郷野目ストア、2024年5月2日自己破産手続開始-山形最上地場老舗食品スーパー、マルシェゴーノメ全店閉店

山形県新庄市の地場大手食品スーパー「郷野目ストア」が2024年5月1日付で事業を停止し、5月2日に自己破産手続きを開始した。

最上の地場大手、近年は閉店相次いでいた

郷野目ストアは1911年に創業、1975年に法人化。
同社は新庄駅前の「郷野目ストア本店(ゴーノメ本店)」を中心に最上地方で多店舗化を図ったが、2020年8月に「郷野目ストア最上店」、2021年6月に「郷野目ストア中央店」を閉店するなど事業規模を縮小。2022年9月には残存する2店舗を一時閉店し、同年11月にひのき町店を「マルシェゴーノメ新庄店」として、真室川店を「マルシェゴーノメ真室川店」として新装開店するなど立て直しを進めていた。

2000年代まで本部を残していた「ゴーノメ本店」。
本部の新庄店への移転後は空きビルとなった。

東京商工リサーチによると負債総額は約24億円。同社主力行「きらやか銀行」によると16億8000万円相当の債権の取立不能又は取立遅延のおそれがあると発表している。

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