カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

メガセンタートライアル東松山店、2025年12月10日開店-西友跡に、サンキなど複数の専門店も

埼玉県東松山市小松原町の国道407号線近く・吉見百穴古墳の近くにあった西友東松山店の跡に、総合スーパー「メガセンタートライアル東松山店」が、2025年12月10日に開店した。

旧・西友東松山店。

東松山郊外化のさきがけ西友、2025年夏に閉店していた

西友東松山店は1998年3月に開業、店舗面積は約13,500㎡。建物は複数の企業を経て、現在は不動産投資法人が所有するとみられる。
開業当時は地域で最大級の郊外型スーパーで駐車場も約700台を備えており、西友の開店後は周辺に多くのロードサイド店が進出するようになった。また、同店は西友のCM撮影に使われたこともあった。
なお、開業当初から核店舗の1つだった無印良品は2016年に閉店している。

西友東松山店の閉店告知。

西友東松山店は2025年8月31日に閉店。これに合わせてリブロなど一部テナントも併せて閉店した。

西友、トライアル傘下入り後初のトライアル化

西友東松山店の跡に12月10日に開店したのは、福岡のディスカウント総合スーパー「トライアル」が運営する「メガセンタートライアル東松山店」。
トライアルを運営するトライアルHDは西友を2025年7月に完全子会社化しており、事実上の「西友のトライアル化」は傘下入り後初のこととなった。
トライアルのなかでも大型店「メガセンター」業態であり、西友時代と食品に加えて生活雑貨、衣料、寝具、小型家具、家電などを販売するディスカウント総合スーパー業態となる。また、営業時間も24時間営業となる。
標準的なトライアルはテナントが少ない店舗が多いものの、東松山店ではサンキセリアモスバーガーなど多くの専門店が西友時代と変わらず営業を継続している。
(写真:スーパーバスターさん

メガセンタートライアル東松山店

埼玉県東松山市小松原町11番2号
営業時間:24時間営業

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【12月10日更新】2025年12月8日青森県東方沖地震・津波警報による大型店等の臨時休業

2025年12月8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とするM7.5の地震があり、青森県八戸市で震度6強、おいらせ町と階上町で震度6弱の揺れを観測した。
また、気象庁は北海道から東北地方にかけての太平洋側の幅広い地域に津波警報を発令した。

天井崩落により休業したラピア・長崎屋八戸店。

地震の影響で当面の休業を決めた施設は以下の通り。
※2025年12月10日22時更新

臨時休業中の大型店

※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※今後の地震や津波警報/注意報との兼合いで営業時間変更の場合があります。各社公式など他情報などと併用し活用ください。

百貨店・大型ショッピングセンター
  • さくら野百貨店八戸店
    :当面休業
    :番町の立体駐車場のみ営業再開
    :当面は下層階のみ再開めざす(未定)
  • イオンモール下田(イオン下田店)
    :9日は休業
    :10日は食品館など再開、専門店は11日より順次再開予定
  • ラピア(サンバード長崎屋八戸店)
    :当面休業(天井崩落のため)
    12日までに一部再開めざす
    :11日に一部営業再開、出入口など制限
  • ピアドゥ(イオン八戸沼館店/旧イトーヨーカドー八戸店)
    :9日朝1階一部のみ営業→17時までに殆どの売場で営業再開
  • マエダ本店(マエダ百貨店むつ本店)
    :スプリンクラー破損のため9日は時短・一部閉鎖

    休業中のさくら野八戸店。
スーパーマーケットなど
  • アークスグループ
    ユニバース八戸ニュータウン店
    :当面休業
    ユニバース階上店
    :当面休業
  • トライアル
    スーパーセンタートライアル八戸店

    :当面休業→10日に食品など一部売場再開
  • DCM
    DCMむつ店(旧ホーマックむつ店)

    :当面休業
  • サンデー
    :9日12時ごろまでに全店再開
  • 紅屋商事(カブセンターなど)
    :9日中に全店営業再開
  • マエダ
    :本店以外(先述)は通常営業
  • いとく
    :通常営業
  • よこまちストア
    :9日午後中に全店営業再開
そのほか
  • むつ松木屋
    :当面休業とみられる(外壁大規模崩落のため)
  • 八戸市立八戸ブックセンター(ガーデンテラス)
    :10日まで休業予定
  • アエマ(旧三春屋百貨店
    :当面休業

スーパーセンタートライアル佐々店、2025年12月10日開店-中心商店街にも近い佐々IC前に

長崎県佐々町の西九州道佐々インターチェンジ前に、トライアルHDのディスカウント総合スーパー「スーパーセンタートライアル佐々店」が2025年12月10日に開店する。

