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GINZA SIX、2017年4月20日開業-銀座松坂屋跡で「脱百貨店」かかげる「新百貨店」

東京の顔ともいうべき銀座6丁目に銀座最大規模の複合商業施設「GINZA SIX」(ギンザシックス)が4月20日にグランドオープンする。
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GINZA SIX。

銀座松坂屋跡、大丸松坂屋・森ビルら4社の共同開発

「GINZA SIX」は、J.フロントリテイリング(大丸松坂屋)、森ビル、L Real Estate(LVMHグループ)、住友商事の4社が共同出資した「GINZA SIX リテールマネジメント」が運営・開発を手がける複合商業施設。
2013年6月に閉店した「松坂屋銀座店」跡地とその周辺を再開発する銀座六丁目10 地区第一種市街地再開発事業によって生まれたもので、商業施設面積は約47,000㎡、敷地面積が約9,000㎡、延床面積は約148,700㎡、地上13階地下6階建。コンセプトを「Life At Its Best 最高に満たされた暮らし」とし、施設で展開される全てを高いレベルで提供する。

「GINZA SIX」ロゴ。

商業フロア以外にオフィス、能楽堂、屋上庭園も

GINZA SIXの商業フロアは地下2階~6階・13階の一部。
そのほか、7階~12階・13階の一部は銀座地区では珍しい大規模オフィスとなる。
 また、地下3階部分にはイベントホールを兼ねた文化・交流施設「観世能楽堂」が設けられるほか、地下4~6階を大規模地下駐車場、屋上を4,000㎡の庭園「GINZA SIX ガーデン」として活用する。

館内構成。


屋上庭園には桜などが植えられる。

また、1階には観光案内拠点「ツーリストサービスセンター」(ローソン併設)や、三原通りに銀座初の観光バス乗降場を開設。
銀座の渋滞対策に貢献するとともに、増加する外国人観光客にも魅力的な複合商業施設を目指す。
ツーリストサービスセンターのイメージ。


三原通り側に設けられる観光バス乗降場。

和と洋を取り入れた特徴的なデザインに

建物の基本設計・外観デザインは谷口建築設計研究所が、インテリアデザインはフランス出身のグエナエル・ニコラが担当する。
外観デザインは「ひさし」「のれん」をイメージした日本らしい外装で、美しい銀座の街を引き立てる建築となる。
なお、開発によりかつての松坂屋銀座店本館、パーキング館の敷地が一体化され、あづま通りが分断されたため、新たに地下通路が設置される。

中央通りより。 

今までの銀座にはない241の「ブランド」を集積

GINZA SIX商業フロアのブランドスローガンは「Where Luxury Begins 世界が次に望むものを」。単なる高級品ではない、人生を豊かに充実させるための新たな価値「New Luxury」を提供するとしている。
GINZA SIXに出店する241ブランドのうち旗艦店級の店舗が半数を超える122を占めるほか、銀座初出店が81、新業態が65と、従来の銀座には無かった新たなブランドが進出。
中央通り側の路面店舗にはアジア初となるディオール メゾンを導入する「The House of Dior(ザ・ハウス・オブ・ディオール)(仮称)」をはじめ、「CÉLINE(セリーヌ)」、「SAINT LAURENT(サンローラン)」、「VALENTINO(ヴァレンティノ)」「FENDI(フェンディ)」といった6のラグジュアリーブランドが出店する。

館内イメージ。

そのほか、アパレルブランドとしては、2階には「FRANCK MULLER WATCHLAND」の日本4号店、3階には八木通商の「MACKINTOSH(マッキントッシュ)」、4階には「BEAMS HOUSE WOMEN」、NY発の「Theory」、「PAUL SMITH」などが出店する。

ファッション以外にも多くの店舗-レストラン街、蔦屋など

GINZA SIXには、ファッション関連以外にも多くの店舗が出店する。
地下2階はデパ地下のような食品フロアとなり、「はちみつ専門店 ラベイユ」、麹専門店「銀座 千年こうじや(仮)」、「発酵酢屋 庄分酢(仮)」、「ふふふあん by 半兵衛麩」など個性的な店舗が出店。
そのほか、地下1階は化粧品を中心とした店舗が、4階には新宿店なども人気となっているテレンス・コンランによるインテリア専門店「THE CONRAN SHOP」が、6階にはTSUTAYAが運営するカフェ併設の大型書店「銀座 蔦屋書店」が出店する。 

館内吹き抜けイメージ。

また、6階と13階にはレストラン街も設置され、日本各地・世界各地の味を楽しむことができる。
このレストラン街には、大阪新世界の本店を構える串かつだるまの高品質業態「だるまきわ味」が都内初出店となるほか、京都発の肉カフェ・NICK STOCKが新業態・肉パブ「GRILL & PUB The NICK STOCK」を開設する。

