福岡県北九州市小倉北区のUR都市機構黒原団地跡地に、イオン系ディスカウント食品スーパー「(仮称)ザ・ビッグ小倉熊本店」が2026年7月1日(届出上)を目処に開店する。
黒原公団、当初は丸久を核とする商住複合施設だった
UR都市機構黒原団地(黒原公団住宅)は1966年2月に竣工、1966年3月に開業。建物は2棟で店舗面積は1,682㎡。
開店当初は山口地場最大手系総合スーパー「丸久小倉黒原店」を核とする商住一体型複合施設であったが、1990年代の丸久グループ経営悪化にともなう同社九州撤退により、北九州地場系「綜合スーパーまるよし黒原店」を核とする施設となった。

ダイソーエフコープ黒原店(旧綜合スーパーまるよし黒原店)。
エフコープ1号店が2000年に移転するも老朽化で解体
UR都市機構黒原団地(黒原公団住宅)西棟には、2000年10月に福岡県域生協系食品スーパー「エフコープ黒原店」が足原2丁目より移転新装開店。2004年10月自己破産したまるよし跡に大創産業系100円ショップ「ダイソー」を展開するなど「エフコープ(前身である北九州市民生協時代を含む)第1号店」の流れを汲む大型店として営業を続けたが、2024年1月に老朽化のため半世紀の歴史に幕をおろしていた。

エフコープ黒原店。
ザ・ビッグ北九州市内4店舗体制に
ザ・ビッグ小倉熊本店は、UR都市機構黒原公団跡地を再整備するもので、敷地面積は約7,853㎡、店舗面積は約1,983㎡、延床面積は2,349㎡。
イオン九州による同業態の新規出店は2024年6月のイオンタウン日田核店舗「ザ・ビッグ日田店」に次ぐもので、北九州市内4店舗体制となる見込みとなっている。
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マックスバリュ新宮店、2026年2月28日閉店-たつの市の旧ウエルマート、2026年秋建替新装開店へ
兵庫県たつの市新宮町の国道179号線沿いにあるイオン系大型食品スーパー「マックスバリュ新宮店」が2026年2月28日午後7時をもって閉店する。
ウエルマートとして1994年に開店
マックスバリュ新宮店は、1994年7月23日に兵庫県揖保郡新宮町にイオン系地域子会社「ウエルマート(後のマックスバリュ西日本)」運営食品スーパー「ウエルマート新宮店」として開店。建物は鉄骨造平屋建で店舗面積は1,734㎡。

雪が舞うマックスバリュ新宮店(同社公式より)。
ウエルマート新宮店は2000年5月の運営会社社名変更の一環で現在の店名に変更、2024年3月のフジによる運営会社吸収合併後も従来通りの運営体制を維持したが、2026年2月18日に「店舗の老朽化」を理由とした建替方針を発表、同年2月28日をもって約31年の歴史に一旦幕をおろし閉店することとなった。
最新の食品スーパーとして全面刷新
フジはマックスバリュ新宮店を2026年秋を目処に「食料品を中心に日用雑貨品など、日々のくらしに欠かせない商品」を取り揃えた店舗として「売場構成や設備を刷新」するとしており、中四国地方の旧フジ/旧マルナカ系店舗と異なり、食品スーパーを食品スーパーとして新装することとなる見込みだ。
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クロスモール花ヶ島、2026年3月13日までに順次開業-JA宮崎の所有地にオリックス系SC、マックスバリュ核に無印良品やケーズなど出店
宮崎県宮崎市のJR蓮ヶ池駅近く・旧国道沿いに、オリックス系の近隣型商業施設「クロスモール花ヶ島」が、2026年3月13日までに順次オープンする。
蓮ヶ池駅南側、旧国道沿いのJA所有地に商業施設
クロスモールはオリックス不動産が開発する商業施設。
クロスモール花ヶ島が出店するのは宮崎北バイパスの東側、旧国道10号沿いのJR蓮ケ池駅南側。
現在も土地の大部分は「JAみやざき」の所有であり、ここにはもともとダイハツの店舗などがあった。総敷地面積は約3万6000㎡となる。
マックスバリュを核に無印良品の大型店など出店
クロスモール花ヶ島の核店舗となるイオン九州のスーパー「マックスバリュ花ヶ島店」は3月5日に開店。
建物は平屋で店舗面積は1,890㎡。店舗コンセプトは「毎日の『ちょうどいい』・『もっといい』がここにある」で、宮崎市場から直送の鮮魚やオーガニック野菜、各種惣菜などを品揃えする。

