カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

VR ZONE OSAKA、2018年秋開業-バンダイナムコ旗艦店、HEP FIVEのSEGA梅田ジョイポリス跡に

大阪・梅田の阪急系ファッションビル「HEP FIVE」8階・9階に、バンダイナムコアミューズメント(namco)の大型体感型アミューズメント施設「VR ZONE OSAKA」が2018年秋に開業する。
VR ZONE OSAKAのキービジュアル

バンナム体感型アミューズメントの旗艦店、梅田に進出

バンダイナムコアミューズメント(namco)はダイバーシティ東京プラザ内に2016年4月から10月までの約半年間、前身となるVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」を期間限定で開設。機動戦士ガンダムを代表する自社コンテンツに加え、高所体験、鉄道運転シミュレーションなど、VRならではのアトラクションを揃え好評を博した。
2018年7月現在、20種類近い最新のVRアクティビティを揃えるフラッグシップ店舗「VR ZONE」を東京・新宿に1施設、3~4種類程度のVRアクティビティを揃えるゲームセンター併設のVR体験コーナー「VR ZONE Portal」を20施設展開している。

フラッグシップ店舗「VR ZONE SINJUKU」。(東京都新宿区)
こちらは再開発のため2019年を目処に閉館予定。

このうち、新宿のフラッグシップ店舗「VR ZONE」では、バンダイナムコの自社コンテンツのみならず、「新世紀エヴァンゲリオン」など、日本を代表するアニメ・ゲームのコンテンツを活かした様々なVRアクティビティが揃えられている。
また、「ドラゴンクエスト」「攻殻機動隊」がテーマのVRアクティビティでは、施設規模を活かした20m×12mの「専用アリーナ」が設置され、広い空間を実際に歩き回りながらのVR体験が楽しめる。VR ZONE Portalにはない、物販や各種イベントも定期的に行われる。

VR ZONE Portal併設namco店舗の一例。(神戸市兵庫区)


VR ZONE Portal UMEDA(OSビル・namco梅田店内)は、
新店舗出店に伴い6月20日をもって営業終了していた。

目玉は“国内初”となる「ゴジラ」のVRアクティビティ

VR ZONE OSAKAが出店するのは、「HEP FIVE」8階・9階のセガ系屋内型アミューズメント施設「梅田ジョイポリス」店舗跡。
バンダイナムコ(namco)とセガは以前から、大型アミューズメント施設「ナンジャタウン」「ジョイポリス」の遊好姉妹都市締結やオンライン通信サービス、ゲーム用ICカードの相互利用を行うなど、アーケードゲーム市場において提携関係にあり、今回のVR ZONE進出につながったことも考えられる。

HEP FIVE。

VR ZONE OSAKAでは、シン・ゴジラの世界観を活かした国内初稼働の「ゴジラVR」など14のVRアクティビティが設置される予定。7月19日からは店舗公式Twitterが開設されており、HEP FIVEの観覧車搭乗券が当たるキャンペーンも実施されている。
ゴジラVRのイメージ。
TM&©TOHO CO., LTD. ©BANDAI NAMCO Amusement Inc.

(イメージ画像はバンダイナムコアミューズメントより)
外部リンク:VR ZONE OSAKA
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広電ストア・マダムジョイ、10月からマックスバリュに-イオングループに経営譲渡

広島電鉄の子会社「広電ストア」(マダムジョイ)は、10月1日付で全店舗をマックスバリュ西日本に経営譲渡することを7月23日に発表した。

広電ストア・マダムジョイ千田店。
(電車はイオン・ジ・アウトレットに移設)

マダムジョイ、イオンの「マックスバリュ」に

広電ストアは1964年に広電会館の核店舗として1号店「広電ストア己斐店」を出店。その後、広島都市圏や島根県に店舗網を拡大した。1号店の己斐店は「ズッコケ三人組」の舞台としても親しまれた。