大丸松坂屋百貨店も新業態2店舗を出店

このGINZA SIXには、もともとこの地にあった大丸松坂屋百貨店も新業態としてGINZA SIX2階に、ライフスタイル型自主編集売場「SIXIEME GINZA(シジェーム ギンザ)」を、6階にアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」を展開する。
2階「SIXIEME GINZA」(150坪)の顧客ターゲットは「本質を極めた大人の女性」で、売場を「デイリータウン」「トラベルアクティブ」「コージーリラックス」「ドレスアップ」「ギフト」「プロモーション」の6ゾーンに構成、国内外から仕入れた雑貨を中心に商品提案をする。
(店名の由来はフランス語で「第6の」という意味で、第6感を刺激する売場づくりをしたい大丸松坂屋の思いが込められているという。)
また、店内什器の配置はGINZA SIXのインテリアを手掛けるグエナエル・ニコラがプロデュース、松坂屋の商標「いとう丸」からインスピレーションを受けたデザインにした。
6階「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(30坪)のコンセプトは「銀座で見つける人生の宝物」、百貨店ギャラリー・美術画廊と同様に常設展示は行わず、2週間毎に展示内容が変わる「企画展示」を実施。従来、百貨店ギャラリーに縁がなかった30代後半~40代にも訴求する企画展示を行う。

富裕層に照準合わせ「年会費5万円」のカードも

GINZA SIXでは施設のナビゲーションやサービス予約、イベント申込など様々な機能を備えた「GINZA SIX アプリ」をスマートフォンユーザー向けに提供する。
上顧客対象のプレミアムラウンジ「LOUNGE SIX」では、他言語対応のコンシェルジェが常駐し、施設内飲食店とコラボしたオリジナルメニューの提供などを行う。 

LOUNGE SIX。

また、GINZA SIXオリジナルのクレジットカード「GINZA SIXカード」を発行。このカードは年会費5千円の「ゴールドカード」と年会費5万円の「プレステージカード」の2種類を選ぶことができる。
プレステージカードの年会費は5万円と高額だが、その特典内容は2016年10月現在明らかにされていない。しかし、銀座エリアの店舗で様々なサービス特典が受けられることで知られる「銀座ダイナースクラブカード」の年会費が2万5千円であることから、プレステージカードではダイナースクラブカード以上の“特別なサービス“が提供されるものと想定される。

「脱百貨店」は「百貨店の原点」に立ち返った売場づくりから
-GINZA SIXは新たな百貨店像を生み出せるか

GINZA SIXの運営主体の一社である大丸松坂屋は、旧松坂屋銀座店から引き続き銀座の地に「のれん」を掲げることとなる。しかし、全館を大丸松坂屋が運営していた旧店とは異なり、GINZA SIXで同社が直接運営に携わる売場は2店舗に過ぎない。
大丸松坂屋はGINZA SIXについて「従来の百貨店とは全く違う、フロア構成やブランド編成」と認識し、かつての松坂屋銀座店が作り上げた「古典的な百貨店像からの脱却」をテーマの1つとして掲げている。
実際、ショッピングアプリの導入や外国人向けサービスの充実など、変わりゆく時代背景に適合しようとする姿勢はまさに「新時代の百貨店」そのものであると言えるだろう。
しかし、地下2階にはいわゆる「デパ地下」的立ち位置ともいえる食物販ゾーン、1階にはインポートブランドの直営店や化粧品サロン、2階には服飾雑貨、3階~5階には婦人・紳士アパレル、6階にはレストラン街や美術画廊、書店などが出店しており、その店舗構成はまさに「古典的な百貨店」を彷彿させる。
銀座界隈では「銀座三越」、「銀座松屋」、「銀座松坂屋」をはじめ、「数寄屋橋阪急」「有楽町阪急」「有楽町西武」「有楽町そごう」「プランタン銀座」など、多くの百貨店が凌ぎを削って来た。しかし、長年同地の覇権を握って来た三越と松屋の牙城を崩すことはできず、その多くが専門店ビルやファッションビルへと姿を変えた。
このGINZA SIXの最大のライバルも、かつての百貨店跡地に建つ「東急プラザ銀座」だ。

東急プラザ銀座。

この東急プラザ銀座は、かつて百貨店であった「数寄屋橋阪急」(のちにファッションビルに業態転換し「モザイク銀座阪急」となる)の跡地に2016年3月に開業した。
この東急プラザ銀座では、東急百貨店による大型セレクトショップ「HINKA RINKA」こそ入居しているものの、東急ハンズの新業態など複数の雑貨店、空港型免税店、そしてレストラン街を集客の要としており、松坂屋跡の新施設と比較すると、アミューズメント性を備えた複合商業施設としての性格が強いものとなっている。
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東急プラザで人気となっている「HANDS EXPO」。

それに対し、松坂屋銀座店は1924年の開業から2013年6月に老朽化で閉店するまで、一貫して「百貨店」としてのスタンスを崩すことはなかった。
そして、銀座初の百貨店であった「松坂屋」の看板が街角から消えたあとも、同地に深く根を張る百貨店としての「遺伝子」が今まさに、GINZA SIXの精神に受け継がれようとしているのだ。