マックスバリュ花ヶ島店。(ニュースリリースより)
準核店舗は宮崎市初出店となる家電量販店の「ケーズデンキ」で、同店はすでに1月29日より営業を開始している。

無印良品クロスモール花ヶ島。(公式サイトより)
このほか1月29日には「セリア」が開店済み。3月4日に「ドラッグイレブン」、3月13日に「無印良品」などが順次開業する予定となっている。無印良品は宮崎県下で最大の規模となる。
クロスモール花ヶ島
宮崎県宮崎市花ヶ島町鴨ノ丸826番地18
10時~20時ほか
マックスバリュは24時間営業
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清水フードセンター、2026年3月1日までに全店「イオン」に-70年の歴史に幕、イオンリテールへの2023年吸収合併で
イオンリテールが2023年3月に吸収合併した新潟県の地場大手スーパー「清水フードセンター」が、全店の店舗名(屋号)を「イオン」に変更する。
シミフ、2015年にイオン傘下となっていた
清水商事は1947年10月に新潟市古町で「大和食品マート」として創業。1952年4月には新潟市万代に「大和バスビルストア」「大和バスビル食堂」として移転。1957年8月に日本海側初を謳うセルフサービス方式の食品スーパー「清水フードセンター」1号店を開店した。
同社は1970年7月にショッピングセンター1号店「寺尾ショッピングセンター」を開店するなど店舗を大型化しつつ、1972年7月にはFC1号店(茂太郎店)を開店、1975年6月には米飯大手「佐藤食品工業(現サトウ食品)」と業務提携し「フジミショッピングセンター(後のパワーズフジミ)」を開店、1985年10月に三条市地盤の食品スーパー「フクヤ」を完全子会社化するなど運営形態を多様化。地場大手流通グループとして発展することとなった。
しかし、競合店の増加などにともなう経営難により2008年2月期に創業以来初となる最終赤字に転落。
2015年10月にイオンリテールの子会社となり、「トップバリュ」「WAON」「イオン銀行ATM」導入開始や合理化を進めたが、2023年3月にはイオンリテールに吸収合併されていた。
シミフ、全店「イオン」に-70年の歴史に幕
2026年時点で営業している「清水フードセンター」10店舗のうち、「清水フードセンター河渡店」を1月31日に、「清水フードセンター小針店」を2月28日に閉店。残る8店舗は3月1日までに屋号を「イオン」に変える。
これにより「清水フードセンター」は1957年から約70年の歴史に幕を下ろす。

イオンスタイルに並ぶ「SHIMIZUの味」。
新潟県では、今年(2026年)「キューピット」「ピアレマート」などもクスリのアオキによる買収が発表されたばかりで、永年親しまれたスーパー屋号の多くが姿を消すこととなった。![]()
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セブン-イレブン、パウダールーム「loven」2025年12月より一部店舗に導入-レンタルヘアアイロンも
大手コンビニエンスストア「セブン-イレブン」は、一部店舗に化粧をする人向けのパウダールーム「loven(ラブン)」を2025年12月より導入している。
loven(ラブン)のロゴ(公式サイトより)。
女子高生・女子大生の声を反映-来客増やしたい考え
セブン-イレブンは、メディアミックスプロダクツが運営する「チームシンデレラ」の協働で生まれたもの。

