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京急グループ、「リラックマ」と再コラボー創業120周年で、2018年5月13日まで

京浜急行電鉄が創業120周年を記念して、サンエックスの人気キャラクター「リラックマ」とのコラボ企画を実施している。 

京急久里浜駅(前回のコラボ企画時)。

リラックマコラボ、京急沿線全線に拡大

リラックマは2003年、ファンシー雑貨を企画、開発するサンエックス(San-x)により誕生。2018年現在では全国17ヶ所に直営店を展開するなど人気のキャラクターとなっている。
今回のコラボイベントでは「リラックマ&京急 一緒にごゆるりお祝いキャンペーン」と題して、京急沿線全線でスタンプラリーやリラックマ駅長との撮影会など多彩なイベントを実施する。

品川駅。

前回好評だった駅名看板やホーム内看板の特別装飾は京急久里浜駅(京急リラッ久里浜駅)に加え、上大岡駅(上がお大岡駅)、大鳥居駅(大キイロイ鳥居駅)、京急バス大鳥居停留所(大キイロイ鳥居停留所)、京急バス森が丘停留所(森がお丘停留所)、京急バスドッグ前停留所(ドッグマえ停留所)でも3月5日から実施中。
京急電鉄のラッピング車両も前回の1日1編成から1日3編成に増加したほか、京急バスやクルーズ艇「ベイクルーズ葉山Ⅱ」でも客席窓や船体への装飾が行われる。
コラボ駅の対象に加わった「京急大鳥居駅」。
デジカメやスマホで写真を撮るファンの姿が多く見られた。

さらに、スタンプラリー参加者を対象に特別貸切イベント電車「赤い電車でお出かけ!リラックマのイチゴケーキ号」も運行される。(抽選で50組100名対象)
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ラッピング電車は前回より遭遇率が高くなった。公式サイトより。

駅外でもコラボ-京急百貨店などでグッズ、記念乗車券も

今回の企画に合わせて、京急グループ運営の「セブン・イレブン」、京急百貨店、駅売店、立ち食いそば屋「えきめんや」、葉山アリーナなどで限定グッズや特製スイーツを販売。京急線、京急バスの一部路線が乗り放題となる三浦半島の企画乗車券3種(みさきまぐろきっぷ・よこすか満喫きっぷ・葉山女子旅きっぷ)に付いてくる施設利用券・おみやげ券と引き換えにオリジナルぬいぐるみをプレゼントするキャンペーンも行われる。
4月7日には京急百貨店上大岡店1階特設会場で「リラックマ15周年×京急120周年」仕様の記念乗車券も発売されるほか、上大岡駅や油壺マリンパークなどでリラックマが1日駅長となるなど、今後も多彩なイベントが開催される予定で、5月中旬まで京急沿線はリラックマ一色となる。

イベント実施地点(公式サイトより)。

外部リンク:リラックマ15周年×京急120周年記念 一緒にごゆるりお祝いキャンペーン | 【KEIKYU WEB】京急電鉄オフィシャルサイト
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ミーツ国分寺、2018年4月7日開業-再開発ビル「ココブンジ」に、東急ハンズなど出店

国分寺駅北口の再開発ビル「ココブンジ」(cocobunji)が4月に完成を迎え、下層階に三越伊勢丹グループの商業施設「ミーツ国分寺」(mi:ts KOKUBUNJI)が4月7日に開業する。

ココブンジ・ミーツ国分寺。

高さ135メートルのツインタワー、いよいよ完成

ミーツ国分寺は「国分寺駅北口再開発西街区ビル」(愛称:ココブンジ(cocobunji))の核となる施設。
再開発ビルはツインタワーで、高層階は住友不動産の分譲マンション「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」となる。
西街区棟「ココブンジウエスト」は36階建て・高さ135m、東街区棟「ココブンジイースト」は35階建て・高さ125mで、中央線沿線では屈指の規模のタワーマンションだ。
image再開発ビルと「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」の全体像。
(画像は住友不動産公式サイトより)

