旧・大和長岡店(NaDeC BASE)、2020年夏から解体開始-跡地に「米百俵プレイス」2025年度完成

新潟県長岡市大手通の元百貨店「旧・大和長岡店ビル」の解体が本格的にはじまった。
建物では2020年1月より内装除却工事がおこなわれており、夏からは建物の解体工事が開始されている。
旧・大和長岡店。

市内最後の百貨店だった長岡大和

大和長岡店(長岡大和)は1958年10月に開業。建物は地上8階地下1階建、売場面積は4,640㎡、延床面積は7,944㎡。
大和は長岡市中心市街地に立地する大型店の先駆け的存在として、地元百貨店を前身に持つ「丸大(後のイトーヨーカドー丸大→ザ・プライス丸大)」「ダックシティイチムラ」や大手総合スーパー「ダイエー」「長崎屋」、協同組合主導の専門店ビル「丸専デパート」とともに県内有数の商業集積を形成するきっかけとなった。
その一方、1980年代後半よりジャスコ(現・イオン)を始めとする郊外型商業施設が相次ぎ進出し競争激化したため、1995年に長崎屋が撤退、1997年にイチムラがビブレへの業態転換を断念し廃業、2005年にダイエーが撤退することとなった。
大和長岡店も、運営会社や百貨店業界を取り巻く経営環境の悪化や香林坊本店への経営資源の集中を目的に2010年4月25日をもって閉店していた。
大和は2010年6月の新潟店閉店により県内から全面撤退した。

産学連携拠点として今年3月まで暫定利用されていた

大和長岡店跡は、2010年8月に長岡市が1階フロアを借り受け、大手通商店街振興組合による物販・休憩・イベントスペース「カーネーションプラザ」(売場面積800㎡)として開業。ザ・プライス丸大跡の「ながおか市民センター」や丸専跡地の複合施設「フェニックス大手」とともに公共性の強い施設となった。
カーネーションプラザは、2014年7月に大和が長岡市に建物を譲渡、都市再生機構(UR都市機構)に土地を売却するなど、再開発プロジェクトが本格化したため、2018年3月をもって営業終了。
同年6月には、地元大学・高専や商工会議所による暫定的な産学連携拠点「NaDeC BASE」としてリニューアルしたが、除却工事の本格化に伴い、2020年3月15日をもって閉館した。
NaDeCBASE。

建物は2020年に入って「長岡じゆうちょう計画Vol.1」 「ながおかで一番大きな自由帳」と題し、クリエイターユニット401らによってカラフルに彩られていた。

跡地は複合施設「米百俵プレイス」に-2025年度完成

大和長岡店跡地は、長岡市と都市再生機構(UR都市機構)が主導する「長岡市大手通坂之上町地区第一種市街地再開発」の一環として、隣接する長岡商工会議所や北越銀行本店とともに、大規模複合施設「米百俵プレイス(仮称)」として2021年度に一部先行開業、2025年度を目処に全面開業する予定となっている。

米百俵プレイス(長岡市)。

米百俵プレイスには、地権者を中心とする商業フロアや北越銀行新本店、商工会議所、長岡産業ビジネス交流館(現・NaDecBASE)、まちなか図書館(新・互尊文庫) 、集合住宅、駐車場などを整備することで中心市街地のにぎわい創出や産業振興拠点を目指すとしている。

米百俵プレイスのフロア構想。

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