1号店である己斐店。

2018年3月には己斐店が老朽化のため閉店し、7月現在は広島市内に食品スーパー「マダムジョイ」5店舗を展開するほか、広島市周辺で広電バスを改造した移動スーパー「ヒロデンジャー」の運営もおこなっている。
また、私鉄系スーパーの商品開発グループである「八社会」に加盟、同グループのプライベートブランドも導入している。

イメージキャラクター「地産地製戦隊 ヒロデンジャー」。

広電ストアは10月1日付でマックスバリュ西日本に経営譲渡される。移動販売車ふくむ全店舗が順次「マックスバリュ」に改装されるとみられる。
マックスバリュ西日本は2011年10月に創業地の姫路市から広島市の旧「広島サティ」に本社を移転させており、広島都市圏での店舗展開を拡大させている。

追記:9月26日に全店閉店、10月末までに再開店へ

マダムジョイは9月26日に全店を閉店。
マックスバリュ西日本は店舗を改装したうえで、10月末までにマックスバリュの店舗として再開店させる予定としている。

ニュースリリース:株式会社広電ストアの事業譲渡に関する基本協定書締結のお知らせ
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橘百貨店で「宮崎市公式インスタグラム写真展」、2018年8月15日まで開催-「食品売場」跡地で

宮崎県宮崎市橘通の百貨店「ボンベルタ橘」(橘百貨店)の地階・食品売場跡地で、宮崎市による「#miyazaki_colors 宮崎市公式インスタグラム写真展」が7月7日から8月15日まで開催されている。

橘百貨店。

地階の大部分が閉鎖状態だった

ボンベルタ橘は、地場百貨店「橘百貨店」として1952年に開業。経営悪化に伴いニチイグループと提携、その後、1976年に提携相手をジャスコ(現・イオン)に変更し「橘ジャスコ」となった。1988年には建て替えを機に現在の屋号に変更。2008年にイオングループを離脱し、地元資本の「橘百貨店」の運営となった。
地階の食品売場は、2015年7月より地場スーパー「ハーティながやま」(都城市)の運営となっていたが、2018年2月20日を以て僅か2年半で閉店していた。現在は、一部の和洋銘店などを除いて閉鎖状態となっている。

地階・食品売場。

なお、ながやまは2018年秋に宮崎市北部に「ハーティながやま住吉店」を出店するため、事実上の移転となる。

地元に愛されるデパ地下跡で「インスタ」催事を開催

宮崎市は、2017年4月に人気写真SNS「Instagram」のアカウントを開設。ハッシュタグ「#miyazaki_colors」をつけ投稿された写真を1日1枚紹介している。
今回の写真展は、アカウント開設1年以上経過とハッシュタグ付き写真の投稿が40,000件を突破したことを記念し開催されたもの。
8月上旬には、缶バッジの配布や「インスタ映え」スポットの設置などのイベントも計画されている。

宮崎市公式サイトより。

今回のイベントの目的は「多くの方に市の公式インスタグラムを知ってもらい、市の美しい景観やインスタ映えするスポットを紹介することで宮崎に観光に来たいと思ってもらうこと」。
食品売場の後継店舗は決まっておらず、当面の営業再開は見込めないものの、写真展の開催により”ひと夏限定”の賑わいを見せている。

外部リンク:#miyazaki_colors  宮崎市公式インスタグラム写真展 | ボンベルタ橘
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SHIBUYA109、2019年春から「新ロゴ」に-7月22日にお披露目

SHIBUYA109」で来春から使用される新たなロゴサインが、7月22日にお披露目された。

「SHIBUYA109」現在のロゴ。

109、初のロゴ変更

「SHIBUYA109」は東急グループのファッションビル「ファッションコミュニティー109」として1979年4月に開業。売場面積は7,877㎡。
同店では開店40周年となる2019年春より新たなロゴを導入すべく公募を実施しており、公式サイトでは「109ロゴメーカー」も公開されていた。ロゴの変更は開店以来初となる。
お披露目には渋谷区長、藤田ニコルらが特別審査委員として出席。採用されたのは、インハウスデザイナー兼イラストレーターのハナガキダイジュ氏と会社員の池田敦美氏が製作したロゴで、丸みのある文字と、ピンクと青のグラデーションが特徴となっている。

