大手スーパーのユニーグループホールディングスは、群馬県の総合スーパー「アピタ館林店」(館林市)、「アピタ笠懸店」(みどり市笠懸町)を2017年中に閉店させると発表した。
アピタ館林店、来年6月閉店-「つつじの里」新店誘致へ
「アピタ館林店」は1996年9月に「館林つつじの里ショッピングセンター」の核店舗として開店。館林市郊外の城沼湖畔に立地し、群馬県立つつじが岡公園にも隣接する。
全体の売場面積は32,063㎡で、現在も館林市最大の商業施設となっている。核店舗のユニーアピタは9,900㎡。専門店街「アゼリアモール」には、ケーズデンキ(当初はゲットホームセンター)、三越、コムサイズム、ダイソーなどが出店しているほか、専門店街にも複数の生鮮品店が出店している。
アピタ館林店。
(つつじの里ショッピング公式センターサイトより)
アピタ館林店の閉店は2017年6月ごろとなる見込み。
建物を所有する東毛リゾート開発は、アピタの閉店後に新たな核店舗を誘致し、全面改装する方針。アゼリアモール専門店街のテナントも営業を継続するが、ユニー部分に出店する「夢屋書店」などはそのまま閉店となる。
アピタ笠懸店、来年2月閉店-後継店舗決まらず
「アピタ笠懸店」は1997年3月に開店。笠懸町郊外の阿佐美沼湖畔に立地している。周辺には住宅が多く立ち並ぶ。
全体の売場面積は10,943㎡で、現在もみどり市最大の商業施設となっている。そのうちユニーアピタが8,236㎡を占める。コムサイズム、ダイソーなどが出店しているほか、群馬県が発祥の地である「築地銀だこ」の一号店がある商業施設としても知られる。
アピタ笠懸店。
(Googleストリートビューより)
アピタ笠懸店の閉店は開店20年の賃貸契約が切れる2017年2月ごろとなる見込み。
建物はユニーグループが、一部の土地は地元住民などが所有しているが、後継店舗については決まっていない。
ファミマとの統合控えた店舗整理、各地で続く
今回の閉店は、ファミリーマートとの合併を控えたユニーグループの店舗整理の一環。
ユニーは、経営資源を本拠地である東海地方とその周辺に集中させる方針で、北関東でも昨年末から今年にかけてアピタ石下店(常総市)、アピタ守谷店(守谷市)を相次ぎ閉店していた。
東日本や北陸では、今後も閉店発表が続く可能性が高い。
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