ラブンのイメージバナー。(公式サイトより)
チームシンデレラは女子高校生・女子大学生が約100人在籍しており、同世代の来店頻度を増やしたいセブン-イレブンがチームにアンケートを実施した結果、設置に至ったものだ。
調光ミラー、レンタルヘアアイロンも
パウダールームはおもに女子高校生・女子大学生客が多い店舗に設置するとしており、1月時点では「セブン-イレブン九段南大妻通り店」(東京都千代田区)、「セブン-イレブン町田玉川学園5丁目店」(東京都町田市)、「セブンイレブン深草西浦5丁目店」(京都府京都市伏見区)に設置。2月には常盤平駅前店、多摩センター西店、横浜ランドマークプラザ店などにも広がっている。
利用料金などは無料。ミラーには3段階の調光機能も付けられる。
また、ヘアアイロンなどの有料貸し出しスポット「ReCute」も設ける。
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日高屋、2026年4月に新潟県初出店-関東外初、「チャレンジャー」展開のオーシャンシステムがFC運営
首都圏で「熱烈中華食堂日高屋」「来来軒」「台南」などを展開する「ハイデイ日高」(本社:埼玉県さいたま市大宮区)は、スーパーマーケットなどを展開する「オーシャンシステム」(本社:新潟県三条市)とフランチャイズ契約を締結し、2026年4月を目途に新潟県に初出店することを発表した。
日高屋の首都圏外・関東外への出店は初となる。

日高屋の店舗。(台東区)
一貫して首都圏・関東地方のみ展開だった日高屋
日高屋は1973年にラーメン店として創業。「日高」は創業者であり現会長の神田正氏の出身地(現:日高市)に由来。現在は本社を埼玉県さいたま市の大宮大門スクエアに、セントラルキッチンを埼玉県行田市に置く。

現在「ハイデイ日高」の本社がある大宮大門スクエア。
同社は2022年に群馬県に初出店するなど徐々に展開地域を広げてきたものの、一貫して関東地方のみに展開しており、現在も全店舗が関東地方の1都6県に存在する。

日高屋の創業地は埼玉県。(所沢市の店舗)
日高屋、新潟の企業により関東外に初出店
日高屋をFC展開する「オーシャンシステム」は1955年創業で、
現在は東証スタンダードに上場しており、新潟県内で食品スーパー「チャレンジャー」「生鮮&業務スーパー(FC)」などを展開。
日高屋は2026年4月を目途に新潟県にオーシャンシステムズによるによる日高屋FC1号店を出店するとしている。

安くて美味しい日高屋の看板メニュー・中華そば。税込420円。
日高屋が社員独立によるFC以外の店舗を出店するのは初のこと。
今後も地方企業との提携による出店地域の拡大があるのかどうか注目される。
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トライアルGO江古田栄町店、2026年2月20日開店-老舗ベーカリー「マザーグース」跡に
東京都練馬区の西武鉄道池袋線江古田駅北口に、トライアルHDのディスカウント食品スーパー「トライアルGO江古田栄店」が2026年2月20日午前9時に開店する。
江古田駅前にトライアルGO出店
トライアルGOはトライアルHDが運営する小型スーパーで、おもに福岡県周辺で展開されていたものの2025年より首都圏への出店を開始。
食品スーパーとしては比較的面積が狭いながらも、コンビニとは異なりスーパーマーケットの価格帯で商品を販売する。
また、同社が傘下とする西友やトライアルの店舗を母店とするかたちで出店するため、弁当や総菜の品質・品揃えにも力が入られている。