「SHIBUYA109」新ロゴタイプ(公式サイトより)。

新ロゴは2019年春より使用が開始され、建物にも設置される予定。あべのなどの支店においても順次採用されるものと思われる。

外部リンク:SHIBUYA109の新しいロゴが決定!
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埼玉県、イトーヨーカドー春日部店に「アニメだ!埼玉 発信スタジオ」2018年7月21日開設-「あの花」など参加のスタンプラリーも

東武鉄道・春日部駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー春日部店」3階に「アニメだ!埼玉 発信スタジオ ~オラが埼玉を紹介するゾ~」が2018年7月21日にオープンしたゾ。

イトーヨーカドー春日部店。

野原家御用達のデパート「サトーココノカドー」

イトーヨーカドー春日部店は、春日部市を舞台とする人気アニメ「クレヨンしんちゃん」内で登場するデパート「サトーココノカドー」のモデルとなった店舗と言われており、作中では食品売場でしんのすけが母みさえにチョコビをねだるシーンなどが象徴的に描かれている。
この説明は前回の記事のコピペだけど気にしてはいけないゾ。

作中に登場するサトーココノカドー。
(春日部市公式サイトより)

これまで3度「サトーココノカドー化」していた春日部店

イトーヨーカドー春日部店では、クレヨンしんちゃんと春日部市によるコラボ企画「オラのマチ・春日部にくれば〜」の一環として、2017年4月9日から4月16日までの期間限定で「サトーココノカドー」として営業。店舗塔屋のサトーココノカドー化や、クレヨンしんちゃんの世界観を再現した販促やセール「みさえ・ザ・バーゲン」を実施し、利用者から大きな反響を呼んだ。
さらに、2017年12月15日から2018年1月8日には春日部店2階で「25周年記念 クレヨンしんちゃん展 in 春日部」を開催、タマタマまたまた「サトーココノカドー」として営業。店舗塔屋のみならず、レシートもサトーココノカドー仕様に変更し、サトーココノカドー版チョコビ、特製クッキー、電子マネー「nanaco」(受注生産)などコラボ商品が大幅に拡大された。

サトーココノカドー春日部店。

2018年4月11日から5月8日までは「サトーココノカドー1周年」と新作映画「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」上映を記念して、3度目3ヶ月ぶりとなる「サトーココノカドー」が復活。店舗塔屋を「野原しんのすけが全面に押し出された新デザイン」に改装し、地元・埼玉のホテルなどと共同開発したオリジナル商品の販売も行われた。

大量に山積みされたサトーココノカドー仕様のチョコビ。

一方で、人気だった「サトーココノカドー版チョコビ」など一部商品は、3度目のコラボをもって終売が告知されており、今後の新たなコラボに注目が集まっていた。

埼玉舞台の「アニメ・マンガ情報発信施設」が誕生

アニメだ!埼玉 発信スタジオ ~オラが埼玉を紹介するゾ~」は、埼玉県が主導し、イトーヨーカドーと春日部市、東武鉄道の協力により開設されたもの。
埼玉観光サポーターともなっている「野原しんのすけ」(しんちゃん)が、埼玉県にゆかりのあるアニメ・マンガや観光情報を発信。サトーココノカドーの法被を来た「野原しんのすけ」のフィギュアや「野原一家」と一緒に記念撮影できるフォトスポット、ワークショップコーナーも設置されるなど、ファンや海外からの旅行者が、埼玉県ゆかりのアニメ・マンガに触れ合える場所を目指す。