「ミーツ国分寺」クイーンズ伊勢丹、HMV、ハンズなど出店

ミーツ国分寺はココブンジウエストの1階から4階に出店。 三越伊勢丹グループの「三越伊勢丹プロパティ・デザイン」が運営する。

ミーツ国分寺。

ミーツには全49店舗が出店する予定。商業施設面積は約9,000㎡。
コンセプトは「ヒトが集まり、モノが集まり、情報が集まる、ライフスタイルと集いの場を提案する快適なデイリ―プレイス」で、環境テーマは「自然のぬくもりの中で、ゆったりとくつろげるサロンにいるかのように感じる空間」。
内装の一部に木を使うなど、自然のリズムが感じられるような心地よい空間を演出したという。

オープニングビジュアル。

1階のテーマは「風」。
核テナントとして高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」が出店するほか、ベーカリーカフェ「箱根ベーカリー」、ドラッグストア「コクミンドラッグ」などが出店する。

クイーンズ伊勢丹(ニュースリリースより)。

2階のテーマは「水」。
コスメとアパレルが中心で、伊勢丹運営の百貨店コスメを扱う化粧品店「イセタンミター」をはじめ、アパレル店として「ユナイテッドアローズグリーンレーベル」、「フィルデフェール」などが出店する。
また、カフェは「スターバックスコーヒー」、「ナナズグリーンティー」の2店舗が出店する。

イセタンミラー(ニュースリリースより)。

3階のテーマは「緑」。
家具や雑貨、ホビーが中心のフロアで、HMVが運営する小型書店の新業態「hmv BOOK store」、三省堂書店が運営する文具・雑貨店「神保町いちのいち」、イオングループの靴店「アスビー」、はるやまが運営する紳士服店「トランスコンチネンツ」、ベビー用品を扱うコンビの小型直営店「コンビミニ」などが出店する。

3階イメージ(ニュースリリースより)。

4階のテーマは「光」。
雑貨店「東急ハンズ」を核テナントとし、家具・インテリア「KEYUCA」、すかいらーくグループの和食店「チャワン」、「眼鏡の三城」(パリーミキ)、旅行代理店「JTB」などが出店する。

4階イメージ(ニュースリリースより)。

このほか、ココブンジイーストの1階から3階にも商業・サービステナントが出店する。
こちらには「ウェルシア薬局」、「マクドナルド」、「てんや」、「松屋」などといったチェーン店や、パチンコ店、美容室、クリニックなど生活密着型・地権者の店舗が出店する予定で、一部の店舗は再開発前に同地にあった店舗の再出店となる。

西街区5階には「ココブンジプラザ」-市民ホールなど

ココブンジウエストのミーツ上階となる5階は公共施設「国分寺市立ココブンジプラザ」となる。
ココブンジプラザは4月1日に開業する予定で、市民ホール「リオンホール」のほか、「まちの魅力発信コーナー」「ホワイエ」「セミナールーム」
などを備え、屋上庭園「リオン広場」も設けられる。

ウエスト1階のエントランス部分。

同館では、4月1日に開館記念式典がおこなわれるほか、4月8日まで様々な開館記念イベントを実施。
4月3日には地元にゆかりのある音楽ユニット「RAG FAIR」も登場する予定となっている。

イメージ変わる国分寺駅北口

今回の再開発に先駆けて、国分寺駅の自由通路や駅ビル「セレオ国分寺」も2016年11月にリニューアルしており、以前よりも明るくオシャレな雰囲気へと生まれ変わった。
中央線沿線屈指の歓楽街であった国分寺駅北口だが、再開発事業の進展によりそのイメージは大きく変わることとなる。
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改装された国分寺駅自由通路とセレオのエントランス

ミーツ国分寺

住所:東京都国分寺市本町三丁目1−1
営業時間:10:00~21:00(一部店舗は異なる)

外部リンク:ミーツ国分寺
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新宿M-SQUAREが竣工-核テナントに「GUCCI旗艦店」、4月6日開店

三井不動産が新宿区新宿三丁目に建設していた複合ビル「新宿 M-SQUARE(エム スクエア)」が1月31日に竣工し、核テナントとして世界的ブランド「GUCCI」の日本旗艦店が4月6日に開店する。