一般的なトライアルGOの店舗。(同社公式サイトより・イメージ)
トライアルGO江古田栄店が開店するのは、西武池袋線の江古田駅前。
この地には110年の歴史がある老舗ベーカリー「マザーグース&フェアリーテイルズ」があったが、建物の老朽化(雨漏り)のため2025年3月に閉店。「マザーグース」は練馬区早宮の仮店舗に移転している。
なお、すぐ近くにはイオン系(旧ダイエー系)ディスカウントスーパー「ビッグ・エー練馬栄町店」が出店しているほか、徒歩圏にはまいばすけっとなども出店している。
コンビニサイズで様々な商品を販売
トライアルGO江古田栄店の売場はワンフロア、営業時間は24時間。
おもに食品を扱い、生鮮3品、総菜を販売するほか、一部の生活雑貨も取り揃える。近隣に西友桜台店や西友練馬店などがあることから、そこから商品供給を受けて西友と同等の商品を販売するものとみられる。
また、トライアルや西友のプライベートブランドも販売。
トライアルの特徴ともいえる買い物カートにレジ機能を備える「Skip Cart」、トライアルの決済アプリ「SU-PAY」、顔認証レジも導入する。
トライアルGO江古田栄町店
東京都練馬区栄町29−2
営業時間:24時間
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イズミ、大和ハウスに創業地「現ドン・キホーテ広島八丁堀店」土地建物を売却-2026年2月16日発表、広島の文化発信基地「旧ウィズワンダーランド」建替再開発めざす
流通大手「イズミ」(本社:広島市東区)は、不動産大手「大和ハウス工業」に、大部分がイズミ所有の「現ドン・キホーテ広島八丁堀店」店舗敷地及び建物を引渡す売買契約を2026年2月6日に締結したことを2026年2月16日に発表した。
流通大手「イズミ」の創業地だった
ドン・キホーテ広島八丁堀店の建物は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上7階地下1階建で全体敷地面積は1,712㎡、店舗面積は7,488㎡。
同店建物は1961年10月27日設立の流通大手「いづみ(現イズミ)」スーパーマーケット1号店「いづみストアー八丁堀店」として開店したものであり、2026年2月16日現在も大部分が自社所有物件となっている。
バブル期に若者の聖地「ウィズワンダーランド」に
イズミ八丁堀店は1985年11月23日には同社初/広島初となるファッションビル業態「ウィズワンダーランド(WIZ WONDERLAND)」として新装開店。リゾートアパレルとして一世を風靡した「ALBAROSA」やボディピアス専門店「MEDI STORE」、西武セゾン系インテリア雑貨店「無印良品」や古着専門店「WEGO」など、広島県内随一といえるトレンドを意識したブランドを取揃えることで「広島の文化発信基地」として若年層の獲得に成功したもの、1994年4月9日開業の広島パルコといった同業他社との競争激化を背景に2004年4月20日をもって閉店。イズミ直営館としての歴史に幕をおろした。

ヤマダ都市型実験店「ヤマダ電機テックランド広島中央本店」
ウィズワンダーランドのカラーリングが残る。
イズミ主導で「ヤマダ」「ドンキ」誘致も老朽化で閉店
イズミウィズワンダーランド跡は、2004年6月11日にヤマダ電機の都市型家電量販店「ヤマダ電機テックランド広島中央本店」を核とする商業施設となったが、天満屋広島八丁堀店跡に「ヤマダ電機LABI広島」として移転することが決まったため、2012年3月4日をもってヤマダ電機が閉店。同年10月26日にディスカウントストア「ドン・キホーテ広島八丁堀店」(直営売場面積約4,427㎡)を核とする商業施設となった。

ドン・キホーテ広島八丁堀店。
地階と地上5階は専門店フロアとして営業。
ドン・キホーテ広島八丁堀店ではイズミと連携しつつ、繁華街立地を意識した美容関連商品や国内外観光客を向け土産品を拡充、階段室に壁面アートを設ける公募企画を実施するなど地域密着の取組みを打ち出したが、2017年2月3日の耐震診断発表で震度6強で倒壊の恐れがあることが明らかとなった。
大和ハウス「質の高いホテル」として再開発めざす
イズミは大和ハウス工業に2027年7月2日を目処に土地建物(敷地面積791㎡)を引渡すとしており、土地建物引渡後は大和ハウス主導のもと「当地に新たな賑わいを創出する質の高いホテル」を建設する方向で検討を進めているとしている。
ドン・キホーテは両社による売買契約時点において、広島八丁堀店の営業方針を発表していないが、現店舗は老朽化が著しく一時閉店は避けられないといえる。ドンキは2025年10月に旧東急ハンズ跡に「ドン・キホーテ八丁堀西店」を開店しており、広島八丁堀店の事実上の後継店としての役割を担うこととなりそうだ。
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ベスト電器福岡本店、2026年2月15日午後8時閉店-天神での70年の歴史に幕、閉店式典やタイムカプセル展示も
福岡県福岡市中央区の西鉄天神大牟田線福岡(天神)駅近くにあるヤマダデンキ系家電量販店「ベスト電器福岡本店」「ツクモ福岡店」が2026年2月15日午後8時をもって天神での営業に幕を下ろした。