「オラが埼玉を紹介するゾ」。

イトーヨーカドー春日部店と埼玉県は、今後も「埼玉県=アニメの舞台」のイメージ確立に向けた企画を通してより一層地域の活性化に貢献していくとしている。

スタンプラリー開催-あの花、ヤマノススメなども参加

埼玉県はこの「アニメだ!埼玉 発信スタジオ ~オラが埼玉を紹介するゾ~」開設に合わせて県内鉄道事業者6社と連携した「鉄道でめぐる!埼玉×アニメ横断ラリー2018」を7月22日から12月21日まで開催している。クイズに全問正解した参加者を対象に、対象作品のオリジナルグッズがプレゼントされる。
参加アニメは「月がきれい」「らき☆すた」 「ヤマノススメ」「キャプテン翼」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 「心が叫びたがってるんだ。」 「クレヨンしんちゃん」 。
夏休みに“聖地巡礼”してみてはどうだろうか。

県内各地でスタンプラリーが開催される(西武飯能駅前)。

外部リンク:イトーヨーカドー春日部店
外部リンク:25周年記念 クレヨンしんちゃん展特設サイト
関連記事:イトーヨーカドー春日部店、4月11日から3度目の「サトーココノカドー」に
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関連記事:イトーヨーカドー春日部店、12月15日から再び「サトーココノカドー」に-クレヨンしんちゃん展開催で
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三井不動産、博多区の青果市場跡に大型商業施設出店へ-九州初「ららぽーと」級、キッザニアも

福岡県福岡市は、事業者を公募していた博多区那珂の「福岡市中央卸売市場青果市場」跡地について、三井不動産を中心とする企業グループを開発事業者に選定したことを7月19日に発表した。
今後、2021年度の完成を目指して大型ショッピングセンターが建設される。

青果市場跡地。

JR竹下駅近く-三井不、イオン、イズミ、JR九州が応募

旧・青果市場の面積は約87,000㎡。JR竹下駅から徒歩10分(約800m)ほど南側に立地していたが、老朽化により2016年に人工島の「アイランドシティ」(東区)に移転。福岡市が民間への売却をめざして再開発事業者の公募を行っていた。

立地図。

公募に応募した各グループの代表企業は、三井不動産のほかイオンモール、イズミ(ゆめタウン)、JR九州であった。
三井不動産は土地買取価格として190億円を提示しているという。

「ららぽーと」級SCを核に「キッザニア」など出店

三井不動産は本館(延床面積139,010㎡)に進出する「ららぽーと」タイプのショッピングセンター(正式名称未定)を核とし、併設する別館(12,560㎡)には子供向け職業体験テーマパーク「キッザニア」が出店する予定。駐車場台数は約3,000台。
施設の正式名称、核となる商業テナント名などは発表されていないが、「ららぽーと」を冠する可能性が高いと思われる。
事業コンセプトは「出会いの広場」で、屋上や周辺にはアグリパーク、ファミリーパーク、エクササイズパーク、スポーツパークなど10の広場を開設。イベント広場や体験農場として活用する計画だ。広場面積は合計約38,000㎡にも及ぶという。

完成予想図(イメージパース)。

また、徒歩圏にある竹下商店街との連携や、周辺駅、福岡空港との連絡バスの運行もおこなわれる予定だ。
近く、2021年度末の開業を目指して工事が開始される。

「三井」「三菱」の旗艦商業施設、福岡で激突

現在、ヤフオクドーム前のホークスタウン跡では2018年度中の完成をめざして三菱地所が九州初のショッピングセンター「マークイズ福岡ももち」(MARK IS)の建設を進めている。
両社の店舗は距離があるといえども、福岡市内で大手不動産会社2社の”旗艦商業施設”が激突することになる。

マークイズ福岡ももち(ニュースリリースより)。

「ららぽーと」、「キッザニア」の進出が確定すれば、両者ともに関西以西で初となる。「地域初」の挑戦だけに、どういったテナントが出店するのかが注目される。
(画像は福岡市ウェブサイトより)

外部リンク:青果市場跡地活用事業 事業予定者を決定しました! (福岡市)
関連記事:三菱地所、ホークスタウン跡に「MARK IS」出店へ-ZEPP福岡も復活
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京急、北斗の拳とコラボ企画を2018年9月まで実施-京急線3駅の駅名看板が“あべし!!”