新宿 M-SQUARE(ニュースリリースより)。

三井住友銀行新宿ビルを再開発

「新宿 M-SQUARE」は三井住友銀行新宿ビルの再開発によって建設されたもの。
三井住友銀行新宿ビルは三越のファッションビル「新宿アルタ」近くにあった9階建てのオフィスビルで、三井住友銀行のほか、近畿日本ツーリスト、英会話イーオン、コンタクトのアイシティなどが入居していたが再開発のため解体されていた。

解体直前の三井住友銀行新宿ビル。

新宿 M-SQUARE、核テナントに「GUCCI」旗艦店

新宿 M-SQUAREは10階建てで、下層階には核テナントとして高級ブランド店「GUCCI新宿」が4月6日に開店する。
同ブランドとしては1フロアの面積が国内最大級の約600m2となり、バッグ・ウェア・シューズをはじめとする最新のアイテムが揃うフラッグシップストアとなる予定だ。
グッチ新宿は現在「新宿高野ビル」(高野フルーツ)に入居しているが、同店は閉店となる。

高野フルーツのビルに入居する「GUCCI」は閉店となる。

そのほか、2階には都内で複数店舗を展開する「kakimoto arms」のヘアサロン・メンズグルーミング・ヘッドスパ等の複合店舗が7月に開店予定。
また、地下1階および3階から6階には「三井住友銀行新宿支店・新宿東エリア・新宿法人営業第一部・新宿法人営業第二部」が、7階には「SMBC信託銀行プレスティア新宿東口支店」が、8階には「SMBC日興証券新宿東口支店」がそれぞれ入居。地下1階にはATMや外貨両替コーナーが設置される。

外部リンク:新宿駅前に新たなランドマーク「新宿M-SQUARE」竣工 ~「GUCCI」が4月6日(金)、「三井住友銀行」「SMBC日興証券」が5月21日(月)、 「SMBC信託銀行プレスティア」が7月17日(火)オープン予定~ 
関連記事:西新宿に東京最高層マンション、9月竣工-三菱地所、旧「けやき橋商店街」跡に
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小田急グループ、セブンアイと業務提携へ-駅売店は2018年から「セブンイレブン」に順次転換

小田急電鉄グループの流通企業「小田急商事」(神奈川県川崎市)は、流通大手「セブン&アイHD」とスーパーマーケット事業、駅構内売店事業、コンビニ事業に関する業務提携をすることで3月8日に基本合意した。

小田急新宿駅。

小田急駅構内の売店、セブンイレブンに

小田急商事は1963年に創業。小田急電鉄沿線を中心に駅構内売店「Odakyu SHOP」を88店舗、食品スーパー「Odakyu OX」を26店舗、コンビニエンスストア「Odakyu MART」を13店舗運営している。
スーパーとコンビニを融合した「Odakyu OX MART新百合ヶ丘駅店」。

今回の業務提携に伴い、2年以内に駅売店の「Odakyu SHOP」、コンビニの「Odakyu MART」をセブンイレブンに転換する。
さらに、スーパーマーケット「Odakyu OX」でも、セブン&アイHDのプライベートブランド「セブンプレミアム」の販売を検討するなど、両社間での人的交流や物流網の効率化を推し進める予定だ。

広がる「鉄道事業者」と「コンビニ」の提携

近年、各鉄道会社では駅を中心に展開する自社系列の売店やキヨスクをコンビニエンスストアと提携、コンビニに転換させる動きが広がっており、セブンイレブンと首都圏の大手鉄道事業者との提携は京急電鉄(2009年提携)、新京成電鉄(2013年提携)に次ぎ3例目となる。

セブンイレブンはJR西日本、JR四国などとも提携。

小田急グループは、セブンアイとの業務提携により流通事業の強化と駅構内の利便性、快適性の向上を目指すとしている。

外部リンク:小田急電鉄株式会社及び小田急商事株式会社との業務提携に関する基本合意のお知らせ
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関連記事:JR西日本、”駅ナカ特化型セブンイレブン”を12月7日から展開