建設すすむGINZA SIX。

銀座松坂屋の閉店から約4年ぶりに新たな灯がともる銀座6丁目。
果たして「古くて新しい」GINZA SIXは、低迷する百貨店業界の“希望の星”となれるであろうか。
(写真以外はプレスリリースより)

外部リンク:GINZA SIX | ギンザ シックス
外部リンク:銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」 2017年4月20日誕生
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イトーヨーカドー平店、2020年までに閉店へ-老朽化で、所有者は建替え目指す

JRいわき駅近くの総合スーパー「イトーヨーカドー平店」が2020年までに閉店し、地域のコミュニティ機能などを持った新店舗に建て替えられる見通しであることがわかった。

イトーヨーカドー平店。

浜通り唯一のヨーカドー、築46年の「古参店」

イトーヨーカドー平店は1971年に開業、1992年に増築。
建物は地上5階建て、店舗面積は14,452㎡で、イトーヨーカドーと真砂不動産(いわき市)が所有している。
テナントとしては、ファストフードの「ポッポ」、「マクドナルド」、100円ショップ「ダイソー」などが出店している。
また、2013年からはいわき市内を中心とした郊外の買い物困難地域や、震災からの復興地域を対象に、4トントラックによる移動販売「イトーヨーカドー安心お届け便」を行っていることも特徴だ。

平店を拠点に行っているヨーカドーの移動販売。(富岡町のさくらモールとみおかにて)

老朽化で複合商業施設に建替え目指す-2020年までに

福島県浜通り地方唯一のイトーヨーカドー店舗として高い拠点性を持つ平店だが、最初に建てられた部分が築約46年と老朽化しており、さらに2011年に発生した東日本大震災による損傷も問題視されていたという。

「古さ」を感じずにはいられない店舗の裏側。

3月24日に国の認定を受けたいわき市中心市街地活性化基本計画によると、平店の一部を所有者する真砂不動産は2020年までに現在の店舗を閉店し、その後はイトーヨーカドーを核に子育てや地域のコミュニティ機能を持った複合商業施設へのリニューアル(建て替え)を目指すという。
なお現在、イトーヨーカドーは総合スーパー業の不振により店舗網を縮小しつつあるものの、福島県ではセブン&アイグループのスーパー「ヨークベニマル」(郡山市)もドミナント展開されているため、新施設には何らかのかたちでセブン&アイグループの店舗が出店する可能性が高いであろう。

外部リンク:イトーヨーカドー平店
外部リンク:いわき市中心市街地活性化基本計画の認定について(いわき市公式サイト)
関連記事:小名浜名店街・タウンモールリスポ、2018年1月閉館-老朽化で、イオン開業も影響か
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oh!plaza(LABI大船)、4月16日閉館-旧・サティ、JR大船駅前の再開発で

JR大船駅前のショッピングセンター「oh!plaza」(オー!プラッザ、横浜市栄区)が、再開発事業の進行に伴い4月16日を以て閉館する。

オー!プラッザ。

旧・大船サティ、再開発で閉店に

オー!プラッザの建物は1976年4月に「ニチイ大船店」として開業。「大船サティ」に転換したのち、2002年1月に閉店、その後、オープラッザとなった。
建物は地下1階、地上5階建てで、売場面積は10,878㎡。
現在は、建物の大半を占める「ヤマダ電機 LABI大船」を核店舗に、食品スーパー「ライフ」、100円ショップ「ダイソー」など複数の専門店が出店している。

大船駅東口交通ターミナル(手前)とオー!プラッザ。

しかし、オープラッザは大船駅前で進められている再開発事業の対象エリアとなっており、近いうちの施設の閉鎖が確定的なものとなっていた。
全体の閉館日は4月16日だが、核店舗のヤマダ電機は4月2日に先行閉店する。閉館後、建物は解体される。

再開発で複合施設に-東急不動産が参画

オー!プラッザ跡地など大船駅北口の約1.7haを再開発する「大船駅北第二地区第一種市街地再開発事業」では、地上8階建ての都市型商業施設(駐車場含む)と地上21階建てのマンションの複合施設、約5,800㎡の駅前広場などが整備される予定となっている。
総事業費は約250億円で、2020年末の完成を目指すとしている。再開発イメージパース。

この再開発には、事業協力者として東急不動産が参画している。
東急グループは大船の隣駅・JR戸塚駅前の再開発施設「トツカーナ」(東急プラザ戸塚)の運営も行っているほか、JR鎌倉駅前では飲食店街の運営などもおこなっており、湘南地域での影響力をますます強めることになる。

外部リンク:oh!plaza(オープラッザ)
関連記事:東急、「グランベリーモール南町田」跡地の再開発概要を発表-「第2のニコタマ」目指す
関連記事:京急久里浜駅ビル「ウィング久里浜」、10月7日改装オープン

エスパル仙台東館、6月1日増床オープン-目玉は東北初の「成城石井」

以前の記事はこちら:エスパル仙台東館3月18日開店-東急ハンズ、東北初店舗

JR仙台駅ビル「エスパル仙台」を運営する仙台ターミナルビル株式会社は、2016年3月に開業した「東館」を6月1日に増床オープンさせることを発表した。
エスパル仙台東館。