佐々インターチェンジ前にトライアル出店

スーパーセンタートライアルが出店するのは、佐々町の西九州道佐々インターチェンジ前。佐々駅や佐々町の中心商店街からも徒歩圏ではあるものの、ここはもともと農地だった。しかし、2011年の佐々インターチェンジ完成と前後して郊外型店舗が多く出店するようになった。
現在、トライアルにすぐ近接して地場スーパー「エレナ」「しまむら」「ドラッグストアモリ」などが出店するほか、中心商店街寄りには「佐々ショッピングデパートフルノストアー)」「マックスバリュ佐々ショッピングセンター(旧・ラララグループの西海ハロー)」などが出店している。

一般的なトライアルの店舗。(イメージ)

スーパーセンタートライアル佐々店の建物は平屋で店舗面積は4,294㎡、営業時間は24時間。
食品に加えて生活雑貨、衣料、寝具、小型家具、家電などを販売するディスカウント総合スーパー業態となる。

トライアル佐々店

北松浦郡佐々町市場免70番地1
営業時間:24時間

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トライアルGO中野中央5丁目店、2025年12月12日開店-東京メトロ沿線初出店、丸ノ内線新中野駅前「まいばすけっと2店」が見える立地に

東京都中野区の東京メトロ丸ノ内線新中野駅前に、トライアルHDのディスカウント食品スーパー「トライアルGO中野中央5丁目店」が2025年12月12日に開店する。

トライアルGO中野中央5丁目店の開店告知。

新中野駅前にトライアルGO出店

トライアルGOはトライアルHDが運営する小型スーパーで、おもに福岡県周辺で展開されていたものの2025年より首都圏への出店を開始。
食品スーパーとしては比較的面積が狭いながらも、コンビニとは異なりスーパーマーケットの価格帯で商品を販売する。
また、同社が傘下とする西友やトライアルの店舗を母店とするかたちで出店するため、弁当や総菜の品質・品揃えにも力が入られている。
トライアルGO中野中央5丁目店が開店するのは、東京メトロ丸ノ内線の新中野駅西側。ここにはかつてドコモショップ新中野店があった。
隣の隣にはまいばすけっと新中野駅西店が出店するほか、交差点を挟んで新中野駅側にもまいばすけっと新中野駅前店が出店。店舗からまいばすけっとが2店見える立地である。
そのほか徒歩圏にはサントクサミットなども出店する。

トライアルGO中野中央5丁目店。まいばすけっとが横に見える。

トライアルGO中野中央5丁目店の売場はワンフロア、営業時間は24時間。
おもに食品を扱い、生鮮3品、総菜を販売するほか、一部の生活雑貨も取り揃える。近隣の西友の店舗からも商品供給を受けて西友と同等の商品を販売する。
また、トライアルや西友のプライベートブランドも販売。また、トライアルや西友のプライベートブランドも販売。
トライアルの特徴ともいえる買い物カートにレジ機能を備える「Skip Cart」、トライアルの決済アプリ「SU-PAY」、顔認証レジも導入する。

トライアルGO中野中央5丁目店

東京都中野区中央五丁目2−2
営業時間:24時間

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トライアルGO笹塚駅西店、2025年12月5日開店-渋谷区初出店、京王線笹塚駅前に

東京都渋谷区の京王電鉄京王線笹塚駅前に、トライアルHDのディスカウント食品スーパー「トライアルGO笹塚駅西店」が2025年12月5日に開店した。

笹塚駅前にトライアルGO出店

トライアルGOはトライアルHDが運営する小型スーパーで、おもに福岡県周辺で展開されていたものの2025年より首都圏への出店を開始。
食品スーパーとしては比較的面積が狭いながらも、コンビニとは異なりスーパーマーケットの価格帯で商品を販売する。
また、同社が傘下とする西友やトライアルの店舗を母店とするかたちで出店するため、弁当や総菜の品質・品揃えにも力が入られている。
トライアルGO笹塚駅西店が開店するのは、京王線の笹塚駅前。2022年に完成したマンションの下層階となる。
徒歩圏にはライフやサミットなど多くの競合スーパーがある。

一般的なトライアルGOの店舗。(写真は中野区)

トライアルGO笹塚駅西店の売場はワンフロア、営業時間は24時間。
おもに食品を扱い、生鮮3品、総菜を販売するほか、一部の生活雑貨も取り揃える。近隣に西友の店舗があることから、そこからも商品供給を受けて西友と同等の商品を販売する。
また、トライアルや西友のプライベートブランドも販売。また、トライアルや西友のプライベートブランドも販売。
トライアルの特徴ともいえる買い物カートにレジ機能を備える「Skip Cart」、トライアルの決済アプリ「SU-PAY」、顔認証レジも導入する。

トライアルGO笹塚駅西店

東京都渋谷区笹塚一丁目58-7
営業時間:24時間

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フォレストスクエア仙川、2025年12月9日開業-京王線仙川駅前に複合商業施設