京浜急行電鉄は、人気漫画「北斗の拳」とのコラボ企画「北斗京急周年のキャンペーン」を2018年7月30日〜9月17日の期間限定で実施する。期間中は京急蒲田、上大岡、県立大学の3駅があべし!!なことになる。

北斗京急周年のキャンペーンのポスター。

駅名変更や「北斗の券」など販売-京急百貨店コラボも

「北斗京急周年のキャンペーン」は2月に創立120周年を迎えた京急電鉄と、1983年の「週刊少年ジャンプ」連載開始から35周年を迎えた「北斗の拳」とのコラボ企画。
キャンペーンのメインイベントとして京急線3駅の駅名看板が特別装飾され、期間中は京急蒲田駅が「京急かぁまたたたたーっ駅」、上大岡駅が「上ラオウ岡駅」、県立大学駅が「北斗の拳立大学駅」に変身する。

駅名看板のデザイン。

期間中は新1000形8両編成が「北斗の拳」仕様にラッピングされるほか、京急線全線でのスタンプラリーの実施と1日スタンプラリーきっぷ(大人2,000円)の販売、記念乗車券「北斗の券」の販売(9月1日〜9月17日)、上大岡の「京急百貨店」デパ地下・レストランでの記念メニューの販売、装飾される3駅の駅名看板キーホルダーの販売が行われる。

北斗の拳仕様にラッピングされる新1000形。

駅の装飾に力入れる京急-上大岡は前回から豹変

京急電鉄はこれまでも頻繁に駅の特別装飾を実施しており、2017年秋実施の「みさきまぐろきっぷ」のリニューアル企画では、三崎口駅を「三崎マグロ駅」に変更。これまで2度行われたサンエックスの人気キャラ「リラックマ」とのコラボ企画では、京急久里浜駅を「京急リラッ久里浜駅」に、大鳥居駅を「大キイロイ鳥居駅」に変更するなどしてきた。京急リラッ久里浜駅。

なお、今回の北斗の拳コラボで「上ラオウ岡駅」に変身する上大岡駅は、2ヶ月半前まで行われたリラックマコラボ(3月5日〜5月13日)で「上がお大岡駅」となっていたばかり。
愛らしく吠えるリラックマが僅か2ヶ月半で世紀末覇者拳王「ラオウ」になってしまうということで、その豹変ぶりにYouはShock!待ったなしだ。

ニュースリリース:「北斗の拳 35 周年 ×京急 120 周年記念「北斗京急周年のキャンペーン」開催
関連記事:京急グループ、「リラックマ」と再コラボー創業120周年で、5月13日まで
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カインズ仙台泉店、2018年7月20日開店-「西友仙台泉店」跡地、周辺の再活用進む

2016年9月に閉店した総合スーパー「西友仙台泉店」(仙台市泉区高玉町)跡に、ホームセンター「カインズ仙台泉店」が2018年7月20日に開店する。
西友跡に出店するカインズ。

西友跡地にホームセンター、産直売場も展開

カインズ仙台泉店は2016年9月の閉店後に解体された西友仙台泉店(旧・ダイエー)跡地に出店。建物は平屋で、売場面積は8,198㎡。
店内では通常のホームセンターの売場に加え、手づくりマフィンが人気の直営カフェ「CAFE BRICCO」や、新鮮な地元野菜や加工食品を扱う産直売場「カインズマルシェ」(8月下旬オープン予定)、地域最大級のドッグランなどを展開。
西友閉店後は食品取扱い店の少なさから買い物環境が悪化していた地域だけに、産直売場のあるカインズは地域住民にとって大きな存在となりそうだ。
かつての西友仙台泉店。閉店後は地域の買い物環境が悪化。