ホテルメトロポリタン下層階に17店舗が集結

エスパル仙台東館は2016年3月、仙台駅東西自由通路の拡幅に伴いオープン。
建物(既存部)は地下1階、地上6階建てで、店舗面積は10,300㎡。
今回の増床部分は6月19日に開業する「ホテルメトロポリタン仙台イースト」の下層階に位置し、店舗面積は約1,300㎡。
増床部分のコンセプトは「East Communication&Daily Market」で東北初出店テナントを含む17店舗(ATM除く)が集結する。
増床部分。(イメージ画像)

なお、今回の東館増床によりエスパル仙台全館(本館、東館既存部、東館増床部、エスパルⅡ)の総売場面積は32,119㎡、総専門店数は331店舗に拡大し、日本有数の規模の大型駅ビルとなる。

「成城石井」などが東北初出店、楽天ショップも

東口駅前広場に直結する増床部分1階には海老ワンタン麺が人気の地元ラーメン店「本竃」、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスのオフィシャルショップ「楽天イーグルス グッズショップ」、地元媒体社等との連携により宮城の情報発信機能も備えるカフェ「タリーズコーヒー コミュシティ」、本格ナポリピッツァを味わえるスポーツバー「ダンボ ピザファクトリー」の4店舗がオープンする。
1階は東口駅前広場に直結する。(イメージ画像)

増床部分2階は「青の葉デイリーマーケット」と名付け、高級スーパー「成城石井」や和食屋の本格的な味が気軽に楽しめる「だし茶漬け えん」が東北初出店。その他、ドラッグストア「トモズ」、和惣菜「杜のこんだて 鐘崎」、寿司「浪花 古市庵」など13店舗が出店する。

2階には成城石井など13店舗が出店する。(イメージ画像)

エスパル仙台東館・増床部分出店テナント一覧

1階

  • 本竃(ラーメン)
  • タリーズコーヒー コミュシティ(カフェ)
  • 楽天イーグルス グッズショップ(東北楽天オフィシャルショップ)
  • ダンボ ピザ ファクトリー(スポーツバー&ダイニング)

2階 青の葉デイリーマーケット

  • グリーングルメ(惣菜)
  • 銀座 縁(焼鳥・惣菜・うなぎ)
  • 第一楼(中華惣菜)
  • カンナムキンパ(韓国惣菜)
  • フロ プレステージュ(だし茶漬け・おにぎり)
  • だし茶漬け えん(だし茶漬け、おにぎり)
  • デリフランス ル・コントワール(ベーカリー)
  • 農家イタリアン 米屋十米衛(イタリア惣菜)
  • 杜のこんだて 鐘崎(和惣菜)
  • 浪花 古市庵(寿司)
  • 大江戸とんかつ かつ匠(揚げ物惣菜)
  • 成城石井(グロサリー)
  • トモズ(ドラッグストア)

2階 ATM

  • セブン銀行
  • ゆうちょ銀行

※イメージ画像は仙台ターミナルビル株式会社公式サイトより

ニュースリリース:エスパル仙台東館がもっと便利に 2017年6月1日(木)12:00増床OPEN!(仙台ターミナルビル株式会社公式サイト)
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福井市の大型店4店、合同セールを開催-イオンモール新小松に対抗

3月24日にグランドオープンした「イオンモール新小松」に対抗するため、福井市中心部にある「西武百貨店福井店」と郊外型ショッピングセンター「ラブリーパートナー・エルパ」(アピタ)、「ショッピングシティ・ベル」(平和堂)、「イーストモール・パリオ」(ヤスサキ)の4店舗が合同セールを行う。

福井西武。

北陸最大のイオンに対抗、「百貨店」と「郊外店」共闘

イオンモール新小松は北陸最大のショッピングセンターとして3月24日にグランドオープン。建物は地上3階建てで、延床面積は約83,000㎡、総賃貸面積は約63,000㎡。「加賀ノ国文化ヲ嗜ム-豊かな時と美意識が息づく加賀文化で過ごす」をコンセプトに、核店舗の総合スーパー「イオンスタイル新小松」(1-3階)をはじめ、サブ核店舗の娯楽施設「楽市楽座」(2階)、映画館「イオンシネマ」(3階)、スポーツ用品の「スポーツオーソリティ」(3階)など約160店舗の専門店が出店。北陸最大級のイオンモールとなり、金沢都市圏は勿論のこと、福井県嶺北地方(福井市周辺)も商圏に据え、年間800万人の来店を見込んでいる。
イオンモール新小松。

そこで、危機感を抱いた「西武百貨店福井店」(売場面積22,108㎡)と郊外型ショッピングセンター「ラブリーパートナー・エルパ」(アピタ、同44,571㎡)、「ショッピングシティ・ベル」(平和堂、同28,010㎡)、「イーストモール・パリオ」(ヤスサキ、同16,133㎡)の4施設では、2016年秋に初の合同セールを開催。さらに、イオン開業後の今春からもこうした取り組みを継続し、「I LOVE FUKUI SHOPPING CAMPAIGN やっぱりふくいがおもしろい!」として共同での販促活動をおこなうという。

