さえき宮内店、2024年5月16日閉店-マルナカ色濃い旧マルダイ、建替から4年ほどで

神奈川県川崎市中原区の国道409号線沿いにある首都圏・山陰地場食品スーパー「さえきセルバホールディングス」系食品スーパー「フーズマーケットさえき宮内店(旧マルダイ宮内店)」が2024年5月16日午後6時をもって閉店する。

香川のノウハウ結集したマルナカ色濃い食品スーパー

フーズマーケットさえき宮内店は、天然資源開発商社「プリンシバル・コーポレーション(現グローバルアジアホールディングス)」傘下の神奈川地場食品スーパー「ハミングバード宮内店」として開店。現店舗の建物は地上2階建で延床面積は約923㎡。
ハミングバード宮内店は親会社の粉飾決算(2015年9月上場廃止)を背景として、2013年3月に中四国流通大手「マルナカ」創業家の中山芳彦氏が代表取締役社長を務める受け皿企業「マルダイ」の運営に移行。同年中に「マルダイ宮内店」に改称したが、店舗の老朽化にともない2018年8月31日をもって一時閉店した。

フーズマーケットさえき宮内店(旧マルダイ/同社公式より)。

その後、マルダイ宮内店は2019年11月に建替新装開店を実施。新店舗はマルナカグループ各店舗の設計実績のある「井上商環境設計」を始めとする香川県内の建築会社数社が開発を担うなど、中山芳彦氏によるマルダイ運営店舗のなかでもマルナカ色が特に濃い店舗となったが、2020年11月にさえきセルバHD傘下となったため、2023年3月に現在の店舗名に再改称していた。

さえき宮内店閉店のお知らせ。(同社公式より)

同店は京浜さえき(旧マルダイ)運営店舗のなかでは規模も大きかったもの、建替リニューアルからわずか4年、店名リニューアルからわずか1年で閉店することとなった。

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