東京都調布市の京王線仙川駅前に、複合商業施設「フォレストスクエア仙川」が2025年12月9日に開業する。

仙川のまちづくりを行うカワタケの新商業施設

フォレストスクエア仙川は住宅展示場「仙川駅前住宅公園」跡に建設されるもので、延床面積は約5,985㎡。
運営するのは調布市の不動産「カワタケ」で、同社は「仙川デザインピース」をテーマに掲げた街づくりをおこなっている。

フォレストスクエア仙川。

フォレストスクエア仙川は「Co-Living 共に、暮らす。」をコンセプトに館内をデザイン。
この場所がかつて雑木林であった面影を偲ばせる緑があふれ、街との調和を考えて低層階に設計し、光あふれる空間としたという。
また、館内には中庭を設けており、訪れた人々の憩いの場となるスペースを設置する。

「食」店舗が多く出店、シェアラウンジも

フォレストスクエア仙川の店舗は1階から3階で、12月9日に1期開業する。
1期開業時には、1階に「スターバックス」、2階に「ロバーツコーヒー」「Zoff」、3階に「京都焼肉 天檀1965 SENGAWA」「nib a Hamburger works」「匠 がってん寿司」「ボナペティート・パパ」など9店舗がオープンする。

館内にはCCCが運営するシェアラウンジも。

今後は、1894年創業の老舗食料品店「サカガミ」による新ブランド「L′epicerie Sakagami」、CCC(ツタヤ)が運営する「シェアラウンジ フォレストスクエア仙川」、サラダ店「クリスプサラダワークス」など7店舗が順次開業する予定となっている。

フォレストスクエア仙川

東京都調布市仙川町3-1-17
(画像は全てニュースリリースより)

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東映会館、2025年12月より解体・再開発開始-有楽町「丸の内TOEI」跡、ホテルなど建設へ

東京都中央区のJR有楽町駅近くにあり、2025年7月27日に閉館した大手映画配給会社「東映」の本社兼複合映画館ビル「東映会館」が2025年12月より解体。大型再開発が本格始動する。

東映の本社を併設する旗艦劇場だった

東映会館は1960年9月に開業。東映本社と東映直営館「丸の内TOEI①(旧丸の内東映)」「丸の内TOEI②(旧丸の内東映パラス)」を核とする複合ビルで、上層階には東映の本社も置かれていた。

東映会館。

東映はかつて国内最大の直営劇場網を築いており、グループ会社を通じて大都市圏を中心に劇場を核とする東映会館を展開していた。
21世紀に入って映画興行の主流が郊外型のシネマコンプレックスに移行するなか、直営の映画館は次第に減少。大都市圏にある劇場は多くが再開発されることとなった。全国の主要東映直営劇場のうち、新宿東映会館跡地は「新宿三丁目イーストビル(新宿マルイアネックス・新宿バルト9)」、名古屋東映会館跡地は2025年にヨドバシHDが取得した「サンシャインサカエ」、梅田東映会館跡地は「御堂筋フロントタワー(WeWork御堂筋フロンティア)」、小倉東映会館跡地は高級賃貸マンションとなっている。
そうしたなか、2022年の渋谷TOEI(渋谷東映プラザ内)閉館によって、直営館は丸の内TOEIのみに。映画興行は同社の子会社「ティ・ジョイ」が引き継いでいる。

老朽化で閉館、東映本社は京橋に移転

東映会館の閉館・再開発は、築60年を超える建物の設備老朽化によるもの。
継続使用した場合は多額の修繕費用および改修費用が見込まれるため、収益不動産として再開発を行い、最大限の有効活用」を決定したとしている。

東映本社が移転した京橋エドグラン。

これにより、東映会館は2025年7月27日を以て劇場を閉館。最終日には吉永小百合さんが舞台に登壇した。
また、東映の本社機能は「京橋エドグラン」に移転していた。

東映会館跡地は「ホテルを核とした複合商業ビル」に

東映会館は2025年12月より解体を開始。解体の工期は2026年11月末までとなることが予定されている。
その後、東映会館跡地は東映が自社主導で再開発する。
具体的な建物規模は発表されていないものの、ホテル・店舗を中心とする」としており、ホテルを核すぐ複合商業施設ビルになるとみられる。
有楽町駅近くの一等地だけに、どういった施設となるのか注目される。

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パナソニックものづくりイズム館、2025年12月26日閉館-老朽化で松下電器歴史館から57年の歴史に幕

大阪府門真市の京阪西三荘駅前にあるパナソニックグループの企業ミュージアム「パナソニックものづくりイズム館」(旧・松下電器歴史館)が、2025年12月26日に閉館する。