福井県最大の商業施設・エルパ(公式サイトより)。

この合同セールとは別に、各施設でも個別にイオンモール開業に合わせたセールやイベント実施することを決めており、それぞれの力を合わせるかたちで、規模では大きな差を付けられているイオンモールに対抗したい考えだという。

関連記事:イオンモール新小松、3月24日開業-北陸最大級のイオン、福井県も商圏に
関連記事:JR福井駅前「三角地帯」、全面再開発へ-電車通り「トランジットモール化」も検討
関連記事:福井鉄道・えちぜん鉄道、2016年3月27日より相互乗り入れ開始-駅前線延伸も同時開通

JR福井駅前「三角地帯」、全面再開発へ-電車通り「トランジットモール化」も検討

JR福井駅西口の中央大通りと駅前電車通りに囲まれた「三角地帯」の再開発計画案がまとまった。

福井駅西口の通称・三角地帯(左)。

福井駅西口、北陸新幹線開通を前に大規模再開発へ

素案は不動産大手「森ビル」(東京都港区)の子会社がまとめたもの。
当初、再開発は三角地帯の一部(ユアーズホテルフクイ周辺)のみで行われる計画であったが、地権者でつくる「中央1丁目4東地区まちづくり協議会」などは、より大規模な再開発をおこなうために2016年10月に再開発検討地域を三角地帯全体へと広げていた。

三角地帯図(GoogleMapより作成)。

現在の三角地帯には「ユアーズホテルフクイ」、「勝木書店本店」などの大型施設があるものの、老朽化した建物が多いほか、2016年にはミスタードーナツが撤退するなど空洞化が進行している。
また、3月24日には福井市を商圏とする北陸最大級のイオンモール「イオンモール新小松」が石川県小松市に開業。福井駅前を取り巻く商環境は大きな転換点を迎えている。

三角地帯には老朽化した建物が多い。
中央の白いビルが再開発の核施設となるユアーズホテル。

ホテル、マンション、コンベンション施設を軸
-「ヒゲ線」エリアのトランジットモール化も検討へ

計画では、中核施設として「ユアーズホテルフクイ」の建替えを軸とする。ホテルは高層部を使い、中層部はオフィスフロアとし、その一部は起業家らを集める「インキュベーションオフィス」とする。このインキュベーションオフィスについては、北陸大手のドラッグストア「ゲンキー」(福井県坂井市)も運営に協力する姿勢を見せている。
また、ホテルに隣接して別棟で、500人規模のホールを備えたコンベンション施設を建設する。さらに、その隣接地には高層マンション棟を建設し、まちなか居住を進めるという。また、3棟ともに下層階は商業施設となり、現在商店街に立地している商店などを出店させる計画だ。
これらの三角地帯の再開発事業について、再開発協議会は2022年の北陸新幹線福井駅開業までにすべてを完成させたいとしている。
また、再開発後は、福井鉄道の駅前支線(ヒゲ線)が走る駅前電車通りを公共交通と歩行者のみが通行できるトランジットモール化し、車道を中央大通りに集約することも検討されている。

駅前電車通りのトランジットモール化も検討される。
右側が再開発される三角地帯。

その一方で、地元紙・福井新聞によると、こうした大規模な再開発には一部の地権者が慎重な姿勢を見せており、計画の詳細が決まるまでにはまだ時間がかかりそうな状況だ。

再開発すすむ福井駅前

福井駅前では2022年の北陸新幹線開業を控えた再開発が各地で進んでおり、2014年には飲食街、商業施設、図書館などを備えた再開発ビル「アオッサ」が、2016年にはタワーマンションと公共施設、商業施設を備えた再開発ビル「ハピリン」が開業したほか、同年には福井鉄道駅前支線(ヒゲ線)が駅ロータリーまで延伸、福井鉄道とえちぜん鉄道の相互直通運転も開始されるなど、公共交通網の整備も進んでいる。

2014年に完成した再開発ビル「AOSSA」。
2022年の北陸新幹線延伸を前に開発が進む。

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千葉三越、3月20日閉店-33年の歴史に幕、”上得意様向け”小型店開設へ

JR千葉駅近くの「三越千葉店」が2017年3月20日に33年の歴史に幕をおろした。
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千葉三越。

「奈良屋」からの300年近い歴史に幕

三越千葉店(千葉三越)は1743年に創業した呉服店「奈良屋」を前身とする百貨店。
現店舗は1972年10月に「奈良屋」と三越が合弁で運営する百貨店「ニューナラヤ」として千葉駅前の「塚本千葉第2ビル」に開業した。
三越からの商品調達や商品券の相互利用を開始、外壁に「ライオンレリーフ」を設置するなど、千葉を代表する三越系百貨店として営業を続けていた。
1984年10月には奈良屋が経営から撤退するとともに屋号を「千葉三越」に改称。それ以降は、ラグジュアリーブランドの強化やライオン像の設置など、三越色をより一層強めていった。(詳細は前記事を参照)

