日本郵政が、収益力強化のため不動産大手の「野村不動産ホールディングス」(新宿区)との業務資本提携、もしくはTOBによる買収をおこなう検討に入ったことが分かった。
不動産の収益化めざす日本郵便
野村不動産は1957年に野村証券の不動産部門から独立するかたちで設立。現在も野村証券が株式の3分の1を保有している。
本社は西新宿の新宿野村ビルに置かれており、近年は分譲マンション「プラウド」シリーズに力を入れていることでも知られる。
野村不動産が運営する商業施設「ボーノ相模大野」。
日本郵政は、郵便局などを中心に全国の一等地に多くの土地を保有しており、野村不動産を買収することで不動産の有効活用をはかり、収益化させたい考えだ。
日本郵便が運営する商業施設・KITTE。
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