イケア熊本、2018年7月31日閉店-わずか3年で

イケアの日本法人「イケア・ジャパン」(船橋市)は、イケアの九州2号店「IKEA Touchpoint熊本」を2018年7月31日に閉店させる。

IKEA Touchpoint熊本(公式サイトより)。

ヒガバイのイケア、僅か3年で閉店に

IKEA Touchpoint熊本は2015年10月に開店。
IKEA福岡新宮の分店としての出店で、国道57号線(東バイパス)沿いにあるブックオフ熊本御領店跡などへの居抜き店舗であった。
売場面積は1,460㎡と同社のなかでは小型で、日本国内における小型店の実験店的存在でもあった。閉店後の跡地の活用方法や、再出店の可能性などについては2018年3月現在は未定となっている。

外部リンク:IKEA Touchpoint熊本、7月31日に閉店のお知らせ
関連記事:グループ統合決めた「マルショク・サンリブグループ」-その将来像は
関連記事:【熊本地震】主な営業休止商業施設の状況
関連記事:JR九州、熊本駅ビルの概要発表-12階建て、2021年開業めざす

エムアイプラザ清水、2018年3月18日閉店-清水PA内、MIプラザは高速道路SAPAから完全撤退

新東名高速道路・清水パーキングエリア「NEOPASA清水」に出店する百貨店ギフトショップ「エムアイプラザ清水」が2018年3月18日に閉店する。

エムアイプラザ清水。

高速PA内、土産品に加えてアパレルなども販売したが…

清水PA「NEOPASA清水」は上下線集約型のPAで、サンエー・インターナショナルの衣料・雑貨店「Free’s Mart」やデザインTシャツ専門店「グラニフ」、バイク用品を手掛けるクシタニの新業態「KUSHITANI PERFORMANCE STORE/KUSHITANI CAFE」など、集客性の高いブランドも数多く出店。PAでありながら「旅の目的地の1つ」としても人気を集めている。

富士山を見渡すこともできるEXPASA清水。

エムアイプラザ清水は高速道路サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)内におけるエムアイプラザの2号店として2015年4月18日に開店。売場面積は約120㎡。
三越伊勢丹HD傘下の百貨店「静岡伊勢丹」が運営しており、衣料品、化粧品、アクセサリー、雑貨に加え、地元静岡の名産品や子供向けのキャラクターグッズを充実させるなど、高速道路内という立地に適応した売場づくりを行っていた。

エムアイプラザ清水の店頭に掲出された閉店告知。

しかし、土産品など価格帯の低い商品の売れ行きは比較的好調だったとみられるものの、高速道路上では百貨店ギフトショップならではの高額なアパレル商品を手に取る客はまばらであったと思われる。

エムアイプラザ、SA・PA内から完全撤退-僅か4年で

三越伊勢丹HDは海老名SAに期間限定の実験店舗「伊勢丹 海老名サービスエリア(上り線)」を2013年5月から2014年9月まで出店。
その後、高速道路SA・PA内の本格出店1号店「エムアイプラザ富士川」(静岡伊勢丹運営)を2014年12月20日に出店していたが、こちらも清水店の閉店に先駆けて2018年2月15日に閉店している。
エムアイプラザ清水の閉店により、エムアイプラザは高速道路SA・PA内から全面撤退することとなる。今後の静岡伊勢丹の小型店は、コリドーフジとエムアイプラザ藤枝のみとなる。

エムアイプラザ伊勢丹藤枝店。

なお、三越伊勢丹HDは経営改革の一環としてエムアイプラザの急速な店舗網拡大計画(既存店含み2018年度までに140店舗体制目標・リンク参照)を推し進めていたが、大西洋社長(当時)の退任に伴い、2018年現在は新規出店を凍結しているとみられる。

外部リンク:伊勢丹 静岡伊勢丹 | 伊勢丹 店舗情報 – 伊勢丹オンラインストア
外部リンク:NEOPASA清水上り | サービスエリア・お買物 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本
外部リンク:NEOPASA清水下り | サービスエリア・お買物 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本
関連記事:関門橋めかりPA・壇之浦PAの建物、2016年11月30日閉鎖-菊竹清訓氏の名建築、老朽化による建替えで
関連記事:オーレ藤枝B街区、2016年3月1日グランドオープン-静岡伊勢丹も出店