地域密着路線で生き残り目指した千葉三越

2016年9月に閉店が発表されて以降、1階ライオン口にニューナラヤ時代外壁に設置されていた「ライオンレリーフ」を復活させたほか、大通側の催事スペースでは猪熊弦一郎氏が手掛けた三越の包装紙「華ひらく」をモチーフにしたアート作品や、千葉三越閉店記念グッズ、震災チャリティ商品の販売が行われるなど、長年の買物客に向けたイベントが次々と開催された。

三越「華ひらく」コレクション。
(ティファニー跡・プロモーションスクエア)

また、3月からは「千葉三越と地域の歩み写真パネル展」と題して、千葉三越の前身「奈良屋百貨店」のみならず、イオンの前身の1つである「扇屋百貨店」、千葉パルコの前身であった「田畑百貨店」など、千葉県内の地場百貨店各社を取り扱った写真・案内板を設置。買物客からもかつての店舗を懐かしがる声が多く聞かれるなど、フィナーレに相応しい空間がつくられた。

千葉三越と地域の歩み写真パネル展。

営業最終日となった3月20日午後7時30分から閉店記念式典が行われ、北條司店長を始めとする10人ほどのスタッフが大通り西側玄関に集結、式典を見るべく玄関前は千葉市民で溢れかえった。

最終日を迎えた千葉三越。

閉店式典において、百貨店の顔であったルイ・ヴィトン、ブルガリ、ティファニーといったラグジュアリーブランドが千葉三越から相次ぎ撤退、その多くがライバルの千葉そごうに移転したこともあり、「ここ数年間においては商品面や売場店内の環境面においても皆様を十分ご満足いただくことはできなかった」と語った一方、「地域の皆様と密着したイベントの開催や、販売員一人一人がお客様ご指名いただくような販売員になろうと皆で努力した」「(励ましの言葉が)この半年間商売を続けてくるなかで私たちの大きな心の支えとなりってまいりました」「明日から皆様たちのお役に立つことは叶いませんが、私たちはこれまでご愛顧いただきました多くのお客様、そしてこの千葉の地域の皆様のことを決して忘れることはございません」と、奈良屋時代から遡った買物客やスタッフへの感謝を語り、33年の集大成ともいえる式典を締めくくった。

33年の歴史に幕を下した千葉三越。

「富裕層」「ギフト」「学生」に特化した小型店を開設

千葉三越は3月20日の百貨店閉店以降、隣接する塚本大千葉ビル(旧・千葉そごうBee-One館)5階に常設の学生服取扱店舗「三越スクールユニフォーム 千葉」(約100㎡)を、9階にお中元・お歳暮時期限定の贈答品専門店「三越日本橋本店 千葉ギフトカウンター」(約135㎡)を、そごう千葉店に隣接したJPR千葉ビル5階に富裕層・外商利用客を対象とした「お得意さま向けのサロン」(約140㎡)を順次開設。百貨店閉店後も上得意客の囲い込みを図る。

お得意さま向けのサロン。

また、現段階では詳細は発表されていないが、今後の動向を見て2018年に全面開業予定のJR千葉駅ビル「ペリエ千葉」に、「エムアイプラザ」「イセタンミラー」などの小型店を出店する可能性もあるという。
千葉三越の閉店により、千葉市内の百貨店はそごう千葉店(千葉そごう)のみとなる。
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千葉そごう。

外部リンク:三越千葉店
外部リンク:ココリア多摩センター
関連記事:千葉三越、2017年3月閉店
関連記事:多摩センター三越、2017年3月閉店-旧そごう、ココリア多摩センターの核店舗
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ココリア多摩センター、3月20日の三越閉館で専門店街拡大-多くのテナントが営業継続へ

三越多摩センター店」が2017年3月20日に閉館したことに伴い、1~2階の多くのテナントが「ココリア多摩センター」専門店街に統合され、3月21日より新たなスタートを切った。

ココリア多摩センター。

旧・多摩そごうから続く「百貨店の歴史」、28年で終幕

多摩センター三越(三越多摩センター店)は1989年10月開店の「多摩そごう」(2000年9月閉店)跡の下層階に2000年11月出店。全館の売場面積は32,031㎡。そごう破綻後初の本格的な店舗再活用とあって話題を呼んだ。
多摩そごうの建物はバブル期のそごう建築らしい非常に贅沢な造りで、ダブルクロスエスカレータや人工川などがあり、ランニングコストも大きくかかったと考えられ、のちに一部の吹き抜けを埋めるなど大規模な改装工事を行っている。
2010年には3~5階に出店していた「IDC大塚家具」が立川市に移転することに伴い、所有者の「新都市センター」により2011年4月からビル全体が「ココリア多摩センター」として全面改装され、現在3~5階にはユニクロ、ニトリ、丸善書店、ダイソーなどが出店、6階はレストラン街となっている。
多摩センター三越の閉店により、多摩市内の百貨店は京王百貨店聖蹟桜ヶ丘店(せいせき京王)のみとなる。