10万㎡の大規模用地、無事に再活用決まる

西友を核としていた仙台泉ショッピングセンター(西友と同時解体)の敷地(6.5万㎡)には、専門店街跡に三井不動産運営の体験型施設「ファンテ」が今春開業。ファンテはバーベキューなどが楽しめるグランピング施設、フットサルコート、以前から営業するスケートリンク場「アイスリンク仙台」の3施設を複合した施設であり、今回西友跡に出店したカインズでもグランピング施設で使えるバーベキュー用品などを豊富に取り揃えている。

アイスリンク仙台。

一方、敷地の東隣にあった大型中古車店「カーチス仙台販売センター」跡地(3,5万㎡)には、現在泉中央駅西口に立地する「仙台徳洲会病院」が新築移転する予定で、ショッピングセンター跡と合わせた約10万㎡の空き地はスポーツ施設、ホームセンター、病院としてそれぞれ再活用されることとなった。
高玉町の大規模用地では再活用が進められている。

カインズ仙台泉店

住所:宮城県仙台市泉区高玉町9-144
営業時間:9:00-20:00

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エグザス梅田X-STUDIO、2019年7月16日開店-コナミスポーツクラブ新業態、会員以外も利用可能な店舗併設

大阪府大阪市北区梅田の大阪駅前にあるヒルトンプラザイースト8階にコナミスポーツクラブ新業態「エグザス 梅田 X-STUDIO」が7月16日に開店した。

エグザス 梅田 X-STUDIOが出店したヒルトンプラザイースト。

ニチイのスポーツクラブブランド、2017年復活していた

コナミスポーツクラブは1973年、ニチイグループ(のちのマイカルグループ)の百貨店友の会運営会社として設立。
親会社の拡大路線に歩調を合わせ、大型複合スポーツ施設「フライツァイト」、スポーツクラブ「エグザス」、スイミングスクール「ピープル」を展開していたが、マイカルグループの経営悪化に伴い2001年にコナミ傘下となり、2009年までに「コナミスポーツクラブ」に屋号を統一。会員区分やIT健康管理システムの一部において「エグザス」ブランドを残していたが、数年で姿を消していた。
その後エグザスは、スタジオ・マシンジム特化型の小型店ブランドとして2017年7月に復活。コンセプトに「その時代に求められるフィットネスクラブ」を掲げ、地域性を重視した店舗づくりや短時間集中プログラムの充実が図られ、ふたたび店舗数を伸ばしつつある。

エグザス 梅田 X-STUDIO。かつてのロゴはそのまま。

新業態では会員以外でも利用可能な「ショップ」も併設

エグザス 梅田 X-STUDIO」は、2017年6月30日をもって閉店していたコナミスポーツクラブ梅田跡(エグザスとして1986年開業)の一部に出店。
コンセプトに「~SATISFACTORY~フィットネスを通してあなたの充実、創ります」を掲げ、その日の気分や目的に合わせた「参加プログラム」の選択や「プログラム予約制」、そして、一番の特徴である会員以外でも利用可能な「ショップ&カフェ」「ラウンジ」の導入が行われた。

エグザス 梅田 X-STUDIO。

「ショップ&カフェ」では、カナダ・バンクーバー発のフィットネスブランド「lululemon」や米国のオーガニックチェーンでは定番商品とされる「BULKFOOD」を始めとする22種類の即食フード、オーガニックドリンク、ミネラルウォーターを販売するなど、会員外でも健康に関心がある層が気軽に立ち寄れる店舗づくりを行う。
コナミスポーツクラブは2020年東京五輪の開催に合わせて、エグザスブランドでの新規出店とコナミスポーツクラブ既存店の業態転換を進めており、今後も「エグザス」ブランドの展開拡大が予想される。