イオン藤井寺ショッピングセンター、2019年春開業-イオンモールの跡地に

大阪府藤井寺市のイオンモール藤井寺跡地に「(仮称)イオン藤井寺ショッピングセンター」が2019年春に開業する。

「イオンモール藤井寺」閉店から4年、ようやく再開発

(仮称)イオン藤井寺ショッピングセンターは2014年に閉店した「イオンモール藤井寺」の跡地に建設されるもの。
イオンモール藤井寺。

前身となるイオンモール藤井寺は1973年12月に「ダイヤモンドシティ藤井寺ショッピングセンター」として開業。2007年に運営会社の経営統合に伴い「イオンモール藤井寺」に改称したのち、老朽化により2014年2月28日に閉店していた。

「食」を重視した近隣商圏向けのショッピングセンターに

イオン藤井寺ショッピングセンターのコンセプトは「藤井寺Neighbour Food Center」。食の一大集積ゾーンを備えた商業施設づくりを目指すという。なお、再開発エリアにはモールの近隣建物も含まれる。
イオンモール時代の総賃貸面積は約20,000㎡(売場面積は16,343㎡)だったが、新施設は約15,300㎡と、ひとまわり小さな規模となる予定だ。

(仮称)イオン藤井寺ショッピングセンター

住所:藤井寺市藤井寺駅北土地区画整理事業地内
営業時間:未定

外部リンク:「(仮称)イオン藤井寺ショッピングセンター」の新設について
関連記事:イオンモール堺北花田、3月20日リニューアル完了-阪急跡に「世界最大級の無印良品」
関連記事:イオンモール寝屋川、8月31日閉館-旧・寝屋川グリーンシティ

109 MACHIDA、2018年3月31日閉館-「レミィ町田」に業態転換

東京都町田市の町田駅前にあるファッションビル「109 MAHIDA」を運営する東急モールズデベロップメントは、同店を4月1日から「レミィ町田」に業態転換させる。

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「109」としては15年の歴史に幕

109 MAHIDAは2002年8月に開業。建物は地権者などでつくる「原町田六丁目地区市街地再開発組合」が所有する。売場面積は6,400㎡。
「レミィ(remy)」は、英語の「refresh:リフレッシュ」「reset:リセット」「relax:リラックス」などの「再び」、「繰り返し」を意味する「re」と、「my:私の」を掛け合わせた造語で、今後も東急モールズデベロップメントが運営する。
東急グループは具体的な改装計画などについて発表しておらず1日も休まずに営業を続けるものの、「町田エリアを訪れる幅広い層のお客のニーズにより一層応え、「自分磨き」や「リフレッシュ」「リラックス」できる場としても、多様なライフスタイルを提案していく」としており、今後は「東急スクエア」に転換した静岡や金沢同様に、109よりも幅広い客層を狙ったテナント構成に変わっていくものと考えられる。
近年、109 MACHIDAでは空き店舗が目立ちつつあったため、店舗全体の活性化が期待される。

五反田に続く「レミィ」2店舗目

「レミィ」屋号の店舗は「レミィ五反田」に次いで2店舗目。
レミィ五反田は白木屋デパート→東急ストア(1980年に建替え)から転換した店舗で、ファッションテナントが中心であるが、東急ストアを核店舗とした食品売場が存在しているほか、書店、雑貨店など多彩な店舗構成となっている。

「109」の単独店舗、渋谷のみに

かつては宇都宮、富山、静岡、金沢など全国各地に展開していた109であるが、その多くが閉店、もしくは業態転換している。

東急スクエアに業態転換した109 SHIZUOKA。

2018年現在、109は渋谷のほかに町田、大阪阿倍野、福岡天神(メンズ)、鹿児島、香港などで展開されているが、渋谷と町田以外の店舗は他店舗にテナントとして出店しているものであり、町田店の閉店により単独店舗は渋谷のみとなる。

外部リンク:商業施設「109MACHIDA」屋号を「レミィ町田」へ変更
関連記事:町田モディ、2016年4月29日全館リニューアル-目玉は「ロフト」
関連記事:東急、「グランベリーモール南町田」跡地の再開発概要を発表ー「第2のニコタマ」目指す

所沢ステーションビル、2018年2月25日閉館-3月2日開業の新駅ビル「グランエミオ」拡張で解体へ

埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅ビル「所沢ステーションビル」が2月25日をもって閉館した。
建物は新駅ビル「グランエミオ所沢」(第2期)への建て替えのため解体される予定。
所沢ステーションビル。(写真右)