ココリア拡大で大部分が営業継続-地階は改装へ

3月20日に閉店した多摩センター 三越は地階~2階に出店していた(売場面積14,324㎡)。
近年は、三越部分も直営の売場面積を減らしており、三越内に「無印良品」「ライトオン」「眼鏡市場」などが出店。地階を除くと専門店中心となっていた。そのため、一部の三越直営テナント(フォンテーヌ、ちふれ化粧品など)を除く多くの専門店がココリア多摩センターに引き継がれ、営業を継続することとなった。
一方で、地階(食品館)については殆どが三越の売場であり、3月20日を以てフロア全体が閉鎖となる。ココリア多摩センターでは今後地階の改装をおこない、2017年秋にリニューアルされる予定。新たなテナントなどは未定となっている。
現在下層階は19時30分閉店となっているが、下層階も高層階に合わせて営業時間を延長することも考えられる。
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1階エントランス。

「ココリア専門店街」に統合されて営業を継続するテナント
2階
  • 無印良品
  • コムサイズム
  • ライトオン
  • 眼鏡市場
  • LBC マーケット
  • パスポート
  • タオル美術館
  • アイクロック
  • かんかん
  • ゲンキ・キッズ プラス
  • パンジー
  • アナヒータストーンズ たまゆら
  • クレアーズ
  • プチ・ファミーユ
  • モアメーム
1階
  • スターバックスコーヒー
  • ローラアシュレイ
  • リュテス
  • SAKURAYA FOR ME
  • パーフェクトスーツ ファクトリー
  • 神保町いちのいち
  • エスプリドール
  • リフレクト
  • アシックスウォーキング
  • ラ・プリマヴェーラ
  • 青山フラワーマーケット
  • ハウス オブ ローゼ
  • パオロボトーニ
  • キプリング
  • アンティエーレ
  • エンジェルソール
  • 藍工房
  • リベラルコレクション
  • ハーモニカ
  • カーサセンソユニコ
  • アップルハウス
  • セルリアンブルー
  • ハヴァナイス トリップ
  • エコー
  • アミ・ブルージュ
  • ハッシュパピー
  • タルボット
  • ミスターミニット

地階は全フロア閉鎖となる。
これ以外のフロア(3~6階)のテナントは元々ココリア専門店街の管理であり、以前と変わらず営業をおこなう。

外部リンク:三越多摩センター店
外部リンク:ココリア多摩センター
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水戸オーパ、3月18日開業-JR水戸駅前、ガルパンショップも出店

以前の記事はこちら:水戸オーパ、2017年3月開店-ヤマダ電機LABI水戸跡

茨城県水戸市のJR水戸駅南口にイオン傘下(旧・ダイエー系)のファッションビル「水戸オーパ」(水戸OPA)が3月18日にグランドオープンした。

水戸オーパ。

サウスタワー、「オーパ」として2年ぶり復活

水戸オーパは不動産ディベロッパー「サムティ」の関連企業が保有していたJR水戸駅南口の大型商業ビル「水戸サウスタワー」を、株式会社オーパがマスターリースして運営を手がける。なお、サムティは後継テナントが決まったことにより、OPA入店を前に建物を別企業に売却している。
水戸オーパの総賃貸面積は約12,500㎡で「らしく楽しむ、らしく暮らす」をコンセプトに61の専門店が出店する。
なお、水戸サウスタワーに2008年11月から核店舗として出店していた「ヤマダ電機LABI水戸」は、隣接するビッグカメラや郊外店との競争などで2015年5月末に閉店しており、サウスタワーはおよそ2年ぶりの全館復活となった。

個性的なファッションテナントが数多く出店

水戸オーパのうち、3階、4階、6階はファッションテナントが中心となっている。
3階には、厳選されたイギリスブランドを扱うセレクトショップ「ロンドンコーリング」や、スポーツオーソリティが新たに手掛けるコンセプトショップ「コーナーズ スポーツオーソリティ」が茨城県初出店となった。

パンク〜ポストパンク期の雰囲気漂う「ロンドンコーリング」。

また、ウェア売場と雑貨売場がボーダーレスになった生活提案型ショップ「ウィノフ スタイル」(4階)、「スーツセレクト」(6階)などが水戸市初出店となった。

話題のスイーツ&カフェも出店

サウスタワーの高層階はレストラン街となっているが、水戸オーパの館内にも話題のスイーツ&カフェが出店している。
3階にはイタリア・シチリア島発祥のスイーツ”ブリオッシュ・コン・ジェラート”の専門店「ブリジェラ」が茨城県初出店、4階では2014年関西パンケーキグランプリNo. 1にも輝いたパンケーキ専門店「グラム」が水戸市初出店となった。

4階のパンケーキ専門店「グラム」。

また、8階には未来屋書店プロデュースのブック&カフェ「MIRAIYBookmark Lounge cafe」が茨城県初出店となった。
MIRAIYA Bookmark Lounge cafe。

