HDウェブサイトより)。
東芝ビル周辺、延床50万㎡の大型プロジェクト-通勤船も?
再開発を行うのは、JR浜松町駅海側(芝離宮・首都高浜崎橋ジャンクションそば)の「東芝ビルディング」(現正式名:浜松町ビルディング、東芝本社・港区芝浦一丁目地区)周辺、約4.3ヘクタール。
再開発予定地図。
(野村不動産HDウェブサイトより)。
現在の東芝ビルは地上40階、地下3階、高さ165.9mで、1984年に建設されたもの。2016年現在、東芝ビルを所有する「NREG東芝不動産」の株式は野村不動産ホールディングスが95%を保有している(残り5%は東芝保有)。
再開発は2020年を目途に着工し、2030年ごろの完成を目指す。計画では高層タワービルが2棟建設される予定で、延床面積は最大50万㎡と巨大。
国家戦略特区への指定の申請も行なわれており、芝浦運河に隣接するという立地を生かし、ビル前からの旅客船(水上バス)運行も検討されているという。
水辺の整備も行い、旅客船の運行も検討するという。
首相官邸・国家戦略特区会議資料より。
再開発進む浜松町-品川・空港に近い立地活かす
浜松町駅は羽田空港やリニア中央新幹線品川駅からもほど近く、近年は再開発の動きが盛んになっている。今後は、近いうちに「世界貿易センタービルディング」周辺でも大規模な建替え・再開発が着工される予定となっている。
建替え計画がある世界貿易センタービルディング。
外部リンク:野村不動産ホールディングス