閉店当日のベスト電器福岡本店。
ベスト電器、バーゲンセンターとして天神で創業
ベスト電器福岡本店は1953年9月設立の倉庫運営会社「九州機材倉庫」が業態転換するかたちで、1956年1月に家電量販店「バーゲンセンター」として現在地で創業した。
創業当初のバーゲンセンターは10坪程度の小型店舗であったが、1968年10月に大手家電メーカーからの商品供給を背景に現商号「ベスト電器」に変更、地上6階地下1階建で白物/黒物家電から化粧品/美容雑貨、同社が強みとする家具インテリア雑貨や住宅設備一式まで幅広く取扱う都市型家電量販店に転身を図った。
バブル期に建替再開発、ビブレ隣接地に仮店舗
ベスト電器福岡本店は1971年まで増床工事を継続し、地上9階地下1階建で売場面積6,942㎡という九州有数の規模を誇る店舗となった。
一方、度重なる増床工事による店舗構造の複雑化やバブル景気による消費者志向の多様化を背景に、1980年代後半に老舗蕎麦店「みすゞ庵」とともに建替再開発を行う方針を決定。地場大手不動産「ソロンコーポレーション」所有の複合商業施設「MMTマルチマート天神(後の天神ビブレ2/ジュンク堂書店福岡店)」跡に仮店舗として移転することとなった。

ベスト電器福岡本店仮店舗だった「MMTビル」。
(MMTビルは20年6月閉店/現天神ビジネスセンター2期計画棟)。
1994年に「マルチ生活メディア館」に
ベスト電器福岡本店の現在の建物「ベスト電器みすゞ庵共同ビル」は1993年1月に着工、1994年10月に竣工、地上11階建地下2階建で営業フロアは地上10階~地下1階、売場面積7,953㎡。
ベスト電器福岡本店は1994年11月の移転新装開店当初、コンセプトに「マルチ生活メディア館」を掲げ、PC専門業態「COMPUTOWNふくおか」と音楽ソフト業態「LIMB」を含む11フロアを直営展開するなど、家電量販店最大手の旗艦店として九州全域から買物客を呼び込んだ。また、11階12階の多目的情報発信施設「天神ベストホール」に関しても、2011年4月デビューの福岡地場アイドルグループ「LinQ」が活動拠点を置くなど、地域有数のライブ会場として賑わいをみせるようになった。

ベスト電器福岡本店の1階にある「みすゞ庵」。
一方、ベスト電器福岡本店の営業フロアは、2012年12月のヤマダ電機によるベスト電器子会社化や同業他社との競争激化、地階のドラッグストア転換もあり段階的に縮小していくこととなった。2016年12月には高層階にアニメイト系漫画/同人専門店「メロンブックス」や同社系中古買取販売店「らしんばん」を導入、2021年12月にはベストホールを「ベスト電器天神eホール」として全面刷新したが、2025年10月にアニメイト系専門店が近隣移転、同年11月にeホールが閉館、同年12月にみすゞ庵が廃業したため、2026年2月の閉店時点では営業フロアが1階~6階のみとなっていた。

メロンブックス福岡天神店。
閉店にあわせてタイムカプセル開封
ベスト電器福岡本店では2026年1月より「店頭処分品売りつくしセール」を開始。2月には現店舗竣工時に埋めた「タイムカプセル」を開封し、ベスト電器開店当初のチラシや社内報、制服、ベスト電器創業者である北田光男による作品集などを展示した。

ベスト電器「平成6年の竣工時に埋めたタイムカプセル」。

ベスト電器「平成6年の竣工時に埋めたタイムカプセル」。
閉店式典開催、天神での70年の歴史に幕
ベスト電器福岡本店では閉店当日2月15日午後8時、石岡諭志店長をはじめ副店長や白物/黒物売場担当者、ツクモ福岡店長が参加する式典を開催した。