5階には”サブカル拠点”、ガルパンおじさんも歓喜

オーパ5階には水戸の新たなサブカル拠点が誕生した。
エスカレーター近くには、地元・茨城県大洗町を舞台とするアニメ「ガールズ&パンツァー」のグッズショップ「ガールズ&パンツァー劇場版オンリーショップ」が出店。水戸限定オリジナルグッズの販売や、ここでしか見ることができない作品資料の展示などを行っており「ガルパンはいいぞ~」と言わずにはいられないラインナップとなっている。

ガールズ&パンツァー劇場版オンリーショップ。


パネル展示なども実施。

このほか、5階にはマンガ「キン肉マン」の公式ショップ「キン肉マンKIN29SHOP」や、話題のキャラクターグッズや懐かしの駄菓子を取揃える「キャラクターグッズ×ハイカラ横丁GOGOstore」、キャラクター雑貨「WOOP」などのサブカル系店舗が集積しており、OPAの掲げる「今までの水戸にはなかった新しいラインナップを実現する」というテーマに相応しい売場となっている。

サブカル店舗が集積する5階。100円ショップも。

水戸オーパ

住所:茨城県水戸市宮町1丁目7番33
営業時間:10時30分〜20時(飲食店等一部店舗は異なる)

外部リンク:水戸オーパ
関連記事:みとサントピア、解体へ-跡地未定
関連記事:渋谷マルイで「ご注文はOIOIですか??」開催-サブカル系コンテンツに注力する丸井

マルカツデパート地階のラルズ、3月19日閉店-買物公園商店街を代表する老舗スーパー

北海道旭川市の商店街「買物公園」にある大型ショッピングセンター「マルカツ」地階の食品売場「ラルズマートマルカツ店」が3月19日に閉店する。

旭川マルカツデパート。

旭川買物公園を代表する老舗スーパーマーケット

マルカツデパートは松村呉服店として1918年創業。1936年に丸勝松村百貨店に改称し、百貨店化した。
隣接する丸井今井旭川店とともに、旭川を代表する百貨店として営業していたが、西武百貨店進出など競争激化にともない1970年代に経営が悪化。日本百貨店協会から脱退、百貨店事業を段階的に縮小したのち、ショッピングセンターに転換した。2011年からは北海道札幌市に本社を置く「海晃ホールディングス」が施設を取得、管理・運営している。売場面積は11,954㎡。
ラルズマートマルカツ店は北海道地場大手スーパー「アークスグループ」の道北アークスが運営するディスカウント志向の食品スーパーで、長年に亘って商店街で唯一の地場スーパーマーケットとして親しまれていた。
(なお、丸井今井跡のフィール旭川には高級スーパー「北野エース」などが出店する食品売場がある)

イオンモール開業で岐路に立たされる旭川買物公園

買物公園商店街は、近年まで百貨店「丸井今井」「西武百貨店」が営業していたほか、ファッションビル・ショッピングセンター「オクノ」「マルカツデパート」「エクス!」(旧・長崎屋)、駅ビル「エスタ」もあり、大きな集客力があった。
しかし、郊外店との競争、建物の老朽化などにより、2009年以降は丸井今井、エクス!が相次ぎ閉店(丸井今井跡にはショッピングセンター「フィール」が開業)。
さらに、2015年には駅ビル「旭川エスタ」の再開発により「イオンモール旭川駅前」が開業、2016年9月には西武百貨店旭川店が閉店し、館内にあったロフトや無印良品も撤退。また、エクス!に出店していた免税店・家電「ラオックス」も僅か1年で撤退している。

2016年9月に閉店した西武百貨店旭川店。

活性化つづけるマルカツ、地階の活用方法は?

マルカツは2011年に海晃ホールディングスが施設を取得して以降、直営(FC)売場としての古書店「ブックネットワン」、100円ショップ「キャンドゥ」を開設、「アニメイト」や公共施設「まちなかしごとプラザ」の誘致、体験型脱出ゲームの開催といった個性的なイベントを開催するなど積極的な施設活性化を目指している。
3月時点で今後の地階の活用方法については発表されていないが、海晃ホールディングスは主力事業として居酒屋「つぼ八」、定食屋「大戸屋」、「イタリアン・トマトカフェジュニア」などの飲食店をフランチャイズ展開、2016年には経営破綻した道内地場大手回転寿司チェーン「回転寿司とっぴ~」の商標権を取得し、飲食事業の拡充に取り組んでいる。
そのため、駅に近い立地を生かすかたちで、館内に飲食店街などを整備することも考えられよう。

外部リンク:ラルズマート マルカツ店|株式会社 道北アークス
外部リンク:旭川 マルカツデパート ホームページ
外部リンク:株式会社海晃ホールディングス – つぼ八・焼き肉「牛若丸」などの飲食事業、不動産、スポーツ施設運営、デパート・ショッピングモール、リサイクル店、エンターテイメントを運営
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