外部リンク:エグザス|その街に、こころとカラダの快適空間
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ベルスト鈴蘭台、9月25日開業-北区役所の下層階にダイエー「イオンフードスタイル」出店

神戸市北区の神戸電鉄鈴蘭台駅前に、再開発ビル「ベルスト鈴蘭台」(BELLST鈴蘭台が9月25日に開業する。

ベルスト鈴蘭台と神鉄の鈴蘭台駅。

鈴蘭台駅直結-北区役所を核にダイエーなど出店

鈴蘭台駅前再開発ビル「ベルスト鈴蘭台」は地上7階建、延床面積は約22,870 ㎡。大和リースが特定建設者として、開発から管理・運営までを行う。名前は公募によるもので、由来は「ベル」+「ステーション」+「スタート」。
低層階(1~3階)の商業・サービスゾーンにはダイエーが運営する食品スーパー「イオンフードスタイルベルスト鈴蘭台店」(小型店、ダイエー屋号ではない予定、3階への出店)を核に、専門店街に「神戸水野屋」、「有馬屋ふとん店」、「千鳥屋」、「ドラッグストアアベ」、「カットコムズ」、「街の写真屋さん」、「こづち眼科」など地元商店を中心とした多くの専門店や医療機関、飲食店、そして「三井住友銀行」、「みなと銀行」、「日新信用金庫」の金融機関3店舗が出店。7月現在、テナント募集中の区画もあるという。

ベルスト鈴蘭台のロゴ。

ビル1階にはバスターミナル、タクシー乗り場が設置され、3階は「神戸電鉄鈴蘭台駅」に直結される。
高層階(4~7階)には、核施設として神戸市の「北区役所」が移転する。

1階には神鉄、阪急などが利用するバスプールが設置される。

このほか、隣接して立体駐車場、駐輪場が設けられる。駐車場棟のうち、1階の一部は商業床となる。

駅前商店街、ベルスト内に移転

鈴蘭台駅の周辺は、神戸市の中心部・三宮から20~30分圏内にあるもの、狭い道路に古くからの商店が立ち並ぶエリアであった。また、既存の神戸市北区役所も1973年築と、建物の老朽化に加えてバリアフリー対策が課題として挙げられており、対応に迫られていた。

ベルスト前には古い街並みが残る。
このエリアは近く再開発のため解体される予定だ。

鈴蘭台駅前では2011年9月に都市計画が決定、2013年3月に「鈴蘭台駅前地区第二種市街地再開発事業」が施行されて以降、橋上駅舎化や駅前交通広場(ロータリー)整備が進められており、前述した課題の解決が期待されている。これらは2020年3月末に完成する予定。
今回ベルスト鈴蘭台に入居した地元商店の多くは、今回の再開発エリアにかかることによる店舗移転となっている。
また、現在の北区役所は駅から徒歩10分弱の距離にあるため、利便性が大きく向上する。

現地に掲示された再開発計画図。

老朽化進む「ダイエー鈴蘭台店」、今後どうなる?

現在、鈴蘭台駅西側では1973年11月より総合スーパー「ダイエー鈴蘭台店」(地上5階建、売場面積4,858㎡)が営業している。

ダイエー鈴蘭台店。

ダイエーは婦人服専門店、100円ショップ「ダイソー」などが入居する“駅前の核”となっている。
築45年を経て老朽化が問題となっており、ベルストの開業により近い将来の閉店も予想される一方、新たな店舗は小規模となるため、当面のあいだは両店とも存続するとみられる。
(撮影:@maru_higashiさん

ベルスト鈴蘭台

住所:神戸市北区鈴蘭台北町
営業時間:7:00~22:30(ダイエーの営業時間)
駐車場:88台、ベルスト3階・ダイエーにて1,000円以上お買上げで30分無料、2,000円以上お買上げで60分無料(ダイエー以外は店舗によって異なる)

外部リンク:神戸市
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