ベスト電器福岡本店石岡諭志店長。
石岡諭志店長は「引続きベスト電器各店舗はもちろん、ヤマダデンキグループとして各地域にお店はございますので店舗へのご愛顧は引続きお願いしたい」「千代にありますアウトレット博多店を新本店としてオープンする予定」とコメントし、午後8時10分にシャッターをおろした。

ベスト電器福岡本店、午後8時10分にシャッターをおろした。
ベスト電器福岡本店とツクモ福岡店は、福岡市中心部から最も近い博多区千代の旧本社ビル「ベスト電器アウトレット博多店」(ゆめタウン博多隣接地)に移転するため、福岡本店移転新装開店時に放映していた「移転・移転・移転」という名物CMが再び見られることになるかも知れない。
大成建設主導で建替再開発めざす
ベスト電器福岡本店の閉店は、ゼネコン「大成建設」への売却にともなうもので、大成建設主導によりホテルやオフィスを核とする複合施設として建替再開発が検討段階にある。
ベスト電器福岡本店周辺一帯は、福岡市による民間再開発促進/規制緩和プロジェクト「天神ビッグバン」の対象街区となっているが、天神ビッグバンの認定期間となる竣工期限(当初予定は2024年12月末/感染症対策理由に2026年12月末に延長)を満たすことは現時点で厳しい状況となっている。
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マックスバリュ三萩野店、2026年2月28日閉店-北九州市内最後の旧ユニードダイエーグルメシティ、老朽化を機に53年で
福岡県北九州市小倉北区の北九州モノレール香春口三萩野駅近くにある複合商業施設「第12小倉三萩野IR.BLD(旧昭和町公団住宅)」イオン系大型食品スーパー「マックスバリュ三萩野店」が2026年2月28日をもって閉店する。
北九州市内最後の旧ユニード系店舗
マックスバリュ三萩野店は1972年11月に九州地場流通大手系総合スーパー「ユニード三萩野店(三萩野ショッピングバザール)」として開店。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地上13階建で営業フロアは1~2階、店舗面積は3,414㎡。
ユニード三萩野店は1981年9月のダイエーグループ傘下入り、1994年3月のダイエーとの経営統合にともない店舗名称を「ダイエー三萩野店」に改称した。その後、2015年9月のダイエー九州撤退及びマックスバリュ九州への店舗承継にともない大型食品スーパー「マックスバリュ三萩野店」に転換、2020年9月の運営会社再編にあわせてイオン九州による運営となった。
ダイエーグルメシティ三萩野店。
雑餉隈同様の旧公団住宅下駄履き店舗、半世紀の歴史に幕
マックスバリュ三萩野店の売場面積は4,942㎡。
イオン九州直営食品フロアに加え、旧ダイエー直営衣料フロアを引継いだ総合衣料スーパー「ファミスタ」やイオン系100円ショップ「キャンドゥ」が営業するが、2025年2月閉店の旧ユニード系店舗「マックスバリュ雑餉隈店」同様、イオン九州が「店舗の老朽化によりこの度やむを得ず閉店」を決定したという。

マックスバリュ三萩野店と同時期に開店した雑餉隈店。
三萩野店同様の構造、テナント構成、閉店理由の店舗だった。
小倉唯一の輝かしい商業集積地、スーパー1店舗に
マックスバリュ三萩野店近隣には小倉北区有数の歴史を誇る黄金市場商店街があり、2010年代までサンリブ系総合スーパー「マルショク白銀店」や現イズミ系食品スーパー「丸和黄金店」「丸和白銀店」が多数営業する輝かしい地域であったが、同店の閉店により香春口三萩野駅周辺のスーパーはパークプラザ三萩野1階「業務スーパー三萩野店」(2022年9月開店/生鮮3品+惣菜取扱店舗)のみとなる。
マックスバリュ三萩野店が入居する旧公団住宅は2026年2月現時点においても高層住宅フロアの賃貸募集を行っており、低層商業フロアの有効活用が期待される。
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