松下110年の歴史が詰まった企業ミュージアム

「パナソニックものづくりイズム館」の前身は「松下電器歴史館」。当時の松下電器が1968年に創業50周年を記念して開館させたもので、隣接して「松下幸之助歴史館」を併設する。
2館ともに建物は1933年に建築された門真工場の建物を復元したもので、1960年代築ながら昭和初期を感じさせる外観となっている。

パナソニックものづくりイズム館。
1933年築の建物を1968年に復元したもの。

「松下電器歴史館」は2018年にリニューアルして「パナソニックものづくりイズム館」となり、松下幸之助歴史館とともにパナソニックミュージアムを形成することとなった。
ものづくりイズム館の館内では松下電器・パナソニック、そして松下幸之助の妻の弟が創業した旧三洋電機の歴史をたどりつつ、約550点もの歴代家電を展示している。

パナソニックものづくりイズム館の館内。

館内ではかつての広告やCMも見ることができるほか、大阪万博で話題となった人間洗濯機(三洋)、さらにはパナソニックグループの令和の最新技術・最新家電の展示もおこなわれていた。

老朽化で閉館、収蔵物は非公開に

「パナソニックものづくりイズム館」の閉館は老朽化のため。パナソニックによると、家電の保存は続けるものの、収蔵物は一般には非公開となる見込みだという。
パナソニックミュージアムは2026年1月5日より「松下幸之助歴史館」のみの運営となる。
なお、歴史ある建物の今後については発表されていない。

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高松東急REIホテル・松山東急REIホテル、2026年3月閉館-「四国の商店街の顔」いずれも他企業が再生へ

東急グループの大手ホテルチェーン「東急ホテル&リゾーツ」(東京都渋谷区)が運営する都市型複合ビジネスホテル「高松東急REIホテル」「松山東急REIホテル」が、2026年3月に閉館する。

四国を代表するアーケード商店街入口のホテル閉館

高松東急REIホテルは1982年4月に高松東急インとして開業。2015年に東急グループのホテル再編に伴い現名称となった。建物はマニュライフ生命保険が所有する。
客室数は191室、建物は高松市の中心商店街の1つ「兵庫町商店街」のアーケード入口に立地しており、下層階には飲食店やローソンが入居する。

高松東急REIホテル。向かいは東横イン。

松山東急REIホテルは1991年9月に松山東急インとして開業。2015年に東急グループのホテル再編に伴い現名称となった。
客室数は245室、建物は松山市の中心商店街の1つ「大街道商店街」のアーケード入口向かい、「ロープウェー商店街」入口に立地しており、下層階には飲食店やひめぎん愛媛銀行)が入居する。

松山東急REIホテル。電車通りに立地。

「高松東急REIホテル」「松山東急REIホテル」再活用へ

「高松東急REIホテル」「松山東急REIホテル」の閉館は、いずれもホテル運営管理業務受委託契約の終了に伴うもの。
高松東急REIホテルは2026年3月17日のチェックアウトを以て営業を終了。その後、JR四国グループが2026年夏ごろに「JRクレメントイン高松兵庫町」としてリブランドオープンする予定。
松山東急REIホテルは2026年3月3日のチェックアウトを以て営業を終了。その後、サンフロンティア不動産系のサンフロンティアホテルマネジメントが2026年4月ごろに「日和ホテル松山」としてリブランドオープンする予定となっている。
「四国の商店街の顔」は、いずれも新たなビジネスホテルとして再出発を切る予定だ。

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ロピア八幡東ナフコ店、2025年12月5日-ナフコ旗艦店全面刷新、至近距離の「トライアル」「ミスターマックス」と直接対決

福岡県北九州市八幡東区のJR鹿児島本線八幡駅とスペースワールド駅近くに、OICグループの大型食品スーパー「ロピア八幡東ナフコ店」が2025年12月5日に開店する。

ナフコ旗艦店に

ホームプラザナフコ八幡東店は2006年8月に開店。建物は地上2階建で店舗面積は18,127㎡
ナフコ八幡東店はホームセンターと大型家具インテリア雑貨「ナフコTWO-ONESTYLE」の複合業態「コンビネーションストア」であり、福岡空港店(2003年12月開店/14,929㎡)や春日フォレストシティ店(2010年10月開店15,570㎡)を上回る同社西日本最大/福岡県内最大の旗艦店となっている。
同店ではトリドール系カフェ「コナズ珈琲」を敷地内に導入。2025年10月30日にホームセンターを、11月6日にTWO-ONESTYLEを全面刷新するなどロピア導入に向けた準備を進めていた。

ナフコの至近距離には九州を代表する大手ディスカウント系スーパー「スーパーセンタートライアル八幡東店」「ミスターマックス八幡東店」(両社とも生鮮4品取扱/5,000㎡前後)が営業しており、直接対決する構図となる。

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