新駅ビル「グランエミオ」第2期工事のため解体へ

所沢ステーションビルは1989年11月開館。建物は5階建てで、運営は西武鉄道。
館内には「スターバックスコーヒー」、「ミスタードーナツ」、「芳林堂書店」、西武グループのレストラン「和食 ななかまど」と「中華料理 獅子」が出店し、所沢市役所の市民課サービスコーナーも入居していた。
所沢駅では大規模な再開発計画が進んでおり、3月2日には駅東口で新駅ビル「グランエミオ所沢」が第1期開業を迎えた。
所沢ステーションビルは駅南側〜駅西口を開発するグランエミオ第2期(2020年夏開業予定)工事の対象エリアで、近く解体される。
所沢駅の再開発計画。ステーションビルは第2期工事で解体へ。(西武鉄道公式サイトより)

グランエミオの第2期部分は2020年夏に開業する予定。
全館グランドオープン時の延床面積は約11万6000㎡、店舗面積は約1万8500㎡で、目標年商140億円を計画しているという。
グランエミオについてはこちらの記事を参照

一部テナントは「グランエミオ」に移転

所沢ステーションビルに入居していた「スターバックスコーヒー」、「ミスタードーナツ」、「所沢市役所所沢駅サービスコーナー」は、3月2日開業の新駅ビル「グランエミオ所沢」(第1期)に移転した。
一部テナントはグランエミオ所沢に移転。

また、埼玉西武ライオンズのファンショップ「ライオンズストア」など、所沢駅構内に出店していたテナントもグランエミオに移転している。

外部リンク:所沢駅東口駅ビル計画 「グランエミオ所沢」第I期 本日3月2日(金)開業(西武鉄道公式サイト)
関連記事:グランエミオ所沢、2018年3月第Ⅰ期開業-新東口駅ビル、西武沿線の名店など約80店が先行出店
関連記事:KADOKAWA、東所沢に”ポップカルチャーの一大拠点”建設-2020年4月完成目指す
関連記事:西武百貨店所沢店、11月23日リニューアル-食品売場拡大、「ビール工房」新設

スターバックスコーヒー川越鐘つき通り店、2018年3月19日開店-小江戸・川越に「和風スタバ」、「時の鐘」近くに

埼玉県川越市の鐘つき通りにスターバックスコーヒージャパンの新たなコンセプトストア「スターバックスコーヒー川越鐘つき通り店」が2018年3月19日に開店する。

スターバックスコーヒー川越鐘つき通り店。

観光名所「時の鐘」近くに出店

鐘つき通りは蔵造りの街並みが広がる小江戸川越の大通り「川越一番街」から東に伸びる商店街。沿道には川越のシンボル「時の鐘」がそびえ立つ。
スタバは鐘つき通りの人気大学いも店「いわた」隣に出店。観光客も多く通る立地だ。

隣の「いわた」も復元建物(写真左)。

店舗面積は219㎡で、席数は店内56席、テラス21席の計77席。
川越市では3店舗目のスターバックスコーヒーとなる。

川越らしさ溢れる「和風スタバ」に

近年、スターバックスコーヒーは観光地などに外観が特徴的な「コンセプトストア」を出店させているが、川越鐘つき通り店もその1つとなる。
建物は新築ながら、外装は蔵造りの街並みを意識した和風の佇まいで、店内中央には中庭、店舗奥には緑豊かな庭やテラス席を設置する。
バーは川越の蔵で使用される漆喰をイメージした素材とし、ベンチシートには郷土の伝統織物「川越唐桟」を用いるなど、「川越らしさ」が全面に感じられる店舗となる予定だ。

スターバックスコーヒー川越鐘つき通り店

住所:埼玉県川越市幸町15-18
営業時間:8:00-20:00

ニュースリリース:『スターバックス コーヒー 川越鐘つき通り店』 2018年3月19日(月)オープン(スターバックスコーヒー公式サイト)
関連記事:スターバックスコーヒー、「道の駅」に初出店へ-茨城県筑西市に2019年開業予定
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